30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

フキノトウの誘惑

2011-02-27 | その他

フキノトウが出ていた。出てきた、出てきた。これぞ春到来を真っ先に知らせてくれる使者だ。健気な姿をじっと見つめていると思わず笑みがこぼれてくる。

ウオーキングのコースに、フキノトウの畑と思える一角がある。よくみると、一面フキを「栽培」している畑だ。これは商売のために育てているんだというのがよくわかる。林に囲まれていて、見通しがよくないところなので、そこでフキが栽培されているとはなかなか気がつかない。

何十年も歩いているコースの途中にあるのに、つい最近まで気がつかなかった。フキが一面に繁茂しているのに気がつき、フキを育ててているんだとわかったしだいである。

そうなると、ここは早春にはフキノトウで埋まるはずだ。そろそろかなと、きのうこの畑に行ってみた。ちょうど、まさにいま、蕾が地上に一斉に出てきたばかりのようで、なかなかの眺めである。1つだけ咲き始めたばかりのを見つけた。

フキノトウの天ぷらは好物である。苦味がなんともうまい。山では雪が解け始めるとそこからフキノトウが出てくる。登山の帰りに出会うと摘むのに夢中になってしまう。

フキノトウの畑に入って写真を撮っている。うーん、食べごろだな。李下に冠を…と心がけているのだが、好物なだけにこれだけたくさんあるのだから少しぐらいとつい変な誘惑にかられる前に、写真だけ撮って早々に立ち退くことにしよう。


    

   

 


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葉が青々として来たタマネギ

2011-02-25 | タマネギ

 

冬を越えてきた野菜たち。今回はタマネギ。

やっと葉が青々としてきた。緑が濃くなり、生き生きしたてきた。
タマネギは冬の間ずっと不機嫌だ、といいたくなるほど、顔色は悪く、小さく縮こまっていて、無愛想である。こんな状態でほんとに育ってくれるのかと心配になるほど、むっつりして口もきいてくれない。いじけているといった感じである。

長年付き合っているから、そんなもんだとわかっている。「そうやって、いつまでもきめっこしていればいいよ」と、こちらも知らん顔をしている。きめっこしている? ああ、これは茨城の方言で「いじけている」という意味だ。進学のため生まれ故郷を離れて幾星霜を経ているのに、つい故郷訛りが出てしまう。

しかし、冬のあいだはずっとそんな状態でも、春になればご機嫌うるわしくなるとわかっていても、たまにはこのままで大丈夫だろうかと不安になる。

ご機嫌伺いに会いに行った。見違えるほどに緑濃くなっていた。寒さが緩み、陽光を楽しんでいるようだ。タマネギの葉の青さが、春はもうすぐだよと教えてくれる。これで心配していたタマネギも安心というものである。


   

   

 


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サヤエンドウに支柱を立てた

2011-02-23 | キヌサヤ

サヤエンドウの支柱を立てた。人一倍せっかちなので、なんでも早めに対応するのだが、サヤエンドウの支柱立ては、やらねばとわかっていても、いつも遅れてしまう。サヤエンドウの巻きひげは早めに誘引しなければならない。生育が旺盛になってからでは支柱に絡みつかず通路側にはみ出てきて、だらりと垂れ下がってきてしまうからだ。

このような失敗をなんども経験していても、いつも対応が遅れてしまう。せっかちを自認しているくせに、一方で愚図だ。かみさんと出かけるときはいつも私が最後になる。せっかちで愚図とは、どう考えればいいのだろうか。

今年は早めに支柱を立てた。近くに竹やぶがあり、間引きした竹が積んであったので、それを利用した。キュウリネットでもいいのだがネットを張るのが面倒だ。最近は手を抜く傾向にある。しかし葉が落ちた竹は枝が方々に延びていて、巻ひげが巻きつくには、いい支柱になる。

支柱を立ててしまえばサヤエンドウの世話はほとんど済み、あとは収穫を待つだけになる。


  

   

 


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ぜんぶ食べ尽くした下仁田ネギ

2011-02-22 | 下仁田ネギ

下仁田ネギの収穫が終わった。すべて食べ尽くした。残してだめにして捨ててしまうと、せっかく育ってくれた作物に申しわけなく、気分が悪い。 ラストスパートをかけて、なんとかすべてを食べることができた。ごくろうさんでした。

