30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

大人の休日パスで青森県下北半島の山ー6月25日に最高峰・釜臥山を登る(3)

2023-06-30 | 登山

下山を始めてすぐにガスがあっというまもなくはれた。ほんの数分早ければなあ
山頂にある“異物”は航空自衛隊のレーダー施設


<わたくしの好きな山登り

大人の休日倶楽部パスを利用して、6月24日から6月26日までの3日連続の登山。

はじめに=大人の休日倶楽部パスで3日連続の登山へ
6月24日=新潟県南魚沼の「飯士山」
6月25日=青森県下北半島の「釜臥山」
6月26日=前半)青森県下北半島の「大尽山」
6月26日=後半)恐山菩提寺と恐山温泉
6月27日=盛岡で冷麺とじゃじゃ麺を食べ、そして仙台で途中下車

 


3日連続の登山の2日目、6月25日は青森県下北半島の最高峰・釜臥山を歩いた。

大湊線の終着駅大湊駅下車。東京からここまでの移動時間は6時間半。遠くまできたもんだ、そんな感慨を持つ。駅からバスに乗り海上自衛隊前下車。ここが登山口となる。目の前が大湊湾だから海抜ゼロメートルから登り始めて釜臥山の山頂までの標高差は878メートル。登り始めたのが13:15で、登山口に戻ったのが18:20。登りに2時間30分。下りに2時間10分かかった。

この日の釜臥山は、前日登った新潟県南魚沼の飯士山となにもかもが似ているといった印象だ。
まず天候。海は晴れている。だが山はガスだ。登り始めてから山頂を後にするまで山はガスのなか。山頂での展望はなし。下山始めて5分もたたないうちにガスが急速に、あれという間もなくはれて姿を見せたというのだから悔しいのなんの。あと少し山頂にいれば展望がと、この日も涙、涙といいたいが、梅雨の時季だからしょうがないと思えるようになっていた。というのも山頂からの展望だけは拝めなかったが、下山中はずっとガスがなく時折晴れ間が見えていたからそれで納得したのだろう。


それにルートもそっくりだ。まずはスキー場のゲレンデを登り、次が背丈を越すほどの灌木帯の道。木の根と岩まじり細い道で、いやになるほどストレスを感じた。これを通過すれば山頂直下のガレ場となり、すぐに山頂だ。

釜臥山の山頂には航空自衛隊の巨大なレーダー施設がある。これが目立つ。目立つどころではないほどに目立つ。むつ市内からだとどこからも見え、すぐにそれとわかる。


山行日 2023年6月25日(日)
天気 くもり
山域 青森県恐山山地
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅6:13=6:45上野7:02(東北越新幹線・やまびこ51号)=9:43八戸10:50=12:49大湊13:05(JR東北バス)=13:12海上自衛隊前バス停13:15ー13:35釜臥山スキー場ー第2リフト乗り場ー14:00第2リフト乗り場ー14:39第1リフト降り場・望海雪楼ー15:29巨石群ー15:32ガレ場-15:45山頂16:08ー16:56七面山ー17:07第1リフト降り場・望海雪楼ー17:41第1リフト乗り場ー17:56第2リフト乗り場ー18:20海上自衛隊バス停18:40=19:10むつ市内(泊)


大人の休日倶楽部バスの利用者がどれくらいになるのかわからないのだが、利用期間はたしかに混雑する。とくに東北新幹線がそうだ。関東の人間は北に、東北の人間は南に移動する。早い時間帯の新幹線の車内は十中八九がこのパス利用の年寄りとなる。わたくしもその一人。
じつは釜臥山登山開始時間を少しでも早くするため「はやぶさ1号」に乗れば登山開始が1時間早くできる。しかし常に満席状態で、毎日のように空席が出ていないか確認するがだめだった。それで次発の「はやぶさ51号」にせざるをえなかった。

大半の乗客は一つ手前の下北駅で下車した。終着駅の大湊駅まで来たのは10人ぐらいで、大人の休日倶楽部パス利用の男のお年寄りばかりとみられる。この終着駅を見るのが目的で、次の電車で戻るのだという。それだけのためにここまでといいたいが、わたくしだってここまで山登りに来たのかといわれかねない。

ちなみに本州最北の駅はてっきり終点のこの大湊駅とばかり思っていたが、ひとつ手前の下北駅だという

JR東北バスで海上自衛隊前下車。ここが登山口。目の前が大湊湾、海抜ゼロメートルから878メートルの山頂を目指す。
13:15出発。すぐに坂道になる


釜臥山スキー場に着いた。第2リフト乗り場。第1リフト乗り場を目指す。
釜臥山は目の前にある。だがガスで隠れている。ここからゲレンデを行く。道はまっすぐに延びる。あっそうだ、忘れてはいけない、クマ除けベルを取り出す

海はご覧の通り晴れ渡っているが、山はガスのなか

ゲレンデの急な道がつづく。第1リフト乗り場に着く

さらに急坂を上って第1リフト降り場。近くにある望海雪楼

ここが第1リフト降り場。ここでリフトは終わり。これから登山道となる。向かう山は
ガス

すぐに大きな岩が現れて祠がある。ここが七面山

ここから先はずっと灌木帯となる。これがくせもの。背丈を越える木々のなかを進む。木の根と岩のまじった細い道、濡れてかなり滑りやすく歩きにくい。一刻も早く抜けだしたい、そんな道


