30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

大みそかに下仁田ネギを収穫ー越冬野菜

2009-12-31 | 下仁田ネギ

年の瀬、大みそか。畑の風はこの冬一番の冷たさだ。身を切られるような風を受けるとうつむきかげんに歩いてしまう。軍手をしても手がしびれるくらいだ。

この冷たい風のなかで収穫していると、そうだ、そうだと思い出した。下仁田ネギだ。この冬は暖かかったので下仁田ネギを収穫する気にはなれなかった。まだ早い、もう少し辛抱だと。ところが今日のこの冷たい風にそれっとばかりにショベルで掘った。立派なネギになった。まさに殿様ネギの貫録である。タネをまいてから一年。お待ちどうさまでした。これでやっと食べることができる。

この冬はこの下仁田ネギに限らず野菜全般の出来が良かった。自画自賛になるがホント、よくできました。一年を締めくくるにふさわしい下仁田ネギに満足、機嫌良くしていよいよ今年も暮れます。来年もどうぞよろしくお願いします。よいお年をお迎えください。


      


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不織布かぶって寒さを防ぐサヤエンドウー越冬野菜

2009-12-30 | キヌサヤ

今日は畑へ正月料理に使う野菜をとりに行った。隣りの菜園の人が腰をおろして一服しながら「いよいよあと一日になったね」。ダイコン、ニンジン、ハクサイ、キャベツ、カブ、ブロッコリー、ホウレンソウ、コマツナ、ミズナ、サトイモ、九条ネギ、下仁田ネギ。いまの時期、これだけの種類が収穫できる。秋の労働がこんなを喜びをもたらしてくれる。うれしいもんだよ。

これから寒さが本番になる。菜園を冬の北風が吹き抜ける。野菜は北風をまともに受ける。そのため越冬する野菜には「体力」に合わせて防寒対策を行っている。

サヤエンドウとスナップエンドウはいま不織布をかぶって寒さをしのいでいる。12月の寒さには耐えられるのだが、来年1月からの本格的な寒さと北風にはダウンして数株が枯れてしまう。案外と弱い、と思っている。

そこで一般的に篠竹を北面に刺してつめたい風よけをするのだが、これでは十分ではない年がある。年によって寒さが違うからだ。ここ2、3年は不織布か寒冷紗をトンネル掛けしている。この冬は寒冷紗があちこちで活躍して在庫がない。そこで不織布を使用している。

10月下旬にタネをまいたものが、越冬するに大きくもなく小さくもなく、ちょうどいい大きさに育っている。収穫は来春4月だ。菜園で一番早くできる春色に染まった野菜。そのやさしい緑色のサヤは春のさきがけとなる。 


この菜園ノートのブログははじめてから満4年になった。たぶん三日坊主になるだろうことは自分がいちばん知っていた。ところが4年も続いてしまった。いまアップしているのは1128編、4年は日数では1460日、これで割ると更新率は77.2%になる。駄文ながらよくまめに書いてきたものだ。

しかし4年も書いていると、野菜の周期は1年と考えれば、同じことを4年も書き連ねてきたことになる。それでも飽きずに書いてこられたのはやはり自然相手だからだろう。菜園を始めてから四半世紀。野菜畑はいつも小さな脳みそを働かせてくれる。しかし、マンネリも感じている。パターンが同じだ。もっと工夫できないか。しかし小さな脳みそではこれだというものが出てこない。来年も同じスタイルでいくしかないのだろうか。能力がないというのはなんとも情けないものである。

いまこのブログと2つのホームページをもっている。このホームページも構成とデザインを来年は更新しようかと思っている。 


    

   
ビッグファームは移転しました。


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正月準備で白菜のお香香づくりー越冬野菜

2009-12-29 | ハクサイ

年末の大掃除の音が近所から聞こえてくる。勤め人も休みに入ったので一気に年末モードだ。たまには家の中を片付けるかなと自分の部屋の窓をきれいに掃除した。陋屋だからいまさらきれいにしても間に合わないのだが、それでも大掃除をしたつもりである。大掃除はしたものの年も押し詰まってきたなという実感がない。