すべてといったが、少し残した。これはタネを採るためだ。このまま育て、3月にネギ坊主が出て、そこにタネをつけたら5月にネギ坊主を切り乾燥させ、タネを採るのである。このタネは今年の秋か来年の春にまき、来年の冬に収穫して私の口に入る。

もちろん今年の12月から食べる下仁田ネギの苗は、すでにいまビニールトンネル掛けの中で育っている。これは昨年5月に採ったタネで育てている。

わが菜園の下仁田ネギは、こうして自家採種したものを使って育てている。
5月に自家採種→11月タネまき(または翌年2月にタネまき)→翌年12月から収穫
ーというサイクルだ。5月にタネを採ってから、私の口に入るまで1年半もかかる。

だからこそ、無駄にするにはしのびない。

きのうは胃部のレントゲン検査。検査後は、わが町の手賀沼に出て家まで歩いて帰ってきた。朝飯抜きなのに2時間も歩いてしまった。ここは野鳥が多い。サギ?の飛翔の瞬間を撮ることができた。 


 

   

 


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心配ながら植えつけてしまったジャガイモ

2011-02-20 | ジャガイモ

 

きのうはジャガイモを植えつけた。平年よりも半月ほど早い。なぜこんなに早く植えつけたかというと、種イモを早めに買ってしまったこと、浴光催芽で芽がほど良く伸びてしまったこと、それにいい天気だったこと、である。

やはり心配は寒さである。冷害で芽がだめになるのではないか。だからこそここは我慢してもう少し待とうと言い聞かせていたのだが、やはり植えつけてしまった。もちろん植えつけてしまったいまでも、大丈夫かなと心配である。しかし、済んでしまったことゆえ、これから先、冷害にやられてしまったときは仕方ないとあきらめるしかない。

植えつけたのは、男爵、メークイン、キタアカリが各1㌔で全部で3キロ。これだけのものでも、50坪のわが菜園では結構な場所を取る。畝間80センチで2列に植えた。種イモの間に今年は魚粉があまっていたので、元肥に鶏ふんとこの魚粉を使った。

植えつけを終えたあとも、久しぶりの農作業なので、なにやかやとやることが多い。

■キャベツ、サヤエンドウ、ソラマメ、タマネギ
これらは育成中の越冬した野菜たち。雑草取りと土寄せ

■この日収穫したもの
ハクサイと下仁田ネギ、ホウレンソウ、ダイコン、ニンジン、九条ネギ、赤ネギ、ブロッコリー、カブ

働き詰めの充実した一日であった。さすがに疲れた。


    

  

 


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無事に越冬できたサヤエンドウ

2011-02-18 | キヌサヤ

前々回に取り上げたわが家のガーデニング。もともと庭というほどの広さはなく、家を新しく建て替えたためにますます狭くなり、家と生け垣の間の細長いすき間といったほうがいい。すっかり更地になってしまったそこになにを植えようかなというのがいま一番の関心ごとである。作業は3月まで待て、と自分に言い聞かせてはいたが、やはり超せっかちの私には無理だったようで、とにかく自転車を飛ばしてホームセンターへ下見に行ってみた。計画している宿根草の苗の一部が見つかったのですぐに買った。
1、ホスタ=パトリオット(2株)、ゴールドスタンダード(1株)
1、ヒューケラ=スイートティー(シルバー系のものを探していたのだがなかったのでこれを買う。シルバー系は3月に入荷の予定だというから待つことにした)
1、クリスマスローズ=ニゲル(2株)
アスチルベは赤があったのだが私のほしいのは白だったのでパス。ネットで調べたところ、ほかの宿根草は大手種苗店の通信販売で一括買ったほうが手っ取り早いのがわかった。そうしよう。

こちらはすっかりご無沙汰の菜園。かみさんからの「収穫指令」があると飛んでいく。畑は霜柱とさらに雪で、ぬかって長靴でしか入れない状態だ。

いま必ず確認しているのがサヤエンドウの生育具合だ。サヤエンドウはいつも寒さで一部の株が枯れてしまう。そのため寒冷紗をかぶせてはいるが、それでも枯れてしまうことがあった。昨年の12月からはやはり寒冷紗をかぶせている。これで大丈夫かなと心配になるから、いつも見回る。異常がないと安心する。