やっと灌木帯から“脱出”する。すると目の前に見上げるような巨岩群。突然に現れたのでびっくりした。この大きさをカメラでは表現できないほど

こんどは、すぐに岩が積み重なるガレ場が頂上直下まで続く。歩きにくいが問題なく通過。黄色のペンキで進行方向が示されている。ガスのなかでも安心だ

頂上のレーダー基地。回り込んで舗装道路に出ると、すぐそこが山頂だった

山頂。2時間30分で来た。かなり地味な山頂標識だった。スマホをひと回り大きくしたほどのサイズ。なぜここまで小さく地味にしなければいけないのかと考えてしまうほど。
やはりガスのなか。覚悟していたがやはり残念

山頂標識の前には、左に兵主神社奥宮の古い祠、右に新しい釜臥山嶽大明神の祠がある

だれもいない。ひとり。山頂の記念写真はセルフタイマーで撮る。カメラは石の祠に置くしかないようだ。なんども撮る。そのたびに確認するが気に食わない。ようやくこれならというのが撮れた。展望がないから休憩を兼ねてとはいえ10分もかかかってしまった。ゆっくりはできない。慌てて腹ごしらえして下山。山頂滞在時間は25分ほど

下山を始めて5分もしないだろうか。急にガスがはれてきた。あれよあれよという間に青空も見えてきた。釜臥山が姿を見せた。
しまった! 山頂にもう少しいればよかったのに。昨日と同じ状況となった。
それでも天気が回復しただけでもご機嫌になる。
じつは天気予報では夕方から晴れマークが出ていた。そのとおりになったものの、山頂ではその機会に恵まれなかったといえる

すっかり晴れ上がった。
登山口となる海上自衛隊前バス停に戻ったのが18:20。2時間ほどで下山できた。
出発時間が13:15。スタートが遅かっただけに明るいうちに下山できてほっとしている。

ここからバスでむつ市内へ、きょうはホテル泊。

あした6月26日は、この山旅の本命の恐山・大尽山に登る。朝6時にタクシーを予約してある。なによりもうれしいのは、あすが梅雨の晴れ間で、晴れマークがついていること。本命の登山の日が晴れになるとは! 


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大人の休日パスで新潟県南魚沼の山ー6月24日に飯士山に登る(2)

2023-06-29 | 登山

岩原スキー場から望む飯士山。左手が南コースで、右手が東コース


<わたくしの好きな山登り

大人の休日倶楽部パスを利用して、6月24日から6月26日までの3日連続の登山。

はじめに=大人の休日倶楽部パスで3日連続の登山へ
6月24日=新潟県南魚沼の「飯士山」
6月25日=青森県下北半島の「釜臥山」
6月26日=前半)青森県下北半島の「大尽山」
6月26日=後半)恐山菩提寺と恐山温泉
6月27日=盛岡で冷麺とじゃじゃ麺を食べ、そして仙台で途中下車

 


1日目の6月24日は新潟県南魚沼の飯士山を歩いた。

JR岩原スキー場前駅から出発。登りは南コース、下りは東コースを取り、出発点に戻るという周回コース。登り2時間30分、下り2時間。標準タイムで歩くことができた。

冒頭の写真で見ると、南コースは左手の尾根を登り、東コースは右手の緩やかなスキー場の管理道路を下ってくる。

往路の南コースでは、最後のリフト降り場から先が登山道となり、頂上直下まで灌木のなかの急坂を歩く。短い区間ながら足元が悪く、岩と土が濡れていて滑りやすくかなり気を使う。ストレスがたまる道だ。年寄りにはこの道を下りに取りたくない。

この灌木のなかの道を抜ける視界が開け、こんどは岩場になる。鉄の鎖や足掛かりがあるものの、それまでの灌木のなかの滑りやすい道と比べたら、問題なく歩を進めることができる。まもなく頂上だ。

下りの東コースは南コースと比べたらずっと歩きやすい。下りにこちらを選択してよかったと思ったくらい。


山行日 2023年6月24日(土)日帰り
天気 くもり
山域 新潟県南魚沼
メンバー 単独
コース&タイム
登りは南コース、下りは東コースの周回
我孫子駅5:42=6:15上野6:42(上越新幹線)=8:02越後湯沢8:14=8:18岩原スキー場前駅ー9:00岩原スキー場ー9:42第3リフトー10:20神弁分岐ー10:40飯士山山頂11:05ー11:30山頂クワッドリフトー12:40岩原スキー場13:05ー13:45岩原スキー場前駅14:01=越後湯沢駅15:13=16:22上野16:42=17:14我孫子駅


昨年の2022年同じ時期に谷川岳の「奥の院古道」を歩いた。かつての奥の院への参道を、数年前に新たに切り開いて復活させた。谷川岳の各コースはほぼ歩いているが、このコースの目新しさに魅かれて歩いた。ところがこのコース、参拝道というイメージとは異なり、区間は短いもののなんとバリエーションに等しい道だった。細い尾根を転落しないようかなり真剣にならざるをえなかった。

昨年の2022年の記録から抜粋
6月18日に谷川岳の「奥の院古道」を歩いてきた。現地の案内板によると、この道は「室町時代頃より谷川岳の奥之院への参拝道として活用」とある。
奥の院古道とは、谷川富士浅間神社から天神山に至り、そこから天神尾根を伝わって谷川岳のオキノ耳にある奥の院までの道である。天神山から先は多くの登山者が利用する一般登山道になっているので、復活した参拝道は廃道となっていた神社から天神山までの道となる。


