ソラマメのタネ採り。サヤを乾燥させているところ
今年のソラマメは、5月17日付の記事に書いたようにかつてないほどの凶作に見舞われた。
収穫直前まで順調に育っていただけにかなり落胆した。全滅かと覚悟した。周辺の農家のソラマメはもっとひどかった。
それでも3キロを収穫できた。昨年の10分の1である。これで食べる分はすべてとして、残りはタネを採るためにまわした。
枯れた株を引き抜いて処分し、残った健全な株をざっと見る。まだ少ならず食べるだけの量が残っている。そこで1キロをとることができた。豊作はうれしいがありがたみは薄い。不作は落胆するが収穫物のありがたみを感じる。
あとはタネにした。ことしの採種はだいぶ少ない。サヤが黒ずんできてたらもぎ取り、持ち帰りさらに乾燥させる。カラカラにサヤが乾燥したら中の豆を取り出す。
これをさらに乾燥させて保存する。このタネは今年10月末にまくタネとして使う。
農家はサヤ付きのまま保存するところがあるようだが、我が家はサヤ付きだとかさばるので豆を取り出してから保存している。ソラマメのタネの寿命は長い。3,4年は間違いなく発芽する。
タネは不作に備えて多めに保存している。かりにことしタネが採れない事態になっても、在庫のタネでこれからも対応できるだけの量がある。
タネはこれでもかと乾燥させてから保存する。昨年は豊作で大量のタネを採ることができた。ところが春先に見たらカビがはえていた。こうなるとタネとしては使えない。すべてを廃棄した。原因は乾燥不足だ。せっかちはいいときとそうでないときがあるが、後者の例になった。
てっきりソラマメ栽培の最悪の年になるものと思い込んでいた。それが思いのほか食べることができたし、わずかだがタネも採れた。ほんのちょっぴり胸をなでおろしている。
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・ムッシュ・クラタ、死亡記事、晴着(山崎豊子全集5,9・新潮社)
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・藩邸差配役日日控(砂原浩太朗著・文藝春秋)
・霜月記(砂原浩太朗著・講談社)
・海と毒薬(遠藤周作著・角川書店)
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