30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

仙台から極上の酒がやってきた

2023-12-27 | 

宮城の酒はどれもうまい、そのなかでも好きな乾坤一と萩の鶴

山歩きのホームページを、来年に向けてちょいと手を加えた。年々山行回数が減ってさびしい。

12月24日に仙台から極上の酒がやってきた。この酒を送ってくれたのは仙台在住の友人。毎年いただくのだが、いつもうまい高級酒ばかり。これを待ち望んでいると正直に告白してしまおう。意地汚い飲んべえであると自覚している。

その酒は冒頭の写真の右の2本。<乾坤一 超辛口純米吟醸>と<萩の鶴 極上純米酒>。いつもこんな、わたくしには手が出ない酒ばかり。ありがたい。眺めてはついにんまりとしてしまう。

12月19日の記事で、正月の酒はすべて秋田の酒にした、と書いた。いつも買っているネットショップで定番の<乾坤一>が在庫なし。仕方なしとほかの酒を買ったというわけだ。

わたくしのお気に入りで、定番となっているのが写真左の<乾坤一 特別純米辛口>。残り少なくなっている。こんかいいただいたのはこれよりランクが上の酒。仙台の知人のおかげで、このほかの宮城の酒を堪能できている。いつも恐縮しっぱなしである。

年末に乾坤一が手に入らない、というわたくしの嘆きが仙台にまで届いたのだろうか。ありがたく仙台に向けて感謝。これでいまパントリーには1800mlの酒が8本。なんとも豊かな気分になるものである。


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2024正月の酒はすべて秋田の蔵元に統一

2023-12-19 | 

<酒の話

毎晩ひとり酒を楽しんでいる。元気で酒を飲めるのはうれしい限りだ。酒なくしてわが人生なしとまではいわないが、あいかわずそんな毎日である。

半年ぶりに酒の話を書く。このままあの世にいくまで酒を楽しみたい。晩酌の習慣は死ぬまでたちきれそうにない。酒をうまく飲むには健康が一番、それを肝に銘じて飲んでいる。だが酒が飲めなく日がやってくる。もう遠いことではない。

酒は、これまで数軒の酒屋をめぐって買うのが常であった。近所にも全国の清酒をあつかう店はあるのだがすっかり扱う銘柄が少なくなった。そのせいもあって、いまはネットショップを利用している。当初はかなり抵抗があった。だが一度に好きな全国の銘柄を買うことができて、すっかりその手軽さと便利さに慣れてしまった。

味の好みは年とともに変わる。酒もそうだ。うまい酒がつぎつぎと出回るようになって、ひとつの酒にこだわっていてはうまい酒を逃してしまう。この年になっても酒の情報には敏感だ。

さて正月の酒をどうするか。このところ定番は宮城の<乾坤一>、秋田の<春霞>と<一白水成>。この3本は今回もと、いつものネットショップを見たら“在庫なし”。そこでほかのショップを探したら、秋田の酒ばかりを扱うショップを見つけた。この店のラインアップを見たら<天の戸 精選純米>があった。

ずっと昔のことになるのだが、この<天の戸 精選純米>の「生酒」をいただいたことがある。これがめっぽう安いときている。それにうまかった。飲んべえには安くてうまい酒はありがたい。しかし秋田県内の酒販店限定の酒でこちらにまで出回らない。

生酒ではないのだが<天の戸 精選純米>を見つけたのでこの店で買うことにした。すべて秋田の酒になる。昨年の11月末に秋田の居酒屋<永楽食堂>を訪れた。秋田に戻った知人と杯を酌み交わした。そんな縁もありこの正月はすべて秋田の酒にするのもいいかなと。

秋田の酒の銘柄はこれまでかなり飲んできた。だがまだまだ飲んでいない銘柄がある。そこでその銘柄を選んで買った。

・福小町  辛口純米酒 1800ml

・秀よし  特別純米酒  神代 1800ml

・大納川  純米 1800ml

・純米酒 天の戸 芳泉 1800ml

・純米酒 精撰  天の戸 1800ml

驚くなかれ、下の3本はいずれも2000円以下だ。

値段のいい純米大吟醸、純米吟醸は確かにうまい。ありがたいことに到来の酒はみんなこの類になる。上等の酒はうまい。これはまちがいない。毎晩飲むのが待ちどおしくなるほどだ。ぜいたくを言えば、口当たりがよすぎること。そのため飲み続けると飽きてくる。根が貧乏性なのか、高価な酒は最初にほんのちょっぴりやるにはいいのだが、どちらかといえば雑味があってどっしりとした味わいのあるもの、それに酸味があるのが好きだ。

安くて高くてもまずい酒が一番腹が立つ。これまで半世紀以上も飲み続けてきた。その勘からしてまずい酒を選ぶようなミスはしなくなった。どれもうまい。今回はじめての<秀よし><福小町><大納川>も裏切ることはないだろう。正月まで待つこともない。さっそく味見してみよう。


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6月14日、5本並んだ1升瓶に思わずにんまり

2023-06-20 | 

晩酌の酒

半年ぶりに〈晩酌の酒〉を更新。このところ酒はネットでばかり買っている。それまでは酒屋をめぐって買っていた。あまりに簡単に手に入るようになり、張り合いがない。それが影響しているのか、書く気が起らずおざなりになっている。

この2年、飲んべえのわたくしにとってうれしかったことは、なんといってもγ-GTP (ガンマGTP)が下がったこと。30代から40数年続けて3桁だったのが、昨年の血液検査で3桁を切って2桁に減じた。今年もそうだった。

2桁になったとはいえ、限りなく100に近く、基準値をかなりオーバーしている。
長いこと年2回血液検査している。いつも3桁だがふしぎとかかりつけの医者から注意を受けない。匙を投げられてしまったのかと思う半面、それならこれまで通りの飲酒でいいのだなと思ってしまう。しかしそれでも血液検査するたびにγ-GTPの数値は気になる。