こんかいは3日連続の登山になる。1回目から75歳の老体に負担をかけると後が持たないから谷川岳の選択は避けことにして上越のほかの山を探した。たまたま「飯士山」を見つけた。この山は知っていたが登ったことはない。それに低山だ。初日は軽く足慣らし程度の山がいい。それにJR岩原スキー場前駅から歩いて登れるというのだからこれに決めた。

飯士山は「いいじさん」と読む。これを繰り返し声に出していると、いいじいさん、いい爺さんになる。だれかにぴったりの山ではないか。

JR岩原スキー場前駅の標高は405m、飯士山が1,111m、標高差は700m。

JR岩原スキー場前駅で下車。ここから飯士山を眺めることができるはずであった。ところがガスでなにも見えない。

駅からスキー場までは急坂の舗装道路を30分ぐらい歩く。
ここが岩原スキー場。目の前に飯士山がそびえているはずだがガスのなか。
リフトに沿ってのぼる。ゲレンデの道は間違えやすい。やっぱり間違えた。

最後のリフト降り場を過ぎると、登山道になる

南コースの登山口

振り返ると牧歌的な風景が広がる

灌木のなか、濡れた岩と土の急登がつづく。繰り返すが足元が悪く辟易する

神弁橋への分岐

灌木のなかの道がようやく終わるとやっと視界が広がる。見えそうで見えない飯士山

南コースと東コースの分岐。帰りはここから東コースへ入る

すぐに岩場。鉄鎖があるが、難なく通過できる。この岩場の先が山頂だ

山頂はいまだガスのなか。上越の山並みの展望がいいと聞いているだけに期待していたが、これではまったく見えない。
自分でも驚くことがある。長年山をやっていると、いつのまにか山頂から同定できる山にほとんど登っていることがわかる。この山もあの山もと時間を忘れて眺めるのがいまの楽しみ。

山頂には夫婦の2人。てっきり誰もいないと思っていた。せっかくなので写真を撮ってもらう。なんとこの姿になった。その場で確かめなかった。がっかり

長居は無用と早々に腰を上げて下山開始。岩場を下り、分岐まで戻って東コースに入る。

東コースには1カ所だけ岩場があるが、ここも容易い

この岩場を降りると、周囲が急に明るくなってきた。振り返るとガスがはれて、飯士山がやっと姿を見せてくれた。待ちましたよ。もう少しだけ頂上にいたらと思うと残念無念

山頂クワッドリフトまでは尾根を下る。ここから先はスキー場のなかを行く

こんな歩きやすい道がずっと続く

登り始めたときは飯士山が見えなかったが、いまはこのとおり

予定時間通りに岩原スキー場前駅に戻った。ホームからも飯士山がご覧の通り

蒸し暑い日であった。汗をかなりかいた。越後湯沢駅の東口にある「江神温泉」に入浴するつもりでいた。浴場に着いたのが14時10分。ところがオープンは15時から。あきらめた


帰りの新幹線は15時過ぎ。それまで駅構内にあるポン酒館の〈唎酒番所〉を楽しむ。500円払い、小さな猪口で新潟の酒を飲む。県内の蔵元の酒がずらりと並ぶ。清酒好きのわたくしにはなじみの銘柄がかなり多い

1カ月ぶりの登山。年相応に山をやるだけの体はできていると思っていたのだが、蒸し暑い中を歩いただけにかなり消耗した。これも年相応なのだろう。

家にいったん戻り、あす6月25日からは青森県の下北半島の山に向かう。


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大人の休日倶楽部パスで3日連続の登山へ(1)

2023-06-28 | 登山

利用した大人の休日倶楽部パス。切符もわたくしもお互いお疲れさまでした

<わたくしの好きな山登り

大人の休日倶楽部パスを利用して登山をしてきた。このパスは、JR東日本の新幹線と在来線が、4日間全線乗り放題で15,270円。

このパスを利用して、6月24日から6月27日までの4日のあいだに3つの山に登ってきた。

昨27日の晩に家に帰ってきたばかり。さすがに疲労困憊だ。これから4日間の山行の記録をする。これをすませないと山旅が終わらない。

全国の山は北の果てから南の果てまでめぼしい山は歩いてきた、という思いがあるものの、客観的にみるとたかが知れている。微々たるにすぎない。

年を重ねるにつれて山行の間隔はあいて、年間の山行はわずかになった。体力と気力の衰えがそうさせているのが原因の一つだが、もう一つ、新たにあの山を歩きたいという気持ちにさせる山が少なくなったことがあげられる。それでも年が変わると歩きたい山が出てくるのだから不思議というほかない。
 
2年ほど前だろうか、青森県・下北半島の恐山の大尽山(おおつくしやま)を歩きたいと思った。この山は恐山八峰のひとつで、新日本百名山になっている。なぜこの山なのか。自分でもわからないのだが、恐山に行ったことがなく、老い先短くなり、行くとしたらいましかないと思ったからだろう。

恐山は「日本三大霊場」のひとつ、ほかの2つは比叡山と高野山。この2つは参詣もかねているが、どちらかといえば登山の対象としてふもとから登っている。

比叡山=2018年11月23日2014年3月24日
高野山=2014年3月25日

諸説あるが、恐山はさらに「日本三霊地」のひとつでもある。ほかに川原毛(秋田県)と立山(富山県)がある。むしろ三大地獄といったほうがわかりやすい。この2つは登山でいったことがある。ここでも恐山が残っている。

