30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ダメもとでと8月上旬タネをまいたキュウリが9月9日から収穫

2023-09-11 | キュウリ

ダメもとで8月上旬タネをまいたキュウリ。9月9日から収穫

この夏は高い山への登山は見合わせた。左の膝に、痛くはないのだが違和感が出てきた。これが気になっている。半世紀以上もそれなりに山をやってきたのだから酷使してきたといえようが、やはり加齢のせいなのだろう。6月下旬の登山から2カ月が過ぎてどこかに行きたくなってきた。むずむずしてきた。こればかりは性分だからどうしようもない。日帰りの低い山なら大丈夫だろう。うまいぐあいに「大人の休日パス スペシャル」(利用期間2023年9月4日から9月13日)がある。これに合わせよう。いつものように4日間の予定になる。計画を立てているときは楽しくて時間を忘れる。しかし、どうも不安だ。計画を見送ることにした。ふがいないと思いながら。ここは膝の具合の様子をしばらく見ることにした。毎日のウォーキングも一日おきにしてセーブしている。この先どうなるのか。医者に行くことになるのか。年を取るとあちこちおかしくなっていく。

けさは殺虫剤の散布。キャベツ、ブロッコリー、ハクサイ、ダイコンの幼苗はシンクイムシに食害されるとアウトだ。防虫ネットをトンネル掛けしても安心はできない。生長点を食われてしまうこのさきの生育が期待できなくなる。老眼では見ないような小さな虫を侮るとひどい目に遭う。

8月上旬にタネをまいたキュウリ。9月9日に2本収穫できた。さらに9月11日にも2本。2粒のタネをまき、2株からそれぞれ初収穫できるようになってきた。

キュウリはたいがい8月中旬すぎるとおしまいになる。その先も食べたいので、この夏はダメもとで8月上旬にタネをまいてみた。期待していなかった。それがうまいぐあいに9月に入ってからも食べられるとは。すぐに味噌をつけて食べたがなぜか皮が硬い。それならと浅漬けにして食べている。

いまも暑さが続くからとしか思えないのだが、9月11日時点で夏野菜のすべてがいまも収穫できてる。これにはたまげている。


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キュウリを毎日コンスタントに取るにはどうするか、この夏も早々に失敗

2023-07-30 | キュウリ


毎日これぐらいコンスタントに取れればいいのだが

梅雨が明けて夏山シーズン到来。高齢者の遭難のニュースばかりが目に付く。後期高齢者になり衰えをかなり感じるようになったいま、かつてのようにそれっとばかりに山に行くわけにはいかなくなった。準備期間が必要になった。自分の能力と体力に見合う山を、このことばに首肯せざるを得ない年齢になったものである。

菜園を長年やっている。上級者向けのむずかしい作物も、試行錯誤を繰り返すと、当初できないものでも作れるようになる。いまはそれが当たり前のようにできているのだから、やればできるもんだといえる。野菜に限らずだが、むずかしい作物に挑戦しないといつまでたっても腕前は上がらない。

いまもできないことがある。それはキュウリ。キュウリはタネからだれもが育てることができる(たぶん)。育てることは容易だが毎年腐心するのがその数。毎日に取れる本数を(ほぼ)一定に調整というか管理できないかということだ。

いまキュウリは朝と夕に食べている。朝には味噌をつけて生で、夕には浅漬けにして。わたくし自身は朝夕1本ずつで、毎日2本あればいい。夏のあいだ、毎日2本取れればいいのである。

しかしそれができない。どうしても過不足する。それはキュウリにかぎらない、野菜全般にいえる。盛りに向かってしだいに収穫量が増え、株が衰えていくと減っていく。盛りのときは食べきれないでたいがい無駄にする。

毎日コンスタントに取るにはどうするか。ノウタリンの頭でこう考える。タネを間隔をあけてまいていき、前の株が衰えたときに、これに取って代わって次の株が盛りになるようにすればいい。

頭ではわかっていても、実際にやると失敗ばかり。気温の影響でタネをまく間隔は一定でなく、早くしたり遅くしたりしなければならない。これがむずかしい。下手をすると、あとにタネをまいた株が追い付いて食べきれないほどの収穫があったり、反対にあとの株の生育が悪く収穫なしという期間が出てくる事態になる。

今年もやってみた。うまくいきそうに見えた。だがやっぱり早々に失敗した。多くの要因を制御して、一定の本数を毎日収穫するのは、わたくしの頭では無理とキュウリに笑われた。

7月28日、ポットで育てた苗を植えつけた

わが菜園では、まともにキュウリを収穫できるのはお盆までといったところか。急速に衰えて収穫がなくなる。7月28日に最後の苗を2本植えつけた。こう暑くてはしばらく遮光ネットのなかだ。これが収穫できるまでに生育するかどうか、わからないのだがやってみた。


2023年の読書

2023年7月の読書
・木挽町のあだ討ち(永井沙耶子著・新潮社)
・二十三の戦争短編小説(古山高麗雄著・文藝春秋)
・軋む(エヴァ・ビョルク・アイイスドッティル著・小学館)


