30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

サトイモは7月末に生育具合をチェック

2020-07-28 | サトイモ

上からタケノコイモ、土垂、ヤツガシラ(7月24日現在)

サトイモは梅雨入りしてから生育が急ピッチでぐんぐんと大きくなった。生育の盛期を迎るいま、7月末の状態で結果がおおよそ見えてくる。

7月末の時点で、大きな葉が5枚あり、葉柄が110から120センチあれば合格だ。梅雨明け前にここまで大きくしておく。これはサトイモ栽培を始めたころに読んだ指導書にそうあり、毎年これを目指して栽培してきた。

はじめたころはそうはいかない。たいがい生育不足である。そこで初期生育を早めるため3月から芽出しをしてから植え付けるようになった。それからは見違えるように生育してくれ、イモも肥大したものが取れるようになった。

今季栽培してるのは土垂22個、ヤツガシラ22個、タケノコイモ22個、あわせて66個を植えつけている。

7月末のいま、土垂とタケノコイモの葉柄は、身長170センチのわたくしの胸の高さにまで、ヤツガシラのそれはへそまで伸びている。まさに指導書の通りの生育ぶりだ。周囲の菜園のサトイモと比べると飛び抜けて葉柄が長く、生育がいいのが目立つ。6月末と7月末には大事な作業となる土寄せもすんでいる。

問題はここから。梅雨明け後の渇水期が最大の難関だ。晴天が続いて雨が降らないと多湿が好きなサトイモには危機である。10日以上も日照りが続いてもまったく雨が降らないと生育は望めなくなる。お手上げである。イモが肥大しないまま不作となる。ここまで育ててきたのにと天を仰ぐ。

水対策としてのいちばんはかん水設備があること。わが菜園にはずっとそれがなかった。水はすべてが天からの雨にまかせきり。豊作か不作かは雨にかかっている。

4年前になるのか、隣の畑のかん水設備を借りて使うことができるようになった。念願であった。これで万全となった。渇水期の心配がなくなった。10日も雨が降らないとホースをつなぎ合わせて水やりをする。

使うのは夏に1、2度だが、いざとなった場合にこれが使えるという安心感がなんともありがたい。


      
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梅雨明け前に秋冬どりニンジンのタネまき

2020-07-24 | ニンジン


夏まきニンジンの発芽ー7月16日タネまき、7月23日現在

7月16日に夏まき秋冬どりニンジンのタネまきをした。7月21日に発芽してきた。

ニンジンは年2回作る。春まき夏どりと夏まき秋冬どりである。

前者は3月にタネまきし6月から収穫が続いていまも食べている。一方、後者のタネまきは、この地域では7月下旬から8月上旬になる。梅雨明けしてからタネをまくと管理がたいへんだ。発芽するまで表面が乾燥しないように水やりをしなければならない。これを避けるため土が湿っている状態にある梅雨明け前にタネをまいている。

ニンジン栽培のポイントは一に発芽をそろえることにある。ここが腕の見せ所だ。長いこと失敗を繰り返し、試行錯誤したうえでそのコツを得てから失敗はない。それでもタネをまくときは発芽をそろえることができるかと心配ばかりしている。神経を集中させ、うまくいきますようにと。

ニンジン栽培は難しい。前々回の記事のショウガと同じく、周辺の菜園を長いこと見ているが真っ当なニンジンを育てられる人はいない。5寸ニンジンを作っているのに、チビた鉛筆ぐらいのサイズばかりで、本来の20センチ前後のサイズのものをそろえて作っている人はほかにいない。

わたくしの栽培方法は手間がかかる。農家はぜったにやらない。小さな規模の家庭菜園だからそれだけの手間をかけられ、その結果、サイズをそろえて収穫できるといえる。

今回もいつもの方法だ。まず15センチ間隔の穴なき黒マルチを敷く。そこにタネをまいていく。春まきは100本収穫するから100個の穴一つひとつに、夏まきは少し多めに150本を収穫するから150個の穴一つひとつにタネをまいていく。



一つひとつの穴のタネを覆土したらたっぷり水をやって、乾燥を防ぐため黒い寒冷紗をベタ掛けする。さらにいまの時季は大雨が降るから防虫ネットをトンネル掛けしてやる。これでタネまき完了。



