30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ニガウリは猛暑が好き

2015-07-31 | ニガウリ

猛暑の野良仕事がつらくなってきた。それでも3、4日に1回は、朝早く5時過ぎに行き、7時前ぐらいまでに作業を終える。全身汗びっしょり、ぐっしょり。家に戻りシャワーを浴びて朝食をとるというパターン。8月に入るとそろそろ秋冬野菜の準備をしなければならない。暑い暑いとばかりいってはいられない。

この暑さで種類が減ってきた。いま取れるのは、キュウリ、ナス、ピーマン、シシトウ、大玉トマト、ミニトマト、エダマメ、オクラ、ニガウリ、モロヘイヤ、カボチャとなっている。減ったといっても盛夏にいまだこれだけのものが取れる。コツコツとこまめに育ててきたおかげである。

ニガウリが7月17日から取れ出した。梅雨明けの猛暑を待っていたかのように急に元気になった。冷夏だと育たない。猛暑だと間違いなく実をつけてくれる。

ニガウリは1株だけ買って植えつけている。たった1株だけど夫婦2人暮らしには十分だ。このニガウリは前回のカボチャと同じく放任している。やることといえば、植えつけてから摘心することとネットを張ること。あとはほったらかしである。それでも実をつけてくれる。

ニガウリというだけに苦味を食べる。飲んべえだからというわけではないのだが酒に苦味は合う。さっと炒めるだけで酒のさかなになる。これならわたくしにだってできる。


2015年の読書

2015年7月の読書
・日本仏像史講義(山本勉著・平凡社新書)
・行きずりの街(志水辰夫著・冒険の森へ16・集英社)
・なで肩の狐(花村満月著・冒険の森へ16・集英社)
・それを愛とは呼ばず(桜木紫乃著・幻冬舎)
・ほととぎす(日本文学全集17堀辰雄・河出書房新社)
・かげろう日記(日本文学全集17堀辰雄・河出書房新社)
・三成の不思議なる条々(岩井三四二・光文社)

2015年5月と6月の読書
・宮本常一(日本文学全集14・河出書房新社)
・宮本常一(ちくま日本文学全集・筑摩書房)
・大岡昇平(ちくま日本文学全集・筑摩書房)
・街道をゆく17島原・天草の諸道 (司馬遼太郎著・朝日新聞)

2015年4月の読書
・三四郎(夏目漱石著・日本文学全集13 河出書房新社)
・中島敦(ちくま日本文学全集・筑摩書房)
・悟浄出立 (万城目学著・新潮社)
・宇喜多の捨て嫁(木下昌輝 著・文藝春秋)

2015年3月の読書
・高い窓(レイイモンド チャンドラー著、村上春樹翻訳・早川書房)
・鬼はもとより(青山文平著・徳間書店)
・認知症の「真実」 (東田勉著・ 講談社現代新書)

2015年2月の読書
・阿蘭陀西鶴(朝井まかて著・ 講談社)
・肥満―梟雄安禄山の生涯(東郷隆著・エイチアンドアイ)
・鳳雛(ほうすう)の夢(上田秀人著・光文社)

2015年1月の読書
・櫛挽道守(木内昇著・集英社)
・闇に香る嘘(下村敦史著・講談社)
・小さな異邦人(連城三紀彦著・文藝春秋)
・廃墟となった戦国名城(澤宮優著・河出書房新社)
・戦国廃城紀行(澤宮優著・河出書房新社)

⇒2014年、2013年、2012年の読書


        
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カボチャのアタリハズレ

2015-07-29 | カボチャ



収穫第1号の栗エビス(上)。同じ株にはいま肥大中のもある(下)

カボチャが取れた。重さを推し量るため両手で支えて軽くぽんぽんと上下してみる。重量をたしかめながら収穫の喜びを味わっている。

カボチャは孝行ものだ。植えつけてからなにひとつ手をかけていない。放任している。それなのにちゃんと実をつけてくれる。ありがたいことといったらない。畑の片隅に植えつけるからその存在さえも忘れてしまう。忘れているんじゃないかとアピールすることもない。こちらが気づいたときは大きな実をつけてくれている。