今年は寒さで一株も枯れるものがなかった。充実して元気な株ばかりである。うーん、じつにすばらしい。自画自賛しながら眺めている。この時期になれば、これから寒さで枯れるようなことはないだろう。そう思うと安心する。じつは今年に限って作り過ぎた。だから少しぐらいは枯れてしまっても問題はないのだが・・・。皮肉である。元気な株は、株元から細かく分岐して四方に伸びている。この時期にこんなに充実したサヤエンドウを見るのも久しぶりだ。そろそろ支柱を用意しなければならない。支柱立ては早やめがいい。この調子だと春の収穫は期待できるな、と。


   

  

 


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浴光催芽しているジャガイモ

2011-02-16 | ジャガイモ

今年はジャガイモの種イモを1月30日に買ってしまった。どう考えても買うには早い。とてもじゃないが植えつける時期ではない。すっかりモウロクしたのかと自分でも思ったくらいの衝動買いであった。しかし浴光催芽をさせてから植えつけるにはちょうどいい時期である。

浴光催芽といっても、要は畑に植えつける前に日光浴をさせて芽を出させることである。居間に広げて日を当ててやればいいだけのことで、これをやると丈夫な芽を出させ、成長促進にいいからだ。

買ったときはのっぺらぼうの顔だったのに、あちこちから芽が出てきた。あまり芽を伸ばしてしまってから植えつけてもいけないから、そろそろ畑の準備をしなければならない。

ジャガイモの植えつけはいつも3月上旬にしている。いまの芽の具合からすれば、そうもゆっくりしていられないようだ。寒さの被害を受けるのが一番の心配なのだが、今月の下旬にも植えつけることにしよう。

ジャガイモの植えつける時期の畑はまだまだ寒い。しかし気持ちがいい。わずかだが土に温もりを、風に暖かさを感じるようになり、その微妙な季節の移ろいを感じることがたまらないのである。ああ、もうすぐだなと、春の到来を体全体で感じることができる。その新鮮な感覚は喜びになり、生きているのを実感できる時でもある。春浅い3月は一年で一番好きな季節だ。


  

  

 


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宿根草を主体にした庭にしようっと

2011-02-15 | その他




私の庭仕事はじめ。
濡れ縁に沿って通路を作った。敷石を敷き、周辺に龍のひげをこれでもかと植えた

農閑期なのをいいことに、いまは庭仕事に精を出している。建て替えていた家は完成したものの、庭だけがいまも見るも無残な姿になっている。この庭をどうにかしなければいけない。

建て替えの家に昨年12月23日に移り住んだものの、なにかとやり残しの仕事があって1月末に完成した。最後の最後まで残っていたのがトイレの蛇口の取り付けだった。

家だけはびっしとしたものの、庭がどうにも様にならない。庭木がほとんど切られてしまっている。なんとも殺風景だ。庭木で残っているのは「モッコク」の生け垣、それに貧弱な木が4,5本だけである。生け垣は
残しておいて大正解だった。これまでも切られてしまっていたらどうしようもなかった。この生け垣がなかったなら、家ばかりが目立って、落ち着きのない風景になっていた。

返す返すも残念なのは切られてしまった木なのだが、これは移植して残しておいても、狭い庭にあらたに移植するスペースはないから、仕方ないとあきらめがつく。

仕事は、まずは整地することだった。工事で出た土が盛られているのでこれを平らにして余分な土を運び出さなければならない。これが終わり、立春あたりから草花の植え込み作業を始めた。まずは濡れ縁に沿っての通路だ。「敷石」を敷いて、周辺に「龍のひげ」を植えた。さらに買っておいた「ドウダンツツジ」を駐車場と庭との境に植えてみた。

「ノミの額」程度の庭仕事でも、庭師になったようだ。少しばかり作業をしては、手を休めてじっとたたずんで、こんなもんかなとか、それともこうしたほうがいいのかと悩みながら、眺めている時間のほうが多い。庭仕事は大好きなので、なんとも楽しい時間だ。

庭仕事を始めて気がついたのだが、これまでの宿根草がすべてなくなった。たぶん土の下に眠っているのだろう。工事で土をかきまわされたから、はたしてこの春に芽吹くてくれるか。たぶん全滅に近いだろう。しかし「ホトトギス」と「シュウメイギク」は残っていそうである。

小さな庭だけに、まずは宿根草を主体にして組み立てることにした。
これから新たに植えつけ計画のものは、
庭木=カエデ、ナンテン、アジサイ、テイカカズラ、センリョウ
宿根草=ギボウシ、アスチルベ、ニゲル、ヒューケラ、アストランティア、ブルネラ、ティアレア