いまも晩酌はまいにち欠かさない。酒は清酒だ。晩酌なくしてなんの楽しみがあろう。これは大げさだが、やはり好きな酒はやめられない。

かわらずに飲んでいながらなぜγ-GTP が下がったのか。はたと気が付いた。なんのことはない。酒量が減ったからだ。それ以外思い当たらない。

たしかに酒量は減った。多くは飲まない。いまは気に入った酒を1合5勺ぐらい飲むだけ。これからの暑い季節はそのまえにとりあえずのビールがある。それくらいで満足してしまう毎日の晩酌だ。

飲んべえのわたくしにとって、γ-GTPが下がってなにがうれしかといえば、これからも酒を飲めること。大いに?元気づけられた。

しかし寄る年波には勝てない。酒は健康だからこそうまい。具合が悪いときの酒ほどまずいものはない。死ぬまでうまく飲むには健康第一。ピンピンころりであの世に行くのがいちばんだがこれが極めてむずかしいという。それでもうまい酒をうまく味わうため、そのことだけを意識して毎日体を動かしている。

ということで、6月14日にネットで注文した酒が届いた。定番の酒とそうでない酒。飲んだことがない酒を注文するのも楽しみのうちだ。

今回のラインナップ(左から)。

・一白水成 特別純米酒(秋田)

・春霞 純米 赤ラベル(秋田)

・乾坤一 特別純米辛口 (宮城)

・愛宕の松 別本仕込 本醸造(宮城)

・醴泉 特別本醸造(岐阜)

いまや純米酒全盛。だが若いころはほとんどが本醸造だった。その当時はそれだって贅沢な酒だった。いまもうまい本醸造酒をさがしもとめている。

こちらは父の日に届いた酒。4合瓶(720ml)。

・神渡 辛口純米大吟醸 無濾過生原原酒(長野)

・白龍 純米吟醸 夏・き・り・り(福井)

酒瓶はいくらあってもいい。囲まれているだけでいい気分になる。こりゃアル中だな、と思われてもしかたない。


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2023年正月に飲む酒はこれだな

2022-12-20 | 

晩酌の酒

11月下旬にこの居酒屋を目指して秋田まで行った。それが〈永楽食堂〉。夢のような一夜、この歳になってこんな表現をするのは気恥ずかしいのだが、いま思うと飲んべえにはそんな一夜だった。そういえる、久々に出合った店といっていい。いまでも酒が飲める体でいてよかったとしみじみ思える店だった。

はるばる遠い秋田まで行ったのだから、すこしはアウェー感があるのかと思ったのだが、すぐに店の雰囲気に溶け込み、隣の客とも仲良くなった。まるで東京の店で飲んでいるのと変わらない気分で、距離感はまったくなかった。

今回はその酒の話。一年ぶりに晩酌の酒。酒は清酒になる。外で飲むことはめったになくなり、それにコロナ禍だから居酒屋へ行く機会は残念ながらなくなった。もちろん年を取ったことが大きな理由になる。

晩酌の酒は、以前は東京の酒販店をめぐって買っていた。目当ての店が4,5店あった。手に提げて家まで運べるのは1升瓶が2本。ラッシュの電車の中、瓶が壊れないよう気を付けて、両手に提げて持って帰ってきたものだが、外出する機会がへったからそれもかなわず最近はほとんどをネットで買っている。

品ぞろえのいいネット酒販店だと、その店だけで飲みたい清酒の銘柄をあらかた買うことができる。東京まで行く機会が減った老人には便利だが、酒販店でどれにしようかと舌舐めずりしながら酒の銘柄を眺める楽しみはなくなった。

冒頭の写真は2カ月前にネットで買ったもの。1升瓶が5本。3本が東北の酒。左から秋田の春霞、岩手の赤武、宮城の乾坤一、奈良の花巴、福岡の田中六五。

定番の酒は年とともに変わる。うまくて飽きがこない。これが選択のいちばんだ。それにもちろん値段がある。

このところ、といってももう10年以上にもなるのだろうが、宮城の〈乾坤一〉がお気に入りだ。きっかけは仙台に住む友人だ。毎年のように1升瓶の純米吟醸クラスをいただく。こちらでは手に入らない上等酒を次々といただいては、ありがたく飲む。おかげでこの醸造元で発売している純米吟醸のラインナップはほぼすべて味わっているといえる。これがうまい酒ばかり。これで乾坤一のファンになった。

定番の酒がありながら、それでもあちこちの酒に浮気する。これも楽しみのうち。同時に買う酒は全部がうまい。はずれはない。しかし味は微妙に異なる。合格の酒ばかりだが、好みがある。これを舌がわかるというのだからおもしろい。

乾坤一の酒を飲み比べてきたが、わたくしが買うのは純米吟醸より一段下の特別純米だ。なぜこちらなのか。おかしな話だが純米吟醸はうますぎるのである。たしかにうまいのだが、コメの酒と感じるのは特別純米のほうになる。好みだから仕方ない。

なんと、仙台の友人からその乾坤一がまたも届いた。〈宮城県産・亀の尾 純米大吟醸 原酒〉。さらに上等な酒をいただいて、困った困ったといいながら、ついにこにこしている自分がいる。飲んべえの意地汚さは自覚しているものの、やはりありがたい。正月に飲む酒はこれに決まり、だろうね。


      
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11月30日―旅の終わりは宇都宮途中下車して餃子を食らう