そうだ、恐山へ行こう、と相成ったわけである。

だが遠い。節約するには大人の休日倶楽部パスを使うにかぎる。恐山への道は冬季に雪で閉鎖される。このパスは年3回発売される。今後の発売時期をみると、恐山へ行けるとすれば今回の6月だけとなる。

これで踏ん切りがついた。だが問題は天気である。梅雨のさなか、雨を覚悟するか。しかし年を取っての雨の中の登山はかなりのストレスとなる。

天気は神頼み。スケジュール調整にかなり手間取った。それに宿の手配もある。手直しの繰り返しでなんと次の日程にした。本命はあくまでも「大尽山」である。


はじめに=大人の休日倶楽部パスで3日連続の登山へ
6月24日=新潟県南魚沼の「飯士山」
6月25日=青森県下北半島の「釜臥山」
6月26日=前半)青森県下北半島の「大尽山」
6月26日=後半)恐山菩提寺と恐山温泉
6月27日=盛岡で冷麺とじゃじゃ麺を食べ、そして仙台で途中下車

結果は、4日間とも雨にはまったく遭わなかった。稀代の晴れ男なのである。
しかし「飯士山」と「釜臥山」の山頂ではガスで展望がない。下山をはじめるとガスがはれてきたというだから、これは悔しかった。

しかし本命の「大尽山」は梅雨の晴れ間。朝からいい天気。快晴であった。こんなのありかと。おもわずやったと。山頂では思い描いたとおりの展望が得られた。にんまり。うまくいきました。

恐山は登山だけではなく、恐山菩提寺の地獄めぐり、それに境内には4つの温泉が湧いている。登山と温泉は切り離せない。下山後の愉しみだ。以前からこの温泉にはぜひ一度はという思いがあった。これも念願を叶えることができた。

帰りの新幹線車内。歩くのも億劫に感じるほどの疲労を感じながらも、ふと満足感を覚えた。そんな山旅になった。

これから4,5回にわたってこの山旅の記録をしていく。


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6月18日に大好きなラズベリージャム作りー毎日摘んでこの成果

2023-06-21 | ジャム

<わたくしの好きなジャムづくり

梅雨の6月はジャムづくりの季節。6月7日の梅ジャム、6月8日のアンズジャムに続いて、6月18日にラズベリージャムを作った。

ラズベリージャムは特に好きだ。そのため菜園で自家栽培している。ことしはさいごの収穫が例年より早い。

ラズベリーの収穫は手間がかかる。一度に収穫できるならいいのだが、それができない。熟し具合をみながら毎日のように摘んでいく。熟したものをそのまま残しておくとすぐに傷むからだ。

摘むたびに、汚れを落として冷凍保存する。だが冷凍庫が狭い。しだいに詰め込むスペースがなくなる。昨20日からは「ブラックベリー」の収穫が始まった。こんどはその貯蔵スペースを確保するためにも、最後の収穫を終えたラズベリーは、すべてを取り出してジャムにしなければいけない。



ラズベリージャムは前の晩に冷凍庫から取り出して鍋に入れ、そこに砂糖をかけておく。翌朝になると汁がいっぱい出ている。これを火にかけてやわらかく。

それを濾し器で濾して小さなタネを取り出す。市販のラズベリージャムではタネを取り除かないでそのまま入っているのがある。食感が悪い。わたくしくはこれは食べられない。濾してもわずかのタネが濾し器の網の目を通ってしまう。これはまったく気にならない程度だ。

濾し器に残るタネやカスはかなりの量になる。そのためできるジャムの量は思ったより少ない。あれだけの量でこれだけか、というのが実感だ。できたジャムは、250mlの瓶に3本弱。なんとも貴重なものに思われる。

大好きなだけにもっと作りたいと思うのだが、これくらいで我慢するしかない。6月に作った梅ジャム、アンズジャム、それにラズベリージャム。これらを保存するのも冷凍庫。ほかの冷凍食品を限りなく少なくしてスペースを確保する。この後にブラックベリージャムも仲間に入る。冷凍庫のスペース確保で毎年この時季は頭を抱える。


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6月14日、5本並んだ1升瓶に思わずにんまり

2023-06-20 | 

晩酌の酒

半年ぶりに〈晩酌の酒〉を更新。このところ酒はネットでばかり買っている。それまでは酒屋をめぐって買っていた。あまりに簡単に手に入るようになり、張り合いがない。それが影響しているのか、書く気が起らずおざなりになっている。

この2年、飲んべえのわたくしにとってうれしかったことは、なんといってもγ-GTP (ガンマGTP)が下がったこと。30代から40数年続けて3桁だったのが、昨年の血液検査で3桁を切って2桁に減じた。今年もそうだった。

2桁になったとはいえ、限りなく100に近く、基準値をかなりオーバーしている。
長いこと年2回血液検査している。いつも3桁だがふしぎとかかりつけの医者から注意を受けない。匙を投げられてしまったのかと思う半面、それならこれまで通りの飲酒でいいのだなと思ってしまう。しかしそれでも血液検査するたびにγ-GTPの数値は気になる。