2023
年5月の読書
・街とその不確かな壁(村上春樹著・新潮社)

2023年4月の読書
・汝、星のごとく (凪良ゆう著・講談社)

・ある男(平野啓一郎著・文藝春秋)
・君のクイズ(小川哲著・朝日新聞出版)

2023年3月の読書
・ラスト・チャイルド(下) (ジョン・ハート著、 東野さやか訳・ハヤカワ・ミステリ文庫)
・ラスト・チャイルド(上) (ジョン・ハート著、 東野さやか訳・ハヤカワ・ミステリ文庫)
・笑い神(中村計著・文芸春秋)

・われら闇より天を見る(クリス ウィタカー 著、 鈴木恵 訳・ 早川書房)

2023年2月の読書
・世界は五反田から始まった(星野博美著・ゲンロン)
・地図と拳(小川哲著・集英社)
・しろがねの葉(千早茜著・新潮社)
・戦艦武蔵ノート(吉村昭著・岩波書店)
・戦艦武蔵(吉村昭著・新潮社)


2023
年1月の読書
それで君の声はどこにあるんだ? 黒人神学から学んだこと(榎本空著・岩波書店)
・クロコダイル・ティアーズ(雫井脩介著・文芸春秋)
・底惚れ(青山文平著・徳間書店)
・ウンコの教室(湯澤規子著・筑摩書房)
・木曜殺人クラブ 二度死んだ男 (リチャード・オスマン著, 羽田詩津子訳・早川書房)

⇒2022年、2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


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7月20日、キュウリ最盛期になると持て余す

2022-07-21 | キュウリ


7月20日の朝どれキュウリ

わが菜園のキュウリは、いまが最盛期。キュウリは毎日食べる。1日に2本取れればいい。それが最盛期になると取れすぎて食べるのがまにあわず必ず持て余す。きまって毎年このパターンになる。これを避けたいと“生産調整”を考えるのだが、これができたためしがない。少量をコンスタントに長く収穫したい、これが家庭菜園でできればいうことないのだが。

毎年の反省に立って、いつもキュウリは多くを作らない。そのため最初は2本の苗を買ってきて植えつける。キュウリは意外と収穫の期間が短い。こんどは間隔をあけてタネをまいて2本育てるのだが、少ないこともあってこの2、3年はつい苗を買ってしまっている。

これで全部で4本になる。最初の2本が大きくなり収穫しだす。はじめのころはいいのだが最盛期になると、たった2株でも持て余す。ここにきて後の2本が育って取れはじめた。そうなるともうだめだ。やはり今年も“生産調整”はできなかったと、毎日菜園に出向いては、大きく育ってしまう前に取っている。

キュウリは取れはじめのころは、ありがたく味噌をつけて酒のつまみに食べているのだが、収穫最盛期になるとこんなことでは間に合わない。大量消費するには漬物にするほかない。手軽な市販の浅漬けの素を使うのだが、老人にとってかなり重宝している。しばらくは山盛りの浅漬けキュウリを食べる日が続く。

いまは贅沢にも取れすぎて持て余しているとかいっているが、キュウリの寿命は短い。8月に入ると衰えてくる。見る間に収穫量は減っていく。そうなるとこんどは1本だけのキュウリでもありがたく思えてくる。勝手なもんだとキュウリは思っているだろう。


      
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キュウリはいまノンストップ、どうにもとまらない

2021-07-11 | キュウリ

7月5日から8日まで【貸し農園トラブル】浅川宝重の悪行顛末を連日書いていた。書き終えた8日、午後から右ひじに違和感を覚える。9日の午前1時半に痛みで目が覚めた。かなり痛い。鎮痛剤をのむもうとしたが朝まで待つことに。でも痛くて午前4時にのんだ。痛みがひどくて朝まで寝られなかった。

原因で思い当たることは熱心にパソコンに向かっていたことだけ。ネットで「パソコン ひじ痛」と検索したら、これは上腕骨外側上顆炎?であるらしい。たしかに痛むのはそのあたり。通称「テニス肘」。この日の9日午前に整形外科に行くつもりだった。鎮痛剤が効いて痛みがやわらいでいた。それなら一日待とう。10日になると痛みは残っているものの、当初ほどの痛みはなくなった。いま、11日午後3時半、痛みはなくなっている。結局は病院に行っていない。

パソコンのキーをたたいて、ふだんよりは熱心に書いたぐらいで炎症を起こすとは、なんとも情けない。このところこんなことばかりがつづく。老いとともにますますこの手のことが起きてくるんだろうと覚悟している。この話をすると皆さん笑う。上腕骨外側上顆炎を起こすほどたいへんだったんだと同情してくれてもいいのに。

7月11日朝、キュウリの収穫はいまが盛り

キュウリの収穫が盛りを迎えている。連日の雨で野菜は軒並みよくない。トマトもナスもピーマンも。この10日ほどでがらり様子が変わった。キュウリだけは雨でも生育がよく、毎日菜園に行かないといけない。一日でもさぼると、大きく生育してしまい捨てるしかなくなるからだ。