2022-12-04 | 

宇都宮餃子会が運営する〈来らっせ〉

<わたくしの好きな山登り

11月27日から30日までの4日間、山と酒と温泉の旅に出た。旅のスタイルは、いつも登山があり、そこに温泉と酒がつく。

◆旅最終日、4日目の11月30日は宇都宮に途中下車して宇都宮餃子を食らう

11月30日(水) 
仙台駅9:25=10:34宇都宮駅=二荒山神社=〈来らっせ〉=宇都宮駅12:21=13:10上野=我孫子駅


4日間の旅の最終日。どこぞに行くあてはなかった。まっすぐ帰るのも能がないかなと宇都宮で途中下車して餃子を食べることにした。

この旅には登山用の日帰りザックを用いた。登山でのザックは家を出るときが一番重く、帰りは軽くなる。ところが今回は違った。全国割のクーポン券3000円を秋田と宮城で得た。合わせて6000円。もったいないので土産を買った。これが荷物になった。ザックにぎゅうぎゅう詰めればなんとかなると思っていたのだが入りきれない。そこで手提げの布バックを用いざるを得なかった。荷物がザックを含めて2つになった。荷物の数が増えることを嫌う。荷物を持つことが面倒だけでなく移動が制限されること、それに一番の心配は置き忘れをするからだ。ぼけてきたから余計に心配になる。荷物の数の多い旅行客を見ると、よくも置き忘れることなく移動できるもんだと感心する。宿から仙台駅まで移動するだけで荷物が邪魔に感じる。

1時間ほどで宇都宮駅に着く。駅前の賑わいはない。秋田駅でもそう感じた。それに比べると仙台駅は格段ににぎわっていた。

駅構内の観光案内所で教えてもらった宇都宮餃子会が運営する〈来らっせ〉に向かう。ここで数軒の宇都宮餃子を食べられるという。荷物があるから一軒一軒はしごするのは面倒だからここにした。

餃子はあまり食べない。コロナ禍もあって中華店には行かないから、家でしか食べるしかないのだが、食べるといっても月に1度あるかどうか。嫌いではない。町の中華屋で、なにを頼むかといえばビール、餃子、チャーハンが定番だ。餃子はビールによく合う。

〈来らっせ〉はドン・キホーテの地下に店を構える。道路を挟んで向かい側に二荒山神社がある。食べる前にこちらをお参りしよう。日光男体山の二荒山神社は〈ふたらさん〉だが、こちらは〈ふたあらやま〉と読む。100段近い石段(数えたのだ)を上る。七五三参りの家族ばかり。みんな幸せそうだ。


拝殿  

本殿を横から



11時から店が開く。正午前後は混むだろうからと早めに入った。どこの店の餃子にしようかと迷う。案内された席の前が〈宇都宮みんみん〉だった。ここにしよう。水餃子と焼餃子とビールにご飯を注文。

味はというと、まずくはないがうまいとも感じなかった。餃子のうまさは皮にあり、と思っているほうだから、もちもち感がないのが残念だ。まずくなかったのだからよしとしよう。

これで旅のすべての予定を消化した。さすがに疲れを感じる。

さあ家に帰ろう。旅装を解いても旅は終わらない。翌日から4日間、この旅の記録をブログに残したいま、わたくしの旅は完結した。

ことしの遊びはこれでおしまい。来年は3月下旬に長崎に行く。♪♪わたしを待っているひとがいるー いい日旅立ち・・・


      
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11月28日は秋田市の〈永楽食堂〉ー飲んべえの天国だった

2022-12-02 | 

酒場学習論【第16回】秋田「永楽食堂」と幅のある人事制度設計 ...

秋田市の〈永楽食堂〉は飲んべえの天国だった

<わたくしの好きな山登り

11月27日から30日までの4日間、山と酒と温泉の旅に出た。旅のスタイルは、いつも登山があり、そこに温泉と酒がつく。

◆旅2日目の11月28日は秋田市の〈永楽食堂〉を目指す。

11月28日(月) 
我孫子駅8:22=8:57上野9:14(こまち11号)=13:02秋田駅

1次会=16:30〈永楽食堂〉19:30
2次会=19:30〈からす森〉21:40
(泊)ドーミーイン秋田

盛岡駅を出ると右手に岩手山が


55年ほど酒を飲み続けている。現役のときは毎晩のように外で安酒を飲んでは酔っ払い、引退後は晩酌を欠かさないでいる。さすがにγーgtpは高いが、医者に注意されたことはない。酒飲みといっても、74歳のいま、まもなく後期高齢者になるのだが、酒の量は日々減ってきている。毎晩せいぜい1合と5勺といったところ。適量の酒は長寿のもというが、それほど長生きしたいとも思っていない。人生を楽しむ時間は残り少なくなっている。いまのところおかげで元気だから、死ぬまでうまい酒が飲めればと願っている。

秋田市の〈永楽食堂〉の存在を知ったのは昨年あたりだろうか。自分好みの居酒屋だとすぐにわかった。壁一面に張られた銘酒の数々。たまげた。今流でいうコストパフォーマンスが驚くほどだという。飲んべえにたまらない。しかしこの居酒屋だけを目的に秋田まで足を延ばすのは酔狂だ。秋田の山を歩いたついでに立ち寄るというのなら話は別で、すぐにでも実現できる。

だが東北の山はあらかた歩いている。とりたてて歩きたい山が見つからない。してみると、やはりこの居酒屋を目当てに行くしかない。

行くならこの一軒だけではもったいない。しかし年寄りはがんばっても2次会が限度。秋田市内には〈酒盃〉など評判のいいうまい居酒屋が多多ある。2次会の飲み屋をどこにしようか。迷う。そこで東北のブロック紙である河北新報の友人を頼った。永楽食堂の近くにある〈からす森〉という店を薦めてくれた。ネットで見るとなんと永楽食堂とは背中合わせ。それに昭和の居酒屋風。1次会だけで酔っぱらうのは目に見えているから、軽く飲んで仕上げるにはちょうどいい。ここに決めた。

秋田駅。街の雰囲気は冬を迎えてなんとなくうらさびしい。宿でチェックイン、全国旅行割で1万以上の宿賃が40%引きになり朝食付きで6264円。そのうえ3000円のクーポン券だ。有効期間があすまで。あすは早く秋田を離れるからこのクーポン券を使うのは永楽食堂に行く前しかない。幸いなことに宿の隣が秋田県産品プラザ。ここで3000円分の土産を買った。

