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30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

「芽だし」をしたサトイモの植えつけ

2013-04-30 | サトイモ

↑「芽だし」をした種イモ。芽と根が出たのを確認してから植えつける。

サトイモを植えつけた。今年も愛知早生、エビイモ、ヤツガシラの3種。昨秋収穫した中から姿形がいいものを選び、そのまま地中に埋めて冬を越した。3月末から「種イモの芽だし」を行っていた。すぐに植えつけるのではなく、この芽だしをしてから植えつけている。

いまかいまかと芽が出るのを待つ。土の中に手を突っ込んでは2,3個取り出しては様子を見てきた。芽だしの結果は、ヤツガシラは芽とともに根まで出た。愛知早生とエビイモは芽だけが出ている。これだけ芽が出ていればいいかというわけで植えつけた。

植えつける前に、さいど種イモが腐っていないかみる。少しでも腐っているものや、傷みがあるものは除いて捨てる。芽がきちんと出て、傷みもなく腐ってもいないものを選んで植えつける。これで芽が揃うし、欠株を防げる。

残った種イモはどうするか。畑の隅に植えつけておいて、欠株が出ればこれを補充している。狭い菜園を有効に使うためにも欠株対策は家庭菜園では大事だ。

長さ7㍍のウネを3列用意した。1列に1種類ずつ植えつける。ウネ間は約1㍍、株間は45㌢にした。家庭菜園では結構なスペースを占める。1列に15個ぐらい植え、3列全部で45個の種イモを植えた。

サトイモ栽培は、人事を尽くして天命を待つ、といった構えである。夏までは一所懸命に世話する。問題は夏の雨だ。畑に灌水施設があれば別だが、夏に雨が降らないとサトイモはだめだ。立派なサトイモになってもらうには夏に雨が・・・。このところ高温少雨で2年連続不作だった。ああ神よ、私のどこがいけなかったのでしょうか、と省みることしきりだ。 

 ↓植えつける前にここまで芽だしができればいい


 2013年の読書

2013年4月の読書
・火山のふもとで(松家仁之著・新潮社)
・陽子の一日(南木佳士 著・ 文藝春秋)
・戦後史の正体 (孫崎享著・創元社)

2013年3月の読書
・無罪 INNOCENT(スコット・トゥロー著・文藝春秋)
・談志が死んだ(立川談四楼著・新潮社)
・影法師 (百田尚樹著・講談社)

2013年2月の読書
・原発のコスト―エネルギー転換への視点(大島堅一著・岩波新書) 
・わたしがいなかった街で(柴崎友香著・新潮社)
・ウエストウイング(津村記久子著・朝日新聞出版)
・ホテルローヤル(桜木紫乃著・集英社)
・小さいおうち(中島京子著・文藝春秋)
・漂流記の魅力(吉村昭著・新潮新書)
・漂流(吉村昭著・新潮社)
・牛を屠る(佐川光晴著・解放出版社)

2013年1月の読書
・ナメクジの言い分 (岩波科学ライブラリー)(足立則夫著・岩波書店)
・大いなる眠り (レイモンド チャンドラー著、村上春樹訳・早川書房)
・父、断章(辻原 登著・新潮社)
・東電OL事件( 読売新聞社会部著・ 中央公論新社) 
・ポトスライムの舟(津村記久子著・講談社) 
・やりたいことは二度寝だけ(津村記久子著・講談社)
・エンジェルフライト 国際霊柩送還士(佐々 涼子著・集英社) 


 2012年の読書
2012年12月の読書
・カラマーゾフの兄弟2 (ドストエフスキー著, 亀山 郁夫訳・光文社古典新訳文庫) 
・湿地(アーナルデュル・インドリダソン著・東京創元社)  
・アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極(角幡唯介著・集英社)
・探検家、36歳の憂鬱(角幡唯介著・文藝春秋) 

2012年11月の読書
・カラマーゾフの兄弟1 (ドストエフスキー著, 亀山 郁夫訳・光文社古典新訳文庫) 
・中国と 茶碗と 日本と(彭 丹著・小学館)
・佐渡の三人(長嶋有著・講談社)

2012年10月の読書
・昭  田中角栄と生きた女(佐藤 あつ子著・講談社)
・砧をうつ女(李恢成著・集英社 戦争文学全集17 「帝国日本と朝鮮・樺太」)
・去年今年(木山捷平著・講談社)
・ノックの音が(星新一著・新潮文庫)
・横しぐれ(丸谷才一著・小学館昭和文学全集23)

2012年9月の読書
・特捜部Q ―Pからのメッセージ― (ユッシ・エーズラ・オールスン 著・ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
・鍵のない夢を見る (辻村深月著・文藝春秋)

2012年8月の読書
・母の遺産-新聞小説 (水村美苗著・中央公論新社)
・抗争 (溝口 敦 著・小学館新書)
・起終点駅(ターミナル)(桜木紫乃著・小学館)
・大陸の細道(木山捷平著・講談社文芸文庫)

2012年7月の読書
・被差別のわが半生(山下力著・平凡社)
・天地明察(冲方丁著・角川書店)
・下駄にふる雨/月桂樹/赤い靴下(木山捷平著・講談社文芸文庫)
・おじいさんの綴方/河骨/立冬(木山捷平著・講談社文芸文庫)
・ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上)(スティーグ・ラーソン著・ 早川書房)
・ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(下)(スティーグ・ラーソン著・ 早川書房)