キュウリは支柱を立てネットで育てているものはその生育状態を見やすいのだが、地這いで育てているものは、葉に隠れてかなりの数を取りそこなう。つぎつぎとウリのような大きなサイズのものがごろごろでてくる。

いま朝と晩にキュウリを食べている。食べないと追い付かない。冷蔵庫の量は増える一方で、古いものから順に捨てている。

このブログでなんどもこう書いてきた。キュウリは一日に2,3本コンスタントにとれるのがベスト、苗は1,2本植えればよく、衰えれば次の苗が取ってかわって実をつけ、収穫が途切れないようにしたい、と。今年もそう書いた。でもやっぱりことしもできなかった。つい多くの苗を一度に植えつけてしまう。

キュウリは盛りを過ぎると急速に実なりが悪くなる。この雨続きで、キュウリだけはほかに比べて元気がいいとはいえ、衰えてきたなとわかる。

次の苗を用意していない。知り合いの農家が8月、9月どりキュウリのタネをまいたというから、2株ほどいただくことにしよう。


      
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6月10日、キュウリとピーマンに最初の1個が

2021-06-13 | キュウリ

6月10日、キュウリとピーマンに最初の1個が

73歳、コロナワクチンの1回目を接種してきた。ほんとにうったのと思うくらい無痛だった。2回目は3週間後の7月初めになる。これで安心して夏山に行けるかなと、それがいま一番の関心ごと。

5月の2回の登山ではどちらも8時間ほどほぼ休むなく歩いた。こんな登山がまだできるのはうれしい。昨年ぐらいからか、ゴールまじかになると、きまって膝の痛みを感じるようになった。想定内だがやはり寄る年波には勝てないと実感する。そこで助けになるのかどうか、膝のサポーターをスポーツ店で試着した。この年になると膝の痛みで立ち往生する事態はかなり現実的と思える。ザックに入れておくといざとなっときに安心できるかなと買うことにした。

ピーマンとキュウリを各1個初どりした。なんともささやかなる収穫だが、これが最初の一歩になる。

特にキュウリはこれから盛りを迎えると手がつけられなくなる。これでもかと多く取れる。食べきれない。それに取るのを逃すと、へちまみたいに大きなのが出てくる。

そんなことを毎年繰り返している。それを避けるには株数を減らすほかないのである。わかっていながら毎年同じことを繰り返してきた。ことしこそは株数を減らすんだと自分いいきかせていたのに、いまいちどに5株を育てている。これではことしも始末がおえなくなる。経験から学んで実行する能力が欠如しているのではないかと思ってしまう。

頭で描くキュウリ栽培の理想の姿とはーまず2株を植えつける。これの盛りを過ぎるころあいを見計らって、あらたに2株を用意して植えつけ、収穫が途切れないようにスムーズにバトンタッチさせる。これが意外と難しい。次の2株のタネまきをいつにしたらいいのか、かんたんのようだがいつも空白ができてしまう。キュウリの盛りは短い。3回ぐらい順番に植えつければ夏のあいだ食えるのだが。これがなかなかできないでいる。

キュウリの最初の1本はいつものように味噌をつけて食べた。10カ月ぶりになるのか。うまかった。口にしたときの清涼感といったらなかった。


      
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夏野菜の定番-ナスピーマンキュウリトマト

2021-05-10 | キュウリ

キュウリはタネから育てている(5月10日現在)

夏野菜といえば、ナス、ピーマン、トマト、キュウリ。あまりに定番すぎて、なにを書いていいのやら戸惑う。このブログで登場する機会は極めて少ないのだが、たまにはことしのものを記録しておこう。

ナスとピーマン
いずれも4連結のトレイに入っている苗を4月中旬に購入した。一番安い苗である。これをポリポットに植え替えて半月ぐらい育て、ポットに根がまわってきたところで、5月上旬に穴あきビニールをトンネル掛けした中に定植した。支柱を立てるのはこれからである。

トマト
中玉4株とミニ4株のあわせて8株の苗を購入した。中玉はナスとピーマン同様4連結のトレイのもの。ミニのほうは試しにと1株250円から300円の苗を購入した。ことしは大玉は作らない。雨除けセットが折れてしまったためだ。トマトは嫌いではないが食べようとしないからこだわりはない。

キュウリ
かなり好きで夏は毎日食べる。欠かせない。そのため収穫が途切れないように植えつけをしていく。株が弱ってくると質が悪くなり収穫が落ちてくる。それを見越して次の新しい株を育て、スムーズに代替わりさせコンスタントにとれるようにするのが理想だ。ところがこれが難しい。
キュウリはタネから育てる。1株あれば毎日1、2本取れる。この株が弱ってきたら選手交代で新しい株にとって代わる。とはいえ安全策として初回は2株を育て、5月10日に定植した。収穫が途切れないようつぎのタネをいつまくか。これが問題だ。たいがいは見込み違いでうまくいかない。そうなるとしばらくのあいだ食べられない期間が出てくる。


