30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

京都の紅葉(2)ー♪遠い日の愛の残り火が燃えてる嵐山

2017-11-27 | 登山

常寂光寺は圧巻だった。特にこの仁王門の紅葉には歓声があがる
源光庵といえばこの構図
・悟りの窓と迷いの窓

▪京都と奈良の紅葉旅
期日 2017年11月21日(火)~24日(金)前夜発2泊3日
天気 11/22晴れのち曇り 11/23曇り時々晴れ 11/24晴れ
メンバー ひとり旅
日程
11月21日(火)我孫子駅=東京駅=(夜行バス)
11月22日(水)京都駅八条口=[東福寺][今熊野観音寺]=[永観堂][南禅寺][金戒光明寺][栄摂院][真如堂][法然院][安楽寺]=[府立植物園]=烏丸御池駅(泊)
11月23日(木)烏丸御池駅=竹田駅=橿原神宮=壺阪山駅ー[高取山・高取城址]ー[壺阪寺]=壺阪山駅=烏丸御池駅(泊)
11月24日(金)烏丸御池駅=太秦天神川駅=嵐山[嵐山][宝厳院][天龍寺][野宮神社][二尊院][常寂光寺]=[平安郷]=[源光庵][光悦寺][吟松寺][常照寺]=京都駅=我孫子駅


<1日目(11月22日)京都の紅葉一洛南と洛東 
<2日目(11月23日)奈良高取町の山城登山・高取城址と壺阪寺 


 3日目(11月24日)のベストは
常寂光寺と源光庵
 

きょうのサブタイトルは「京都慕情」2番の歌詞である。渚ゆう子のこの歌は昔から好きだった。昨年NHKBSで「京都人の密かな愉しみ」を見ていたら、聞き覚えのある歌が流れた。こちらは武田カオリ歌う「京都慕情」だった。同じ歌とは思えなっかった。前者はテンポが速く、後者はゆったりとしている。後者は番組の内容とぴったり合い、恋のはかなさがせつなく心に響く。

このゆっくりしたテンポの京都慕情を毎日のウオーキングでくちずさんでいる。すれ違った人はきっと気持ち悪いじじいと思うだろう。だれにだって遠い日の恋のはかなさに思いをはせる時がある。じじいになってもそうだ。

紅葉の旅3日目、最終日。できれば4時ごろの新幹線で帰りたい。ということできょうも朝早く宿を出る。1日目は洛南と洛東を、この日は洛西と洛北を巡る。
朝から晴れて天気がいい。
まずは洛西へ。

▪嵐山
今秋の嵐山の紅葉は、台風で葉が散ってしまって見栄えがしない、ということは承知していた。確かにそうだ。

▪宝厳院(ほうごういんほうごんいん)
昨秋はここの紅葉に目を見張った。再訪した。今秋は、一番の見ごろをやや過ぎたきらいがある。つぎは常寂光寺と二尊院を目指す。

▪野宮神社
宝厳院の隣りは天龍寺。昨秋の経験からしてここの紅葉は早い。すでに終盤だろうから横目で見て通り過ぎた。
9時だというのに嵐山はもう観光客で満杯だ。わたくしもその一人なのだが。


▪トロッコ電車
踏切で待っていたら通り過ぎていった。カメラが間に合わなかった。



▪定番の竹林
観光人力車が増えている感じがする。嵐山の狭い道を人力車がそこのけと通り過ぎていく。そのたびに端に寄らされる。



▪常寂光寺
きょういちばんはここ。見ごろの頂点でした。行列はできていなかったもの、次々と入っていく。





このページ冒頭に掲げた写真は、仁王門を抜けて階段をのぼる途中から振り返ったもの。ここが一番の景色。カメラの放列で肩越しに撮る始末。眼福、
眼福。

数段のぼってまた撮る。

 

