30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

サトイモの植えつけ(1)ーまずは土垂から

2016-03-30 | サトイモ

土垂の種イモには親イモを使っている

まだ少し早いと知りながらサトイモを植えつけてしまった。ことしは土垂、ヤツガシラ、エビイモ、愛知早生の4種に、タケノコイモ(京イモ)を加えて5品種を植えつける。

昨年のサトイモは大豊作であった。サトイモ大好きのわたくしにとっては食べ放題となり、幸せこの上ない半年である。それでもまだまだ残っている。そろそろ急いで食べ尽くさないといけない。

種イモだってこれでもかと多くを保存できた。3月初めから「芽出し」を行っている。芽出しをしてから植えつけると、出芽がそろって、欠株がなくなる。狭い菜園では欠株をなくしたいから必要な作業となる。

芽出しは気温の上昇がカギ。じっと待つしかない。しかしながら生来の、それも人一倍のせっかちときているから、どれくらい芽が出てきているかとついつい見てしまう。まだ先だ。そう言い聞かせているものの我慢できずに植えつけてしまった。あわててやる作業ではない。そうとわかっていても、じっと待つことができないというのだから重症である。

芽がやや大きく出てきているのは土垂とタケノコイモ。ほかはまだほんのちょっとしか芽が出ていない。

それならと、まずは土垂を植えつけることにした。土垂の種イモには一昨年から親イモを使っている。知り合いの農家から教わった。

土垂の親イモは食べない。これを捨てないで種イモに活用する。親イモを種イモにするには、半分に横切りして腐らないように切り口を一日ほど天日に当てる。親イモを種イモに使うと、成績は極めていい。子イモ、孫イモともにこれまでよりかなり大きくて立派なのが取れる。ことしも土垂の種イモはすべて親イモを使った。

狭い菜園ながらサトイモ畑にはかなりのスペースを与える。別格の待遇だ。3列の畝を用意する。ウネ間は1メートル。主に作るのは土垂とヤツガシラ。1列目に土垂、2列目にヤツガシラ。3列目に残り3種を植えつける計画だ。

深さ10から15センチほどの溝を掘り、株間40センチで19個を植えつけた。土垂の種イモはまだ15個ぐらい残っているのでこれ以上植えてもいいのだがスペースがない。念のため欠株対応に5個ぐらいは手元に残しておかないといけない。

次は、ヤツガシラ、エビイモ、愛知早生、タケノコイモの植えつけになる。あわてず様子を見ることにした。


2016年の読書

2016年3月の読書
・王様とサーカス(米澤穂信著・東京創元社)
・武州公秘話(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・夢の浮橋(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・孤狼の血(柚月裕子著・KADOKAWA)
・盲目物語(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・小野篁妹に恋する事(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・蘆刈(谷崎潤一郎著・中央公論社)

2016年2月の読書
・乱菊物語(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・長いお別れ(中島京子著・文藝春秋)
・重耳(下)(宮城谷昌光著・講談社)
・重耳(中)(宮城谷昌光著・講談社)

2016年1月の読書
・重耳(上)(宮城谷昌光著・講談社)
・消滅世界(村田沙耶香著・河出書房新社)
・つまをめとらば(青山文平著・文藝春秋)
・雨月物語(上田秋成著・円城搭訳・河出書房新社日本文学全集11)

⇒2015年、2014年、2013年、2012年の読書


        
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取れはじめた秋まき春どりキャベツ

2016-03-27 | キャベツ

秋まき春どりキャベツ、いわゆる春キャベツが取れはじめた。なんとも早い。3月中旬から収穫できるなんてどうしたんだろうかと首をかしげている。

この春キャベツは昨年の9月20日にタネをまいた。いつもの年なら収穫は4月中下旬からになる。ところがこの春はもう収穫できるまで育ってしまった。

どうしてこうなったのか。てっきり収穫は4月末とばかりに思っていただけに、早くに育ってしまい驚いている。これは推測でしかないのだが、年末の暖冬のせいとしか思いつかない。年内に大きな株にまで生育が進んでしまっていたからだろうか。