      
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まずは1個、黄金マクワウリ

2020-08-01 | キュウリ

8月1日、待望のお天道様が顔を見せた。それっとばかり布団、ついでに登山用具一式も押し入れから引っ張り出して干した。夏山到来だ。この3年は夏山を歩いていない。老い先短いだけに出かけたい。しかし2つの理由からこの夏は静かに家の中にいたほうがいいのか。ひとつはコロナ禍。もうひとつは脚の不調で歩けるのかという不安。無理しないでも来年があるさと思いたいけれど、70を過ぎると来年が確実に来るとは思わなくなる。脚の不調以来どうも弱気になっている。これが年を取ったということか。

7月30日に黄金マクワウリを、まずは1個収穫した。なぜかこれだけが生育がかなり早かった。ヘタの周囲にひび割れができてくると収穫のサインとなる。それを承知しながらも最初の1個はやや早めに取ってしまった。虫食いで傷んでいた個所があったからだ。

マクワウリはメロンがもてはやされるあまり、いまや片隅に追いやられている。周囲の菜園でもこれを作っているのはわが菜園だけ。昭和30年代前後の少年のころの思い出がそうさせるのか、夏になるとこのマクワウリが妙に食べたくなる。スイカはそれほど食べたいとは思わないがこちらは食べたくなる。

メロンに比べると甘さは格段に落ちる。それでも完熟物は甘い。しつこくないさっぱりとした甘さだ。果肉の食感はサクサクと小気味よく、夏の果物にはうってつけと思うのだが、どうも人気がない。ひねくれ老人は人気がないとつい作る。

タネは一昨年に自家採取したもの。ことしはタネから3株を育てた。地這いキュウリのとなりで育てている。摘心したあとは放ったらし。人口授粉はしないで自然授粉まかせ。それでも実はなる。この夏はなぜか実の数が多い。


2020年の読書

2020年7月の読書
・少年と犬(馳星周著・文藝春秋)
・暗い森を抜けて(黒川創著・新潮社)
・銀花の蔵(遠田潤子著・新潮社)
・ダリエン地峡決死行(北澤豊雄著・産業編集センター)

2020年6月の読書
本棚から「金閣炎上」を引っ張り出した。奥付は昭和54年10月25日7刷とある。40年ものあいだ積読、と思っていたのだが、読み進めていくと既読感がずっとあった。

・じんかん(今村翔吾著・講談社)
・稚児桜(澤田瞳子著・淡交社)
・金閣炎上(水上勉著・新潮社)

・独ソ戦(大木毅著・岩波新書)

2020年5月の読書
・たまたまザイール、またコンゴ(田中真知著・偕成社)
カーテン(アガサ・クリスティー著、田口俊樹訳・早川書房)
・火星の人(下)(アンディ・ウィアー著、小野田和子訳・早川書房)

2020年4月の読書
コロナ禍で外出自粛。読書三昧で積読を少しは解消できると思ったがダメだった。菜園のほうが忙しくなったためだ。

・火星の人(上)(アンディ・ウィアー著、小野田和子訳・早川書房)
・ロビンソン・クルーソー(ダニエル・デフォー著、鈴木恵訳・新潮文庫)
・潜入ルポamazon帝国(横田増生著・小学館)

2020年3月の読書
70を過ぎたいまになってやっと源氏物語を読み通すことができた。角田光代訳の「源氏物語」(下)巻を手に取った。新刊である。これまで(上)と(中)の巻を読んできた。源氏物語は挫折の連続だった。円地文子訳、谷崎潤一郎訳でつまずいた。今日明日をも知れぬ命の高齢者となったいま、これが最後の機会だなとその覚悟で角田光代訳にのぞんだというわけである。わたくしの小さな脳みそでは原文を読むことなんて考えられない。現代語訳で筋を追うだけで精いっぱいであった。

・角田光代訳「源氏物語(下)」(池澤夏樹=個人編集日本文学全集、河出書房新社)

2020年2月の読書  
・ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(ブレイディみかこ著・ 新潮社)  
・大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件ーなぜ美しい羽は狙われたのかー
(カーク・ウォレス・ジョンソン著、 矢野 真千子訳・化学同人) 
・待ち遠しい(柴崎友香著・毎日新聞出版) 
・おらおらでひとりいぐも(若竹千佐子著・河出書房新社)

2020年1月の読書
「熱源」を読み終えた日の夜に直木賞の発表があった。
・定価のない本(門井慶喜著・東京創元社)
・熊の皮(ジェイムズ・A.マクラフリン著、 青木千鶴訳・早川書房) 
・帰還ー父と息子を分かつ国(ヒシャーム・マタール著、金原瑞人・野沢佳織訳・人文書院)
・熱源(川越宗一著・文藝春秋)