面倒といえば面倒だが、いつものことだからたいした手間ではない。ここで手を抜くと痛い目に遭う。丁寧に丁寧に。あとは発芽がそろうのを祈る。

さて今回は・・・。16日にタネをまき、21日に覆っている黒い寒冷紗をそっと持ち上げてみる。ちょうど発芽してきたばかり。発芽がそろっているかはまだわからないのだがうまくいきそうだ。一日おいて23日にはほぼ出そろった。今回はいつもより減らして100カ所の穴、すなわち100本の収穫を目指してタネをまいている。

100カ所の穴から芽が出ていないのは3カ所だけ。かなりの成功といえる。胸をなでおろし、いい気分になる。いつのまにかこの程度のことが毎回できるようになっている。目指すのはもちろんすべての穴からの100%の発芽である。これができればわたくしはゴッドハンドになる。一度だけあった。

発芽をそろえるには、タネを厚めにまけばいいとだれもが考える。買ってきたタネの分量を見ながら、予定した穴の数に均等にまいていく。厚めにまくか薄めにまくかは、穴の数とタネの分量で決まる。しかし厚めにまいたからといって確実に発芽するかというと、多くの要因が絡むのか、これまでの経験で言うとそうでもないのである。そこが面白い。

発芽がそろったことを確認できると、これでニンジン栽培は成功したも同じで、もう仕上がった気分になる。しばらくすると間引きが待っている。ひとつの穴に1本を残す作業だ。これをしないことには太らない。


      
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大豆を作ることになるとはー140本を植えつけた

2020-07-21 | エダマメ

育苗箱での大豆の発芽(7月15日タネまき、7月20日現在)

大豆を作ることになった。家庭菜園を35年やっていて大豆を作るのは初めてになる。これまで作らなったのはその気がなかったとした言いようがない。

ただ過去に一度ある。東北地方、おもに山形県で栽培されている大豆で「秘伝」のひたし豆が好きで、それなら自分で作ろうとしたのだが実行には至らなかった。

今回のきっかけはこうである。エダマメを作りすぎて一部を大豆にできないかと思ったのが事の始まりになる。エダマメ専用種で大豆が作れるのか、知り合いの農家の方に尋ねた。疑問は解決しなかったが、そのときだ。大豆の話のついでなのだろうか、「いま味噌豆をまいてきたところ」だという。タネが残っているから一度まいたらどうかという。

こんな展開になるのは楽しい。渡りに船という気分ではなかったものの、これも縁だなと、ものは試しに大豆を作ることにした。

直播でいいというのだが、連日の雨で畑はぬかっている。畝が立てられない状態。そこでエダマメとおなじく育苗箱にタネをまいた。

タネまきは15日、ぽつぽつ芽が出てきたのが18日。冒頭の写真のように子葉がでる前の20日に植えつけてしまった。このほうが移植が楽である。

大豆専用種は大きくなるからエダマメよりも株間を広くするようにと農家の人。そこで条間40センチの2列、株間25センチにして1カ所2本にした。これでは密植か? というのはエダマメはこのところ1カ所1本だからである。

今年はとりあえずこれでやってみる。全部で140本を植えつけた。念のため本葉が出るまで防虫ネットで覆う。

これで大豆づくりはエダマメ専用種と大豆専用種の2本立て。おもしろくなってきた。

140本植えつけた大豆。本葉が出るまで防虫ネットをベタ掛け


この大豆は10月にはエダマメとして食べられるという。大豆の収穫はもちろんそれ以降になる。エダマメ同様、あとは土寄せと摘心させすればいい。この夏の乾燥期をどう乗り切るか、お天道様まかせである。


      
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中ショウガは豊作だが大ショウガは不作の見通し

2020-07-19 | ショウガ


17日に収穫した葉ショウガ

17日に葉ショウガを取り始めた。すでに2次茎まで出ている。かなりのいい出来である。

ショウガは、大ショウガと中(小)ショウガの2種類を作っている。中ショウガは葉ショウガと根ショウガに、大ショウガは根ショウガにして食べている。

晩秋に収穫したショウガを、冬のあいだ貯蔵と保存ができるようなり、春には種ショウガとして利用する。種ショウガを買わなくて済むようになって2、3年になる。このサイクルを望んできただけに、かなりいい気分でいる。