品種は「金系201号」。いまは秋、冬、春のいずれのキャベツもこれ一本。かつては複数の品種を育ててきたがこれに落ち着いた。同じ品種でも冬と春では食感も大きさも異なる。冬キャベツは葉が密に巻き、春キャベツは葉がふんわりとまるでレタスのように巻く。サイズは春キャベツのほうがひと回り小さい。好みは断然春キャベツである。

春キャベツは気温の上昇とともに生育は早い。そうなると気になるのは裂球だ。つぎつぎと裂球していく。味は変わらないが見た目が悪い。それに葉がバラバラになって調理しにくい。

裂球する前に食べなきゃと、むきになって食べても、追いつかれて裂球が出てくる。もうギブアップだ。春キャベツは食べきれずに無駄にする割合が多い。


        
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出芽したジャガイモ

2016-03-24 | ジャガイモ

2月27日に植え付けたジャガイモ。3月20日に、ぽつぽつと芽を出してきた。種イモは浴光催芽してから植えつけたから出芽は早くなる。そうと分かってはいても、前回に書いたニンジンと同じく少しばかり早い気がしてならない。

ジャガイモの植えつけ時期はひとそれぞれだ。知り合いの農家はお彼岸に植えつけている。わたくしとは20日以上遅れている。ジャガイモの収穫時期は決まっているから、できるだけ早く植えつけるようにとものの本には書いてある。

それゆえに、この農家の植えつけは遅いのではと毎年思っている。しかしその収穫に立ち会うと、サイズといい収量といい、わたくしのとはあまり変わらないように見える。

これがいつも不思議だ。それならわたくしも植えつけを遅らせてみるかと思うのだが、ジャガイモは一発勝負失敗。失敗したからといって再度植えつけはできない。それだから慣れないことはしないほうがいいと、ことしも早く植えつけた。周囲を見渡してもわたくしのように2月下旬に植えつけているのを見たことがない。


        
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春まき夏どりニンジンの発芽

2016-03-21 | ニンジン

まるで軟禁状態である。花粉症対策のためみずからをそうせざるを得ない。だからといって外出しないで家の中に引きこもってばかりいると心身ともに具合が悪くなる。午前中はつとめておとなしくして、午後3時過ぎには防備してウオーキングに出かける。菜園はさぼるわけにはいかないから作業があると覚悟して畑に立つ。一番の症状は目がかゆいこと。目頭をごりごり押さえる。重症ではないにしろ、毎日こんな具合だから気が短いものにはつらい。

3月6日にタネをまいたニンジン。15センチ間隔の穴あき黒マルチを張って、120カ所の穴にタネをまき、120本の収穫を見込んでいる。

春まきの場合、発芽には、これまでの経験から2週間以上はかかると思っていた。ところが17日に見ると発芽してきた。早い、という印象だ。暖かい日が続いているから、いつもの年より地温が高いせいだろうか。

発芽がそろっているかどうか。これがニンジン栽培の一番のポイント。これがきちんとできるかどうかで腕前のほどがわかる。

いっせいに発芽していた。胸をなでおろす。これなら成功したも同じである。毎年春と夏の2回、同じことを繰り返しているからできて当たり前? 確かに失敗することはなくなったものの、毎回真剣勝負のつもりで向き合っている。

保温のため引き続いて穴あきビニールをトンネル掛けしておくのだが、4月に入り、気温を見て取り外す。

発芽はうまくいった。これで間引きしながら6月中旬あたりから収穫できる見通しである。

■春まき夏どりニンジン

2016年=3月 6日に種まき3月17日に発芽を確認、収穫は?

2015年=2月27日に種まき3月14日に発芽を確認、6月18日に収穫

2014年=2月25日に種まき3月19日に発芽を確認、6月10日に収穫

2013年=2月10日に種まき、3月12日に発芽を確認、6月14日に収穫

2012年=3月 3日に種まき、3月25日に発芽を確認、6月25日に収穫

2011年=2月 6日に種まき、3月10日に発芽を確認、6月 7日に収穫


        
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そうだ吉野山の桜、行こう

2016-03-18 | 登山

気が気ではない。桜の開花予想のことがである。早まりそうと聞くたびに心配になる。なるようにしかならないと分かっていても気になってしょうがない。

4月上旬に吉野山の桜を見に行こうとしているからこうなる。宿も交通機関もすべて手配している。吉野山の桜ばかりでなく、それなら京都と奈良の桜も観賞しようと欲張った計画を立てている。