2012年6月の読書
・楽園のカンヴァス(原田 マハ著・ 新潮社)
・紅梅(津村節子著・文藝春秋)
・ちくま日本文学 江戸川乱歩(江戸川乱歩著・筑摩書房)
・ミレニアム2 火と戯れる女(上)(スティーグ・ラーソン著・早川書房)
・ミレニアム2 火と戯れる女(下)(スティーグ・ラーソン著・早川書房)

2012年5月の読書
・罪悪(フェルディナント・フォン・シーラッハ著・東京創元社)
・曠野(チェーホフ著・岩波文庫)
・PK(伊坂幸太郎著・講談社) 
・K(三木卓著・群像2012年2月号)
・戦争はなぜ起こるか(A・J・P・テイラー著・新評論)
・ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上)(スティーグ・ラーソン著・早川書房)
・ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(下)(スティーグ・ラーソン著・早川書房)

2012年4月の読書
・アイアン・ハウス (ジョン ハート著・ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 
・城を噛ませた男 (伊東潤著・光文社)
・中国化する日本 日中「文明の衝突一千年史(與那覇潤著・文藝春秋)
・新釈諸国噺(太宰治全集7・筑摩書房)
・太宰治 滑稽小説集(太宰治著・みすず書房)
・解錠師(スティーヴ・ハミルトン著・ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

2012年3月の読書
・犯罪(フェルディナント・フォン・シーラッハ著・東京創元社)
・ラブレス(桜木紫乃著・新潮社)
・特捜部Q ―檻の中の女― (ユッシ・エーズラ・オールスン著・ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
・すべて真夜中の恋人たち(川上未映子著・講談社)
・蛍の航跡―軍医たちの黙示録(帚木蓬生著・新潮社)

2012年2月の読書
・遺体―震災、津波の果てに(石井光太著・ 新潮社)
・彼女はもういない(西澤保彦著・幻冬舎)
・半島へ(稲葉真弓著・講談社)
・海松(稲葉真弓著・新潮社)
・二流小説家 (デイヴィッド・ゴードン著・ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 
・下町酒場巡礼(大川渉著・ちくま文庫)
・下町酒場巡礼もう一杯(大川渉著・ちくま文庫)

2012年1月の読書
・六白金星・可能性の文学(織田作之助著・岩波書店)
・コンニャク屋漂流記(星野博美著・文藝春秋)
・蠅の帝国―軍医たちの黙示録(帚木蓬生著・ 新潮社)


   


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異変か?この春のジャガイモ

2013-04-28 | ジャガイモ

 
↑霜害に遭ったジャガイモ

ジャガイモが4月12日に霜害に遭った。2月末に植えつけて、4月初めに発芽し、さあこれから伸びるぞというときであった。葉の一部が茶褐色に変わっていた。気象庁のページで見ると、4月12日のわたしの住む千葉県我孫子市の最低気温は1.3度だった。明け方だった。これでやられた。よもやこの時期に遅霜があるとは思わなかった。

ジャガイモはできるだけ早く植えつけるから、霜害の覚悟はできている。これまでも4月初めの霜害は経験している。その経験があったから、ジャガイモは意外と霜に強いと思い込んでいた。まったく心配していなかった。

ところが、ことしは種イモの発芽が揃わなかった。いま現在、すべてが発芽してほっとしているが、生育に差がある。不安であるが成長を見守るほかない。たぶん気温が上がれば、いつもの年のようになるのではないかと楽観している。

ところが、ほかの菜園のジャガイモを見ると、これが深刻だ。私の周囲を見ると、ここにきてほとんど発芽しなかった菜園が少なくない。これが遅霜の影響なのかわからないのだが、こんなことはこれまではじめてみる。ジャガイモの発芽に失敗するなんてことはまずないことだから、なにか原因があるのはたしかだ。

そんななかで間引きと1回目の土寄せをした。芽を2、3本残すように間引きした。ことしの生育具合がまちまちだから、土寄せするにも各株の様子を見ながら行わざるを得ない。

↓間引きと、1回目の土寄せを終えたジャガイモ畑 

 


   


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花咲くソラマメとサヤエンドウ

2013-04-26 | ソラマメ



↑サヤエンドウの花

↓ソラマメの花

 

昨年10月にタネをまいたソラマメとサヤエンドウが極めて順調だ。無事に、例年以上に寒さが厳しかった冬を越してくれた。

いま花が咲いている。ソラマメの花は盛りを過ぎ、サヤエンドウはいまが花盛りだ。この春の姿は両者とも元気で、生育がいい。こんな姿を見るのは何年ぶりになるのだろう。そんな思いで眺めている。

サヤエンドウは、一株たりとも寒さで枯れるものがなかった。めずらしいことだ。病気で委縮するものも出ていない。みんな元気だ。いつもの年より寒さが厳しかったというのに。ネットにツルが伸びてきている。5月に入るとこれでもかとサヤがつく。毎日のように収穫に追われることになるだろう。

ソラマメは、これまでさんざん苦労させられてきたあのアブラムシの被害がない。昨年から使うようになった浸透性殺虫剤のおかげである。アブラムシがまったくいないかといえばそうでもない。一部、といっても1株か2株程度だが、アブラムシがついている。その程度だ。駆除する手間が省けた。だいぶ楽になった。それにしてもたいした効果だ。この現実を見てしまうと、ソラマメだけには薬剤ありだなと自分に言い聞かせている。

サヤエンドウは冬を越させるのに神経を使い、ソラマメはアブラムシとの戦いで神経をすり減らす。この春は両者が元気に育ってくれている。そのことがなによりうれしい。


   


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春キャベツができた

2013-04-24 | キャベツ

春キャベツができた。収穫第1号は5月に入ってしまうかなと思っていた。ところがすでに十分に育っていて、これならもっと早く取るべきであった。

どこの菜園も同じようなものだと思うが、4月の菜園は端境期で収穫できるものはない。私の菜園も、唯一この春キャベツだけだ。これだけでも収穫できるものがあるのはありがたい。