宿根草は苗を植えつけてから大きな株に育つまで何年もかかる。一日も早く作業を行いたいのだが、3月になるのを待つほかないようだ。

家の建て替え記録である。
2010年 
 5月27日 
この家ともおさらばだ
  8月12日 建て前を迎えた家づくり
  9月22日 木の香りに包まれて
10月12日 外観が完成近くの姿に
11月10日 そろそろ完成のはずなのだが
12月 2日 完成は遅れて12月に
12月11日 
わが家の完成一歩手前の見学会
12月16日 迷ったー漆喰壁をなに色にするか
12月21日 
2階は完成した、建て替え中のわが家

12月24日 引っ越し作業、ダンボールの山にうんざり
12月31日 大晦日だというのに引っ越しの後片付け

2011年
 1月10日 わが家の無垢材(1)玄関、居間&食堂、和室)
 1月11日 わが家の無垢材(2)トイレ、台所、洗面所、風呂 


 

 

  

 


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到来の酒はうまいものばかり

2011-02-13 | 

4カ月ぶりの「酒の話になる。

正月を挟んで相変わらず酒ばかり飲んでいるのだが、定番の酒ばかりで、時節柄これを燗して飲んでいる。晩酌はいつも「とりあえずビール」からはじまるのだが、さすがにこう寒いと、いきなり燗酒を飲みはじめることが多くなった。

このところ、自分で買う酒に取り立ててこれはという酒にめぐり合わない。不運というよりも見つけようと努力しなかったこともある。いつも定番以外の酒でうまい酒をと意識しているのだが、なんでも努力しないと手に入らないものである。

ところが、到来の酒にはうまいものが多い。もちろん値段がいいからで、清酒は値段がいいほど「いい酒」になる。あとは自分の舌が気にいるかどうかである。

最近の到来の酒を3点。さすがに大吟醸、純米吟醸クラスの酒ばかりだ。私はこれら特定酒上位の酒を普段に毎晩飲める身分ではないから、めったなことでは手を出せない。私が普段の酒として買うのは2300円前後のもの。特別の場合でもないかぎり、特別純米、純米、特別本醸造、本醸造の4種あたりが分相応の酒だ。

それだけに、到来の酒はいい酒ばかりだから、これ幸いと飲みたいのだが、これが飲めない。こんな高い酒ばかり飲んでいると、きっとバチがあたるのではないかと思っているから、なかなか飲めないで台所の隅に置いてある。かみさんから「貧乏症なのねえ」といわれる。それも当たっている。封を開けるきっかけはお客が来たときである。

ちょうど家の建て替えの新築祝いで、このところ客が多い。客にはいい酒を飲んでもらいたいからこの3点の封を切ることができた。この3点は「龍力大吟醸・上中」、「特別純米・玉彦」、「桃川・純米吟醸」。さすが「上中」は値段相応にうまかった。正直のところ私にはもったいない酒だ。「玉彦」ははじめて飲む。醸造元は山形県河北町の和田酒造。濃醇な味がいい。

3点ともいまだ少し残っている。この中の一点を定番の酒の前に、ちびり一杯飲むのがまた楽しみである。「やっぱりうまいねえ」なんていっているのだから、なんとも意地汚い飲み方だいわれてしまそうだが、この飲み方が性に合っているのだから仕方ない。


  

       

 


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食べも食べたり3種の冬ネギ

2011-02-11 | 下仁田ネギ


下仁田ネギ


九条太ネギ(左) 赤ネギ(右)

いま食べている冬ネギは下仁田ネギ、赤ネギ、九条太ネギの3種。一昨年の秋または昨年の春にタネをまき、昨夏に苗を植えつけたもので、植えつけを終えたネギ畑を見て「これだけ大量の冬ネギを作ってどうするんだろう」とやや自嘲気味になったものだ。というのは、育てた苗を、加減しないですべて植えつけてしまったものだから「家庭菜園」とは思えぬ数量になった。

昨年12月から収穫を迎えた。さてこれから先、これだけの冬ネギを2月までの間にどう食べたらいいものかと思案したものだが、なんのことはない、いまのネギ畑を見ると、思った以上になくなっている。わが家で食べたり、せっせと近所にわけたりしたものだから、意外に予想よりもはやくなくなった。