ショウガ栽培のポイントは、これまでの経験からいえば、いかに多くを出芽させるか、これで決まる。そのため芽出しをして、それを確認してから植えつけている。周囲の家庭菜園を見ればわかるように、真っ当なショウガを育てられる人をまず見ない。たいがいは出芽でつまずくからだ。

ことしも無事に冬を越したショウガ。多くの量を種ショウガに回すことができた。これでもかと密に植えつけた。多くの芽が出てくるはずだ。中ショウガが地上に芽を出してきたのは5月の下旬。大ショウガはやや遅れて6月上旬。

出芽の様子から、今年は、中ショウガが豊作になり、大ショウガは不作となる。そんな見通しである。

中ショウガは豊作間違いなし。葉ショウガをごっそり取れる

一方の大ショウガは出芽率が悪く、今季は不作だ

中ショウガの出芽率は抜群で、葉が密生繁茂して豊作は間違いない。近づくとショウガのいい香りがする。

一方、大ショウガがいけない。出芽をしてから植えつけたものの、地上に芽を出してきたのはかなり少ない。ポツンポツンとまばらで見た目にも貧乏くさい。

大ショウガはもともと芽が少なく出芽率はよくない。それでも昨年と比べるとかなり悪い。収穫は落ちるだろう。原因は種ショウガの保存状態にあった、としか思いつかない。

今季の大ショウガは、食べるよりもその多くを種ショウガに回すしかないようだ。幸い中ショウガが豊作となるから、食べる分は確保できるはずだ。

夏のショウガの楽しみは葉ショウガにある。中ショウガをこれだけ密植して育てているのは葉ショウガを食べるため。葉ショウガは、根元を抑えて、葉を左右にやや強めに揺らすと外れてくる。これだけの量だ、ごっそり取っては毎日のように食べる。

夏の酒には、冷ややっことエダマメと、この葉ショウガがあれば飲んべえはご機嫌になる。

ショウガは多湿を好み、乾燥を嫌う。梅雨が明ければ乾期になる。日照り続きとなると刈り取った雑草で覆ったり、まめに土寄せをする。肥大に追肥と土寄せは欠かせない。


      
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今季のカボチャはロロンに

2020-07-15 | カボチャ

エダマメを作りすぎた。毎日毎日エダマメを食べ続けている。でも今季は無理して食べないで大豆にしてみようーというのが前回の記事

エダマメ専用種は果たして大豆になるのか。市販のエダマメのタネはもちろん大豆、種苗会社は大豆にまで育てて採種している。だからできないわけはないだろう、と思うのだが。

知り合いの農家の方にも尋ねた。「大豆になるのか?」と首をひねる。たしかに農家がエダマメを大豆にするなんてやったことはなく、大豆専用種をまくのだろう。疑問は解決しないまま終わったのだが、なんと「いま味噌を作る大豆をまいてきたところ」だという。その余った大豆をもらい大豆を作ることになった。こんな成り行きは好きだ。

気になるものだから、エダマメの「湯あがり娘」を育成したカネコ種苗に電話した。「大豆にはなります」。だがどこか歯切れが悪い。家庭菜園での遊びや楽しみとしてやるのならといったニュアンスが感じられる。もちろん遊びでやる。遊びなんだからあれこれ考える前にとにかくやってみること、これまでのようにそれがいちばんのようである。


ロロンの雌花が咲いてきた(7月13日)

今季のカボチャはタキイ種苗交配の「ロロン」にした。4月に苗を買いに行ったとき、今季のカボチャは昨年と同じように「長カボチャ」にしようかどうか迷っていた。となりにこのロロンの苗が売っていた。ラグビーボールのような形で、重さは2キロ前後の大玉になるという。この品種を育てるのはじめて。いろいろな品種を試してみようとこれを買ってきた。

ほかの野菜では育てる品種はほぼ決まっている。カボチャには定番がない。毎年のように異なる品種を作る。たいがいは感激するほどうまくはない。好みのホクホク感のあるものがつくれない。これは栽培技術が原因なのかと思ったりもする。