さっそくマーケティングリサーチだ。といっても両方の店の場所を確認するだけなのだが。

忘れていた。今回参加するのは3人。男が2人、女が1。年齢はわたくしがいちばん上になる。

永楽食堂に16時30分集合。3時間の制約があり19時30分までに退席しなければならない。定刻となったが店のシャッターが上がらない。定休日? 不安になった。そんことはない。予約は2日前に再確認している。ほかに2組の客もやってきた。するとようやくシャッターが上がった。オープンである。

すぐに店内は満杯になった。それほどの人気の店だというのをすぐに実感できた。アウェー感はまったくなかった。店の雰囲気に慣れ、隣の客とも話すことができた。

酒と肴が満載だ。なにを飲んでなにを食べるかを決めていた。酒は人気の〈新政〉と〈14代〉にしよう。利き酒3種が、多くの銘柄を楽しめるということでこれにした。まずは新政の酒3種。グラスは〈高清水〉が印字されていて60ml。つまり3種頼めば合わせて180mlの酒、すなわち1合となる。

以下の画像は新政3種とお通し。

飲みすぎてはいけない。酒のうまさがわかるのは2合まで。きょうは飲んでも3合までと自制したい。

特筆したいのは、肴だ。黒板にすき間なくこの日の肴がどれにしようかと迷うぐらいの数が書かれている。
わたくしは2品を頼んだ。まずはこれを3人でわけて食べていたのだが、ほかの2人が「うまい、うまい」を連発。これを機にほかの2人の注文がひっきりなしに。そのたびに「うまい、うまい」を繰り返す。

わたくしは酒を楽しみたいほうだが、この2人の食べっぷりに圧倒されっぱなし。2人は酒よりも肴といった感じで、それにしてもよく食べる。あっけにとられて、大げさではないがただただ感心して見ている。少しの量がわたくしに回ってくる。それをつまんで飲む。利き酒3種の3回目で酔いが回ってきた。

仲間2人(左と真ん中)の承諾を得ているので紹介。この写真を見れば、2人がいかに満足しているかがわかる。わたくしは前述したように、2人の食べっぷりに圧倒されてこの顔になっている。

とにかく客が絶えない。ほとんどが予約客だ。退席するとすぐに席が埋まってしまう。それほどの人気ぶりがよくわかるほどの酒と肴のうまさ。さらにサービス係の若い女性がみんな好感が持てる。秋田大学の学生アルバイト。気持ちがいい対応ぶりにすっかりご機嫌だ。

予約が16:30から19:30まで。3時間も飲んでいられないと思っていた。杞憂だった。気がついたらその時刻近くになっていた。

3人であれだけ飲んで食べていくらになるのか。15600円だった。1人5000円。繁盛ぶりがわかる。3人ともに「満足、満足」「最高、最高」といいながら2次会へ。

2次会は歩いて3分。永楽食堂とは背中合わせの〈からす森〉。現役時代の本拠地、東京の新橋・烏森を思い出す名前だ。ここではセットメニューを頼んだのだがすでにおなかはいっぱいだ。ここも満員の店。このコロナ禍で2軒とも満員の店とは。

2次会解散は21時40分。宿はすぐのところにある。快適だった。宿までこうなのだから幸せな一日だった。

山と酒と温泉がわたくしのセットメニュー。11月27日が登山、11月28日が酒、とつづけば次は温泉となる。あす、11月29日は朝早く新幹線乗り継ぎで鳴子御殿湯で立ち寄り湯を楽しむ。

追記
わたくしは好きなことになると筆が勝手にどんどん進む。上手い下手は別にして。こんかいもしつこいかなと思いながら。


      
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3月10日はふきのとう味噌で春の苦味と香りを楽しむ

2022-03-11 | 

3月8日に接種したモデルナ製のコロナワクチン。3月11日午前のいまになっても意識するほどの副反応はない。こんなもんかと安心している。3回のうちで一番軽かった。

3月10日にフキノトウを摘んでふきのとう味噌を作った。春らしい苦味と香りを清酒のつまみにして、締めは熱いご飯にのせて楽しんだ。

フキノトウは毎日のウォーキングで通る畑にある。フキノトウに関心がある人なら、こんなところにたくさんあるぞとすぐにわかる。毎日見ているのだがこの春はつい摘み忘れてやや遅くなった。

すでに花芽が見えているものが多い。そのなかから苞(ほう)に包まれたものを20個ほど摘んだ。アクが強く素手で摘んでいると指先がすぐに茶色く染まる。

フキノトウは摘んだらどんどんアクがまわってくるから急いで家に戻り、すぐさま調理を始める。毎年のことだから段取りは手慣れたもの。フキノトウを刻む前に、下準備をすっかり整えて一気に仕上げる。もたもたしてはいられない。

そのため鍋にサラダ油を入れて弱火にしておく。味噌、みりん、砂糖の調味料も混ぜておく。これで準備OK。フキノトウを切り刻む。切ったらすぐさま油でいためる。ここがポイント。いちど経験すると、段取り勝負だとわかる。味はいつでも修正できる。もっと甘味が欲しいのなら途中で砂糖を加えればいい。

油で炒めていると香りが立ってくる。いい匂いです。ものの数分で完成。まずは清酒を飲みながらつまみ、残りを熱いご飯にのせて食べる。これだけの手間で春の気分が味わえる。


      
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2021年を回顧(5)ー酒とおかずづくり

2021-12-21 | 

【お酒】
年を取っても酒はやめられない。晩酌はなくてならない楽しみになっている。お気に入りのうまい酒をなめるように飲むのはまさに極楽といっていい。飲む酒はもっぱら清酒。ほかに飲むのは夏にビールぐらいなもの。

40歳のとき、医者にたばこか酒のどちらかをやめるように言われた。タバコをやめて酒を選んだ。それから30数年、酒を選んで正解であった。

酒を長く楽しむには、健康が第一。体調が悪いと酒はまずい。とくに風邪をひいたときなど飲む気がしない。酒をうまく飲むためには健康でいなければならない。そのため適量を守っている。毎晩の飲む量は1合では少なく、1合5勺ぐらいになる。