境内からは比叡山が。 

▪二尊院
門から紅葉の馬場を見ただけでパス。



もみじの馬場

▪平安郷
ここはネットで知った。熱海のMOA美術館と同じく、世界救世教の施設。広沢池に隣接し広々としてすばらしい景気の中にある。春と秋に一般公開している。


広沢池を前に茶菓の接待。ごちそさまでした。





予定通り順調に巡っている。相変わらずあわただしい。平安郷を後にしたのは正午。これから洛北へ移動する。

▪源光庵
ここも見ごろであった。行く先々どこもこうだ。なんか今秋はついているぞ、そんな感じだ。源光庵といえば「そうだ京都、行こう」のキャンペーンポスターの写真を思い出す。あの写真、といえばわかるはず。この目で一度は見てみたい思いながらもこれまでなかなかここまでたどりつけなかった。今秋こそは、と。


 



源光庵といえば、やはりこの構図になるのか。コンパクトカメラでもこの通り撮れた。ちょっとばかり苦労したけれど。

 

▪光悦寺

▪吟松寺



▪常照寺
 

常照寺を後にしたのが午後3時。源光庵前からバスと地下鉄で京都駅へ。4時の新幹線に乗れた。家に着いたのが8時前。すべてが予定通りに進んだ。

かつてないほど紅葉を満喫した。短い滞在時間だが十分満足した。もう満腹状態だ。今秋はついていたな、そんな思いが強い。見ごろ情報はネットに満載だが、それでも一番の見ごろに立ち合うのはむずかしいものだ。それが、行く先々、見ごろの紅葉が迎えてくれたのだからうれしくなった。

久しぶりの山行記録、いや違う、紅葉見物記を一気にまとめてアップした。これを済まさないとどうも旅が終わった気がしない。


       
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奈良の紅葉ー山城登山・高取城址と壺阪寺

2017-11-26 | 登山


高取城址・見事な石垣、この上が本丸跡
 

▪京都と奈良の紅葉旅
期日 2017年11月21日(火)~24日(金)前夜発2泊3日
天気 11/22晴れのち曇り 11/23曇り時々晴れ 11/24晴れ
メンバー ひとり旅
日程
11月21日(火)我孫子駅=東京駅=(夜行バス)
11月22日(水)京都駅八条口=[東福寺][今熊野観音寺]=[永観堂][南禅寺][金戒光明寺][栄摂院][真如堂][法然院][安楽寺]=[府立植物園]=烏丸御池駅(泊)
11月23日(木)烏丸御池駅=竹田駅=橿原神宮=壺阪山駅ー[高取山・高取城址]ー[壺阪寺]=壺阪山駅=烏丸御池駅(泊)
11月24日(金)烏丸御池駅=太秦天神川駅=嵐山[嵐山][宝厳院][天龍寺][野宮神社][二尊院][常寂光寺]=[平安郷]=[源光庵][光悦寺][吟松寺][常照寺]=京都駅=我孫子駅


<初日(11月22日)・京都の紅葉一洛南と洛東 


 2日目(11月23日)
奈良高取町の山城登山・高取城址と壺阪寺
 

11月23日(木)烏丸御池駅7:53=8:05竹田駅8:06=9:18橿原神宮9:30=9:37壺阪山駅9:42ー10:00 児童公園(たかとり城まつり会場)10:05ー10:25水と緑の砂防公園ー10:36宗泉寺ー11:08猿石ー11:40高取城本丸跡・高取山山頂12:40-13:15五百羅漢―13:35壺阪寺14:00=壺阪山駅14:23=橿原神宮乗換=15:55烏丸御池駅(泊)

奈良高取町にある高取城は、日本3大山城にして日本100名城。高取山の山頂にある山城だ。紅葉を見ながら山頂までの登山を楽しむことができた。曲輪が連なり、山城にしては規模が大きいというのが素人目にもすぐにわかる。残っているのは石垣だけだが、それがいい。1時間も山頂にいた。それでも去りがたいと思った。

⇒高取城址の詳しい説明は町のHPで。

京都の紅葉がいくらすばらしいとはいえ、3
日間も見て回ると飽きてくる。気分転換が必要だ。中日の23日は祝日。この時季、平日でも京都の町は観光客であふれているのに、休みの日となれば混雑はさらにひどくなる。この日は京都を避けないといけない。

そこで選んだのが奈良高取町の高取城だ。この日は「たかとり城まつり」。紅葉見物をかねて、近鉄・壺阪山駅前は大勢のハイカーでにぎわった。たぶん一年で一番ハイカーが訪れる日なのだろう。