ことしは2株を植えつけた。ひとつは「栗えびす」、もうひとつは「栗五郎」。最初は前者のひと株だけを植えつけた。これだけではやはり少ないだろうと後者を追いかけて植えつけた。先に植えた栗えびすが2個収穫できる状態になっていて、28日にそのひとつを取ってきた。

かみさんが毎年いう。わたくしのカボチャはアタリハズレがあるという。たしかにそうだ。同じ株で取れたものでも味が違う。見た目では分からない。放ったらかしにしているからそうなるのか、もっと面倒を見てやるとうまくなるのか。売っているカボチャだってアタリハズレがあるのだから、アタリハズレがあるのはあたりまえなのかと思ってしまう。

取ってきたカボチャをすぐに煮物にしてくれた。アタリかハズレか。これはアタリだった。カボチャらしい風味がする。かみさんも今回のはうまいという。上出来だ。これでひと安心なのだが、次に取って来るものの味がどうなのか自信がない。


        
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夏まきニンジンの発芽

2015-07-27 | ニンジン

 

ニンジンのタネを7月18日にまいた。いわゆる夏まきで7月下旬から8月上旬がまき時。収穫は秋から冬になる。

発芽は1週間後の7月25日に確認できた。見事に発芽が揃った。ニンジンは発芽をそろえるのが腕の見せ所。発芽さえうまくいけばもうできたも同じといった感じになる。

それだけにタネをまいてから芽が出るまでの1週間は気が気でない。ここ一番の短期決戦である。1週間後、発芽が揃っていると喜んでほっと安心するのだが、これが反対ならがっくりと肩を落としてまきなおすことになる。

ニンジンを作り始めたころはまき直すことがたびたびあったが、このところまき直すことはない。これも経験かなと思う。たいがい一発できまる。うまくなったものよと、けなげな小さな芽を見ては自画自賛している。

ニンジンは、春まきにしろ夏まきにしろ、きまって穴あき黒マルチを敷いて作ってきた。今回初めて黒マルチを敷かないで作ってみることにした。

穴あき黒マルチを使ったのと同じく、前後左右15㌢の間隔で「点まき」した。このあとはいつもと同じ作業になる。たっぷり水をやり、乾燥を防ぐため黒い寒冷紗をかぶせて終わり。表面の土が乾いたら水やりをしてきた。

こんかいは黒マルチを敷くかどうかそれだけの違い。とはいえ、芽を出してくれるか心配になる。さあどうか。かぶせていた黒い寒冷紗をめくると芽が出ていた。大事なことはウネ全体に揃って芽が出ているかどうかである。それにすべてがかかっている。全体に目を走らせる。うまく行ったなというこの瞬間がたまらない。他人から見ると児戯に映るだろうが、本人はいたって真剣だ。


わたくしの従来のニンジン栽培はこちら

夏まきをする前に、春まきのものをすべて掘り出した。125本つくったはず。だいぶ残っていた。


        
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2015梅仕事(6-4)ー梅干し(土用干し4日目・最終日)

2015-07-24 | 梅仕事

土用干し4日目の7月24日、きょうが最終日で仕上げの日

2015梅仕事
1、梅酒=6月8日
2、アンズジャム=6月11日
3、梅ジャム=6月13日
4、梅干し(塩漬け)=6月15日
5、梅干し(赤じそ漬け)=6月28日
6、梅干し(土用干し)=7月21日から4日間


←土用干し1日目2日目3日目

土用干し4日目=7月24日 晴れ

きょうは土用干しの最終日。朝から晴れ。正午まで干して出来上がり。瓶と甕に入れて保存した。

予定通り10キロ(白梅干し4キロ、赤梅干し6キロ)の梅干しができた。土用干しに入ると3、4日の間は目が離せない。隠居老人だからできることで、わたくしが現役の月給取りならばまず無理だろう。
出来具合は白梅干しが「良」、赤梅干しは「優」といったところか。自己採点だから甘いことは認める。