いまも晩酌はまいにち欠かさない。酒は清酒だ。晩酌なくしてなんの楽しみがあろう。これは大げさだが、やはり好きな酒はやめられない。

かわらずに飲んでいながらなぜγ-GTP が下がったのか。はたと気が付いた。なんのことはない。酒量が減ったからだ。それ以外思い当たらない。

たしかに酒量は減った。多くは飲まない。いまは気に入った酒を1合5勺ぐらい飲むだけ。これからの暑い季節はそのまえにとりあえずのビールがある。それくらいで満足してしまう毎日の晩酌だ。

飲んべえのわたくしにとって、γ-GTPが下がってなにがうれしかといえば、これからも酒を飲めること。大いに?元気づけられた。

しかし寄る年波には勝てない。酒は健康だからこそうまい。具合が悪いときの酒ほどまずいものはない。死ぬまでうまく飲むには健康第一。ピンピンころりであの世に行くのがいちばんだがこれが極めてむずかしいという。それでもうまい酒をうまく味わうため、そのことだけを意識して毎日体を動かしている。

ということで、6月14日にネットで注文した酒が届いた。定番の酒とそうでない酒。飲んだことがない酒を注文するのも楽しみのうちだ。

今回のラインナップ(左から)。

・一白水成 特別純米酒(秋田)

・春霞 純米 赤ラベル(秋田)

・乾坤一 特別純米辛口 (宮城)

・愛宕の松 別本仕込 本醸造(宮城)

・醴泉 特別本醸造(岐阜)

いまや純米酒全盛。だが若いころはほとんどが本醸造だった。その当時はそれだって贅沢な酒だった。いまもうまい本醸造酒をさがしもとめている。

こちらは父の日に届いた酒。4合瓶(720ml)。

・神渡 辛口純米大吟醸 無濾過生原原酒(長野)

・白龍 純米吟醸 夏・き・り・り(福井)

酒瓶はいくらあってもいい。囲まれているだけでいい気分になる。こりゃアル中だな、と思われてもしかたない。


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気まぐれにやる「花合わせ」ーカボチャの人工授粉

2023-06-18 | カボチャ

カボチャ「ブラックのジョー」の人工授粉。花合わせともいう。合体である

ことしのカボチャは4株も育てている。例年なら多くて2株なのに、「ブラックのジョー」が3株と「みやこ」が1株。いずれもサカタのタネの品種。

ブラックのジョーは4月にタネをまき、みやこは5月に苗を買った。ことしも2株でいいと思っていたが、ブラックのジョーは念のため3粒まいたらすべて発芽した。みやこは100円で苗が売っていたのでこちらは衝動買い。

カボチャは、最初の整枝だけはきちんとする。たとえば親ヅル1本と子ヅル1本の2本仕立てとか、子ヅル2本の仕立てとか、それだけはやる。あとは放ったらかし栽培だ。それでも実をつけてくれる。

ことしは栽培管理をきちんとすることにした。ブラックのジョーは子ヅル2本仕立て。みやこは親ヅル1本仕立て。果実は13節以降につけ、20節までのわき芽はすべてとりのぞく。

まじめにやっている。いつもならツルが絡み合っているのに、全体がすっきりした姿形でツルが伸びていく。13節前まではわき芽を取り除き、13節目以降の雌花に果実をつけていく。

カボチャは人工授粉をする。これまでは気分しだいでやるときもあるが、基本は放任だ。

この人工授粉を花合わせという。菜園を35年以上もやっているが、花合わせという言葉を昨年知った。おしべをめしべにつけるのだから、花合わせ。たしかにそうだといった感じになる。

人工授粉というとそっけないが、花合わせというとなにやらひそかな思いを交わしているといったイメージをもってしまう。人間界での「肌を合わせる」をつい連想してしまうのだが、このまま筆をすすめるとあらぬ方向へいってしまうのは目に見えているから花合わせはここまでにする。

6月16日に雌花と雄花が咲いていた。人工授粉をした。周囲に蜂が飛び回っている。雌花のなかにも入ってくる。あとは蜂に任せることにしよう。

すでにみやこが実をつけ、握りこぶし大になっている。ことしは4株から何個収穫できるのか。カボチャは収穫後に長く貯蔵できる。ただ場所を取る。それが玉に瑕だ。


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6月16日にナスとピーマンとインゲンー夏野菜の収穫始まる

2023-06-17 | ナス

♪卯の花の匂う垣根に ホトトギス早も来鳴きて・・・

いま困るもの、それはホトトギス。昼夜を問わず鳴いている。のどかというよりもうるさい。年を取って睡眠の質が悪くなっているのに、そこに鳴き声。眠れない。いいかげんにしろ、といいたくなる。

夏野菜の初どりは、6月16日にナスとピーマンとインゲン。油断していた。ふと見ると3つともにすでに大きく育っていた。あやうく取り遅れるところだった。

ナスとピーマンは4月13日に各4本、苗を購入して植えつけたもの。夏の定番野菜だっけに重宝する。ナスは葉の裏にアブラムシがつく。防除は欠かせない。

インゲンは4月10日にタネをまいた。このところツルなしばかり。葉に隠れてサヤが見えずいつも取り遅れてしまう。地味なインゲンだが炒めても煮てもいい。野菜室にあればかなり出番が多い。

ホトトギスの鳴き声がやかましく今朝は5時に起きてしまった。天気がいいので6時に菜園。梅雨のいまは雑草取り。梅雨明けまで毎日のように草取りに追われる。9時に帰宅。これからは暑くなる前に収穫も作業も済ませなければならない。


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2023春作ジャガイモは豊作だったー6月13日にすべて収穫