いま現在の開花予想では、訪れる時期の吉野山の桜はばっちりだ。目的がここだから安心している。しかし“山の下”の京都と奈良は一部がやや見ごろを過ぎて花吹雪の予想になっている。吉野山の桜だけで満足しよう、あとは運まかせ、付録と言い聞かせているが、やはりついでの下界の桜も捨てきれない。

桜だけを遠出してまで見に行く人の気が知れない、山をやっているから桜は山中にひっそりと咲くヤマザクラに限る、なんてこれまで思ってきた。それが変わってきたのは、2013-2014年に日本5大桜をめぐったあたりからだろうか。これがなかなかよかった。こころがふんわりした気分になれた。心境の変化なのか、どうした風の吹き回しなのか、自分でもよくわからないでいる。考えられることは年を取ったからとしかいえない。

吉野山の桜を見る気になったのは、たぶん昨年に大峯奥駆道の大峰山に登ったからだろうか。吉野山もその一部である。もう一つは金峯山寺の蔵王権現を見たい気があった。

いま計画作りに余念がない。こんかいを含めてこの3年間で京都と奈良を訪れるのは4度目になる。それでも点と点を結び、速やかに移動できるよう一本線を引くのはなかなかむずかしい。第1案を作ってみた。詰め込みすぎだ。再訪地はカットして再考だな。

待っててくれよ、わたくしが行くまで。そう念じながら案内書と首っ引きである。 

YouTubeで「吉野山 桜」で検索すると多くの動画が出てくる。気に入ったのを埋め込んでみた。

計画第1案
1日目
我孫子駅=成田空港駅ー成田空港=関西空港ー関西空港駅=阪急京都線・烏丸駅ー地下鉄烏丸線・四条駅=同・今出川駅-京都御所ー平安神宮ー地下鉄東西線・東山駅=同・山科駅=JR大津駅 大津市内(泊)
2日目
大津駅=山科駅=地下鉄烏丸線・今出川駅=銀閣寺道バス停ー哲学の道ー法然院ー大豊神社ー熊野若王子神社ー南禅寺下川原町ー日向大神宮ー蹴上インクラインー知恩院ー円山公園ー八坂神社ー地下鉄・東山駅=山科駅=大津駅 大津市内(泊)
3日目
大津駅=山科駅ー毘沙門堂ー山科駅=醍醐駅ー醍醐寺ー醍醐駅=六地蔵駅=奈良駅ー氷室神社ー奈良公園・浮見堂ー東大寺 奈良市内(泊)
4日目
奈良駅=吉野駅ー吉野山の桜(青根ケ峰まで歩く)ー吉野駅=大阪阿倍野駅=天王寺駅=関西空港駅=関西空港=成田空港=我孫子駅


        
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待ちきれなくて、菜の花丼

2016-03-15 | ハクサイ



けさのこと、もしやと耳を澄ませた。ウグイスの初音であった。こんな目覚めは大歓迎だ。 

きのうは菜の花丼をつくった。春になるときまって菜の花丼を食べる。菜の花丼とは、アブラナ科の蕾と花茎を調理したどんぶりもの。かきこむと、春の息吹が体に満ちてくる感じがとてもいい。

菜の花はもっぱらハクサイの菜の花をつかう。そのため畑のハクサイは菜の花用にと数株を残しておく。いろいろな菜の花を試食してきた。やはりハクサイのが一番かな、そんな結論になって、いまもそう思い込んでいる。

菜の花丼をいち早く食べたい。しかしわが菜園のハクサイはいまだ葉を巻いたままの状態で、トウが立ってこない。これでは菜の花丼をつくれない。

食べたいとなると無性に食べたくなる。堪え性がない。いまのところは我慢するほかないのか。そう思いながらもウオーキングしながらあたりを注意深く観察するのを怠らない。すると知り合いの農家の畑に菜の花が咲いているのを見つけた。ハクサイではなく山東菜の菜の花だった。

山東菜の菜の花は食べたことがない。ハクサイに近いからきっとうまかろうと摘み取った。待ちきれなくて、ハクサイの菜の花のかわりにとりあえずこれを使ってみることにした。