正月用に白菜のお香香を作るというから畑へ収穫にいくのだが、いまの時期は霜解けのため、どろどろですべってやっかいだ。今年のハクサイは立派だ。見事なものだ。これを正月用のお香香にする。今年はこれで2回目になる。毎晩のおかずに出てくるものだからすぐになくなる。もちろんこれはかみさんの仕事で私は収穫だけ。また漬けてくれるのかなと眺めている。今回は2個を漬けた。正月には間に合うようだ。

かみさんが漬物をしているのを眺めていると、自分でも漬物ができたら楽しいだろうなと思う。この時期はダイコンでも菜っ葉でもなんでも漬物にできる。しかしそう思うのはその時だけで3歩歩くともう忘れている。


    

  


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ダイコンは土に埋めて保存するー越冬野菜

2009-12-28 | ダイコン

この秋のダイコンは出来がいい。どこの菜園でもできすぎてもてあまし気味だ。菜園にはまだまだいっぱい残っている。ダイコンのなかでも青首ダイコンは寒さに弱い。このままの状態で放っておくと頭のところから腐ってくる。そこで寒さから身を守ってあげるため、すっぽりと土の中に埋めて保存する。食べるときは必要なだけ掘り出す。掘り出すのが面倒なのだが、こうして土の中に埋めておくと春先まで食べることができる。

ダイコンを土の中に埋めて保存するといってもいろいろな工夫がある。最近は面倒になってきた。できるだけ簡単な方法でやる。「なんか手を抜いているな」と自分でも思うくらいだ。

まずはすべてのダイコンを抜く。次に葉を取り除く。そして埋め戻すために土を掘る。もちろん深いほうがいいのだが、掘り出すのが面倒だ。私は30センチぐらいの深さに掘って、そこにダイコンを並べて埋め戻す。やっぱりこれでは寒いかなと思ったら、周囲の土を掘って山なりに盛ってあげる。

埋めたダイコンは取りたての新鮮さをいつまでも持っているわけではない。春先に暖かくなってくると味ががくんと落ちるのが分かる。まあそこまでダイコンを残らず食べてあげればダイコンだって本望だろう。


   

  


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タネまきから一年待つわが家の冬ネギー越冬野菜

2009-12-27 | 下仁田ネギ

霜が降り、霜柱が立った。ようやくネギを掘って食べてみようかという気になった。八百屋の店先に下仁田ネギが並んでいた。一本100円だった。そうするとわが菜園の下仁田ネギは全部で…なんて考えてしまった。そして「オレって小さいなあ」と。

ネギがおいしくなる季節だ。下仁田ネギと九条太ネギ。ショベルで掘る楽しみを味わうにはタネをまいてから1年待たねばならない。いま食べているネギも、昨年11月と今年2月にタネをまいたもの。ネギがタネをまいてから収穫するまで一番時間がかかる。

わが菜園のネギは冬ネギが主となる。冬ネギのタネまきは晩秋と早春だ。秋にタネをまいて育った苗に、いまごろ保温のためビニールでトンネル掛けしてやる。

今年の秋も、定番の下仁田ネギ、九条太ネギのタネをまき、もうひとつ赤ネギをまいた。来年の冬に収穫するネギはこの3種になる。春先にタネをまくこともできる。このほうがネギがやわらかくてうまいという人もいるのだが、私は根がせっかちなものだからいつも晩秋にタネをまいている。春先にタネをまくとしたら、秋まきの苗がうまく育たなかったときだ。

          晩秋にタネをまいた九条太ネギ(上)、赤ネギ(下)



   

  


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見た目が悪いニンニクの立ち姿ー越冬野菜

2009-12-25 | その他

きのうはイブだというのに東京の街に華やかさが感じられなかった。だれに会って話を聞いても、景気のいい話は出てこない。山手線の車中では若いアベックをよく目にした。しっかりと手を握り合っている。繁華街にあるいつもの酒屋で1升瓶の清酒2本を買って早々に家に帰った。東京から家まで、電車を乗り継いで清酒を2本をぶら下げて持ち帰る。よほど好きでなければしないことだが、要は飲んべえの意地汚さ。わたしだってイブを楽しみたい。