⇒2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


      
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これぞ完熟の黄金マクワウリ

2019-08-30 | キュウリ

28日に黄金マクワウリが取れた。マクワウリは懐かしいだけではなく、メロンにはないさっぱりとした甘さが好きだから作るようにしている。

しかしことしは不作だった。知り合いの農家も不作だった。長梅雨のせいかなという。初期生育は順調であっただけに意外な結果になった。わが菜園でも楽しみにしていたのに実が大きくならない。かなりがっかりしていた。ところが覆い茂る葉の後ろに黄金色に輝くのを見つけた。2個あった。いずれも完熟状態のものであった。 

マクワウリの完熟のサインはわかりずらい。一番のポイントは、ヘタの周りにできる小さなひび割れ。これはもちろん自然にひび割れたもので、これが完熟のサインだといわれる。今回収穫できたのもそうだ。もっとひび割れがすすめば甘味が増す。

実際に売っているマクワウリは、未熟の状態で収穫したものだから、ヘタの周りにひび割れがあるものはまず見ない。たとえそれがあったとしても、これが完熟のしるしだと知る人はかなり少ないはずで、大多数は見た目が悪いからと敬遠するだろう。

いまはメロンばやり。メロンの甘さを経験してしまうとマクワウリは退場せざるを得ない。プリンスメロンが登場する前の昭和30年代から40年にかけては、お盆のお供え物といえばマクワウリで、それを井戸水に冷やしてよく食べた。

完熟しているからすぐに冷蔵庫で冷やして食べることにした。メロンのやわらかさよりも、ややかための食感がいいのである。でも、甘さの面ではもの足りない。もう数日間追熟させたほうがいいのかもしれない。2個のうちもう1個はそうすることにした。


      

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次々に生るキュウリをどうやって食べようか

2019-06-30 | キュウリ

 
初収穫のキュウリ、いちどに12本も

6月に入りやっと種類が増えてきた。タマネギ、ジャガイモ、ニンジン続いて、インゲン、ナス、ピーマン、キュウリ、オクラが取れ出したからにぎやかになってきた。トマトはまだ青い。

キュウリは取れ出すと気が抜けない。収穫はもう少し先だろうなと念のため見たところ、すでに生っていた。なんと初収穫は12本も取れた。キュウリは早めの収穫を心掛けている。一日でも取り遅れるとウリのように大きくなってしまうからだ。毎日のウオーキングの帰りには、かならず様子を見ることにしている。

キュウリは2株あれば足りるのに5株も植えたからこうなる。タネをまくとつい多く育ててしまう。次々と収穫できるのは楽しい。半面、食べるのに追われる。これが苦行である。毎年こうなるから、作る量を減らさないといけない、毎年そう思うのだがこれができない。つい多く作ってしまう。自分でも呆れる。学習能力がない。バカは死ななきゃ治らないなと、つくづくそう思う。

ジジイが台所に立つ。きょうはキュウリ。これをおかずにする。定番は味噌をつけて食べるのが一番手っ取り早くてうまいのだが、さすがに毎日そればかりだと飽きてくる。ネットでさがしてみても、キュウリのレシピにこれはというものがない。

28日付の朝日新聞の朝刊「ごはんラボ」にキュウリのレシピが載っていた。[キュウリの豚肉炒め]。グッドタイミングである。さっそく作ってみた。このところレシピがあれば手早く作れるようになった。ついこのあいだまでは児戯のような手つきだったのに、いまではかなりうまくなってきた。こうなると台所に立つのがそれほど苦にならなくなる。

これがキュウリの豚肉炒め


2019年の読書

2019年6月の読書
・転生!太宰治(佐藤友哉著・星海社FICTIONS)
・座席ナンバー7Aの恐怖(セバスチャン フィツェック著・ 文藝春秋)

2019年5月の読書
・三の隣は五号室(長嶋有著・中央公論新社)
・信長の原理(垣根涼介著・KADOKAWA) 

2019年4月の読書 「雪の階」は長編。飽きないで読み通せた。
・雪の階 (奥泉光著・中央公論新社)
・渦 妹背山婦庭訓魂結び(大島真寿美著・文藝春秋)
・熱帯(森見登美彦著・文藝春秋)=途中で挫折

2019年3月の読書
・ベルリンは晴れているか(深緑野分著・筑摩書房)
・生物と無生物のあいだ(福岡伸一著・講談社現代新書)
・拳銃使いの娘(ジョーダン・ハーパー著、鈴木恵訳・ハヤカワ・ミステリ)  

2019年2月の読書 1月末から脚の痛みで外出できず、引きこもり老人、寝たきり老人を余儀なくされた。楽しみは唯一読書であった。
・平場の月(朝倉かすみ著・光文社)
・月まで三キロ(伊与原新著・新潮社)
・錆びた滑車(若竹七海著・文春文庫)
・童の神(今村祥吾著・角川春樹事務所)
・宝島(真藤順丈著・講談社)