キャベツは好きでも嫌いでもない。いまもそうだ。そうなると菜園をはじめたころ、といっても四半世紀以上前のことだが、作らなかった。それが作ってみるとわが家ではキャベツをよく食べていることが分かった。ということはわたしも食べていたのである。それなら作ろうかと、年中作っていたのだが、いまは夏キャベツだけは作らない。虫である。これ防除するのがたいへんだからだ。

春キャベツだけはうまいと思う。自分で作ったからなおさらそう思うのか。冬キャベツは形が大きく扁平で、葉は密に巻いて堅い。春キャベツのほうは、形は小さくて丸く、ゆるくふんわりとしてやわらかい。まるで玉レタスのようだ。

この春は全部で15個ぐらいは収穫できそうだ。いつでも収穫(写真上)できるものや、いまさかんに葉を巻いているのやら、これから巻こうとしているのがある。時期をずらせて収穫できるのがいい。今回はたまたまうまく行ったかな。

夏キャベツはこのところ作らないといったが、3月末にタネをまいたものが芽を出した。虫に食われなければ夏にキャベツが食べられそうだ。

↓いまさかんに葉を巻いているキャベツ


↓そろそろ葉を巻きはじめるかというキャベツ


↓3月末にタネをまいたキャベツの芽


   


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ニンジンの間引き

2013-04-23 | ニンジン

ニンジンが順調だ。その生育ぶりを、うまくいったなと見惚れている。これから間引きを行う。

このニンジンのタネまきは2月10日である。1カ月後の3月上旬に芽を出した一部発芽しなかったところがあり、そこには再度タネをまいた。それが功を奏して、マルチの穴全部から芽が出た。欠株が出ても放っておけばいいようなものだが、わたしはそれができない。見た目にもきれいな菜園にこだわる。だから余計疲れる。

まきなおしたものは当然ながら生育が遅れている。ものは考えようで、2回に分けてタネをまいたと思えばいいし、時期をずらして収穫できるといいたいところだが、ニンジンの発芽は腕の見せ所だから、それが一発で決まらないと気にくわないのである。

ニンジンはこの2,3月の厳寒期まきと、夏まきの2回行っている。ニンジンはよく食べる。これだけ作っても足りないくらいだ。すべてが形よく育つかというと、曲がったり、育ちが悪いのが混ざる。これらはニンジンジャムに使っている。ニンジンジャムを作ってから、これはお気に入りになった。自分でもうまいなと思う。

さあ間引きだ。穴開きマルチを使っているから、1つの穴から数本出ている状態だ。間引きして1本にしなければならない。腰を落として間引いていく。大きく育っているものは1本に、小さいもの2本残して間引いていく。もちろん2本の残したものは、様子を見ながら最終的に1本にする。収穫は6月、今回は約150本できる予定だ。


   


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レタスと赤チシャの発芽

2013-04-22 | リーフレタス

レタスと赤チシャの芽が出てきた。今年は少し遅れて4月14日にタネをまいた。このレタスは玉レタスになり、赤チシャはリーフレタスになる。

春夏の菜園は秋冬に比べて葉ものがぐっと少ない。どうしても夏場はナスやキュウリ、トマトといった果菜類が幅を利かせる。しかし夏でも葉ものは食卓に欠かせない。葉ものを忘れるなと言い聞かせて、この時期は果菜類のすき間で育てるようにしている。

いま芽が出たレタスと赤チシャが食べられるのは5月と6月だが、これがあるとだいぶ重宝する。

発芽にムラがある。そのためどうしてもタネを多くまいてしまう。その結果多くの苗ができてしまい、苗を捨ててしまうのがもったいないからとすべてを空いたスペースに植えつけてしまう。そしてたくさんできてしまい、しまいには無駄にしてしまう。毎年この繰り返しだ。今年もそんな感じになってきた。

今年のタネまきは両面作戦。畑に直まきし、育苗箱にもタネをまいた。どちらもうまい具合に芽が出た。本葉が2、3枚になると植えつける。家庭菜園としてはここからが面白い。

育てた苗は、根を切らないように1本1本掘り出して植えかえる。そっとだ。丁寧に慎重に扱う。畑はマルチングしておくと育てやすい。露地でもいいのだが、マルチだと育てやすい。

レタスの植えつけは曇りの日がいい。小さな苗だから直射日光は苦手だ。わたしの植えつけ方法は、まず割り箸なんかで穴をあけ、そこに1本の苗をそっと入れて、やや浅めに土寄せし、根元を押さえる。この最後に根元をキュッと押さえるところがポイントになる。すべて苗の植えつけが終われば、ジョウロで水をかけてやる。これで万全だ。

5月と6月の食卓にはさわやかなサラダが似合う。出番が多くなる。この両方を作っておいてよかったと思う季節を迎える。


   


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失敗したエダマメの発芽

2013-04-19 | エダマメ

ほんの一部しか芽が出なかった今年のエダマメ。しょうがない、まき直そう

エダマメの発芽が思うようにいかなかった。失敗であった。エダマメの食べられない夏なんて考えられないから、まきなおした。

3月28日にタネをまいたエダマメ。品種はことしも「湯あがり娘」だ。いつものやり方でタネをまいた。うまく行くだろうと安心していたのだが、発芽が揃わなかった。発芽したのは一部で、まったく発芽していないところが大部分であった。