・白梅干し=南高梅(サイズ2L)2キロ


・白梅干し=南高梅(サイズM)2キロ


・赤梅干し=白加賀(サイズ2L)4キロ


・赤梅干し=品種不明(サイズM)2キロ

出来上がった梅干しをニコニコ眺めながら瓶と甕に保存する。



干し上げた梅干しの保存には、梅酢を注いだり、梅酢にくぐらせたりする方法もあるというのだが、干し上げた状態のまま瓶やカメに入れて保存している。要は好みである。

副産物の赤じそと梅酢。カラカラに乾いた赤じそは梅干しの上にのせて保存している。梅酢は、前々回書いたように濾して保存。梅酢は「飲む梅干し」というそうで、わたくしはいまの暑い盛りに水で薄めて毎日飲んでいる。

梅干しの食べごろは3年目という。わが家では2年目から食べている。いま食べているのは昨年に漬けたもの。一昨年漬けたのはすでに食べてしまったから、早めに食べざるを得なかった。一昨年は6キロ、昨年は7キロ。不足しないようにとことしは10キロ作った。だいぶ作ったつもりだが保存してみると意外と少なく見える。

3年目の梅干しづくり。これまで3度作って要領は得たがあいかわらず手間ひまがかかる。できた梅干しを見ているとそんな面倒も楽しみのうちといつもながら思う。これで2015年梅仕事はすべて完了した。ことしも長いこと楽しませてもらった。


        
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2015梅仕事(6-3)ー梅干し(土用干し3日目)

2015-07-23 | 梅仕事

 

土用干し3日目の7月23日。午前は雨のち曇り、午後から晴れ間が出てきた

2015梅仕事
1、梅酒=6月8日
2、アンズジャム=6月11日
3、梅ジャム=6月13日
4、梅干し(塩漬け)=6月15日
5、梅干し(赤じそ漬け)=6月28日
6、梅干し(土用干し)=7月21日から4日間


←土用干し1日目2日目

土用干し3日目=7月23日 朝に雨、のち曇りときどき晴れ

明け方に雨が降った。前夜家の中に取り込んでいてよかった。できあがりまじかの梅干しを雨に濡らすようなことがあっては元も子もない。ここは慎重にやらなければならない。

昨日は夜の10時頃まで外に置いていた。日中はカンカン照りで梅から塩が吹いていた。それが日が落ちると、一転してしっとりとしてくる。さらに皮が薄くなりやわらかさを増してきた。

これも不思議なことなのだが、赤梅干しは色づきが浅くて見た目が悪かった。干すほどに赤みが増してきた。これならなんとか赤梅干しといえそうだ。

3日目は天気が悪い。土用干しでこうなるのははじめての経験。さてどうしようか。
午前10時すぎになって天気は少し回復し、晴れ間がのぞくようになった。家の中から雨に当らない軒下へザルを移動。土用干しは毎日カンカン照りばかりでなく曇りの日があったほうがしっとりとできあがる?というのだが、こればかりは経験がないからわからない。

正午に雨雲レーダーを見ると雨の心配がなくなった。そこでまた移動。これまでの定位置の濡れ縁に置いて日にあてた。これでひと安心。今日は家の中に取りこまないで軒下において夜露にあてることにしていたのだが、午後7時の天気予報をみると未明に小雨になっている。ここは用心するに越したことはない。家の中に取り込むことにした。仕上がりはいよいよ明日になる。

⇒土用干し4日目(最終日)に続く


        
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2015梅仕事(6-2)ー梅干し(土用干し2日目)

2015-07-22 | 梅仕事

7月22日は土用干し2日目ー梅酢から再度取り出してひとつひとつ並べる
1日目と比べてやわらかくなり、赤梅干しの赤みが少し濃くなったような感じ

2015梅仕事
1、梅酒=6月8日
2、アンズジャム=6月11日
3、梅ジャム=6月13日
4、梅干し(塩漬け)=6月15日
5、梅干し(赤じそ漬け)=6月28日
6、梅干し(土用干し)=7月21日から4日間 