きのうはソラマメを取り上げた。そこでわが菜園のこの冬を越す野菜を見てみたい。

ソラマメに続いて今回はニンニクだ。ニンニクを作るのは初めて。長いこと菜園をやっているのだが、これまでニンニクを作ってみようという気は起らなかった。9月に種ニンニクを植えつけた。その後の世話はまったくしていない。

ひとさまの畑のニンニクを見ていつも感じることだが、ニンニクはぴんと背筋を伸ばして生き生きとしている姿を見かけたことがない。いつもぐったりしている。葉の色つやも悪い。なんとはなしに葉がだらりとして、体つきにぴっりとしたところがない。そのような姿でいつのまにか茎が枯れて収穫になる。その茎の枯れ方も汚い。ニンニクの味は決して嫌いではないのだが、地上部の見た目があまりよくないから栽培してみようという気がこれまで起こらなかったのかもしれない。

今回ニンニクを初めて作っても、その印象は変わらない。やはりだらしなく見える。芽が出始めたときはすくっと立ち上がって颯爽としていた。これまでの印象とは違って見えたのだが、しばらくするとやはりだらっとした格好になる。あまり悪口を言うと来年の収穫に影響するからこのあたりでやめておこう。


   

  

 


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5月の空に伸びるソラマメに期待して-越冬野菜

2009-12-24 | キヌサヤ

雪山から帰宅したその夜から、山行記録を書き始めた。少しはゆっくりしたらと自分でも思うのだが、ますますせっかちになってきた。よくもまあ、夜な夜ながんばったものである。へたくそな内容でも、4、5年たってから読みなすとそのときの楽しさを思い出す。そのために頑張っているようなものである。

ソラマメの初物を12月15日に食べた。年末にソラマメが出るなんて初めて知った。料理屋の亭主がこれは鹿児島の種子島産だという。ソラマメといえばわが菜園では5月に収穫する。この寒い時期に目の前に出てきた。5カ月先の味を食べているのだ。日本は広いものだなという感慨とともに妙な気分である。私はどちらかといえば「初物食い」で、なんでも一度食べれば、今年も食べられたなあ、といってそれで満足しまうたちだ。だから興味はあるのだが、ソラマメといえば5月の空のもとで食べるのがいいのであって、熱燗の友にするにはどうにもバランスが悪い。それでも初物75日だからありがたくいただくことにした。さっそくウェブで調べてみた。たしかに種子島では年末に出荷している。すっかり感心してしまった。

それでわが家のソラマメといえば、これから越冬する。寒さには強いほうで寒冷紗をトンネル掛けするなど寒さ対策はいっさいしないで冬を越す。ソラマメの大敵はアブラムシ。一昨年はほとんど被害がなくいい気分でいたが、今年はやられた。全滅に近いといってい。収穫量は激変した。これだから毎年、ソラマメを作ろうかどうか悩む。タネまきは10月下旬から11月初旬だ。5月の空にぴったりのソラマメの誘惑には負けてタネをまいた。越冬するにはちょうどいい具合に成長した。来年5月、たぶんまたアブラムシとの攻防だろうなと思うとちょっと憂鬱でもある。
 


   

  


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雪山に青空はよく似合う、上州三峰山(3)

2009-12-23 | 登山

登山翌日の20日は晴れてしまった。晴れて悪いことはないのだが、天気予報ではずっと雪と曇りだった。この日も当然のこと雪時々曇りだとてっきりそう思い込んでいた。それだけ期待していなかった青空だけに「えっ? この晴天はなんだ」と見上げた。この晴天は絶好の登山日和でもあるのだが、前日の忘年会で酒を浴び、温泉に入り浸った体にはもうその意欲はなかった。帰りの列車が水上駅を離れる。しだいに谷川岳と国境稜線が見えてきた。雪山は青空に映えますね。最終日をアップした。これで今年の登山も終わりです。いい忘年山行でした。