これまで、といってもずっと昔のことになるが、エダマメの発芽になんども失敗し、試行錯誤を繰り返してきた。そのかいあってか、エダマメの発芽は完璧といえるほどできるようになった。やっと会得した技?である。それだけに今回の久しぶりの失敗に、えっ、どうして?といった感じである。

エダマメのタネまきは、穴開き黒マルチを敷いて、穴にタネをまき、ビニールでトンネル掛けしてやる。毎年この方法だ。ところが今年はこれで駄目だった。原因がまったくわからない。温度か。水分か。どちらかだと思う。

しょうがない。まき直そう。月給取りのときによく思ったものだ。仕事で失敗するとそれをカバーするには2倍以上の労力がいる、と。家庭菜園でもそうだ。面倒だがまき直すしかない。しかし久しぶりの失敗がどうも気にくわないのである。

一方で、同じ3月28日にタネをまいたトウモロコシはきれいに発芽が揃った。トウモロコシの発芽はエダマメに比べたらかくだんに易しい。家庭菜園の楽しみはタネから育てることにあると思っている。タネから育てるとその野菜のクセがわかる。上達にもつながる。トウモロコシなんかはその手始めにいい。種苗店でトウモロコシの苗を買って行く人の気がしれない。トンネル掛けしているビニールをめくってみる。きれいに芽が出揃っているのはうれしいものだ。 


  


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カボチャとナスとキュウリのタネまき

2013-04-17 | カボチャ


カボチャとナスとキュウリのタネをまいた。

これらはいまの4月中旬にタネをまいても気温が低くて芽が出てこない。しかし芽を出させたい。そこで簡単な“温室“、といっても粗末なものでとても恥ずかしくてお見せするようなものではないが、これで芽を出して育苗している。

その温室とは発泡スチロールのトロ箱だ。ポットにタネをまき、このトロ箱に入れて、肥料などのビニールの空き袋の中にすっぽり入れておく。ただそれだけである。

なんだと思われるかもしれないが、これで中の温度が上がり、きちんと芽を出してくれる。わたしには使い勝手のいいものなのである。

家庭菜園では、たとえばナスなら一度に多くを育苗する必要はないはずだ。せいぜい一度に4株を育てれば十分だ。数が少ないからほかのものと合わせてもこのトロ箱の狭い空間で間に合うのである。

ただこれを使えるのは4月までだ。5月になると急に温度が上がる日が突然出てくる。こうなると容積が小さいだけに、中の温度は急上昇して、干し上がってしまい、枯れてしまう。外出のときに高い気温になるとお手上げだ。それが欠点でもある。

・カボチャは、2人家族なら2株も植えつければ十分すぎる。それならタネから育てなくても苗を買ってくる方が便利なのだが、そうわかっていながらもカボチャはずっとタネから育てている。この温室に入れておけば簡単に確実に芽を出してくれる。5月になって定植するときは「あんどん型ビニールー囲い」といって四方をビニールで囲って風から守ってあげると万全だ。カボチャ栽培はかんたんすぎるのだが、それよりも場所を取るだけにそれが悩みだ。

・ナスとキュウリは、1回目は販売苗を購入している。2回目、3回目の苗はタネから育てている。1回目の収穫が落ちてきたとき、2回目の苗が育って収穫が途切れないように計画して育苗する。とくに大好きなナスは4回ぐらいにわけてタネをまき育苗している。2回目のものはいまタネをまいてこの温室に入れている。

いつのまにか春夏野菜が増えてきた。4月17日現在の菜園
・いま育っているもの=ニンジン、キャベツ、エンドウ、ソラマメ、下仁田ネギ、九条太ネギ、タマネギ
・タネをまいて芽が出てきたもの=トウモロコシ、エダマメ
・タネをまいてまだ芽が出ていないもの=赤チシャ、レタス、インゲン、キュウリ、カボチャ、ナス、コマツナ、ルッコラ
・買ってきた苗=トマト、ピーマン、ナス、キュウリ


   


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販売苗は育苗してから定植

2013-04-15 | トマト

↑購入したトマトの4連結の苗

↓これを大きなポットに植えかえて、一番花が咲くころまで育苗してから定植する

さすがに疲れた。3月中旬から4月上旬のあいだに、山歩きに4回、桜見物に3回、と遠出した。おかげで心は楽しんだが、肉体的にまいった。遊んでのことだから誰に文句を言うことなく、ああ疲れたなあと横になっている。元気なうちは小銭を持って外に出るに限る。遊ぶと心が解放されるのがよくわかる。

年を取ると家に引き込みがちになる。ましてや趣味のない人は用事がないからますますその傾向だ。引き込むと、たいがいは軽いウツになる。軽いうちはそれでもいいのだが、しだいにひどくなる。そうなることがよくわかってきた。年寄りは、なんでみんなあんなに不機嫌なんだと若いときに思ったものだ。それがよくわかるようになった。なぜ不機嫌なのか。気分がおもしろくないからだ。心が晴れないからだ。刺激がないからだ。無理をしない程度に外に出て遊ぶに越したことはない。あらためてそう思ったのだが、億劫だ、面倒だとついつい引きこもりがちになる。

菜園仕事は、外に出るという意味では効果がある。否応なく外に連れ出してくれる。それに力仕事が加わる。とくにいまの時期は菜園に立って春風を受けているだけで気分がいい。

さあ、これから本格的に春の作業に入る。ちょうど種苗店に夏野菜の苗が入荷しているころだ。自転車で買い出しだ。トマト、ナス、キュウリ、ピーマンの苗を買ってきた。

トマトは大玉8株、ミニ4株。ピーマン、ナス、キュウリはいずれも4株。トマトとピーマンはこの購入苗だけで間に合う。これだけあれば2人家族だと事足りる。ナスとキュウリは好物だから、これだけでは間に合わない。苗を購入すると同時にタネをまいて育てる。特にナスは秋まで収穫が途切れないようにと順次タネをまいては育苗したものを植えつけていく。