昨年作った長カボチャは当たりだった。外見はヘチマのように長細く、長さは40~60cmで重さは2~4kgになる。食べるのをためらうほど見た目にはとてもうまそうではない。だが、食べてみるとホクホク感があって気に入った。見た目と中身の違いに驚かされた。わたくしだって見た目は醜悪だが中身は千手観音の心を持っ。

親づるを摘心して子づる2、3本に仕立てて育てている。やや生育が遅れているか? 雄花は咲くが雌花が咲いてこない。やっと13日に咲いてきた。カボチャは原則放任。最初のうちは気まぐれに人口授粉をすることもあるのだが放ったらかしである。

ネットで調べると、このロロンはそれなりに有名でわたくしが知らないだけであった。今季のカボチャの味はどうなるか。昨年の長カボチャと同じく、なるべく期待しないで待つとしよう。


      
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エダマメは3種類290本、さあ食べるぞ

2020-07-11 | エダマメ

エダマメを9日に初収穫した。収穫の適期は短い。植えつけた本数は約290本。毎日4、5本引き抜いて食べても食べきれない。そうと分かってはいるがこれからは食べるのに追われる日々が始まる。

エダマメにかぎらずたいがいを多く作りすぎている。なにかを収穫できるようになるとうれしい半面、とにかく食べるのに追われる。これがかなりのプレッシャーとなる。

今季のエダマメは、例年でも多いというのにそれ以上に作った。こんなに作るはずではなかった。この数年エダマメの発芽率をいかにしてアップさせるかばかりに夢中になり、つぎつぎと4月中旬から5月初旬にかけて3回もタネをまいては発芽率アップを試みたからだ。その結果は当然ながら作りすぎとなる。

次の3種類のタネをまいた。4月14日に湯あがり娘(カネコ種苗)、4月26日に恋姫(雪印種苗)、5月7日におつな姫(サカタのタネ)。

植えつけた苗の本数は順に130本、70本、90本、あわせて290本にもなる。家庭菜園でこれだけの数、だれが食べるのか。自分である。ばかなことしをしたものである。

収穫はこの順にできるはずだ。エダマメは全体のサヤの7、8割程度がぷっくりと膨らんでいるといい出来だなと安心する。年のよってはこの割合が低く、膨らまないサヤが多い年がある。こうなると不作である。

今季は順当に湯あがり娘の収穫が始まった。サヤの膨らみを指で挟んで具合をたしかめる。かなりいい。花が咲く時期に雨が降ったから、多分ほかの種類だっていいだろう。

さあ食べるぞ、と気合を入れる。といってもエダマメは塩ゆでにして酒のつまみで食べるばかり。それがいちばんうまい。でもたまにはとほかのレシピを見るのだが、作ってみようかという気にさせられるものは見当たらない。そこで毎日毎日、塩ゆでのエダマメばかりを食べる。

収穫初日の9日、湯あがり娘4、5株を抜き取り、すぐにサヤをもぎ取る。


塩分濃度4%でゆでる。ゆであがりは湯気とともにいい匂いが台所に満ちてすぐに食べたくなる。これからは毎日この繰り返し



昨年は食べきれないとわかったときは、かなりの量をゆでてむき身にし冷凍した。これを豆ごはんに使うとうまい。だが冷凍庫に入れるにはかさばる。

そこでふと思った。大豆にすればいいのではと。乾物にすれば貯蔵だって簡単だ。そうしよう。無理に食べようとしないで、収穫しないまま完熟するまで待って、大豆として収穫すればいい。じつはひたし豆は好物。これだって酒のつまみにもってこいだ。

そこでことしは食べきれないものは大豆にする。初めてのことだ。うまくいくかどうかわからないがやってみる。そう考えただけでも、食べるのから開放されて気分が楽になるのがわかる。


      
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ブラックベリーのジャムを3日に続き5日にも作る

2020-07-08 | ジャム

2回目に作ったブラックベリージャム

わたくしの好きなジャムズづくり

ブラックベリージャムを3日に作ったばかりだというのに、翌々5日にまた作ってしまった。

ブラックベリージャムは30年のジャムづくりではじめて。これまでの経験がものをいったのか、1回目も2回目もはじめてにしてはうまくできた。

1回目のブラックベリージャムづくり(7月3日)