→後閑から上州三峰山(3日目)

谷川温泉の宿から、上越国境支脈の俎が見える。俎を私は知らなかった。あわてて調べました。俎を背景に口ヒゲ付き白頭老爺も記念写真。パチリ。


   

  

 


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たまのグループ山行もいいもんだ、上州三峰山(2)

2009-12-22 | 登山

目の前が山頂だ。間もなくだ。しかし山頂手前が急斜面で滑る。思うように足が前に進まない。やっと山頂だ。山頂からみえたものは…。
2日目をアップしました。

→後閑から上州三峰山(2日目)

いつも単独で歩いている。グループ山行は同じメンバーと4月に歩いたから、今年のグループ山行はこれで2回になった。たまのグループ山行はふだんの単独行とは違う楽しみがある。グループ山行に参加するたびに、単独行との違いを考えさせられる。考えさせられることはいいことだ。自分の足元をたしかめ、見直すことにもつながる。


   

  


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この冬初めての雪山歩き、上州三峰山(1)

2009-12-21 | 登山

12月18日から20日まで忘年会を兼ねて雪山を楽しんできた。
その1日目の報告を作成したので急ぎアップする。

→後閑から上州三峰山(1日目)

拙速は私の得意技である。山行報告は速いにかぎる。少々のことに目をつむってもらえばありがたい。

天気予報通り、上越は大雪だった。水上駅のひとつ手前の上牧駅あたりから本格的な雪になった。田んぼも家並みも雪に覆われている。景色が一変した。一気に雪国だった。なにもかもがしーんと静まり返った世界になった。ヨソモノはこの冬初めての車窓に広がる雪景色を窓に顔を寄せて眺めている。モノクロームの風景は心にしみる。心を落ち着かせる。雪国に来たんだなと。いいもんですね。


   

  

 


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トンネルを抜けると大雪だった、そんな感じかな

2009-12-17 | 登山

 


     


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純米の定番酒を探して幾千里

2009-12-16 | 

酒は書くものではなく飲むものだな。そんなあたりまえのことをつぶやきながら好きな酒の話を5カ月ぶりに更新している。毎晩、飲むのに忙しくつい更新するのを怠けていた。

最近の関心は、純米酒で定番になるものをさがしている。本醸造の定番はここで何度も書いているようにこの四半世紀、〆張鶴(月)だ。この酒がうまいと感じるときは心身ともに快調だ。うれしくなる。まずく感じるときは体か気分に要注意だ。それだけかみさんに次いで付き合いの長い酒である。

(右が本醸造の定番の〆張鶴・月。左は最近飲んだ米川 (よねかわ)本醸造でこの造り酒屋は「豐賀」のブランドも出している)



本醸造はこれからも〆張鶴でいくが、純米の定番がいまも見つからないでいる。わが家でふだん飲みの純米といえばこれだというものがない。これまで相当の数の銘柄の純米を飲んできたのだが、いずれも定番にはならなかった。

寒い季節になると熱燗がほしくなる。熱燗に耐えられ、しみじみとうま味を感じる純米がほしい。これにふさわしい酒はお金を出せばある。しかし高い。毎晩のふだん飲みに高い酒は飲めない。分相応の酒は純米でいえば1升瓶で2400円ぐらいまでだ。

この価格帯の純米はいくらでもある。しかしどうしても開栓してすぐは味がカタイ。酒本来のうまみが出てくるまでしばらく待たなければならない。値段からすればこの程度で仕方ないのだが、それが気に食わない。あれもこれもと買っては飲んできたのだが、これだというものが見つからない。

最近は「天狗舞・純米酒 旨醇(うまじゅん)」を飲んでみた。飲み干すとまたこの酒を買った。少し気に入ったようだ。またこの酒を買いに行ったところ「刈穂・純米」があった。純米といってもこの欄で前回、前々回に取り上げた低精米の純米である。「刈穂でも低精米の酒を出したのか」とついこの酒に手を出した。この酒も悪くない。繰り返しこんな調子だからいつまでも純米の定番酒探しが続くことになる。しかし、これでいいと思っている。定番は本醸造の〆張鶴くらいにして、純米はあちこちの酒を飲み比べるのもわるくない。これも酒飲みの楽しみである。