駅を起点に高取城をめぐるハイキングコースがある。
わたくしが選んだコースは、駅から石畳みの土佐街道を歩いて山頂へ。下山は壺阪寺へ、そこからバスで駅に向かった。往路2時間、帰路1時間、山頂に1時間、行動時間は4時間となった。


天気は曇りの予報。出発の時点で青空が見えて明るい。
京都から乗り継いで近鉄・壺阪山駅に着いた。多くのハイカーが下車した。お祭り見物なのか、それとも高取城址登山なのか。 


石畳みの土佐街道を進む。高取城までは一本道。間違えようがない。

児童公園が「たかとり城まつり」の会場。甲冑姿の鉄砲隊のお出ましだ。大きな銃声にたまげてしまった。

水と緑の砂防公園。ということはこれまで水害に見舞われてきたのか。

宗泉寺に立ち寄る。すがすがしい端正なお寺だ。このあたりから登山道らしくなる。

流木が登山道をふさいでいる。10月下旬の台風による水害の残骸か。

10時50分。きゅうに冷たく感じられようになった。時雨が来そうな感じだ。この日は天気が安定しないでころころ変わった。


猿石


国見櫓分岐

国見というだけあって眺めがいいのは分かるのだが、あいにくの天気で遠望は利かない。正面に二上山、手前に耳成山と畝傍山は確認できる。

この国見櫓分岐で、石垣があらわれた。山城の出現である。石垣は本丸跡まで連続する。だれもがいだく思いだろうが、これだけの石をこの山頂まで運ぶ苦労を。 



 



 






まもなく本丸だ。これがその石垣。
 


 

 
 
いざ本丸へ。
 
 


ここが本丸跡。
 


すぐ近くの高みに高取山の三角点と山頂標識。ここで昼食をとった後、1時間ほどあちこちを見て回った。石垣だけが残る風景でも飽きさせない。


下山は壺阪寺方面へ。
 


五百羅漢像。岩に無数の仏たちが刻まれている。 
 
 
 
 
壺阪寺が見えてきた。もっと小さなお寺を想像していた。壺阪寺から先はバスを利用することにした。道なりに下ってきたのだが、肝心のバス停が見当たらない。たまたまバスが待機していたのでたずねたところ、バス停は道から坂を上がった先、壺阪寺の前にあるという。間違えるところだった。 ここから駅まで10数分で着いた。
 
 
 
 


繰り返すが高取城は期待していた以上によかった。意外と楽しめた。遠くまで足を延ばした甲斐があった。城まつりの日とはいえ、多くの登山者が次々と登ってくる。これには驚いた。それほど近県では知られているのだろうか。

城にはそれほどの興味はないのだが、全国の山を歩いていると、帰りの時間に余裕があれば城に立ち寄ることが多い。いつの間にか「現存天守12城」に加えて、「日本100名城」の半分以上を巡っていた。年をとったいま、このような形の登山を組み入れるのもいいもんだなと思わせる一日だった。
 
[追記]
高取城址は、司馬遼太郎著「街道をゆく・第7巻」の大和・壷坂みちに詳しい。

       
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京都の紅葉(1)ー♪なのにあなたは京都へゆくの

2017-11-25 | 登山


京都・今熊野観音寺


 ▪京都と奈良の紅葉旅
期日 2017年11月21日(火)~24日(金)前夜発2泊3日
天気 11/22晴れのち曇り 11/23曇り時々晴れ 11/24晴れ
メンバー ひとり旅
日程
11月21日(火)我孫子駅=東京駅=(夜行バス)
11月22日(水)京都駅八条口=[東福寺][今熊野観音寺]=[永観堂][南禅寺][金戒光明寺][栄摂院][真如堂][法然院][安楽寺]=[府立植物園]=烏丸御池駅(泊)
11月23日(木)烏丸御池駅=竹田駅=橿原神宮=壺阪山駅ー[高取山・高取城址]ー[壺阪寺]=壺阪山駅=烏丸御池駅(泊)
11月24日(金)烏丸御池駅=太秦天神川駅=嵐山[嵐山][宝厳院][天龍寺][野宮神社][二尊院][常寂光寺]=[平安郷]=[源光庵][光悦寺][吟松寺][常照寺]=京都駅=我孫子駅