購入苗はいずれも4連結のセルトレイだ。これが一番値段が安い。いますぐには植えつけない。ここでひと回り大きなポットに植えかえて育苗してから畑に植えつける。

トマトは一番花が咲くまでポットで育苗してから定植する。ピーマンもナスも花をつけはじめてから定植する。それで十分間に合う。

こんな作業を、いま花ざかりの庭でしていると、いよいよ本番だなと楽しい気分になる。それが実感できるのがいい。


   


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三春の滝桜ー艶麗の極み

2013-04-12 | 登山

 
4月10日は3分咲きというが観賞するに十分な姿だ。このアングルが一番の人気だという。


次に人気なのがこのアングル。まさに花が滝のように流れ落ちる感じがでている。


観桜日 2013年4月10日(水)
天気 晴れ
場所 福島県三春町
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅5:42=6:58水戸駅7:02=8:35いわき駅8:41=10:04三春駅(タクシー、相乗り)=10:25滝桜11:30(徒歩・町内の桜めぐり)-13:20三春駅13:31=14:52いわき駅15:05=16:40水戸駅17:06=18:40我孫子駅


「いいじゃないか」。三春の滝桜は3分咲きだという。少し早かったかなと不安でいたのだが、タクシーから降りるとすぐに赤い花をつけた巨大な木が目に飛び込んできて、こう叫んでしまった。タクシーに相乗りした人たちも同じことを口にした。よかった。よかった。

2013年4月10(水)に「三春の滝桜」を見てきた。前日の9日に「根尾谷の淡墨桜」から帰ってきたばかりだというのにだ。三春の滝桜はベ二シダレ(紅枝垂れ)だった。道理で赤が目立つはずだ。根尾谷の白い淡墨桜を見てきたばかりなので余計にそう映る。

3分咲き、いやもう4分咲きぐらいだろう。観賞するには十分な姿であった。むしろこちらの方は好きだと言う人もいる。もちろん満開がいいと言う人もいる。好みである。わたしはといえば前者である。ただし紅枝垂れに限っての話だ。そして3分咲きという早い時期に訪れることができてつくづく幸運だと思った。そのわけはこうである。

仙台に単身赴任していたとき、これでもかと紅枝垂れを見た。仙台で桜といえば紅枝垂れかと思うほどだ。とくに市内にある榴ヶ岡公園には多く植えられ開花時期は蒸せかえるような赤い色で埋まる。紅枝垂れは妖艶である。その狂おしいほどの色香と媚態に酔ってしまった。もういけない。これ以上その気に包まれていると溺れて抑制がきかなくなり道を誤るのではないかと思うほど、その熟した艶やかさに圧倒されて、のみ込まれそうになった。濃いのは苦手だ。ケバイのもだ。しつこいのもだ。尻込みしてしまう。それからというもの、紅枝垂れには距離をおいてきた。

そして幾星霜。三春の滝桜が目の前に。これが紅枝垂れだとそこで知った。わたしには満開の姿をすぐにイメージできてしまう。そのあまりの艶麗さに尻込みしてしまうにちがいない。なんともなさけないのだが、苦手なものはどうしようもない。それで「ああよかった。満開でなくて」ということになるのである。

見た目には3分咲きというより5分咲きに見える。咲き始めだから、あの満開の艶麗すぎる姿とは違って、まだ初々しさを漂わせて、優雅な品格さえ見せる。これならいいと胸をなでおろしたものである。たぶん今週末に満開を迎えるのだろう。コワイもの見たさで見たくもなるが、心を乱されない程度のこの3分咲きぐらいがわたしにちょうどいいのである。

これで、この春の日本三大桜ー山高の神代桜根尾谷の淡墨桜、三春の滝桜ーを巡る旅は終わった。


行きは駅からタクシーの相乗りで、帰りは街中の桜をめでながら歩いて駅に戻った。3分咲きとわかっていても次々と観光客がやってくる。わかってやってきている。しだいに増えるばかりだ。

さすがに三大桜のひとつだ。この滝桜も負けてはいない。その存在感に圧倒されるばかりだ。滝桜だけが一本あるだけの風景だが、それだけで壮大な空間をつくり、近づくとのしかかるほどの威圧感がある。
 

 

3分咲きでこれほどの景観を見せてくれるのかと驚いている。というよりも、ちょうどいいときにきたもんだとうれしくてしかたない。

さっそくに、滝桜を見るに一番人気のアングルの場所から、時計と反対回りにぐるっとひとまわりしてみよう。見る場所で様相は異なる。

 

 

 

やはりここでも胴周りに目が行ってしまう。滝桜は推定樹齢が1000余年。三大桜の中では一番若い。それだけにほかの2つの胴周りと比べるといくぶん細い。枝ぶりも元気だ。なによりもその花の見事さだ。

これで3分咲きというのだからわからない。

どうです。この頭上から覆いかぶさってくるような花の洪水。まさに桜の滝ですね。

右側面の姿。
 

 右側面から見るこの胴回りが気にいった。

裏から見る姿。 

 

 これは左側面。このアングルもいいね。
 

 

出発点に戻った。
 

わたしは2周した。それに行ったり来たり。1時間ほど眺めていた。よくもまあ眺めていられますねといわれてしまいそうだが、ほかの2つの桜もそうだが、これがあきない。

そろそろお別れ。後ろを振り返りながら退場しましょう。

 