いつものように、これぐらいかと頃合いを見て火を止めた。わたくしの好みは固く締まったものより緩いほうがいい。翌日に瓶を逆さにしてゆっくりと落ちてくるくらいの緩さだ。

そうなるだろうと見込んでいた。結果は、翌日に冷めた瓶を逆さにしても落ちないほどしっかり固まっている。市販ようなジャムで申し分がなく、それはそれでかなりいい出来なのだが、好みの固さに仕上がらなかったことにやや不満が残った。

ジャムを作る前には、ネットなどで作り方を参考にする。これまでの経験があるから、事前準備がなくとも難なく作れるだろうぐらいの気持ちで臨んだ。ベリー類はブルーベリーやラズベリーのジャムを作ってきたからである。

ブラックベリーは最初に作ってみて感じたことは、早くとろみがつくということ。ペクチンと酸がかなり多いということを知った。そうなると好みの固さに仕上げるにはもっと早い段階で火を止めなければならない。いつものような感覚で煮詰めていたらがちがちに固まってしまう。

これはブルーベリーと同じだなと思った。ブルーベリーをはじめて作ったときは失敗した。がちがちに固まってしまった。火を止めたのが遅かった。それからは、まだ早いというサラサラの状態で火を止めるようにしている。少しの逡巡でも固くしてしまう。

そこでブラックベリージャムを再度作って、火を止めるタイミングはどのへんなのか確かめたい。

2回目のブラックベリージャムづくり(7月5日)

いまが最盛期なのだろう。あっという間に1100グラムを摘み取った。こんかいは、確認のための試行だから多くはいらない。

1回目と同じ段取りで作った。タネを濾し器で濾して取り除く。アクを丁寧にすくい取ってから、砂糖を加えて煮詰めていく。火を止めるのはとにかく早め、と言い聞かせ、へらをかきまわしながら、鍋をじっと観察する。

いくらなんでもサラサラの状態では早すぎるだろう。いま少し様子を見よう。ちょっとばかりとろみが出てきた。このあたりか。火を止めた。少し冷めると表面に膜を張ってきた。

結果は、1回目よりはゆるくできた。やはりこちらのほうが好みだ。それでも翌日に瓶を逆さにすると落ちてこないほど固まていた。ということは、好みのゆるさに仕上げるにはさらにもっと早く、果汁がさらさらの状態で火を止めてもいいということになる。なんとなくわかったような気がする。ブルーベリーと同じ要領だなと。

ジャムづくりは材料によって火を止めるタイミングが異なる。なんのジャムにしろ試行して実際にこの目で確かめないと身につかない。

3回目を試行するか?  今季はもうやめておこう。冷凍庫は6月のウメジャム、アンズジャム、ラズベリージャム、それに今回のブラックベリージャムの瓶でオーバーフローだ。

ブラックベリーも、ラズベリーと同じく菜園で育ててみようと苗を6本ほど移植した(前回記事参照)。なかでも一番背丈が大きいのが根付いたようだ。これでひと安心。収穫できるのようになるのは来年となるのか再来年となるのか。楽しみだ。


      
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ラズベリーに続いてブラックベリーでジャムづくり

2020-07-04 | ジャム

7月1日から「マイナポイント」の受け付けが始まった。朝日新聞の朝刊の見出しには「マイナポイント 獲得は楽じゃない」。それなら早めにやろうと。なんのことはない、1日にすんなりと申し込むことができた。手続きは簡単で「楽だった」。

わたくしの好きなジャムズづくり

ラズベリージャムを14年ぶりに作り、それが刺激となったのか、こんどはブラックベリージャムをはじめて7月3日に作った。ジャムづくりを30年もやっているのだからブラックベリージャムだって作っていてもよさそうなものだが、今回やっとジャムにしてみようという気になった。

両者は仲間同士。だがラズベリーを偏愛するあまりに、ブラックベリーにはまったく目がいかないでいた。食指が動かなかった。真っ黒い色がどうしてもうまいとは思えなかったからである。