パーフェクトな旅だった。できすぎだなと、帰りの新幹線の車中でこの3日間を振り返り、そんな思いを抱いた。見ごろの紅葉を存分に、これでもかと飽きるほどめでることができたのだから。

この秋も京都と奈良の紅葉を楽しんできた。紅葉といえば山に登っての紅葉にこだわってきた。それなのにいまは市中の紅葉観光にいそいそと出掛ける。この変身ぶりに驚いているのは自分で、要はそれだけ年をとったのだろう。

こんかいの楽しみは2つ。もちろんのことひとつは京都寺院の紅葉、もう一つは奈良高取町にある高取城の山城登山だ。

見ごろに行きたいのはだれしも同じ。しかし京都の宿の確保が年ごとにむずかしくなり、すぐにそれ行けとはいかない。こんかいはうまくいった。満を持しての京都行きだけに、どこでも燃える紅葉の見ごろに立ち合えたのだから、こんなにうれしいことはない。

高取城址は日本3大山城にして日本100名城。23日は「たかとり城まつり」。多くの人が山頂を目指している。ここはよかった。心が弾み、山頂を去りがたかったのだからよほど気に入ったのだろう。登山好きにもおすすめの場所だと思う。

歩いた。何もそこまで足早に歩くこともなかろうと自分に言い聞かせてセーブするほどだった。ことしの登山は絶不調だっただけに、楽しみをここで一気に取り戻そうとするかのように精力的に歩いた。歩きすぎだよ、そこのおじさん。
 


 初日(11月22日)のベストは
今熊野観音寺、永観堂、府立植物園
 

11月22日(水)京都駅八条口=[東福寺][今熊野観音寺]=[永観堂][南禅寺][金戒光明寺][栄摂院][真如堂][法然院][安楽寺]=[府立植物園]=烏丸御池駅(泊)

▪東福寺
夜行バスを利用したのは翌朝早くにここを見るため。夜行バス到着が遅れたためすでに8時近く。拝観は8時30分からだがすでに行列だ。ここ臥雲橋からの撮影はまもなく禁止となる。それほど人で埋まる。
隣りでカメラを向けていた女性は広島から。春と秋に10日間ほどウイークリーマンションを利用して京都を楽しんでいるという。
「これからどこに」
「今熊野神宮寺観音寺

初めて聞くお寺だ。隣りの泉涌寺の近くだという。
だれも見ごろのいい眺めを期待している。そのため情報交換は大切だ。予習はしっかりとしていくが、情報によって予定を変更していく。そこがひとり旅の楽しいところである。
そうするうちに観光客がどっと押し寄せてきた。人込みから“脱出”して、今熊野神宮寺観音寺へ行ってみよう。

▪今熊野観音寺
ここはよかった。穴場です。教えてくれたあの広島の女性に感謝です。東福寺から近く、泉涌寺に行くときは立ち寄りをすすめたい。教えたくないが、わたくしも教わったので教えます。見事な紅葉で、なによりもうれしいのが観光客がほとんどいないこと。わたくしが行ったときも2、3人だけで静かに楽しめた。
またここで新情報を得た。こんどは夫婦で来ていた男性から。昨日見た永観堂はもっと素晴らしいと。それならとここでも予定を変更して永観堂を目指す。あわただしい。

 

▪永観堂
ここも教えてくれた男性に感謝しなければならない。境内全体が紅葉で燃えていた。いまが見ごろの頂点で、その美しさといったら筆舌に尽くしがたい。艶然と寄り添ってくる。この快楽に身も心をあずけたいと唸るばかり。そんな気分にさせてくれるお寺だ。すごかった!

▪南禅寺
ここが好きなんだろうなと思う。京都にくるたびにここに来る。永観堂の隣だから当然立ち寄った。

 



南禅寺は三門がいい。腰かけてひと休み。
「すみません、紅葉をバックに写真を撮ってくれませんか」
わたくしの特技? 誰にでもすぐに声をかけてしまうこと。愛嬌のある上品なうつくしい女性をえらぶ。だれだってそうだ?
つぎつぎとあらわれる見事な紅葉に気分も高揚。いいね、いいね、と。