 

 

三春駅までは歩いて1時間半ほど。町の中にもすばらしい多くの桜がある。これらを眺めながら駅まで歩いた。たしかに桜ばかりだ。それも紅枝垂れの巨木が多い。しかし、滝桜を見てしまうと、どうしても見劣りがする。これは仕方ない。町中の桜は十分に見応えがある。それを見てから滝桜に行くことを勧める。

最初に「神代桜」を見てから、この春によもやほかの2つの桜まで見ようという気持ちはまったくなかった。それなのに・・・。その理由は淡墨桜で書いたが、いまもそうだろうと思う。観光名所なんてと思っていたのに、3つの桜をめぐってすっかり満足している。それでもいまだに「こんなはずじゃなかった」と自分でもわからないでいるのだが、満足しているならそれに越したことはない。さすがに見応えのある桜ばかりでした。

ということで、三大桜に万歳だ。地元の酒「三春駒」で乾杯だ。
 


 

  


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根尾谷の淡墨桜ー佳人のたたずまい

2013-04-11 | 登山

 

清雅だ。2013年4月9日、日本三大桜の一つ、根尾谷の淡墨桜の姿である。
樹齢1500余年の桜は、楚々とした佳人。美しく装っていい人を待っている。

観桜日 2013年4月8日(月)~9日(火)1泊2日
天気 曇り時々晴れ
場所 岐阜県本巣市
メンバー 単独
コース&タイム
4月8日 我孫子駅=東京駅=大垣駅 市内観光して(泊)
4月9日 大垣駅(樽見鉄道)=樽見駅(徒歩15分)-淡墨桜-(徒歩15分)-樽見駅(樽見鉄道)=大垣駅=東京駅=我孫子駅


2013年4月8(月),9日(火)の両日に遠路、岐阜県本巣市の「根尾谷の淡墨桜」を見に行ってきた。日本三大桜のひとつだ。4月6日に満開になった。遅れまいと出かけたのだが、あいにく週末の暴風雨で花が少し落ちたという。

それでも満開であった。その姿は清雅という言葉が相応しい。わたしの目にはそう映った。山高の神代桜と同じエドヒガンザクラだが、こちらは花は小さくて白い。蕾のときは薄いピンク、満開になると白色、そして散り際には淡い墨色を帯びるという。美しい人の歩みに似ているな、そんな思いをめぐらした。


自分の行動がわからいまま家を出た。桜を見るために遠くへ出かける。山歩きならわかるが、「神代桜に続いて、桜を見にここまでやるかなという思いがある。それでも出かける気になった。

大垣駅から「樽見鉄道」の始発に乗った。1両編成だった。たぶん混雑するだろうから午前中の早い時間がいいだろうと思ってのことだ。やはりこれが正解だった。一時間ほどで終点の樽見駅に着いた。車内はすべて花見の人たちだった。


樽見駅から淡墨桜まで歩いて15分。途中、右手に雪をまとった「能郷白山」が見えてきた。幸先がいいぞ。

姿をあらわした。さすがに樹齢1500余年の迫力だ。「山高の神代桜」に比べてやさしい。一目見てそんな印象をもった。

さあじっくり見よう。よく見ることだ。これでもかと。そして脳裏に刻み込もう。
まだ花見の人はまばらだ。



午前9時。きょうは晴れの予報だが、まだ曇っている。

 

 

春の山を歩いて、山の斜面に一本ぽつんと山桜が咲いている。そんな桜に出合うのが好きだ。思わず足を止めて見上げ、やあ、とてもきれいだよ、と声をかけてしまう。そんな桜が好きだったのにどうしたんだろう。 

「見世物」になってしまった天然記念物の桜、巨樹の桜にひかれたようだ。魅力はいろいろある。圧倒的な存在感、樹齢を感じさせないつややかな花・・・。しかし、それだけではない。神代桜も淡墨桜も樹幹は途中で折れていまはない。残った幹。わたしはこんどもそこに目が行ってしまっていた。神代桜の幹は、これまでの“人生”を象徴するかのように無残だった。それでもあの大きくて艶かな花を咲かせる。淡墨桜の幹にも見入ってしまった。神代桜ほどではないが、幹は隆々たる多くのコブが取り巻いている。この残された幹の姿にすっかり惚れたのかも知れない。だから目に焼き付けた。

10時近くになってしだいに晴れ間がのぞいてきた。花見客がどっと増えてきた。観光バスが次々と到着したのだろう。

日を浴びて一気に輝いてくれてもいいのに、淡墨桜は恥じらうかのようにそんなそぶりを見せない。ええい、じっれたいと思いながらも、育ちがよくて品がいい、そのうえ清らかな色香を感じさせる、そんな佳人を見ているようだ。私の好みじゃないか。

 しだいに・・・。さてどんな姿に変わるのか。

 

 

 すっかり晴れた。くもり空がいいのか、晴れた空がいいのか、これは好みだな。

 



たった2時間弱の花見であった。立ち去りがたい。振り返りたい思いを断ち切った。なんだ、これはまるで美しい人と別れるときの場面じゃないか。

そしてまたしても自分に驚いた。帰りの電車の中で、3つ目の「三春の滝桜」にもこの際だから行こうと思い立ったことだ。


  


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三春の滝桜も、見にいってしまおう

2013-04-10 | 登山


「山高の神代桜」に続き、4月8日と9日の両日、これも日本三代桜の一つである「根尾谷の淡墨桜」を見てきた。上の写真3枚は4月9日午前10時の根尾谷の淡墨桜(岐阜県本巣市)の姿である。