菜の花丼のレシピは辰巳芳子さんのもの。いつもこのレシピでつくる。あっという間にできて、うまいと来ている。

作り方の復習。菜の花をフライパンに入れ、その上からオリーブオイルをかける。炒めたところで塩を振り、酒としょうゆを入れてかきまぜれば出来上がり。甘さがほしければ、みりん、砂糖を加えればいい。これを熱いごはんにのせれば完成だ。

さて山東菜の菜の花丼はどうか。代用品といっては悪いが、これも食べられた。けっして悪くはない。これならハクサイの代わりに利用できる。空になったどんぶりを見て、春を食ったと満足している。


        
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まだしつこく食べているブロッコリー側花蕾

2016-03-12 | ブロッコリー

啓蟄を過ぎたというのに、わが身はいまだに冬眠状態にある。毎年3月は体をいじめて体力づくりを意識する。それができないでいる。腰の状態がいまいちで、思い切って体を動かせないからだ。それでも毎日のウオーキングは欠かさないでいるが、いっこうによくはならない。無理して体に鞭打ちたい気分になる。年を取ってそれをするとさらに悪くなるというから、どうにもならない。体と相談する日々が続く。

冬野菜はほぼ食べつくした。端境期はいつも収穫物がなくなる。いま食べているのはダイコン、ニンジン、それにブロッコリーぐらいである。これらもまもなく畑から消える。

いつも最後まで残るのはブロッコリーだ。頂花蕾が終わって、今年に入ってからは側花蕾を食べている。この側花蕾はしだいに小さくなり、いまでは10円玉ぐらいの大きさになっている。これをまめに摘み取り、これでもかとしつこく食べている。

けち臭いといえばそうなる。それでも食べられるうちは食べる。ブロッコリーだってここまで大事にしてくれて本望だろうと思うのだが。それとも一日も早く往生させてくれと思っているのかもしれない。

もう十分楽しんだのだから、そろそろ引っこ抜いて片づけたいと思っている。ところが、かみさんはいまにも花が咲きそうな状態のものが好きといって、まだ捨てないでという。それならと、なかなか片付かないでいる。

いまや食感が悪くなり、ぱさぱさした舌触りになっている。それがいいのだという。蓼食う虫も好き好きだとはいえ、首をかしげるばかりだ。


        
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春まき夏どりニンジンのタネまき

2016-03-09 | ニンジン

3月6日に、春まき夏どりニンジンのタネをまいた。

ニンジンは毎年2回つくる。春まき夏どりと、夏まき秋冬どりである。味は後者に軍配を上げたい。いま食べているのは後者で150本ほどつくった。これだけあれば2人暮らしには十分すぎるほどで、いまでも食べ続けることができている。

春まき夏どりは、わたくしの栽培が下手なのか、味はいまいちでどうしても残してしまう。それにはもう一つわけがあり、ニンジンを食べるのは秋冬が多く、夏にはあまり食べないからかもしれない。

そんなわけで、いまの時季になると春まき夏どりをどうするかと思案するのだが、毎年のことなのでやはりつくってしまう。この春もそうだ。

段取りは手慣れたものだから作業はながれるように進む。まずは、15センチ間隔の穴あき黒マルチを張る。春まきはいつも100本ほどつくる。ひとつの穴に一本育てるから、100個の穴にタネをまいていく。多めにと結局は120の穴にタネをまいた。こうなると120本収穫の予定になる。

タネは前日に一晩水に漬けておくといい。薄く土をかけて、たっぷり水をやる。ニンジンは発芽をそろえることができればほぼ成功といえる。それだけにここが勝負どころ。とにかく発芽まで土の表面を乾かさないこと。乾いたと見たら水をやる。夏まきは乾燥が気になるが、春まきならそれほど神経質にならないですむはずだ。

乾燥を防ぐため、念のため遮光ネットを覆う。

さらに穴あきビニールをトンネル掛けする。これでタネまきは終了。

発芽には2週間以上かかる。この時季は地温が低いから、黒マルチをして穴あきビニールで覆ってもこれくらいかかってしまう。
トンネル掛けした穴あきビニールは4月に入り気温の上昇を見たうえで取り除く。
収穫は6月末ぐらいからはじまる。

