坊ちゃんカボチャと長カボチャ
こんなに大きく育つカボチャだとは思わなかった。今回初めてつくった「長カボチャ」の話である。
ことしのカボチャは坊ちゃんカボチャと長カボチャの2種。例年だと坊ちゃんカボチャだけを1株植える。今年は知り合いの農家から長カボチャの苗をいただいた。狭い菜園だからツルを伸ばすものは極力少なくしている。これは1株いただいた。
8月27日に初収穫できた。まずは長カボチャ2個と坊ちゃんカボチャ1個。
長カボチャは極めて生育旺盛だ。どこまでツルを伸ばすのだろうと驚くほどで、たった1株だけで大きな面積を占有してしまう。1株だけでよかったと思ったほどである。
そろそろできているかなとツルをかき分けてさがす。大きい。こんなに大きくなるんだ。まずは1個、近くにもう1個見つけた。いずれもヘタが茶褐色のコルク状になっている。収穫できるサインだからこの2つを収穫した。形はヘチマに似ている。
長カボチャは植えつけるときにどんな形になるのかネットで調べていた。名前どおり長いカボチャになることは分かっていたが、ここまで大きくなるとは思っていなかった。あらためてネットで調べると、長さは40~60センチ、重さは2~4キロになるという。
収穫したものを測ってみると、ひとつは40センチ、もうひとつは45センチあった。重さは前者で3キロ近くあった。
肉質は栗カボチャと同じくホクホクした食感で甘みがあるという。本当にそうならいいのだが、これまで作ってきた栗カボチャは当たりはずれがあって、なかなかホクホクしたものができない。その点、坊ちゃんは小さいから食べきることができて、それにホクホク感がある。あまりハズレがないから気に入っている。
この長カボチャ、すぐにでも味見したいのだが、カボチャは収穫後しばらく追熟させる。食べるのは数週間後になる。はたしてうまいのかそうでないのか。はじめてだけに楽しみでもあり、不安でもある。
2019年の読書
2019年8月の読書
・砂上(桜木紫乃著・KADOKAWA)
・日本軍兵士(吉田裕著・中公新書)
・リンカーン弁護士(下)(マイクル・コナリー著・ 講談社文庫)
・リンカーン弁護士(上)(マイクル・コナリー著・ 講談社文庫)
・検事の本懐(柚月裕子著・宝島社)
2019年7月の読書
・不意撃ち(辻原登著・河出書房新社)
・増補 普通の人びとーホロコーストと第101警察予備大隊 (クリストファー・R・ブラウニング著、谷喬夫訳・ちくま学芸文庫)
・エコー・パーク(下) (マイクル・コナリー著、古沢嘉通訳・講談社文庫)
・エコー・パーク(上) (マイクル・コナリー著、古沢嘉通訳・講談社文庫)
2019年6月の読書
・転生!太宰治(佐藤友哉著・星海社FICTIONS)
・座席ナンバー7Aの恐怖(セバスチャン フィツェック著・ 文藝春秋)
2019年5月の読書
・三の隣は五号室(長嶋有著・中央公論新社)
・信長の原理(垣根涼介著・KADOKAWA)
2019年4月の読書
「雪の階」は長編。飽きないで読み通せた。
・雪の階 (奥泉光著・中央公論新社)
・渦 妹背山婦庭訓魂結び(大島真寿美著・文藝春秋)
・熱帯(森見登美彦著・文藝春秋)=途中で挫折
2019年3月の読書
・ベルリンは晴れているか(深緑野分著・筑摩書房)
・生物と無生物のあいだ(福岡伸一著・講談社現代新書)
・拳銃使いの娘(ジョーダン・ハーパー著、鈴木恵訳・ハヤカワ・ミステリ)
2019年2月の読書
1月末から脚の痛みで外出できず、引きこもり老人、寝たきり老人を余儀なくされた。楽しみは唯一読書であった。
・平場の月(朝倉かすみ著・光文社)
・月まで三キロ(伊与原新著・新潮社)
・錆びた滑車(若竹七海著・文春文庫)
・童の神(今村祥吾著・角川春樹事務所)
・宝島(真藤順丈著・講談社)
2019年1月の読書
橋本治さんが亡くなった。70歳。わたくしと同じ年だ。そのことは50年前から知っていた。くしくも2018年野間文学賞受賞作の最新作「草薙の剣」を読み終えたばかりだった。
・草薙の剣(橋本治著・新潮社)
・監禁面接(ピエール ルメートル著・橘明美訳・文藝春秋)
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