全国のめぼしい山を登ってきたのと同じく、清酒も全国の名のある蔵元の酒はほとんど飲んできたといっていい。現役の月給取りのときは毎晩のように外で飲んできたが、いまは家飲みばかり。それだけに好きな酒に囲まれると、うきうきした気分になる。

年を取ると多くを飲めなくなった。暴飲、深酒はしようにもできない。無理して飲むと酒がまずくなるばかり。休肝日は設けていない。さすがにγーGTPは100台の3桁だが、医者から禁酒、節酒をと注意されたことはない。自分でもこの程度の量なら、百薬の長といえると楽観しているのだが。

飲み方はいつも同じ。まずいい酒を冷やで少量やってから定番の酒となる。楽しみはこのちょっぴりいい酒を冷やでやること。かつては評判を聞くと全国の蔵元から取り寄せていたものだが、近年は年に2回ぐらいにがくんと減っている。そのためか「晩酌の酒」のページを設けているが、ネタがすくなくなり、いつしか記事のアップが間遠になった。怠けている。

最近購入した酒=左から乾坤一(宮城)、磐城寿(山形)、一白水成(秋田)、紀土(和歌山)

こちらは仙台の知人からの贈り物、どちらも好きな乾坤一。右の特別純米酒は“神力”という米を醸造したもの。おいしい酒ばかりをいただく

清酒は濃醇なものから淡麗なものまである。味の変化を楽しめるが、好みは年とともに変わる。いまいちばんのお気に入りは宮城県の「乾坤一」。まわりにある酒はどれもうまく、どれがいちばん好きかと問われると迷う。乾坤一は仙台在住の知人からいただく。ありがたくて神様みたいな人だ。感謝しながら大事に飲む。

登山と同じく、酒も死ぬまでうまく飲みたいものと切に思う。

【おかずづくり】
この4年近く朝昼晩3食のおかずを作っている。この間、外食したのは旅先を除いて3度ぐらいなものだろうか。というのも外食が好きでないというのが大きな理由だ。かつて毎晩のように外で飲んでいたときでも、外食となると気がすすまなく敬遠する。

いまも外食で済ませたいときだって、そうはせずに家に帰ってから食べる。たしか作るのが億劫に感じるときもある。それでも自分で作る。

レシピはネットで簡単に知る時代になり、老人にはとてもありがたい。おかげでおかずが簡単にできるようになった。レシピ通りに作れば、まずまちがいなくうまい。はずれがない。ネットのサイトに投稿する人には感心してしまう。

うまそうなものでも作らないレシピがある。それは手間暇がかかるもので、読んだだけですぐにあきらめる。それに自宅に常備していない調味料を使うレシピは作らない。そのおかずのために調味料を買うのも、どうせ使うのは一回きりになるはずだからとこれもあきらめる。

簡単でさっさとできるレシピに限る。それに野菜は食べ放題だから大量消費のレシピに関心がある。台所に毎日立っていると、やはりおかずづくりが手早くできるようになった。包丁さばきだってそうだ。

外食は嫌い、食べなければ餓死する。それで食事を作るのだろうが、自分が意外とまめなのに気が付く。前からまめな人間だと自覚はしているが、飽きっぽいのが玉に瑕。きまぐれだ。しかし興味があるものなら苦労をいとわない。

高齢者といわれる老人になったいま、自分の食事を自分で作れるようになったことはすばらしい。大したものは作れないは、ほどほどうまいものを作れるのだからかなりの進歩といっていい。やっと自立できたかなと苦笑いだ。


趣味をこの一年どのように楽しんできたか。2021年を5回にわたり回顧してきた。趣味を楽しむためには元気でいること。わかりきったことだが老人になると、この当たり前のことが宝物のように思えてくる。あと何年元気でいられるか。あしたにはベッドに臥せる身になるかもしれない。楽しみは遠のく。元気ないまのうちにせいぜい楽しもう。来年もと期待したい。


      
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晩酌のいま>定番酒の前に上等酒をちびりちびり

2020-01-18 | 

晩酌の酒

昨年12月に定期健康診断を行った。70を過ぎると想定通りというか、あちこちの数値が年々しだいに悪くなるをみると、やっぱり年を取ったものだと実感する。飲んべえジジイにとって気になるのが肝臓の数値。晩酌は毎晩のことだからガンマーGTPが高い。いつも数値は3桁になる。ガンマーGTPは酒をやめると目に見えて低くなるという。

そこで今回は検診の1カ月前から休肝日を週に5日設けて、飲むのは土、日の2日のみ。これを実行したところ、結果はなんと数値は2桁にまで下がった。酒をやめれば数値が低くなることを確かめることができた。わが肝臓は正常なり、これで当分?は安心して晩酌ができるとひとり合点しているのだが、これでよかったものか。

酒は健康でいてこそうまく味わえる。風邪をひいたときなど酒を飲んでもちっともうまいとは思えない。それだけに健康で酒をいつまでも楽しみたい、うまい酒をいつくしみながら、ちびりちびり飲む晩酌をいつまでも続けることができればと願うばかりである。

[晩酌の酒]を2年ぶりに更新する。酒の話といったって、到来ものの酒と買った酒を、うまいうまいと飲んでいるだけのたわいない話である。飲んべえにはそれだけで楽しい。ところが年を取って東京に出る機会が減り、たまにしかうまい酒を買い求めることがなくなった。これでは当然ながら書くネタがなくなる。

いまの晩酌の段取りはこうだ。まず到来もののいい酒を冷やでほんの少しだけちびちびやり、次に定番の酒を燗して飲む。1合から1.5合が目安だ。これぐらいでほろ酔いかげんになることがある。毎晩それ以上は飲まなくなった、いや飲めなくなった。