■これまでの春まき夏どりニンジン

2015年=2月27日に種まき3月14日に発芽を確認、6月18日に収穫

2014年=2月25日に種まき3月19日に発芽を確認、6月10日に収穫

2013年=2月10日に種まき、3月12日に発芽を確認、6月14日に収穫

2012年=3月 3日に種まき、3月25日に発芽を確認、6月25日に収穫

2011年=2月 6日に種まき、3月10日に発芽を確認、6月 7日に収穫


        
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3月初旬はサトイモの種イモの芽出し

2016-03-06 | サトイモ


掘り出したサトイモの種イモ。保存状態はいい

毎日のウオーキングで立ち寄る柏市の布施弁天。そこの大木のハクモクレンが咲き始めた。いまかいまかと見上げてはウオッチしていた。昨5日は啓蟄(けいちつ)。いよいよ春めいてきたかと気持ちまで緩んでくるのだが、3月上旬はときに寒の戻りがあるから油断大敵である。

冬を越してきた野菜を見てきた。もう一つを忘れていた。サトイモである。昨年は豊作でいまも食べ続けることができている。おかげで種イモだって多めに保存できた。冬のあいだ防寒のため地中深く埋め、さらに雨水がしみこまないよう防水シートで覆ってきた。

種イモとして保存してきたのは、ヤツガシラ、土垂、愛知早生、エビイモ、これにことしはタケノコイモ(京イモ)が加わる。タケノコイモの種イモは知り合いの農家からいただいた。もちろんうまいから育ててみようかという気になった。

3月に入ると、これら種イモの芽出しを行う。

まずは種イモを掘り出す。状態が心配である。いずれも腐ることもなくきわめてよい保存状態であった。

すぐに芽出しの作業に取り掛かる。これが意外と手間がかかる。1カ月後、芽が出たのを確認して4月初めに植えつけている。


        
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冬ネギの育苗と自家採種

2016-03-03 | 下仁田ネギ

冬ネギは昨年10月にタネをまき、穴あきビニールをトンネル掛けして越冬

庭の梅と椿にさかんにメジロがやってくる。つがいなのかいつも2羽で飛び交い、1羽が飛び立つともう1羽が後を追う。とても仲睦まじく見える。わが家も見習わなければならない。とはいえいまさら手遅れだなとつぶやきながら、そっとカーテンの隙間から眺めている。その光景にほんのわずかな時間だが心が和む。

わが菜園でこの冬を越してきた野菜たちは、キャベツ、キヌサヤ、スナップエンドウ、タマネギ、ソラマメ。これらを取り上げてきたが、ほかに冬ネギが。おっと忘れるところだった。

・冬ネギの育苗
食べきれないほど作った冬ネギはなんとか食べつくした。冬ネギの旬は文字通り冬である。3月に入ると急に味が落ち食感が悪くなる。2月中が限度になるから、季節に先を越されないよう大急ぎで食べなければならない。

冬ネギのタネまきは10月。収穫は翌年の12月からとなるから栽培期間は長く14から15カ月かかる。冬ネギの品種はいつも下仁田ネギ、赤ネギ、九条太ネギの3種だったが、こんかいは九条太ネギに代わって石倉一本太ネギにした。

次に冬ネギを食べられるのはことし12月から。当然ながらその準備はできている。抜かりなく着々と進んでいる。昨年10月にタネをまき、冬は穴あきビニールをトンネルかけして育苗してきた。3月に入り、もう防寒は大丈夫だろうと取り除いたばかりである。

冬を越してだいぶ大きくなった。この苗を6月末から7月初めに定植するが、その前に選抜していちど植え替えをする。植え替えをしないでも問題はないのだが、わたくしは暇だから、面倒でも選抜して植え替え、さらに定植のときにもう一度選抜する。2度選抜することで形がそろう。これも遊びのうちである。

・冬ネギの自家採種
冬ネギは食べつくしたといったが、自家採種用に10から15株ぐらいを取っておく。ここからネギ坊主が出てきて6月に採種し、このタネを10月にまく。毎年この繰り返しである。下の写真は自家採種用に残した下仁田ネギ。


        
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