2023-06-15 | ジャガイモ

かなりいい出来だったアンデス赤(上)とデジマ(下)

6月13日に春作ジャガイモをすべて掘り出して収穫した。雨続きで畑の状態は良くなかった。いましばらく待とうかなと思ったものの、せっかちな性分を押さえることができずに掘り出してしまった。

今年は豊作だった。6月6日に試し掘りをしたときは、平年並みとばかり思っていた。ところが掘り進んでいくうちに「例年以上にいい」ことがわかった。

男爵、メークイン、アンデス赤、デジマの4種類、すべてが良かった。なにを基準にして豊作か否かを判断しているのか。収穫したジャガイモを貯蔵する箱の容量は毎年同じものを使っている。不作のときはこの貯蔵箱に空きスペースが生ずる。ことしはいずれの箱も山盛りにしても入りきれず、貯蔵箱を追加することになったのだから、これは豊作だ、といえよう。種イモは全部で3キロとわずかなものだが、豊作となると収量はかなりのものになる。

アンデス赤とデジマは収穫に波があるのだが、今年は両者ともに型が揃い、多くを収穫できた。とくにアンデス赤がいい。ここまでいいのは久しぶりのこと。9月に植えつける秋作の種イモには、この両者を使う。

収穫から貯蔵まで一気にやった。蒸し暑い日で汗びっしょり。この程度の作業は以前ならなんでもなかったが、年を重ねてこの2、3年は疲れを感じるようになった。のんびりやればいいとわかっていても、一気にやらないと気が済まない性分だ。とはいえ菜園で熱中症で倒れたなんてことがないよう注意しなければならない。


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梅干しづくりスタートー6月12日に塩漬け

2023-06-13 | 梅仕事

6月10日に南高梅3Lを2キロ買ってきた

梅仕事のハイライトは梅干しづくり。6月10日に梅干しを2キロ買ってきた。品種は南高梅。サイズはいつも2Lなのだが今回は3L。

梅干しを作り始めたのが2013年だから10年前になり、梅干しづくりはことしで11回目を迎える。だがその間に1回さぼっているので、実際に作るのは10回目。

最初の2、3年は、はじめてだけになにかと慎重になったものだが、しだいに慣れてくる。なにごとにも勘所があり、梅干しづくりもそうで、そこを押さえると失敗なくスムーズにできるようになった。最初の2、3年が修行といったところ。

品種もいろいろで、最近では2020年が〈曽我十郎〉、2021年がわが家の庭で取れた〈白加賀〉、2022年と今回は〈南高梅〉となる。

ことしはわが家の白加賀が2年ぶりに実をつけ、5月18日に1本の木から青梅が6キロ取れた。熟するまで待って梅干しに使いたいのだが、それまでにどうしても病虫害の被害に遭う。そこで青梅の段階で収穫してしまった。

いずれの品種でもサイズでも、当たり前だが梅干しになる。出来具合はその年によって微妙に異なりそれもまた楽し、である。

6月10日に梅を買い、丸2日追熟させた。
6月12日に塩漬け。塩分濃度は毎回18%。2キロの梅に360グラムの塩を使う。梅をホワイトリカーで湿らせて塩をまぶし、軽く混ぜ合わせて重石をして漬け込む。それだけ。梅の完熟具合にもよるが、早ければ2日ほどで梅酢が上がってくる。

梅干しは食べるよりも作るほうが楽しい。5月18日にすべて青梅の状態で収穫してしまったわが家の梅。ほんのわずかだが枝に残っていたのが色づいてきた。もったいないので、傷がないものだけをえらんで1キロでもあれば、これも梅干しにしたいと思っている。

土用干しは、梅雨明けに行う。梅雨明け十日というが、昨今はこれがあてにできなくなってきた。山をやっているから夏山は梅雨明け十日を狙うが、この言葉のような晴天にはなかなか恵まれなくなった。

土用干しもしかりで、梅雨明けを待たず晴れの日が3、4日続くようならやってしまいたい。それには天気予報を信用するかどうかにかかっているのだが、やっぱり踏ん切りがつかずに梅雨明けを待ってしまう。


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6月8日、3年ぶりにアンズジャムを作る

2023-06-10 | ジャム

<わたくしの好きなジャムづくり

6月7日の梅ジャムに続いて、翌8日にはアンズジャムを作った。250mlのジャム瓶3個に、プラス6、7分目の量のジャムができた。なんと偶然にも梅ジャムとほぼ同じ量になった。

ジャムに使った豊後梅もアンズも知り合いの農家の庭から拾ってきたもの。果樹は隔年結果というが、両者はずっと不作が続いていて、やっと3年ぶりにまともに実をつけた。

とくにアンズジャムのほうはもう作る機会がないかもと思っていた。それだけに傷ついたものばかりでも、これで久しぶりに作れるとうれしかった。

豊後梅よりも、アンズのほうが傷みがひどく腐っているものが多い。小刀でその部分を丁寧に切り落とす。

アンズジャムは、皮つきのままジャムにできる。その分、手間が省けるのだが、やはり表面の傷みがひどいものは皮をむく。梅ジャムと同じく、このひと手間が必要になる。

梅ジャムとアンズジャムが好きなのはその酸っぱさで、梅雨の時期にぴったりと合う。砂糖を控えにしてそれを味わう。

長年いろいろなジャムを作ってきても、火を止めるタイミングがいまでもわからない。材料によっても異なるからややこしい。鍋とにらめっこしながら暗中模索といった感じで、これまで培ってきた勘でやっている。