定番の酒の第一の条件は、飽きがこないということ。定番の酒としての地位を得るにはあちこち試飲してきめるのだが、あまたの銘柄を飲むことはできないから、これはというものから選んで判断する。いちど気に入ると、同じ酒を何十年と毎晩飲んでいる。

でも飽きてくる。そんなときは浮気して、定番の酒の前に上等な酒を冷やでちょっぴり飲み、味の変化を楽しんでから定番の酒へと移る。これがいまの晩酌の風景である。この上等な酒の銘柄は毎日のように変わり、台所隣のパントリーに数本の銘柄の瓶が控えている。

この冷やで飲む酒でいまいちばんのお気に入りが宮城県の[乾坤一]だ。すべて仙台市在住の知人からいただく。上等なものばかりで申し訳ないと思いながらも、いただくとこの上なくうれしい。いい酒に出合ったものである。おかげで乾坤一のラインナップのほとんどを味わうことができている。どれも食中酒としてよく、肴の味を邪魔しない。ちょっとほめすぎたか?

・いま定番の酒の前に飲んでいる、わたくしにとっては上等の酒。右から「乾坤一 純米吟醸原酒 冬華 本生」「乾坤一超辛口純米吟醸」「橘屋特別純米雄町」


・次に控えているのが未開栓の右から「一本義」「白隠正宗」「黒松白鹿」

酒のオンラインショップを見ていたら、乾坤一の本醸造を見つけた。この蔵元は全量純米酒ばかりと思っていただけに、これは試飲してみたいとすぐに買い求めた。届いたばかりでまだ開栓していない。

純米酒ばやりだが、本醸造酒や普通酒は嫌いではない。むしろこの手の酒でうまいのに出合ったときはつい頬がゆるんでしまう。

2年ぶりに更新したというのに、今回も内容に変わりなく、いつものように清酒はうまいよ、になってしまった。

・本醸造の「乾坤一」と普通酒の「磐城寿(浜の福興酒)」


      

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よき友、三つあり。一つには、物くるる友・・・

2018-01-28 | 

<酒の話。

酒の話は1年ぶりになる。全国の酒をあれこれ買い求めることがなくなり、書くネタがなくなった。

よき友、三つあり。一つには、物くるる友・・・。(徒然草)

飲むスタイルは1年前とまったく変わらない。冬は定番の酒・正一合を燗して飲む。その前にちょっぴりいい酒を大きめのぐい吞み一杯分ぐらいを冷やでやる。それだけである。もちろんもの足りないと感じるときもあるが我慢する。なんともつましい酒飲みになった。

現役のときは安月給取りのくせして清酒にかぎらず酒だけはぜいたくをした。ありがたいことに分不相応の酒を飲んできた。これも先輩たちのおかげで毎夜が酒盛りだった。年金生活はまもなく10年になるのだが、いまでも酒だけはまあまあ過分の酒を飲むことができている。

この定番の酒以外のちょっぴりいい酒はほとんどが到来ものになった。金がないわけではない。遠出しての買い出しが億劫になっただけである。それだけに到来の酒はありがたく、これが楽しみになっている。

買い出しにめったに行かなくなったとはいえ、うまい酒はないかといつもアンテナを張っている。酒情報には敏感だし、雑誌の酒の紹介には目を通す。

ここ半年の到来の酒は以下に載せたが、これはあまりいい趣味ではない。そうわかっているのだが、贈ってくれた方への感謝とうまい酒の記録である。

全国にいくつの蔵元があるんだろう。到来の酒とは一期一会。飲んべえ人生50年。多くの酒に出会ってきた。好みは年とともに変わるから、いまもうまい酒に出会うとなんともうれしい。数年前から宮城県村田町の「乾坤一」が気に入っている。相手の好意でこの酒とは毎年会える。

酒を死ぬまでうまく飲むには、健康でないといけない。この年になるとそれがよくわかる。この先多くの歳月があるとは思えないから、それまでは毎晩酒がうまく感じられるようすくなからず努力しなければならない。


↑越の華・純米吟醸、麒麟山・純米大吟醸、一ノ蔵・純米大吟醸
↓獺祭・純米大吟醸、萩の鶴・純米吟醸、乾坤一・純米吟醸
↓乾坤一・純米吟醸、乾坤一・純米うすにごり


    
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正月から到来物の酒ばかり

2017-02-18 | 

酒の話です。

1月の健診結果。γ―GTPがあいかわらず高い。半世紀におよぶ飲酒生活だから仕方ない。ほかの肝臓機能のGPTとGOTは基準値にある。これで少しは安心か、というわけにはいかず、毎回のことながら医者には休肝日を取れと指導される。これができそうでできない。まあいいかと飲んでしまう。

幸い?に酒量はめっきり減った。年を重ねるとともにそうなった。いま晩酌は1合5勺までとしている。うまい酒を味わうにはこれ以上必要なくなった。あとは惰性で飲むばかりで舌も鈍くなり、うまいと感じられない。うまい酒はうまいと感じられる範囲で切り上げる。変わったものである。こんなにも行儀がいい飲み方になってしまったのだから。

いつまで酒を楽しめるか。いつも考えてしまう。あの世に行くまで飲みたい。そのためには健康でいることがいちばん。具合が悪いと酒は極端にまずくなる。あちこち経年劣化してきているのは承知でいるが、酒を楽しみたいという一心で、それなりに運動に励んでいる。そしてあるときにピンコロというのが願望だが、そうはうまくはいかないだろうなと知りつつも切に願う。

いま飲んでいる酒は、いつものことだが年末から正月にかけての到来物だ。晩酌は、これら到来物の上物を冷やで飲み、つぎに定番ものを熱燗にして飲む。ずっとこの順番になっている。

正月の到来物は「乾坤一」と「橘屋」。

前者は純米吟醸酒と定番の特別純米酒。この銘柄は飲んべえならだれでも知っている。何度も書いているが、食中酒として一番気に入っている。これは仙台在住の知人からの贈り物。ウオーキングコースから見える日光連山の山並みを見ては、遠く仙台に向かって頭を下げている。