←土用干し1日目

土用干し2日目=7月22日 快晴

2日目の今日はずっと干し続け、このまま外において夜露にあてる。

2日目も朝から日差しが強く暑い。早起きして、1日目に梅酢に戻したものを再度ザルに並べた。ひとつひとつすべての梅を指先で触るから、それぞれの状態がよくわかる。



2日目、ザルに並べて気が付くこと。
赤じその量が足りなくて赤梅干しの赤みが浅かった。1日干しただけなのに少しばかり赤みが増した感じがする。それにやわらかくなってきた。つかんだときのふわふわとした触感。果肉と皮の妙なる感触。官能をくすぐられるというか……。このクソ暑いというのになにを妄想しているんだか。

赤じそも忘れずに日にあてる。

梅酢は濾してビン詰めして保存する。これは重宝する。もちろん料理にも使うのだが、夏には熱中症予防にしょっちゅう水に薄めて飲んでいる。いま飲んでいる赤梅酢は昨年のもの。

ことしは赤梅酢が2リットル、白梅酢が1リットル取れた。

日が暮れた。このまま戸外において夜露にあてるははずであった。けれど天気予報が変わった。あしたは雨が降るというから家の中に取り込んだ。

あしたまた。おやすみなさい。

⇒土用干し3日目に続く。


        
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2015梅仕事(6-1)ー梅干し(土用干し1日目)

2015-07-21 | 梅仕事

 

わが家の梅干しづくりー7月21日から土用干しがスタート

2015梅仕事
1、梅酒=6月8日
2、アンズジャム=6月11日
3、梅ジャム=6月13日
4、梅干し(塩漬け)=6月15日
5、梅干し(赤じそ漬け)=6月28日
6、梅干し(土用干し)=7月21日から4日間


いよいよ梅干しづくりの最終工程。土用干しの時がきた。19日に関東は梅雨が明けた。20日は土用の入り。週間天気予報を見ながら21日からの3日間で土用干しすることにした。

ことし漬けた梅は10キロ。白梅干しを4キロ、赤梅干しを6キロ作る。
白梅干しは、南高梅の(サイズ2L)2キロと同じく(サイズM)の2キロ。
赤梅干しは、白加賀の(サイズ2L)4キロと品種不明の(サイズM)の2キロ。

梅干しづくりはことしで3年目。土用干しは、様子を見ながら3日間天日で干す。ことし読んだ指導書には「初日は、夕方に取り込んでいったん梅酢に戻す。2日目と3日目は、朝から夕方まで干して梅酢には戻さない」とあった。初日に梅酢に戻すのがこれまでと異なっていた。ことしはこの通りにやってみる。面倒だが何事も試してみなければわからない。

土用干し1日目=7月21日 快晴
1、ザルを3枚用意。うち1枚はひと回り大きいサイズ。濡れ縁にザルを並べ、ザルの下にはレンガを立てすき間をあけて風通しをよくする。
2、梅酢を切ってひとつひとつザルに並べる。すでに朝から日差しが強い。首にタオルをまいての作業。汗がひたたり落ちる。これが土用干しにふさわしいように感じて、まんざら暑いのも捨てたものではない。

南高梅2Lサイズ(2キロ)


南高梅Mサイズ(2キロ)

3、赤梅干しの色が浅い。やはり赤じそが少なかったか。

白加賀2Lサイズ(4キロ)


品種不明Mサイズ(2キロ)

4、天日に干しながら一日1回は上下を返す。ここで注意することは、裏に返すのは早めにやること。ザルにくっついてしまってから無理にはがそうとすると皮が破けてしまう。そうなったら無理をしないで翌朝まで待つ。ふしぎときれいにはがれる。
5、赤じそはきつく絞ってから軽くほぐして干す。
6、16時に取り込んで、白梅干しと赤梅干しみを梅酢のなかへ戻した。今日の作業はここまで。
7、品種不明の梅がいい感じ。うまく仕上がりそうな予感がする。