▪金戒光明寺
やっと予定のコースにもどる。紅葉はいま一つ。ものたりなかった。

▪栄摂院
金戒光明寺の塔頭。真っ赤なカエデの巨木。
思わず境内に足を踏み入れてしまう。 

▪真如堂
金戒光明寺の隣の真如堂。


 ▪法然院
真如堂から白川通りに出る。そこから急坂をのぼって法然院、安楽寺を目指す。この坂がきつかった。

コンパクトカメラで撮っている。安カメラは下のような写真を撮るときがだめだ。山門の先のあざやかな紅葉を撮りたいのだそれができない。山登りのときはこれで間に合うが、こんな場面ではやはり高級カメラがほしくなる。でもコンパクトカメラで我慢しよう。
 

 

♪恋に疲れた女がひとり・・・

▪谷崎潤一郎の墓所
法然院にある。桜の時季に行くと枝垂れ桜がうつくしい。

▪安楽寺
法然院からすぐの寺。
 

 ▪哲学の道
落葉といった雰囲気。



▪府立植物園
紅葉がすばらしいのは寺院ばかりではない。それがここ府立植物園。観光客があまり来ない穴場だという。その言葉に従って入園してみたのだが、期待していなかった。それが、である。いい。じつにいい。めっけものといった場所だ。 

つぎは鷹ケ峯の源光庵まで行く予定でいた。疲れた。夜行バスできてここまで歩き回っているとさすがに疲れを感じる。朝と昼のご飯を満足に食べないでいる。栄養補給しなければならない。きょうの紅葉めぐりはここまで。鷹ケ峯の紅葉は3日目に回すことにした。

⇒2日目(11月23日)は、祝日の混雑を避けるため京都を脱出し、奈良・高取町の高取城の山城登山に行く >


       
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はじめての秋作ジャガイモ(5)-試し掘り

2017-11-21 | ジャガイモ


デジマの試し掘り、一株からこれだけ?

昨20日は初霜。わが家の庭を見ても分からないのだが、菜園に行くと霜が降りたのがよくわかる。耐寒性がない野菜はうなだれている。

はじめての秋作ジャガイモ。試し掘りをしてしまった。収穫は12月初旬を予定していたのに、生育が気になってしょうがなかった。あいもかわらずせっかちだ。こればかりは死ぬまで治りようがない。

30数年の菜園歴でジャガイモは春作ばかり、秋作は一年生になる。秋作の栽培方法はいろいろあって戸惑うばかり。そこで、まずはひとつの作り方に従ってやってみることにした。これまでの経験から最初からうまくできないことは分かっている。これも試行錯誤と割り切って、種イモの植えつけから芽かきまでを以下の通り記録してきた。

はじめての秋作ジャガイモ(1)ー種イモと芽出し
はじめての秋作ジャガイモ(2)ー畑の準備と植えつけ
はじめての秋作ジャガイモ(3)ー出芽
はじめての秋作ジャガイモ(4)-芽かき

さて試し掘りの結果は。栽培はデジマとニシユタカの2品種。各1株を試しに掘り出したところ、数も量も少ない! こんなもんか。

丁寧に作ってきたつもりだ。10月末の2つの台風襲来でなぎ倒されたが、春作とはだいぶ違う結果にちょっと驚いた。秋作はこんなもんだよとは聞いていたが、それにしても数量ともに少ない。

これまで食べてきた春作ジャガイモが残り少ない。この秋作で来年6月の春作収穫時までつなぐ算段でいた。それだけの量が取れるのか心配にになってきた。

収穫の12月を待ってもたぶん同じような結果だろう。それならいっそのこといま一気に掘り出してしまおうとも考えるが、もう一人の自分が言う。食べるのに困らないのだから、そうせっかちにならないで12月まで待ってみたらと。


       
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もっと作っておけばよかったブロッコリー

2017-11-20 | ブロッコリー

ブロッコリーの頂花蕾が11月17日に初収穫ができた。これは8月12日タネをまいたもので、20株ほどある。旬は11月から2月となるが、厳しい寒さにあたったほうが花蕾がしっかりと締まってうまく感じられる。

それを狙って12月から収穫できるようタネは8月末にまくようにしている。だがその年の天候の影響でそうなるとは限らない。

ことしは11月に入ると目に見えて大きくなった。20株ほどがいっせいに大きくなるのだから、これから食べるのに追われる。食べるほうからすれば日を置いて順番に大きくなってもらいたいものだが、こればかりはむずかしい相談になる。