なにもそんなにあわてて食べることはない、残ったら残ったでいいではないか、といわれてしまいそうだが、やはり無駄にはしたくない。うまい時に食べてあげたい。冬ネギはタネをまいてから収穫まで一年以上かかるだけに、せっかく育ったものを粗末にはできないのである。それだけにいまのネギ畑をみては、よく食べたもんだよなと、ほっとしている。

冬ネギは2月いっぱいまでが旬である。春を少しでも感じるようになると、しだいにというより、急にまずくなる。食感ですぐにまずくなってきたのがわかる。賞味期間はあとわずかになった。ラストスパートだ。

隣りのウネでは、ビニールのトンネル掛けの中で、今年植えつける苗が育っている。今年も「下仁田ネギ」「赤ネギ」「九条太ネギ」の3種になる。


 

       

 


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3回目のハクサイのお香香づくり

2011-02-09 | ハクサイ

ハクサイのお香香がなくなった。そこでこの冬3回目のお香香づくりである。畑に残っているのは7個だ。今回4個を収穫したので残りは3個になる。この残りは菜の花を取るためこのまま畑に置くので、お香香づくりは今回が最後になる。

この時期のハクサイはうまい。うまいと知っていてもさすがに見るに忍びないほどの無残な姿だ。寒さで葉が腐って枯れて、一枚また一枚と落ちていく。砲弾のような形が、いまやすっかりやせ細ってしまった。両手で持ち上げると、初収穫のころの、あのふくよかで、ずっしりとした重量感は感じなくなっている。壮年期を過ぎて老齢期にさしかかった自分を見る思いだ。

同じ身として、よくここまで頑張ったねとやさしく声をかけ、1つ1つ根を切り、表面の枯れた葉を取り除いて、身づくろいさせてやると、やっと緑の葉と白い肌が現れてきた。

ハクサイのお香香を味わうのは今回が最後となる。もう食べられなくなると思うとちょうとさびしい気もするが、春の足音を聞くころになると、残しておいたハクサイがうまい菜の花を提供してくれる。25個作ったハクサイ、すべて食べつくすことができそうだ。


 

      

 


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寒いのにニンジンのタネまき

2011-02-07 | ニンジン

 

ニンジンとダイコンのタネをまいた。立春あたりから少し暖かくなってきたので、畑に入って作業するのも楽になった。

わが菜園では、ニンジンのタネまきといえば7,8月の夏まきばかり。この時期のタネまきは初めてになる。問題は寒さ対策である。なにぶんまだまだ寒いのだから保温してやらないと芽が出てこない。その対策として、これはいつもの通りなのだが、まずは「穴開き黒マルチ」を敷き、さらに「透明穴開きビニール」でトンネル掛けをしてやった。保温には穴があいていないビニールをかけてやる方がいいと思うかもしれないが、これからの時期は急に温度が上がったりすることがあり、トンネル内の温度が高くなりせっかく芽が出てきたのに全滅してしまうおそれがある。ビニール内の温度調節はむずかしいから、いまの時期からのトンネル掛けには穴開きビニールを使っている。近くの農家もニンジンを栽培しているが、やはりこの通りでやっている。

マルチを敷くのはいまも面倒が先に立つ。しかしこれをやるとこれから先、栽培が格段に楽だ。マルチは穴の間隔が15センチのものを使っている。ニンジンにはちょうどいい間隔だ。この穴にタネをまいていけばいい。土を穴の周辺に寄せ、そこに5から7粒ぐらいを親指と人差し指でつまんでパラパラとまき、寄せておいた土をうすくかけて、上から手で軽く押さえる。この繰り返しだ。ニンジン作りはいつも100本を目指す。ということはこのマルチの穴100個にタネをまいていけばいいからわかりやすい。

ニンジンは発芽まで土を乾かしてはいけないという鉄則がある。すぐに水をたっぷりとやる。さらに上から新聞紙で覆い、また水をかけてやる。ニンジンは発芽が勝負。これさえうまくいけば、まあ成功したようなものである。

100の穴にタネをまいた。敷いたマルチにまだ余裕がある。余分のところにダイコンのタネをまくことにした。

最後に穴開きビニールでトンネル掛けしてやれば作業終了である。


 

      

 

 


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食べ放題のブロッコリー

2011-02-06 | ブロッコリー

 