菜園近くの知り合いの農家2軒にはブラックベリーがあり、まったく食べないでいつもほったらかしにしてある。わたくしもそれを見てこれまではまったくジャムにしてみようかとはさらさら思わないできた。

ブラックベリーに妙なこだわりを持ったばかりに、いままでいちども口にしなかった。それが、一度は味見をしてみてもいいのではとその気になった。その気になればせっかちだからやることは早い。

農家2軒は毎日のウォーキングの通り道にある。黒く熟した実だけを摘み取ってはジップロックに入れて冷凍庫へ。2日おきぐらいに摘み取っては同じ袋に追加して冷凍することの繰り返し。

あっというまに2つの袋いっぱいになった。計量すると1400グラムあった。もっと摘み取ってもいいくらいでいたのだが、待ちきれないのでジャムにすることにした。

作り方はラズベリージャムと同じ。前の晩に冷凍庫から取り出し鍋に入れ、上から砂糖をかけておく。次の日に火にかけ、果実をつぶしていく。これを濾し器で少しずつタネを取り除く。このあとは砂糖を足し、煮詰めていき、最後にレモン汁を落とす。

↓濾して取り出したタネ。かなりの量がある。

ジャム瓶の容量はいつもの250mlサイズ。これに1400グラムの果実から2本取れた。果実の量からすればもっと多くのジャムができるはずなのだが、多くのタネを取り除くからその分少なくなる。

さて肝心の味である。台所に立っているときからたびたび味見をする。悪くない。ラズベリーと比べると香りと色は及ばないが、その代わり酸味にパンチがある。酸味大好きのわたくしにはもってこいで、これまで作らなかったことを悔やむほどで、これなら合格だ。

ラズベリーは菜園の片隅で栽培していることでもあり、この際だからとブラックベリーも栽培することにした。2株ほど育てたい。そこで挿し木と苗の移植を行った。これも農家からいただいたもの。

6月と7月は挿し木の適期だという。さっそく新梢から16本の挿し木をした。ここから発根するものが3、4本あればいい。挿し木から収穫できるまでに3年かかるようだ。

待てよ、それなら苗を植えたら短縮できるはずだ。親株の周りには子株がかなりある。これを掘り出して移植すればいい。ところが苗の植え付けは11月と3月だという。そこまで待てない。根に土を付けたまま5本を掘り出してわが菜園まで持ってきて強引に移植してしまった。乾燥を防ぐためしばらくは寒冷紗をかぶせておく。2本ほどがうまく根付けば、もうこれだけで十分である。

そうなると、挿し木は余分である。せっかくやり始めたことだから続行することにした。うまく発根してきたらどうする?

↓緑枝の挿し木。1カ月ほどで根が出てくるというのだが果たして



↓親株の近くの子株を掘り出して移植した。移植の時季ではないのだが強引に。2本ほどでも根付くことを期待して。

追記
7月3日にはじめて作ったブラックベリージャム。翌朝の4日に食べてみた。酸味が効いてなかなかいい。ブルーベリージャムや直前に作ったラズベリージャムの経験から、ベリー類は冷めると思った以上に固くなるから早めに火を止めなければならない。ブラックベリーもそうしたのだが、思ったよりも固く締まっていた。市販のジャムらしいジャムに仕上がった。そうなると、好みのやわらかく仕上げるためには、ブルーベリーやラズベリーよりさらに火を止めるタイミングを早めなければならないか? それを確かめるために今季はもういちどブラックベリージャムを作るつもりでいる。


      

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夏野菜の収穫ラッシューこんどはトマト、インゲン、オクラ

2020-07-01 | トマト


6月30日、中玉トマトの収穫

夏野菜の収穫ラッシュは6月と7月。

5月末のソラマメに続いて、6月に入るとタマネギ、キュウリ、ナス、ニンジン、ジャガイモが取れて、ここにきてインゲン、トマト、オクラが収穫できるようになった。次はエダマメが出番を待っている。