といっても数は多くない。20株ということは頂花蕾は20個しか取れない。すぐに食べてしまう。ことしはいつもより少ない。できれば30株ぐらいつくっておけばよかったかなと。

ブロッコリーは頂花蕾と側花蕾の両方が取れる品種で、まずは頂花蕾を切り取ると、次に側花蕾が出てくる。わたくしが好きなのは側花蕾のほうだ。ブロッコリーがありがたいのは、これから春先までずっと食べられること。春先は野菜がなくなるからブロッコリーの側花蕾だけが頼りになる。

秋冬野菜はすべてが順調に育った。このブロッコリーが年内では一番遅い収穫、と思ったら未収穫のがまだあった。秋作ジャガイモである。12月に入ったら掘り出す予定でいる。10月末に2つの台風でなぎ倒された。かなりうまく育っていたのに残念だった。さてどうなっているのか楽しみだ。


       
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突然やってくるホウレンソウがうまくなる日

2017-11-17 | ホウレンソウ

 ホウレンソウの収穫は、2回目(9月27日)にタネをまいた畑に移行中
↓こちらは4回目の10月9日にまいたもののいま

「ホウレンソウがうまくなってきたな」
きのうの晩ご飯で思わずそうつぶやいてしまった。やはり寒さにあたって初めてうまくなると毎年同じことを感じる。栽培している品種が「寒締めホウレンソウ」だから寒さが味のポイントになるのはいうまでもない。

秋から冬にかけてホウレンソウはわが家の常備菜。毎日のように食べる。それだけに2人暮らしなのにこれでもかと作る。欠かすことがないように60mlのタネを4回に分けてまく。これで2月までずっと食べ続けることができる。食べきれないで無駄にしてしまう年もあるほどだ。

ことしは9月20日が1回目のタネまきで、最終のタネまきが10月9日。収穫は10月20日ごろからになった。もう1カ月近くも食べているのに、それほどうまいと感じることもなく食べている。

それが一変する日がやってくる。ことしでいえば昨日になる。うまさの境目で、おとといまでとは別物の味になる。けっして大げさではなく、食べるとすぐに気がつくほどの変化である。いわゆる冬野菜の甘さがでてきた。

不意にやってくるこの味の変化は、毎日食べていると必ず感じてわかるものだ。これから寒さが厳しくなるほどにうまくなる。これぞ寒締めホウレンソウ、という味になる。


       
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ハクサイなどの大物野菜が次々と

2017-11-14 | ハクサイ

秋冬野菜が広がるわが菜園。この秋も同じ顔触れだ。

11月14日現在、わが菜園で収穫できているものはーダイコン、カブ、ニンジン、サトイモ、ラッカセイ、ショウガ、ハクサイ、キャベツ、ホウレンソウ、コマツナ、シュンギク、冬ネギ。まもなくブロッコリーが加わる。こうしてみると秋冬野菜は葉物と根菜が主なものだというのがよくわかる。

11月に入って大物野菜が取れるようになった。初旬にダイコンが、中旬にハクサイが。

ハクサイ栽培は苦手ではないが、長いこと手を焼いてきた。タネをまいてから本葉3、4枚まで育てるのに手がかかった。原因は害虫だと分かっているのだが、その対策が甘いから毎年同じ被害に遭った。

徹底的に害虫を寄せ付けないようにしたら、それまでの苦労が嘘のように手間がかからなくなった。最初からそうやればいいんだよ、ともうひとりの自分が言う。分かっちゃいるけどできないことがある。ふと、年をとってもそうだなと思う。

品種は毎年決まって「黄ごころ85」。中生種である。いろいろ試してこれに落ち着いた。8月下旬にタネをまくと収穫は今ごろになる。20株ほど育っている。例年と比べてやや少ない。

ハクサイの楽しみは塩漬けのお香香、といやというほど書いてきた。そう自分でわかっているからこんかいはこれだけでやめておこう。


       
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エンドウも川砂で育苗させてみたら

2017-11-11 | キヌサヤ


川砂に10月26日にタネまき、1週間ほどで発芽
すぐに植えつけ、11月10日現在のエンドウ

ことし実践して一番に感心したことは、エダマメの育苗を“川砂”ですることであった。ものの見事に発芽がそろう。たまげた。これは知り合いの農家から教わった。家庭菜園歴30数年で初めて知った。いままでだれもそんなこと教えてくれなかった。