4月6日に満開になった。咲き始めてから満開までのスピードは速かったようだ。週末の暴風雨で花が少し落ちたというのだが気にはならない。というよりも、はじめて見るのだから、これが私にとっての根尾谷の淡墨桜になる。いますぐにでも詳しい報告に取り掛かりたいのだが、それができないわけがある。

きのう9日、岐阜県からの帰りの電車の中でこう考えた。この春は日本三大桜のうちこれで2つを見た。どうせなら、この勢いで3つ目の福島県三春町の「三春の滝桜」も見てしまおうか、と。

そう思ったら実行するにこしたことはない。

三春町のホームページを見るとこうある。

平成25年4月9日の滝桜は「2分咲き」です。
4月7日に開花しました。
今日は気温もあがり、開花が進みそうです。

ということで、きょう10日もまた早起きして、これから福島県三春町へ出発する。 


  


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行ってみるか、根尾谷の淡墨桜

2013-04-08 | 登山

日本三大桜の一つ、「根尾谷の淡墨桜」を見に出かける。樹齢1500余年の天然記念物のこの桜は岐阜県本巣市にある。4月6日に満開になった。本巣市の「開花状況」に詳しい。上の写真は、満開になった6日の姿を同市のサイトから転載した。

3月29日に、これも日本三大桜の一つで、樹齢2000年といわれる「山高の神代桜」(山梨県北杜市)を見てから、どうも心境に変化が生じている。そのリポートにも書いたのだが、桜をわざわざ遠出してまで観賞しに行くという趣味は、これまで持ち合わせていなかった。それなのになぜ、ということになるのだが、そのこころの変化を考えてみるに、きちんと言葉にできないでいる。自分でもよくわからないでいる。しかしここにきて、根尾谷の淡墨桜も見たい、という気持ちなったことはたしかだ。老い先が短いということも手伝ってか、この際出かけみようという気になった。

天気もよさそうだ。散り際には淡墨色になることから名付けられた淡墨桜。シブイね。いまは満開だからその色は見られだろうが、どんな姿で迎えてくれるか楽しみである。


 

  


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谷川岳ーまばゆいばかりの銀世界

2013-04-06 | 登山

谷川岳のトマの耳ーこの天気に、この展望。わくわく、どきどき


山行日 2013年4月5日(金) 日帰り
天気 快晴
山域 谷川連峰
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅 4:42=5:16上野駅5:43=7:28高崎駅7:45=8:51水上駅9:00(バス)=9:20谷川岳ベースプラザ・ロープウエー駅=天神平駅9:50-10:40熊穴沢ノ頭避難小屋-11:40ザンゲ岩-11:55肩の小屋-12:05谷川岳トマノ耳12:40-13:25熊穴沢ノ頭避難小屋13:30-14:25天神平=谷川岳ベースプラザ・ロープウエー駅15:10(バス)=15:13土合駅15:33=水上駅15:53=16:56高崎駅17:14(上野経由)=19:40我孫子駅


雪の谷川岳を歩いてきた。快晴であった。頂上からの展望はいうまでもなく絶佳であった。まばゆいばかりの雪をまとった峰々を夢中で眺めた。期待した通りの山歩きになって心がはずんだ。

谷川岳は昨年の2012年8月に歩いている。それなのになんでまた、と自分に問うた。やはり一年に一度は雪山を歩きたいという思いが強い。3月15日に歩いた入笠山は展望がすごかったが雪山を歩いたという実感があまりなかった。

「雪の谷川岳」を歩いたのは8年前の2005年4月である。この日のような天気をもういちど期待したい。谷川岳はいつも天気が悪い。好天気に恵まれることは年に10日もあるのだろうかと思ってしまうくらいだ。毎日のように天気予報をチェックした。新潟県の湯沢町に快晴の予報が出た。それっとばかりに家を出た。

こんなことができるのはありがたいことに「毎日が日曜日」だからだ。山の先輩たちを見ていると、70を過ぎるとがくっと弱る傾向にある。それを見てきたから、退職したら70歳までの10年間はやりたいことをやって遊ぶことに決めた。団塊の世代の同僚でもまだ会社にぶら下がっているのが多い。65過ぎてはやりたいことをやるには遅すぎる。「勝手でしょう」といわれてしまうが、他人事ながら心配してしまう。

昨冬に痛めた膝が、またこの冬に痛くなった。寒くなるとぶり返すようだ。3月になって痛みが消えた。ここらあたりで「試運転」とばかりに集中して山を歩いてみた。まだ気にはなるのだが、たいしたことはない。このまま夏山までもってもらいたい。この夏はどうしても歩きたい山があるからだ。


暗いうちに家を出る。ふと気がつくと、♪♪星空に両手を挙げて・・・ と口ずさんでいた。好天気が約束されているからご機嫌だ。花王石鹸のマークとは反対を向いているお月さまが浮かんでいる。もうすぐ新月か。

どうもおかしい。あれだけ快晴マークだったのに、高崎駅を過ぎても、薄日が時折差す程度で厚い雲に覆われている。どうなっているのかと不安になる。沼田駅一つ手前の岩本駅になると急に青空が広がった。肩の力が抜けた。「こうでなくちゃ」。わかりやすい人間だから、すぐにご機嫌になる。

ロープウエーで一気に天神平へ。
一緒になったスキーヤーがぼやいていた。「天神平スキー場の雪が少なくなった」。3月の暖かさのせいで雪解けがすすんでいる。

目の前に谷川岳。青空と雪のコントラスト。目の覚めるような世界だ。

そして白毛門、朝日岳、笠ケ岳。もうこれだけ見られれば十分満足といった感じになる。

出発前にアイゼン装着。わたしの10本爪の具合が悪い。かみさんから12本爪を借りた。かみさんはことし8月までに100名山達成の予定。100座目にはわたしも同道する? 