煮詰めているときは鍋から目が離せない。片手間でやっていると必ずといっていいほどミスをするとわかっているから、つきっきりで集中する。

とくに梅もアンズも煮詰めすぎると、固く締まって大失敗する。いまでもたまにある。ああ、やってしまったと嘆いたところで後戻りできない。すこしも気が抜けない。そこが面白いのかもしれない。

つぎのジャムづくりは7月上旬のラズベリーとブラックベリーになる。


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6月7日に3年ぶりの梅ジャムづくり

2023-06-09 | 梅仕事

<わたくしの好きなジャムづくり

6月8日に関東甲信地方が梅雨入り。これからは梅干しづくりとジャムづくりが楽しい時季だ。

6月7日に
梅ジャム、6月8日にアンズジャムを作った。

好きなジャムづくりは以前ほど作ることが少なくなった。しかしこれまで作ってきた中で、好きなジャムはいまも作る。

ベスト3は、ラズベリージャム、アンズジャム、それに梅ジャム。ラズベリーは自家栽培している。アンズと完熟梅は知り合いの農家の庭から拾ってくる。アンズは不作が続き、ジャムに使う大粒種の〈豊後梅〉も不作続きで、残念ながらこの数年作る機会がない。

ことしは2020年以来3年ぶりに豊後梅とアンズが実をつけた。熟した実が多く落ちている。知り合いの農家は梅とアンズに見向きもしない。放ったらかしだ。なんとももったいない。

まずは梅ジャムづくりから。
豊後梅は
大実でジャムに向いている。この農家の梅は病虫害の防除は一切していないから落ちている梅はかなり傷んで見た目が悪い。このため面倒でも一個一個皮をむく。豊後梅は大粒のため皮をむきやすい。この作業で見違えるようなきれいなジャムができる。

拾ってきてすぐにジャムづくりだ。3年ぶりでも手順は覚えている。作り方はいつも同じ。
1、一つひとつ皮をむく。完熟よりは半熟のほうがむきやすい。
2、たっぷりの水でゆでる。アクがどんどん出てくる。びっくりするほど出てくる。
3、アクがほとんどなくなったところで、濾し器で濾す。残ったタネは捨てる。
4、砂糖を加えて煮詰める。梅ジャムは煮詰め過ぎるとがちがちに固くなる。緩めで火を止めるのが肝心。

250mlのジャム瓶に3個と、プラス7分目のジャムができた。

3年ぶりの梅ジャム、せっかくだからもう1回ぐらい作ろうかと迷う。しかしアンズも手に入れることができてジャムができるから、このあたりでやめておこう。

ジャムは冷凍保存する。問題はわが家の冷凍庫の容量。この先、7月にはラズベリーとブラックベリーの収穫がある。とくにブラックベリーはかなり取れそうだ。これをジャムにして冷凍保存すれば、わが家の冷凍庫はジャム瓶に占領されてしまう。


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6月6日にジャガイモの1回目の収穫ー例年並みの出来

2023-06-07 | ジャガイモ

試し掘り?にしては次々と掘り出してしまった
左2つが男爵で、右がメークイン

6月6日にジャガイモの一部を収穫した。試し掘りのつもりだったが次々と掘り出してしまった。出来具合は、豊作とはいえないが例年並みであった。これでひと安心。

春作で育てているのは、男爵、メークイン、アンデス赤、デジマの4種類。種イモは、男爵が1キロ、メークインが1キロ、アンデス赤とデジマが合わせて1キロ。合計で3キロ。これらの種イモが順調に育つと食べるには十分すぎるほどの量となる。

今月中旬には、残りの男爵とメークインの一部とアンデス赤とデジマをすべてを収穫する予定でいる。

わが菜園のジャガイモの栽培は、スタートが早く、周囲に比べるとその分だけ収穫時期も早くなる。2月1日に芽出しの浴光催芽をスタートさせ、2月27日に植えつけた。1カ月後の3月上旬に出芽した。そして6月中旬収穫。毎年こんな感じである。

ジャガイモは春と秋の二期作。いままでは昨年12月に収穫した秋作をこの半年食べていた。これからの半年はこの春作の新ジャガを食べていく。


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ソラマメのタネは豊作のときほど多く採取

2023-06-05 | ソラマメ

サヤが黒くなったらもぎ取って乾燥させる
豆を取り出しさらに天日干し

後期高齢者がいまさらスキンケアとは、いい年をしてなにを考えているんだ。新聞の折り込み広告にサントリーのスキンケア「VARON」がお試し価格、ワンコインで買えるというから申し込んでみた。若いころは頭や顔にその類を使ったことがあったが、それも遠い昔のこと。アウトドアが好きだから年中日焼けしている。肌の手当てなんて、床屋でひげを剃った後にクリームをつけるぐらいなもので、ひさしくなにもしていない。朝起きたら一番先にやることは電気カミソリでひげをそること。毎朝、寝起きの自分の顔を見ることになる。いつのまにかじじいになったもんだ。肌が荒れているとわかる。いい機会だから試しにと。広告に乗せられた、いや乗った。10日間体験だという。10日後の自分の顔に期待していいのか。

同じ時期の収穫で明暗を分けた。ソラマメは豊作でタマネギは不作だった。栽培が難しいソラマメがうまくいき、苗作りはむずかしいが植えつけたら簡単このうえないタマネギが不作だった。