今年最後のタネまきは、キヌサヤエンドウとスナップエンドウ。

エダマメと同じく豆類なのだから、これも川砂を使って発芽させてみよう。育苗箱に川砂を入れてそこにタネをまく。1週間ほどで発芽がそろった。エダマメと同じで、じつにすばらしい。やってみてよかった、とニコニコ顔になるほどだ。

これまでは豆類の育苗にはかなり神経を使ってきた。いつもはセルトレイに育苗培土を入れてタネまく。水やりは最初の1回だけたっぷりやって、発芽するまでは水はやらない。確かにそうなのだが、表面が乾くとつい水をやってしまって、豆を腐らせて失敗というのがいつものパータンだ。

それが川砂を使うと安心していられる。水はけがいいから表面が乾いたら水をやっても心配しないでいられる。ポイントはこの水はけがいいことだなと。

タネをまいたのが10月26日、発芽したばかりでまだ本葉が出ていないというのに11月3日には植えつけている。エンドウ自身だって自分が植えかえられたなんて知らないうちにさっさと。植えつけた本数をざっと数えたら、両者とも60本以上あったのだから発芽率もすばらしい。

エンドウの植えつけで、今年の菜園の主な作業は一段落といったところである。


       
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ソラマメは150株を栽培

2017-11-08 | ソラマメ

↑苗床のソラマメの発芽
↓掘り出して植えつける

長さ12メートルの畝3本(列)に、植えつけとタネまき

ソラマメ栽培計画を変更し、さらに数を増やすことにした。

1、植えつけ=11月7日に100株の苗を植えつけた。畝は長さ12メートルを2本(列)用意し、畝幅80㌢、株間40センチで、1カ所2株ずつ。タネは10月24日に苗床に150粒をまいた。11月3、4日あたりから発芽してきた。せっかちすぎるのだが、すぐに苗床から掘り出して植えつけた。

2、タネまき=同じ長さの畝をもう1本用意して、11月6日に直まきした。同じく株間40センチで、1カ所に2粒ずつで約50株を育てる。ソラマメの直まきは初めて。どんな具合になるか試してみたい。苗床から掘り出して植えつけるのは、数が少なければ面倒はないのだが、多いと手間がかかる。やはり直まきのほうがずっと楽だ。予備苗は苗床かポットで用意しておけばいい。

1と2を合わせると3本の畝に150株を栽培する。昨年が78株だから倍の数となった。

今年から農地が50坪から80坪に増えて余裕が少しばかりできたとはいえ、家庭菜園でソラマメだけに150株は無謀かなと思うのだがサトイモでもそうした。ちまちまとした家庭菜園では気分だってそうなる。たまには好きなものをこれでもかと多く作りたくなる。


       
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タマネギの植えつけー自家育成の苗を500本

2017-11-05 | タマネギ

 
中生種と晩生種の育苗
すばらしい苗を育てることができた


500本の苗の植えつけ

11月1、2の両日にタマネギの苗を植えつけた。苗はすべて自家育成したもので、植えつけ本数は中生種と晩生種を合わせて約500本。2人暮らしにはこれだけ植えつければ十分過ぎる。

苗はタネをまいて55日から60日かけてつくる。今年は自分でも感心してしまうほど、これまでにない最高の出来の苗を育てることができた。うーん、すばらしい。タマネギの自家育苗はかなりむずかしいだけに、やったなといたく満足している。

30数年の菜園でいまも変わらない基本はタネから育てること。タマネギもそうだ。なんども書いているが、タマネギの育苗は長いこと苦労させられ、試行錯誤の連続であった。

まず発芽がそろわないとダメである。つぎにたとえ発芽がそろっても植えつけるに適したサイズまで育て上げなければならない。

いまではなんとか毎年自家育苗に成功している。周辺の菜園でもタマネギの自家育苗をしているのをたまに見かけるが、適当なサイズの苗にまで育てることができる人はめったにいない。発芽がそろわないうえに生育不足で小さい。苗に使えないことはないが、これでは失敗作である

