土垂の種イモには親イモを使っている
まだ少し早いと知りながらサトイモを植えつけてしまった。ことしは土垂、ヤツガシラ、エビイモ、愛知早生の4種に、タケノコイモ(京イモ)を加えて5品種を植えつける。
昨年のサトイモは大豊作であった。サトイモ大好きのわたくしにとっては食べ放題となり、幸せこの上ない半年である。それでもまだまだ残っている。そろそろ急いで食べ尽くさないといけない。
種イモだってこれでもかと多くを保存できた。3月初めから「芽出し」を行っている。芽出しをしてから植えつけると、出芽がそろって、欠株がなくなる。狭い菜園では欠株をなくしたいから必要な作業となる。
芽出しは気温の上昇がカギ。じっと待つしかない。しかしながら生来の、それも人一倍のせっかちときているから、どれくらい芽が出てきているかとついつい見てしまう。まだ先だ。そう言い聞かせているものの我慢できずに植えつけてしまった。あわててやる作業ではない。そうとわかっていても、じっと待つことができないというのだから重症である。
芽がやや大きく出てきているのは土垂とタケノコイモ。ほかはまだほんのちょっとしか芽が出ていない。
それならと、まずは土垂を植えつけることにした。土垂の種イモには一昨年から親イモを使っている。知り合いの農家から教わった。
土垂の親イモは食べない。これを捨てないで種イモに活用する。親イモを種イモにするには、半分に横切りして腐らないように切り口を一日ほど天日に当てる。親イモを種イモに使うと、成績は極めていい。子イモ、孫イモともにこれまでよりかなり大きくて立派なのが取れる。ことしも土垂の種イモはすべて親イモを使った。
狭い菜園ながらサトイモ畑にはかなりのスペースを与える。別格の待遇だ。3列の畝を用意する。ウネ間は1メートル。主に作るのは土垂とヤツガシラ。1列目に土垂、2列目にヤツガシラ。3列目に残り3種を植えつける計画だ。
深さ10から15センチほどの溝を掘り、株間40センチで19個を植えつけた。土垂の種イモはまだ15個ぐらい残っているのでこれ以上植えてもいいのだがスペースがない。念のため欠株対応に5個ぐらいは手元に残しておかないといけない。
次は、ヤツガシラ、エビイモ、愛知早生、タケノコイモの植えつけになる。あわてず様子を見ることにした。
2016年の読書
2016年3月の読書
・王様とサーカス(米澤穂信著・東京創元社)
・武州公秘話(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・夢の浮橋(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・孤狼の血(柚月裕子著・KADOKAWA)
・盲目物語(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・小野篁妹に恋する事(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・蘆刈(谷崎潤一郎著・中央公論社)
2016年2月の読書
・乱菊物語(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・長いお別れ(中島京子著・文藝春秋)
・重耳(下)(宮城谷昌光著・講談社)
・重耳(中)(宮城谷昌光著・講談社)
2016年1月の読書
・重耳(上)(宮城谷昌光著・講談社)
・消滅世界(村田沙耶香著・河出書房新社)
・つまをめとらば(青山文平著・文藝春秋)
・雨月物語(上田秋成著・円城搭訳・河出書房新社日本文学全集11)
⇒2015年、2014年、2013年、2012年の読書