インゲンとオクラは大の好物。トマトはあれば食べる程度の好み。

ラッシュ、ラッシュで、毎度の話になるが、野菜に追い回されている。食べるのが間に合わない。無駄にしたくないから、大量消費レシピを懸命に検索する。

こうも野菜があるといっそベジタリアンでもなるかと思うが、年寄りは肉を食えというから意識して食べている。けれど、どうしても野菜が多くなる。当然とはいえかなり多い。

なかでもいま食べるのに追われているのがタマネギとニンジンとジャガイモだ。レシピを選ぶポイントは毎度のことでいかに大量消費できるか。

タマネギは、炒めたり煮たりするとこれでもかと大量に消費できるのだが、根菜のニンジンとジャガイモは煮ても焼いても炒めても形は残るからさほど食べられない。ニンジンはジュースにすると大量に消費できるとわかっていてもジューサーをセットするのが億劫でやらない。

料理上手ならこの3種を使ってかなり多くのレシピが考えられるだろう。ありあわせのものでうまいものを作れる人をよくテレビで見るが、料理の才がないわたくしからすれば驚嘆してしまう。もう少し腕を上げれば楽しくなるのだろうなと思う。これは料理に限ったことではないが。

菜園の収穫ラッシュは夏だけでなく秋から冬にもやってくる。そのたびに食べるのに追われて収穫物を味わうゆとりがない。となると、菜園計画を見直して、まずやることは作る量を減らすことだ。簡単なことだが、そう承知しながらもつい多くを作ってしまうからいつまでたってもできないでいる。ジジイの体力を考えあわせると、そろそろ本気になって取り組まないといけない。


2020年の読書

2020年6月の読書
本棚から「金閣炎上」を引っ張り出した。奥付は昭和54年10月25日7刷とある。40年ものあいだ積読、と思っていたのだが、読み進めていくと既読感がずっとあった。

・じんかん(今村翔吾著・講談社)
・稚児桜(澤田瞳子著・淡交社)
・金閣炎上(水上勉著・新潮社)

・独ソ戦(大木毅著・岩波新書)

2020年5月の読書
・たまたまザイール、またコンゴ(田中真知著・偕成社)
カーテン(アガサ・クリスティー著、田口俊樹訳・早川書房)
・火星の人(下)(アンディ・ウィアー著、小野田和子訳・早川書房)

2020年4月の読書
コロナ禍で外出自粛。読書三昧で積読を少しは解消できると思ったがダメだった。菜園のほうが忙しくなったためだ。

・火星の人(上)(アンディ・ウィアー著、小野田和子訳・早川書房)
・ロビンソン・クルーソー(ダニエル・デフォー著、鈴木恵訳・新潮文庫)
・潜入ルポamazon帝国(横田増生著・小学館)

2020年3月の読書
70を過ぎたいまになってやっと源氏物語を読み通すことができた。角田光代訳の「源氏物語」(下)巻を手に取った。新刊である。これまで(上)と(中)の巻を読んできた。源氏物語は挫折の連続だった。円地文子訳、谷崎潤一郎訳でつまずいた。今日明日をも知れぬ命の高齢者となったいま、これが最後の機会だなとその覚悟で角田光代訳にのぞんだというわけである。わたくしの小さな脳みそでは原文を読むことなんて考えられない。現代語訳で筋を追うだけで精いっぱいであった。

・角田光代訳「源氏物語(下)」(池澤夏樹=個人編集日本文学全集、河出書房新社)

2020年2月の読書  
・ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(ブレイディみかこ著・ 新潮社)  
・大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件ーなぜ美しい羽は狙われたのかー
(カーク・ウォレス・ジョンソン著、 矢野 真千子訳・化学同人) 
・待ち遠しい(柴崎友香著・毎日新聞出版) 
・おらおらでひとりいぐも(若竹千佐子著・河出書房新社)

2020年1月の読書
「熱源」を読み終えた日の夜に直木賞の発表があった。
・定価のない本(門井慶喜著・東京創元社)
・熊の皮(ジェイムズ・A.マクラフリン著、 青木千鶴訳・早川書房) 
・帰還ー父と息子を分かつ国(ヒシャーム・マタール著、金原瑞人・野沢佳織訳・人文書院)
・熱源(川越宗一著・文藝春秋)

⇒2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧

 



      
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