自家育苗をあきらめ、たいがいの人は種苗店かホームセンターで買う。いまがその時期になる。問題はその苗の質である。苗が不足したときは信頼できる種苗店のもので補充してきた。少々値段が高いが質はいい。それに比べてホームセンターの苗は安いが質が安定しない。良し悪しがある。悪い苗をつかまされたら、植えつけてもなかなか根づかず、いつの間にか消えてしまっている、そんな風景を周囲の菜園で毎年多く見かける。特に昨秋はひどかった。今年はどうだろうかと観察している。

その点、自家育成の苗なら安心していられる。元気で、間違いなくすぐに根づくことだ。こんかい500本植えつけたが、根づかないのは10本以下だろう。いま現在ゼロである。

苗はまだまだ多く残っている。300本ぐらい余っている。ということは、タネは中生種5ml、晩生種6mlをまいて、適した大きさの苗をざっと800本育成できたことになる。大成功の年であった。毎年こうなってほしいものだが、そう行かないところがタマネギの自家育苗の難しさである。

余った苗は、ふだん世話になっている農家に分けた。農家だってタマネギの育苗はよく失敗する。とくに自家育成の苗は質がいいだけに余計に喜ばれる。

タマネギ栽培の面白さは、この自家育苗にある。植えつけたら、あとは放ったらしでも育ってくれるから栽培の楽しみはない。


       
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夏まき秋冬どりニンジンは100本超

2017-11-03 | ニンジン

10月31日に夏まき秋冬どりニンジンの初収穫ができた。

「春まき夏どり」ニンジンを食べつくしたところだった。バトンタッチするかのようにうまい具合に「夏まき秋冬どり」が育っている。それならと試し掘りをした。不揃いだが、生育がいいものはすでに根長が20センチぐらいになっていた。このサイズ前後が収穫に適したものとなる。

タネは「黒田5寸ニンジン」。7月12日に黒マルチの穴125カ所にまいた。間引きしてひとつの穴に一本ずつを育てる。少なくとも100本の収穫を見込んでいる。

間引きを済ませると、あとは収穫を待つだけで、一丁上がりとつい放任になる。狭い菜園なんだからたまに見回ればいいものをつい忘れてしまう。

今回も、かみさんからニンジンがなくなったといわれて、そういえばそろそろ夏まきが収穫だと気がついたしだい。すっかり大きくなっていて、収穫はざっとみても予定通り100本は超える。

ニンジン栽培に失敗はなくなった。当初のころの失敗続きが嘘みたいに思える。発芽をそろえることができたらニンジン栽培は成功したも同じというが、たしかにそうである。

春まき夏どりと夏まき秋冬どりの2本立てでやっているが、味は後者に軍配が上がる。


       
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ソラマメのタネまきー自家採種三代

2017-11-01 | ソラマメ


ソラマメのタネ。左から2015年、2016年、2017年に自家採取したもの

2週連続の台風。強風でホウレンソウ、コマツナなどの葉物が傷んだ。

ソラマメのタネを10月24日にまいた。昨秋は78株を植えつけた。ことしは菜園の面積が50坪から80坪に増えてスペースに余裕ができこともあり、120株を植えつける予定でいる。好きなものは多く。

そこでタネは約150粒をまいた。すべて自家採取したもので、ここ数年は豊作が続いているからかなり多く保存している。手元にあるタネは2015年、2016年、2017年の3年分。いずれも6月に採取した。ソラマメの寿命は3年ぐらいというから、2015年に採取したものでも問題なく発芽する。2016年秋に2014年採種をまいたところ発芽したからまちがいない。

今年はこれまでで一番多くのタネをまく。直まきにするか、それともこれまで通り苗床にまくか。直まきで発芽がそろわないと困るから、面倒でもやはり苗床にまいた。発芽はタネまきから10日ほど、今週末あたりにぼつぼつ出てくるはずだ。

ソラマメ栽培は、過去に失敗を重ねてきただけに、いまでも油断は禁物と戒めている。壊滅的な不作になってタネを採取できないことだってあり得る。それに備えるため、タネは十分すぎるほどの量を確保して保存している。


       
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