ソラマメの賞味期間は短い。あっという間もなく収穫適期を過ぎた。1週間も毎日食べ続けているとさすがにあきる。それがわかっているものだから、大かたを早々に冷凍してしまった。

つぎは自家採種。収穫を終えたカブはすぐに引き抜いて始末し、タネを採るためのカブはそのまま残し、サヤが黒くなるまで待つ。といっても1週間ほどで黒くなる。

タネは豊作のときほど多めに採取しておく。ソラマメはこれまでの経験からいつ不作になるかもしれないという不安がある。そのときは採種ができないから、豊作のときにタネをこれでもかと思うくらい取っておく。

サヤが黒くなったらもぎ取って2日ほど天日に干す。サヤが乾いたら豆を取り出す。大きな粒だけを選んで瓶に詰めて保存する。これで採種の作業はおしまいだ。

瓶に入れておいても虫に食われる。それを防ぐため一緒にトウガラシを詰めておく。これは農家から教わった。効果あり。

ソラマメのタネの寿命は長い。わたくしの経験では4年前に採取したタネでも問題なく発芽する。このところ豊作が続いているから、前年までのタネを保存している瓶がずらりと並んでいる。


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5月28日にタマネギの収穫—乾腐病で3年連続の不作

2023-06-01 | タマネギ

タマネギは乾腐病でことしも不作だった
半分が助かり、半分がやられた

これらは生き残って無事に育ったもの

うーん、やっぱり。タマネギは2023年も不作だった。これで2021年から3年連続となった。原因は乾腐病。素人診断だがそうだろう。数年前までよもやこんな事態になるとは思ってもみなかった。

2022年の不作
2021年の不作

タマネギは苗作りから始める。タマネギ栽培はこの苗づくりが上級者向けでいちばん難しい。その半面、苗を植えつけたら、そのあとは放ったらかしで収穫できる。苗作りはかなり難しいのだが植えつけたあとは超簡単、という難易度において極端の両面を持つ。

そのためたいがいの人は苗作りを避ける。苗は買って植えつけている。わたくしも当初はそうだった。しかしせっかく家庭菜園をやっているのだから楽しもうと、この苗づくり挑戦した。苦節10年? 試行錯誤していまではこれまでの苦労がウソのように、苗づくりができるようになっている。

やればできもんだ。なんでもそうだが腕を磨くには上を目指す。失敗を重ねて試行錯誤する必要がある。学んだのは勘所を抑えることだった。おかげで野菜栽培全般の腕が上がった。野菜なんてとばかにしてはいけない。

自家育成の苗はじつに素晴らしい。植えつけるとすぐに根付く。買ってきた苗を植えつけている周囲の菜園を観察するに、やはり買ってきた苗には当たり外れがある。自家育成の苗にはその心配がないのがいい。

これまで300本から350本の苗を植えつけて育ててきた。半分でもいいくらいなのだが、苗が多くできるからつい植えつけてしまう。同じ数ぐらいの苗が残る。知り合いの農家に引き取ってもらう。農家も苗作りが難しいことがわかっているからかなり喜ばれる。

ところが、5年程前から周辺のタマネギに異変が生じてきた。病気の蔓延である。全滅という菜園もある。

とうとう2021年にはわが菜園に及んだ。半分が病気にやられたと記憶している。昨年の2022年の収穫ではさらにひどくなった。そこで2022年の11月の植え付けでは本数を200本に減らした。たぶんだめだろうと。やはりだめだった。今年の収穫も半数以上がやられた。2021年当時はなにが原因か特定できなかったが、タマネギの病気一覧を見ると、どうも症状は乾腐病に似ている。

こうなると畑を変えるしかない。じつはこの春から隣りに畑の全部を移している。これまで隣地を一部借りていたのだが、ことしからすべてをそこでやっている。タネまきは9月、植えつけは11月、収穫は6月。

今期は新天地でタネまきから収穫まで。来年6月は真っ当なタマネギを収穫できるのか。


2023年の読書

2023年5月の読書
・街とその不確かな壁(村上春樹著・新潮社)

2023年4月の読書
・汝、星のごとく (凪良ゆう著・講談社)

・ある男(平野啓一郎著・文藝春秋)
・君のクイズ(小川哲著・朝日新聞出版)

2023年3月の読書
・ラスト・チャイルド(下) (ジョン・ハート著、 東野さやか訳・ハヤカワ・ミステリ文庫)
・ラスト・チャイルド(上) (ジョン・ハート著、 東野さやか訳・ハヤカワ・ミステリ文庫)
・笑い神(中村計著・文芸春秋)

・われら闇より天を見る(クリス ウィタカー 著、 鈴木恵 訳・ 早川書房)

2023年2月の読書
・世界は五反田から始まった(星野博美著・ゲンロン)
・地図と拳(小川哲著・集英社)
・しろがねの葉(千早茜著・新潮社)
・戦艦武蔵ノート(吉村昭著・岩波書店)
・戦艦武蔵(吉村昭著・新潮社)


2023
年1月の読書
それで君の声はどこにあるんだ? 黒人神学から学んだこと(榎本空著・岩波書店)
・クロコダイル・ティアーズ(雫井脩介著・文芸春秋)
・底惚れ(青山文平著・徳間書店)
・ウンコの教室(湯澤規子著・筑摩書房)
・木曜殺人クラブ 二度死んだ男 (リチャード・オスマン著, 羽田詩津子訳・早川書房)

⇒2022年、2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


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