後者はこちらも宮城の酒。特別純米酒。橘屋という銘柄はあまり聞かないかもしれないが、黄金澤(こがねざわ)の酒蔵といえばわかりやすい。長男がぶら下げてきた。うん? この銘柄は前述の仙台の知人からいただいたことがある。うまいと覚えている。なぜこの銘柄を? 酒にうるさいおやじだからと酒屋の店主になにがいいかと尋ねたところ、たまたまこれをすすめてくれたという。購入先は御徒町の[ふくはら酒店]。この店には一度訪れことがある。

ということでいずれも宮城の酒になった。

前者も後者も味を知っているだけに、安心して飲める。うまいのは当然だが、うまい酒はおのずとちびちびと舐めるように飲む。けちくさい飲み方だと自覚しているが、じっくり味わうとそうなってしまう。そして時折舌鼓を打つ。これがまたたまらない。こんな楽しみがいつまで続いてくれるのか。


     
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夏の晩酌にだって清酒がいい

2016-08-02 | 

晩酌の酒

ここで取り上げる酒は、いまやほとんどがよそからのいただきものとなっている。もちろんうまい酒ばかりだからこうなる。

晩酌には定番の酒がある。その定番の酒に口をつける前に、ほんのちょっぴり“いい酒“を飲むのを楽しみにしている。ちびりちびりと飲む。ほかの人が見るとなんとけちくさい飲み方なんだろうときっと思うだろう。うまい酒はどうしてもこの飲み方になる。

定番の以外の酒は、これまでは酒店を巡って自分の足で買い求めてきた。それが楽しみであった。いまでもそうなのだがガクンとその機会が減った。年を取って酒の量が減ってきたこと一番の原因だ。外出の機会が減ったこともある。

それでも、たまには定番以外のいい酒を飲みたい。その欲望は変わらない。そんな願い叶えてくれるのが到来物だ。わたくしの好みをわかってくれているのか、いずれもいい酒がやってくる。

この夏に宮城からやってきた酒もすばらしい。毎夏、仙台の知人が送ってくれる。こんどはどこの銘柄のものがやってくるのか楽しみにしている。

ところが「何がいいか」と電話があった。宮城の酒はうまい酒が多い。まず間違いがない。しかし突然のことなのでとっさに銘柄が出てこない。これまでいただいた酒の味を思い浮かべながら、次の酒をお願いした。

萩の鶴 純米吟醸 猫ラベル(宮城県・萩野酒造)
乾坤一 特別純米辛口(宮城県・大沼酒造)

両方ともにこれまでに何回かいただいている。とくに乾坤一の純米吟醸はなんども飲ませてもらった。食中酒にピカイチだ。おかずを食べながら飲む飲んべえにはこれがいい。酒の味が邪魔しない。萩の鶴・猫ラベルは、ほんの少量を食前にいただくのにいい。夏季限定品。やさしくやや甘い味が夏らしい。たまりませんね。

夏の晩酌はさすがにまずはビールから。ビールはのどごしのさわやかさを味わえばそれでもうじゅぶん。すぐに清酒に切り替える。夏だって毎晩清酒は欠かせない。清酒がこれだけうまいのに、なぜ年年消費量が減っていくのかわからない。

父の日の酒がまだ残っている。これに今回の2本を加えて、夏の晩酌はさらに楽しみが増え、充実したものとなっている。


        
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父の日ー酒を贈っておけばご機嫌だろう

2016-06-23 | 

すっかりご無沙汰してしまった晩酌の酒

かつては東に西にうまい清酒があるとすぐに追っかけて入手していたものだ。年を取るとその意欲は徐々に減退し、すっかり定番の純米酒ばかりになった。それでは少々物足りない。定番の酒の前に、おちょこで2、3杯でいいから目先の変わった上等な酒を味わいたい。ほんのちょっぴりで気がすむ。

こんな欲求を満たすために、以前はみずから買い求めていたのだが、いつしかそれは到来物になった。いただくものだから決まってやってくるとは限らない。それに本数と量はたかが知れている。いまやそれで十分楽しんでいる飲んべえの自分が信じられない。これも年を取ったからとしか言いようがない。

19日の父の日には清酒がかならずやってくる。子どもたちは、酒を贈っておけばおやじはご機嫌だろうと思っている。それは正解だ。


まずやってきたのは左から、紀土・純米(和歌山県)、大那・あかまる(栃木県)、鶴の友・別撰(新潟県)。いずれも毎日の晩酌に気軽に飲める酒ばかり。手元にあるだけで目先が変わっていい。

ところでこの中の「紀土」。父の日の前日の18日に、銀座の「交詢社」で会合があり、帰りに東京駅構内グランスタのはせがわ酒店に立ち寄り「紀土」(夏の疾風・純米吟醸)を買い求めたばかりである。よもや同じ銘柄が重なるとはたまげた。

はせがわ酒店の東京駅店の清酒は3千円台が多い。わたくしからすればこの価格帯は毎日の晩酌の酒としては高い。けっして金がないわけではない。買えるだけの小銭はある。若いころから50代までは晩酌の酒といえば「〆張鶴(月)」ばかり。これが2千円とちょっとの値段。金がない若いころはこれでもぜいたくだった。そればかり飲んできたから、清酒の値段といえばこれくらいが相場と体にしみこんでいるのだろう。いまでも買うのは2千5百円前後のもの。3千円を超えると「奮発」したという気分になる。この「紀土」も2千台だったののすぐに手が出た。

つぎに届いたのがこれ。四季桜・純米大吟醸「花宝」。四季桜の上等品だ。貧乏性のわたくしはすぐには口をつけられない。神様のばちが当たる。しばらくは眺めている。忘れたころに開栓する。定番の晩酌酒の前に上等の酒をほんのちょっぴりやる。それが楽しみになっている。