2019年1月の読書  橋本治さんが亡くなった。70歳。わたくしと同じ年だ。そのことは50年前から知っていた。くしくも2018年野間文学賞受賞作の最新作「草薙の剣」を読み終えたばかりだった。
・草薙の剣(橋本治著・新潮社)
・監禁面接(ピエール ルメートル著・橘明美訳・文藝春秋)

⇒2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧   


      

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梨瓜ではなく銀泉マクワだった

2018-08-06 | キュウリ


収穫できるのはこの「梨瓜」とばかり思っていたが…

やっぱりそうだったか、と笑ってしまった。わが菜園で栽培しているマクワウリは、「梨瓜」ではなく「銀泉マクワ」だと分かった。8月4日投稿の記事で、栽培しているのは「梨瓜」と書いたが、これはじつは「銀泉マクワ」の間違いだった。いそいで訂正する。

間違いと分かったいきさつはこうだ。

栽培しているマクワウリの苗は知り合いの農家からいただいた。
「これは梨瓜の苗だよ」
(これが間違いのもと。じつはその苗は銀泉マクワだったのである)
それを鵜呑みにして育ててきた。

8月4日の記事で大きく育ってきたことを書いた。梨瓜は果皮が白くなる。いまの果皮は緑色している。ここでわずかに疑問をもった。だが、生長するにしたがって白く変化していくだろうと思った。

ところが、その日に近くの家庭菜園で「銀泉マクワ」を収穫しているのに出くわした。銀泉マクワは知っていたが、じっさいに家庭菜園で栽培しているのを見るのは初めてだった。収穫時には金色に染まって、縦に10本の白い筋模様がある。収穫前のまだ小さな実を見ると、緑色ですでに縦に模様が入っている。

これを見て疑問が膨らんだ。わたくしの栽培している「梨瓜」もいまは緑色で、同じように縦に筋模様が10本ある。色といい、模様といいそっくりだ。もしかしたらわが菜園のは「銀泉マクワ」ではなかろうかと。

近くの菜園で収穫していた銀泉マクワ


銀泉マクワの小さな実は緑色で、すでに白い筋模様がある

8月5日、農家の知り合いに尋ねた。ちょうど「本物の梨瓜」を収穫してきたところだった。わが家のマクワウリの写真を見せた。ここでやっと「梨瓜」ではないと判明した。

この農家ではわたくしに分けた同じ苗も育ていた。梨瓜とは葉の色、果皮の色が違うので、これは梨瓜ではないと分かり、わたくしに知らせるところだったという。

間違いがわかってよかった。マクワウリの品種は全国に多くある。農家は複数のタネを持っているから、こうした品種の取り違えが起こるのだろう。

ついでに収穫したばかりの「本物の梨瓜」をもらってきた。それがトップの写真である。


       
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マクワウリが急生長、ぐいぐいと大きく

2018-08-04 | キュウリ

 
8月1日のマクワウリ

なんかついていない。北アルプスを歩くため予定を立てるのだけど、そのたびに天気がよくない。2週連続して予約してはキャンセルしている。今週は結果的に良い天気になったが、当初の天気予報を信じてキャンセルしてしまっていた。直前まで待てばよかった。せっかちはいけない。空回りだ。3度目の正直、来週こそはと予約したら、こんどは台風で予報ががらりと変わってしまっている。意欲がなえる。昨夏は天気に振り回されて行かずじまい。じじいになっても、北アルプスを年に一度は歩きたいと、意識して毎日適度に体を鍛えている。

マクワウリがぐんぐん生長している。6月下旬に植えつけたからやや遅い。全部で6株10本ある。久しぶりに栽培してみて気がついたことは、これは暑さに強いという印象だ。7月中下旬になると生長が著しく、見る間に実をつけて、いま大きいのは20センチ近くまで育っている。これはもう“”成人“だ。品種は果皮が白い梨瓜だから、この後に色が変化して熟するのを待つことになる。

ツルは四方八方に伸びて繁茂している。栽培の要諦はこのツルの摘芯にあるようだ。前回の記事で「親ヅルの摘芯まではするが、子ヅル、孫ヅルまではしないだろう」と言ったが、その通りになった。

確かに親ヅルの摘芯まではした。それからがいけない。ツルが絡まってどれが子ヅルでどれが孫ヅルかわからない。腰を据えてやればできないことはないが、見るだけであきらめた。それでもツルをかき分けるときちんと多くの実が生っている。これだけで十分である。

むかしを思い出した。マクワウリはお盆のお供えにした。旬はいまごろからになる。わが家のマクワウリはお盆には間に合わないだろう。


     
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7月2日、炎天下のキュウリ、トウモロコシなどの収穫

2018-07-03 | キュウリ


7月2日の収穫物

梅雨が明けて猛暑が続く。この炎天下では何をする気も起きない。6月はずっと収穫に追われた。さすがに疲れた。7月も収穫が主になる。

夏野菜が次々取れる。たとえば7月2日に収穫できたものを見てみる。トマト、キュウリ、トウモロコシ、ピーマン、シシトウ、インゲンと盛りだくさんになった。ことしは春から夏までいずれも豊作が続いている。虫や小動物の食害がない。これもめずらしい。