 9時50分出発。きょうの予定は、2時間で頂上まで行き、帰りのバス時間の関係で頂上を13時までに出る。
 

登山口からすぐに急斜面だ。雪は腐っている。足元が不安定で、歩きにくい。

 トレースはしっかりついている。たとえなくとも、尾根の形がはっきりしているから迷うことはない。

尾根に出る。風がなく穏やかだ。絶好の登山日和になった。このあたりで一枚撮ってもらおうか。後続の人にカメラを渡す。

 阿能川岳、小出俣山、俎が見えてきた。

出発して40分ほど。垂直に近い4メートルほどの岩場の上に出た。ロープがある。これで下まで降りる。下部に足がかりがなかなか見つからず最後はロープが頼りだ。雪が深ければ問題なく通過できるのだろうが、雪が解けてこれだけの段差になった。この場所がコース上で唯一気を使うところだ。

 約1時間で熊穴沢ノ頭避難小屋。すでに屋根が出ている。

 避難小屋からは急斜面が続く。

 こんどは俎の右にオジカ沢ノ頭が見えてきた。

 後ろを振り返る。

 天狗のたまり場。

 目の前に雪の壁、といいたくなるほどの急斜面が続く。


カメラを取り出すたびに足を止める。これがわたしにとっての休憩になっている。
 

 

 俎とオジカ沢ノ頭の間から苗場山、妙高山、火打山。

 ざんげ岩が見えてきた。もうすぐだなと思いながらも、ザンゲ岩からがきつい。あの稜線までもうひと頑張りだ。

 稜線に出ると、左に肩の小屋。着いた。用事もないのだが、立ち寄ってすぐに頂上へ向かう。

 もうすぐ。

トマの耳の頂上だ。きょうはここまで。オキの耳まで足を延ばさない。きょうの目的は雪山とこの眺望。二つとも百点満点だ。展望を楽しむなら、ここで十分。というよりも、なんの根拠もないのだが、トマの耳からのほうが眺望がいいと勝手に思い込んでいる。
谷川からの眺望はホント、いいね。わたしのお気に入りだ。すぐに同定にとりかかかるが、見慣れているのですぐにどの山かがわかる。

ざっと見ることにしよう。
西に主稜線。万太郎山まで見えている。



北西に、オキの耳、一ノ倉岳、茂倉岳。

 北に越後駒と中の岳。


燧ケ岳に至仏山。
 

武尊山。左奥に奥白根山。


食事を取らず山を見るのに夢中だ。わたしには最高の時間だ。こうしているとあっというまに時間が過ぎる。
ん?風が出てきたか。冷たい風だ。13時に頂上をあとにすると天神平には14時半には着くはずだ。しかしすっかり満足した。ここらあたりで下山とするか。この判断が良かった。たぶん1時間半もあれば下山できるだろうと踏んでいたのだが、下りも腐った雪で歩きにくく、それに踏み抜きがあって意外と時間がかかったからだ。

 だれか来ないだろうかと待っていて、帰りにまた一枚撮ってもらった。

これでサヨナラだ。

 鈍行を乗りついでのあわただしい日帰りだったが、言うことなしの満足のいく山行となった。まばゆいばかりの雪山、青空、それに大展望、ここまで条件に恵まれれば、だれだってそう思う。やっぱり雪山はいいね、とさいごまで足取りは軽かった。


  


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もう?トウモロコシのタネまき

2013-04-04 | トウモロコシ

満開の桜を見ては名残を惜しんでいたが、花冷えが続いたせいか長く楽しむことができている。桜前線は台風並みに急速にやってきてはあわただしく北上するのかと思いきや、しばし踏みとどまってくれた。しかしきのうの強風は花散らし、これでおしまいかと雨が上がった夕方にウオーキングがてら近くの桜公園を見たらまだ観賞に耐える。わが家でやっとウグイスの初音を聞いた。やはり練習不足でぎこちない鳴き声だ。

遊んでばかりもいられない。桜が散れば、いよいよタネまきのシーズン到来になる。4月に入るとしだいに百姓仕事が忙しくなる。春風になぶられながら菜園に立つのはなんとも気持ちがいい。

さっそくに、トウモロコシとエダマエのタネマまきをした。両者ともいつも3月下旬から4月上旬に行っている。まだ早いのではないの? たしかにそうだ。発芽するにはまだ気温が低い。

そこで、黒マルチを敷いて、さらにビニールをトンネル掛けをしてやる。この2重の対策で発芽しやすい温度になる。マルチを敷くのは面倒だ。しかしこのひと手間をかけることであとの管理がぐっと楽になる。まあ、家庭菜園だからこんな手間をかけることができるんだろうね。

黒マルチは穴と穴の間隔が15㌢幅のものを使っている。トウモロコシのタネは30㌢間隔で一つの穴に2粒ずつまく。この穴開きマルチだと、ひとつおきにまいて行けばいい。穴あきマルチはこんなときに重宝する。トウモロコシの発芽はたやすい。発芽まで放ったらかしでいい。

4月になるとうかうかしてはいられなくなる。タネまき、植えつけの準備に抜かりがないように気をつけなければなない。


わたしの好きなハクサイの菜の花。おしまいだ。そこで最後に菜の花のスパゲティをつくった。年年、ゆく春を惜しむ気持ちが強くなる。せつなくなる。なんでなんだろう。そう思うことがしばしばだ。


            


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