立春を過ぎると、冬野菜は少しずつ姿を消していく。それに残りも少なくなってきた。冬から春へ移行するとき、わが菜園も空っぽになる。端境期はいつもこうだ。

それだけに春先まで食べられる冬野菜はありがたい。冬野菜の中で一番最後まで畑にあるのがブロッコリーである。7月にまいたものがこの寒さの中で側花蕾を盛んに付けてくれている。食べるのに追われるくらいだ。これが春先まで次々と出てくるのだからこんな孝行野菜もめずらしい。

いまわが菜園ではブロッコリーが頂花蕾と側花蕾がともに収穫時である。とくに側花蕾はこれからはこれでもかというくらい収穫が続く。蕾が膨らむ前の硬いときに取らなければならない。これからあたたくなると、生育は急になるから、畑に行くたびに見回ることになる。

少しでもあたたくなると、畑仕事をしてみようかという気になる。きょうはこれからニンジンのタネまきを行う。


 

     

 


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節分の柊鰯でことしも息災に

2011-02-04 | その他

  

きのうのこと。「柊の枝を取ってきて」とかみさんが言う。節分だから柊鰯を用意するという。

柊鰯とは、節分に魔よけとして、鰯の頭を柊の枝に刺して、玄関先やお勝手口に挿しておく、古からの風習だ。この風習は私が生まれ育った地域だけのものかなと思っていたら、ほぼ全国的な習わしのようだ。

小さいころから、節分になるとおふくろがそうしてきた。結婚してからもかみさんがそうした。かみさんも実家で柊鰯を小さいころから見ていたから、やってあたりまえと育った。風習は継続だ。親がやっているのを見て、子が引き継ぐ。子がやめてしまえばその家の風習は絶えてしまう。家庭内の風習が継続するかどうかの担い手は嫁だと思う。嫁が育った家にその風習がなければ知らないはずだ。亭主がこの家にはその風習があるからやってくれといっても、はいそうですかと従う嫁もいまは少ないだろう。またやったとしても、面倒だからと途中でやめてしまえばそれでおしまいである。わが家の柊鰯も私の代で絶えてしまいそうだ。私の周囲の家を見ても、この風習をやっている家はない。これほどの家があるのに、どこの家にも柊鰯は見当たらない。核家族化がこの風習をたやしてしまっているのだろう。

家を建て替える前は小さな柊が玄関先に植えてあった。玄関先に柊を植えるのも魔よけのためである。私がいま住んでいる我孫子市の農家の庭先には立派な柊を植えている家が多い。わが家は今回の建て替えで、ほとんどの庭木が切られてしまったのだが、棟梁が木が好きなものだから、少しばかり移植しておいてくれた。それが昨年の猛暑でほとんどが枯れてしまった。しかし柊だけは生き残っているという。ありがたいことだ。

今年は柊の枝をどこかで調達してこなければならない。ウオーキングがてら農家から2本ばかり小枝をもらってきた。さっそくかみさんが柊鰯をこしらえて、夕方に玄関先に挿した。

暗い中に光る鰯の頭は不気味だ。それに柊の葉はなんともとげとげしい。これで鬼も入ってこないだろう。ことしも家族みな息災で暮らせますように。


 

    

 


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やさしい食感の切り干し大根

2011-02-02 | ダイコン

「なにも入れないのに、こんなにあまい」。台所で切り干し大根の煮物を作っているかみさんの声。切り干し大根の自然の甘さにすっかり感心している。

1月27日に干し始めた切り干し大根づくり。切り干し大根になって出来上がった。乾燥して、北風びゅーびゅーという、絶好の気象条件に恵まれ、干し上がった。さっそくに晩のおかずになった。

すぐに食べるなら、完全に乾ききっていなくてもいいようで、せっかく作ったのだからとすぐに料理してくれた。長期保存するならカラカラに乾かしたほうがいい。生乾きだと傷みやすいからだ。ジップロックに入れて冷蔵保存する。

あのまっ白いダイコンが太陽の日を浴びて、しだいに黄みを帯びてくる。おいしさが凝縮してくる感じだ。毎冬自家製の切り干し大根を食べるたびに感じることは、食感がなんともやさしいことだ。「乾かしただけなのにこんなうまいもんになるだな」と、この冬も自然の恵みに感嘆しながらしみじみと味わった。

この味がよほど気に入ったのだろう。翌日また切り干し大根づくりに取りかかった。


 

   

 


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