毎日菜園に行く。いまはキュウリとトウモロコシの取り遅れがないように努める。とくにキュウリはさぼれない。一日取り遅れただけでウリのように大きくなってしまう。それに毎日見ているのに取り残しが多くある。地這いキュウリだけに葉の裏に隠れてるのが多く、目を凝らして取り残しがないか注意しても必ずある。自分の目は節穴かと思うほどだ。

キュウリ。いま4株から収穫中だ。たったの4株でも毎日5本から10本が取れる。食べきれない。これまでの経験で2株あれば十分と分かっていてもつい多く植えつけてしまう。この4株もいまが最盛期だろうか、間もなく株が衰える。その後釜として2株が生育中だ。

トウモロコシ。これも毎日食べている。キュウリは飽きないのだが、トウモロコシは飽きる。残り少なってきたからちょうどいい。この夏は小動物による食害は対策をきちんとしたせいか、まったくなかった。おかげで飽きるほどに食べられた。これも取り遅れるとまずくなるからせっせと食べ続ける。夕飯は米の飯ではなくトウモロコシを食べている。

ふと近くの菜園のトウモロコシを見ると、その惨状に目を疑った。小動物に食い荒らされて壊滅的な被害である。まともにトウモロコシの形状を保っているのは1本もないほどで、皮がむくれ実がきれいに食べられて散乱している。目をそむけたくなる。わが菜園と同じく、いやそれ以上に厳重に上下をネットで囲んで侵入できないよう対策を講じたかのように見えた。それなのにどうして? どこかに侵入できるすき間があったということに尽きる。犯人はタヌキかハクビシンか。

きょうも厳しい暑さになるという。暑くなる前に菜園に行ってキュウリとトウモロコシを取ってくるか。きのうの記事に書いたように、きょうは梅干しの土用干しが仕上がる。


       
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あの懐かしい味のマクワウリを植えつけた

2018-06-27 | キュウリ

6月22日に知り合いの農家からマクワウリの苗をいただいた。果皮が白色系の梨瓜だという。

マクワウリは小さい頃によく食べた。小さい頃とは小学生のころで、団塊の世代だから昭和30年代になるのだろうか。果皮が黄色いのと白いのがあり、夏に冷やしたものをよく食べさせられた。懐かしい味である。プリンスメロンが登場する前になる。

淡泊な甘味と果肉の白さが涼しさを呼び、いまのネット系メロンの濃厚な味と違ってさっぱりとした味がいまも舌に残っている。

この味を忘れられないと見えて、ふと思い出しては食べたくなる。スーパーではまず見かけなくなった。苗だけは種苗店でたまに見つけることができるのだが、前作からはもう5年以上はたっているはずだ。

作ったとしてもなかなかうまくできない。というのも世話は真夏になる。真夏の作業はつらいからつい手を抜く。放ったらかしにしてしまう。これではうまくいくはずがない。結果は見ないでもわかる。鳥や虫に食われた小さな実が転がっているだけだ。それでも選んで食べる。

いただいた苗は6株で10本ぐらいある。すぐに黒マルチを敷いて植えつけた。定植するにはぎりぎりの時季のようだが、とりあえずやってみることにした。あらためて栽培マニュアルを見ている。ややこしい。親づる、子づる、孫づるが出てくるとマクワウリに限らず頭が混乱してくる。親づるを摘芯するまではきちんとやるだろうが、その先が…たぶんやらないだろう。でもいまあの味をもう一度食べるには自分で作るしかない。その意欲はある。


       
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キュウリとトマト、どっちが好きか

2018-06-22 | キュウリ

6月21日に地這いキュウリとミニトマトが取れ出した。

キュウリはタネから育てたので初物がいまになった。一昨年からはすべて「地這い」にした。これにしたのは、昨日のインゲンの記事と同じ理由からで、支柱を立てるのが面倒になったからである。地這いに切り替えたときの心配は味だった。というのも地這いはまずいという印象があったからだが、品種改良のおかげというのだろうか大して食感に変化はなく安心して食べられた。これならいいと、この夏も地這いである。

トマトはミニが食べられるまでに赤く熟してきた。大玉トマトはもう少し待たないといけない。トマトはさすがに支柱を立てないと育てることができない。地這いトマトができればなあとこのところ願っているのだが。

「トマトが好きではないとはめずらしいですね」
菜園仲間からいわれた。夏野菜の代表選手といえばトマト、だれもが好きなのに、目の前にいる人はあまり好きではないとの表明に意外と思ったらしい。

トマトとキュウリ、どちらが好きかと問われればトマト支持が圧倒的だと思う。ところがわたくしはトマトは嫌いではないのだが好きでもない。断然キュウリを選ぶ。キュウリは好きだ、と言える。

トマトは気がむいたときにしか食べない。それなのに、大玉とミニ合わせて12株を栽培している。雨除け資材を組み立ててまでして面倒をみ、腕によりをかけてまっとうなトマトを作っている。 