(いま飲んでいる「刈穂・純米精米歩合80%」(左)と「天狗舞・純米酒 旨醇」)


 うまい酒の飲み比べといえば昨晩はおいしい酒をいろいろとご馳走になった。この料理屋の亭主は大の清酒党。のれんをくぐれば大きな冷蔵庫に全国の銘柄が所狭しと並んでいる。いまはにごり酒の季節だ。多くのにごり酒があった。私はにごり酒のうまいものはつい飲んでしまい、どういうわけか酔いが速い。そんなわけでできるだけ避けている。

この夜のお勧めは「獺祭・純米大吟醸 発泡にごり酒」。口に含むと発泡酒だけに舌に刺激があるが、それ以上に香りがたった。なかなかの味わいである。一杯だけですますつもりが、またつがれた。飲み干して口走った。「これは後を引くな」。この種の酒はこのあたりでやめておいたほうが無難だ。それからふだん飲めない亭主推奨の「いい酒」を各種飲んだ。

そうだ肝心なことを忘れていた。席に着いた時、亭主がカワハギをさばいて肝を取りだしていた。それを見たらからには、とうぜん「カワハギの刺身、肝付き」を頼んだ。たたいた肝を透明な白身にのせて食べるもよし、肝を醤油に溶いて食べるのもよし。絶品だった。なんと清酒に合うことか。肝といえばアンコウだが、案の定、次はそれが出たのである。

珍しかったのは「ソラマメ」だ。この店で冷凍物を出すはずはない。これは種子島産だという。わが菜園のソラマメはいま芽を出したところだ。種子島ではいま収穫できているのだ。しかし、珍品だが、ソラマメは初夏にかぎるな。この店はよく案内される。私が好きな店だ。鄙にはまれな名店である。独酌したいときこっそりのれんをくぐりたい。すっかりご馳走になってしまった。ありがたいことである。 


     


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寒くなったらネギの出番ー下仁田ネギ

2009-12-14 | 下仁田ネギ

1週間前に歩いたシダクラ尾根から御前山のルートがよくわからないとのメールをもらった。そこで電子国土ポータルで地図を作成して知らせた。便利なものである。→シダクラ沢右岸尾根ルート

きのうのNHKのど自慢は 山形県大江町からだった。私の好きな朝日連峰のふもとにある町だ。最近では2008年6月末に歩いている。それだけにこの町や隣りの西川町はなつかしい。いつのまにか大江町の4つの温泉のうち3カ所に入っていた。山を歩くことで多くの町を知ることができた。


下仁田ネギがまだまだ青い。写真の通りである。いま、野菜売り場を見るとこの青々としたものが売られている。見た目が立派だ。その姿はほかのネギを圧倒している。しかし、下仁田ネギが本当にうまいのは葉が霜にあたって茶色く枯れた状態になったときだ。旬は1月になる。いくらうまいからといって葉身部が枯れて、葉鞘部だけの下仁田ネギが並んでいても、ただみすぼらしく見えるだけで、なかなか手がのびないだろう。たしかにこの状態のものが野菜売り場に並んでいるのを見たことがない。やはり味はいまいちでも売り物にするには見た目も大事だということはよくわかる。それだけに下仁田ネギのホントのうまさを味わうには自分で作るか、または生産農家に頼むしかないようだ。

下仁田ネギの旬は短い。1月から2月の2カ月間だ。2月末になると味に変化が出てくる。旬が短いだけにどんどん食べなければならない。しかし味が濃いだけに食べ続けているとさすがに飽きてくる。さっぱりしたネギが食べたくなる。そんなときに九条太ネギがあるからありがたい。 


     