以上が父の日の酒。飲んべえには酒のストックがあればそれだけで安心して満たされる。

定番の純米酒は夏でもお燗、上等な酒は冷や(常温)で飲む。珍しく冷蔵庫で冷やして飲んだのがこの酒。「飛龍・純米大吟醸(宮城県)」と「出羽桜・大吟醸(山形県)」。ちびりちびりとなめるように飲んだ。そうしたくなる酒だった。肝臓は衰えたが、うまい酒は飲み続けたい。そうあってほしいとせつに願う。


        
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正月の酒、これで大丈夫

2015-12-29 | 

酒の話]である。

正月の酒といっても定番の酒があればご機嫌なのだが、やはり年に一度のこと、少しはいい酒を用意しなければならない。うまい具合に酒が届いた。仙台のお医者さんからである。いい具合なんていったが、毎年のことなので、じつはどんな酒がやってくるのか楽しみにしている。これがいつも好みの酒ばかりなのである。

今回だってそうだ。宮城の酒で、[萩の鶴 しぼりたて純米生原酒]と[乾坤一 純米吟醸原酒雄町]。困った。好きな銘柄ばかりだ。困ることはない。うれしいといい直すべきなのかもしれない。大事に飲まなきゃという気持ちになる。

[萩の鶴]は搾り立てだから要冷蔵。正月用にとすぐに4合瓶2本に入れ替えて冷蔵庫へ。2合が残るからこれをすぐに飲み始めた。ぴちぴちさわやか。すいすい入ってしまう。要警戒だ。それならと定番の酒の前にちょこっと飲んでいたのだがすぐになくなった。あたりまえか。

[乾坤一]は、なんども味わっているからその実力のほどはよくわかっている。この酒は食中酒として気に入っている。じつにいい。香りを押さえているところがいい。あれっ、もうなくなってしまったのか。いつもそんな印象を持つ酒だ。

これだけで正月の酒には十分なのだが、酒の在庫をみてみた。酒の置き場は、台所に隣接している食品貯蔵庫である。鳩の巣のような小さい家だが、パントリーというのだろうか、建て替えのときにそのスペースをつくった。これは便利だ。食品ばかりでなく、調理器具だってどんどん入ってしまう。年末のこともあり酒を一度整理してみようと取り出してみた。これだけの酒がでてきた。

[賀茂鶴 大吟醸][惣誉 純米大吟醸][吟雪花 大吟醸][麒麟 純米大吟醸][鶴齢 純米大吟醸][真澄 純米大吟醸][龍力 純米大吟醸]

わたくしには過分な酒ばかり。飲んべえにはたまらないのだが、いい酒、いや高い酒といいなおしたほうがいいのかもしれないが、その手のものは確かにうまいとわかっているものの、毎日の晩酌の酒にするのにはもったいなくてなかなか手が出せない。こんなうまい酒を毎晩飲んでいたらきっとバチがあたると本気で思っているところがある。定番の酒は安心して飲めるのだが、上等な酒は遠慮してしまう。

いつまでも貯蔵庫に置いていてもしょうがない。飲もうと思うのだが、やはりこれがなかなか飲めないでいる。貧乏性のせいなのかなと思ってしまう。ということで正月の酒にこれだけの“在庫”があれば大丈夫だろう。


         
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寝酒にちょびっと蒸留酒がほしくなる

2015-10-27 | 

 到来物の焼酎2本。「大分麦焼酎 銀座のすずめ GASLIGHT」と「雪原 極上米焼酎」

好きな「酒の話」。毎晩飲んでいるのに6月以来になる。

清酒ばかり飲んでいると、たまに舌をしびれさせてくれる強い酒がほしくなる。年をとったからとしか言いようがないのだが、もっぱら清酒ばかりになった。夏にはこれに「とりあえずビール」が加わる。いつのまにか醸造酒ばかりになっていた。ウイスキーや焼酎といった蒸留酒だってあまた飲んではきたのにばったり飲まなくなった。

しかしたまに蒸留酒がほしくなる。寝る前にほんのちょっぴりほしくなる。それをちびちびとなめるように飲む。もう少し飲みたい。いやこのへんでやめとこうか。そう自分に言い聞かせながら飲む。ほんとはもうちょびっとほしいのだがと我慢する。いつあの世にいってもおかしくない年なのに……。

蒸留酒は普段飲まなくなったから買わなくなった。たまにいただくものを飲むだけだ。焼酎を2本いただいた。米焼酎と麦焼酎である。これがうまかった。焼酎は芋ばかり飲んできたから米と麦は久しぶりになる。好みは人さまざまだから自分の口に合ったのだろう。

特にこの麦焼酎が気に入った。麦は以前からそれほどうまいとは思わずほとんど飲まないできた。それなのにこの酒は量の減り具合が気になるほどだった。カラになった。この酒なら買って見ようかなと思った。

・「大分麦焼酎 銀座のすずめ GASLIGHT」(八鹿酒造 大分県玖珠郡ク九重町)
・「雪原 極上米焼酎」(古澤酒造 山形県寒河江市)


この際だから清酒のことも書き留めておこう。こちらも到来物。毎年のことだが仙台のお医者さんから酒が届いた。ラベルを見て「これなに?」と見入ってしまった。「大学生の純米大吟醸」とある。宮城大学の生徒が新澤醸造店に寝泊まりしながら造った酒だという。こんな目新しい酒を送ってくれるからなおさらうれしくなる。もう一本は昨年に続いての「思愛」。これも新澤醸造店のもの。

前者はさっぱりとして飲みやす。すいすい行ける。後者はコクがあって舌なめずりした。昨年の「思愛」よりもうまい。毎晩こんな上等な酒ばかりを飲んでいられる身分ではない。身の程をわきまえているが、やはりうまい酒に合うと晩酌が待ち遠しい。

左=[思愛 純米吟醸] 右=[大学生の純米大吟醸](ともに新澤醸造店 宮城県大崎市)


         
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