さっそくこのキュウリでサラダを作ってみた。材料はツナ缶、マカロニ、ニンジン、タマネギ、キュウリ、マヨネーズ。見た目にも彩りがきれいで、さっぱりと食べられた。



この日はナスとピーマンも取ってきた。両者はすでに収穫が続いている。このあいだ作ったナスとピーマンのみそ炒めがうまかった。なんとかの一つ覚えでまた作ってしまった。この日の夕飯のおかずは夏野菜のオンパレードになった。




       
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地這いキュウリは血眼になって

2016-07-31 | キュウリ

この夏のキュウリは4回ー5月の上旬と中旬、6月中旬、7月中旬ーに分けてタネをまいた。夏のあいだ長く食べ続けたいがためである。

いま収穫できているのは5月にまいたもの。全部で5株ある。盛りは過ぎたものの、いまでも毎日20本近くとれている。取り遅れないようにと朝と晩に必ず出向く。これが面倒だがいたしかたない。

ことしはすべて地這いにした。支柱を立てたりネットを張るのが億劫に感じた。育てるにはこれは楽である。ただし収穫時にはすこしばかり困る。葉に隠れて見えないことがあり、毎回必ず1、2本は見落とし、翌日になってこれを“発見”するとすでにウリの大きさになっている。

キュウリのサイズには好みがある。わたくしの好みは細身で小ぶり。野菜だって涼しげな美人がいい。冒頭写真の左端のようなぼってりサイズになるとすべて捨ててしまう。かみさんは、サイズが大きくても酢の物や佃煮するからそれでもいいというのだが、毎日たくさん取れるから、気に入らないものはどんどん捨ててしまう。そんな気分になれるほど取れている。

地這いキュウリは捜すのも楽しい。取り残しのないようにと血眼になるのだが、それでも取り残す。翌日大きなキュウリに出くわすと、これだけ懸命に捜しているのに取り残しがあるもんだと、おのれのまぬけさに呆れてしまう。

朝は生を味噌につけて、夜は漬物をおろしショウガで食べている。2人暮らしには各2株あれば十分なのだが、つい多めに作ってしまう。

いま3回目(6月中旬)にタネをまいたのが実をつけてきた。こちらは4株ある。ますますまめに畑に行かないといけなくなった。


こちらは4回目(7月中旬)にタネをまいたもの。4株ある。

これで計画通りにうまくいきそうだ。夏のあいだ取り続けることができる。毎日毎日キュウリだがこれが飽きない。


2016年の読書

2016年7月の読書
・源氏物語巻4(薄雲、槿、乙女)円地文子訳・新潮社
・源氏物語巻3(蓬生、関屋、絵合、松風)円地文子訳・新潮社
・真実の10メートル手前(米澤穂信著・東京創元社)
・天下人の茶(伊藤潤著・文藝春秋)

2016年6月の読書
・源氏物語巻3(須磨、明石、澪標)円地文子訳・新潮社
・ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女(下)ダヴィド・ラーゲルクランツ・著ヘレンハルメ美穂・羽根 由訳
・ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女(上)ダヴィド・ラーゲルクランツ著・ヘレンハルメ美穂・羽根 由訳
・定本 黒部の山賊 アルプスの怪(伊藤正一著・山と渓谷社)

2016年5月の読書
・源氏物語巻2(賢木、花散里)円地文子訳・新潮社
・新々訳源氏物語巻1(桐壺、帚木、空蝉、夕顔、若紫、葵)谷崎潤一郎全集第25巻・中央公論社
・おひとりさまの最期(上野千鶴子著・朝日新聞出版)

2016年4月の読書
・安土往還記(辻邦生著・池澤夏樹=個人編集 日本文学全集19河出書房新社)
・焼跡のイエス(石川淳著・池澤夏樹=個人編集 日本文学全集19河出書房新社)
・紫苑物語(上に同じ)
・諸国畸人伝より小林如泥、鈴木牧之(上に同じ)
・羊と鋼の森(宮下奈都著・文藝春秋)

2016年3月の読書
・王様とサーカス(米澤穂信著・東京創元社)
・武州公秘話(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・夢の浮橋(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・孤狼の血(柚月裕子著・KADOKAWA)
・盲目物語(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・小野篁妹に恋する事(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・蘆刈(谷崎潤一郎著・中央公論社)

2016年2月の読書
・乱菊物語(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・長いお別れ(中島京子著・文藝春秋)
・重耳(下)(宮城谷昌光著・講談社)
・重耳(中)(宮城谷昌光著・講談社)

2016年1月の読書
・重耳(上)(宮城谷昌光著・講談社)
・消滅世界(村田沙耶香著・河出書房新社)
・つまをめとらば(青山文平著・文藝春秋)
・雨月物語(上田秋成著・円城搭訳・河出書房新社日本文学全集11)

⇒2015年、2014年、2013年、2012年の読書


        
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