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寒くなったらネギの出番ー九条太ネギ

2009-12-13 | 冬ネギ

この冬もわが菜園のネギは、九条太ネギと下仁田ネギの二つだ。いつもの年ならこれから旬を迎えるのだが、今年のネギにはいまひとつ不満である。暖かい日が続いているせいかネギを食べてみようかという気にならない。やはりネギには霜に当たってもらわねばならない。ネギに寒さは必須条件である。厳しい寒さがくるまで、もうしばらく待とうという気になる。下仁田ネギなんかいまでも青い。やはり暖かいんだろうかなと思う。


下仁田ネギは葉が寒さで茶褐色になるまで待つことにして、まずは九条太ネギを収穫してみた。思った以上にいい出来になっている。土寄せして葉鞘部の白いところも長く伸びてくれた。これならいいねと、気をよくした。姿も美しい。下仁田が男性的なら、九条はなんとも女性的でスレンダーだ。この数年、下仁田ネギよりも九条太ネギのほうをよく食べるようになった。味にくせがなく使いみちが広いこともある。これからしばらくはネギを買うこともなくなり、うまいネギを食べ続けることができる。ネギはほんとに重宝する。あればあったで食べてしまうから大量に作る。それでも無駄にすることなく食べてしまう。

きのうは菜園の用事で少しばかり遠出した。私の住まいの周辺のモミジはすっかり葉を落としてしまっているが、まだまだ鮮やかな輝きを見せていた。今年はモミジを長く楽しむことができた。先日の山で「トンボ」を拾ってきたが、ここにもいっぱいあった。遠慮なくいただいてきた。


      


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すっかり黄色くなったからユズジャム作り

2009-12-11 | ジャム

いつも思うことなんだがジャムを作っているときは豊かな気分になるものだね。そんなことを思いながらユズジャムを作っている。台所も居間もユズの香りに満ちている。体もユズの匂いがする。台所用品をフル稼働させて忙しく立ち働いている。こんなにいい香りが漂いそれに包まれているなんて気がつかなかった。

今年はユズが大豊作だ。大豊作だからといって使う量はたかが知れている。鍋物、イカの塩辛、サトイモの煮物など薬味に使う程度だ。冬至のユズ湯に入れるといっても10個ぐらいあれば十分だ。大豊作でも使わないままほとんどを無駄にしてしまう。12月が旬だ。1月になると寒さで傷んでくる。

ユズジャムを作るようになってから豊作はうれしいものだ。昨年は不作だった。その翌年は決まって豊作になる。このところ隔年結果になっている。摘果作業などしないからそうなる。まだ完全に黄色くなっていないユズの木を見ながらいつ作ろうかと眺めていた。ユズジャム作りは長い時間かかる。覚悟してかからなければならない。途中でやめることはできない。あきっぽい性格だから、その気になったときにやらねばならない。心身ともに快調だ。さあやるか。

 

脚立を使って50個のユズを収穫した。これでジャムを作る。
収穫からビン詰めまでの手順は以前にまとめた「ユズジャムの作り方」をご覧ください。

ユズジャム作りで一番大変なのは皮をうすく切ること。かみさんはわけなくできる。私とはスピードが違う。それでもこのところに台所にたびたび入って包丁をにぎっている。私の包丁さばきもそれなりにすすんでいる。しかし50個だ。飽きてくる。疲れてくる。緊張をなくすと均一に切れなくなる。じっと我慢して緊張状態を保たねばならない。たまにやる作業だけに疲れるものだ。

ユズはうすく切った後に水にさらしてあくをぬかなければならない。水にさらすのを手抜きすると苦くなる。だからジャムの完成は夕方近くになった。50個のユズから大きさはまちまちの瓶だが14個のジャムができた。これだけ作るとだいぶ長い間食べられる。しかし今年のユズはまだまだある。もったいないから、きれいなユズのうちに2回目のジャム作りを考えなければならない。

私のジャムづくりはルバーブジャムから始まった。これに比べるとユズジャム作りは何倍もの手間がかかる。夢中になって作っているあっという間に一日が終わる。できたての瓶詰めジャムをずらりと並べて眺める。なかなかの腕前だねと、いつもの自画自賛だ。




    
 


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