土用干し2日目に続く


        
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梅雨が明けたらオクラの出番

2015-07-20 | オクラ



きょう20日収穫のオクラ

盛んに花を咲かせてきた

19日に関東甲信地方は梅雨が明けた。毎日のように雑草取りに追われてきたがこれで少しは楽になる。しかしこれからは強い日差しの中での作業が待っている。

キャベツとニンジンのタネを18日にまいた。これらは秋冬どりになる。ニンジンのタネまきは土が湿っているときがいいから梅雨の末期にまいている。

夏本番になってがぜん元気になるのがオクラ。今月10日ぐらいから取れはじめている。はじめのうちは一回に取れるのはたかが知れている。ところがここにきてがぜん取れ出した。高温になって元気になってきたことがよくわかる。

オクラはわたくしの大好物。夏の食卓に欠かせない。タネをまくのを忘れない。ことしも島オクラ。丸オクラともいう。いつのまにか角オクラからこれになっていた。少々大きくなっても角オクラに比べて固くならないのがいい。これからは毎日様子を見ては摘まないといけない。

このところトマトとエダマメが収穫の盛りで食べ放題の状態になっている。よくできて、まだまだ取れる。好みで食べる分担が決まっている。かみさんがトマトを、わたくしがエダマメを。だからといって食べすぎはよくないが、エダマメは快便につながる。 

きのう19日に収穫したトマト

きのう19日に収穫したエダマメ


 

        
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キュウリは次世代へスムーズにバトンタッチ

2015-07-18 | キュウリ



6月1日にタネをまいたキュウリの初収穫は7月17日

「炊いた御飯へ、鰹節のかいたのをまぜ入れ、醤油をふってやんわりとかきまぜ、ちょいと蒸らして、これをにぎりめしにして、さっと焙った海苔で包む」
これは池波正太郎の「お千代」の出だし。いかにもうまそうだなと読みはじめたのだが、ふとこれは……。わたくしが登山のときにいつも用意するおにぎりと同じではないか。まったく同じというわけでない。中に自家製の梅干しを入れる。海苔は使わない。蒸れて海苔臭くなるのが嫌いだからだ。要は猫まんまのにぎりめしである。いろいろ試行錯誤してここに行きついた。でも少しばかり飽きてきた。ほかの具材を使っては見るのだが気に食わない。やっぱりここに戻る。

キュウリの話。いま食べているのは4月中旬に4株植え付けたもの。たったこれだけのもので6月上旬から7月中旬のいまも毎日収穫できているのだからうまく育ったものである。

しかし株は衰えてそろそろおしまい。そんな様子になってきた。キュウリは毎日食べるから空白期間がないように育てたい。そこでこれを見越して6月1日にタネをまいたものが昨日から取れ出した。これで8月もキュウリが食べられる。こんどは9株ある。2人暮らしには食べきれないほど取れるだろう。うまい具合に次の世代にバトンを渡すことができた。

この6月にまいた品種はてっきり「地這いキュウリ」だと思っていた。8月のキュウリは暑さに強い品種がいい。それで買った。当然地這いにして育てるつもりでいた。しかし待てよ。なにかひっかかるものがある。そこでタネ袋を確かめた。やっぱり違っていた。あわてて支柱を立てネットを張った。どうもいけない。年をとったとはいいたくないのだが、こんなことばかりだ。


        
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ことしのトウモロコシは無事だった

2015-07-16 | トウモロコシ

周囲の菜園はことしも小動物によるトウモロコシ食害が続出

わが家のトウモロコシは小動物による食害はなかった。毎年被害に遭ってきたから、一本も食い荒らされなかったのははじめてのことになる。

被害の原因は、手を抜いていたことによる。だれだって毎年被害に遭っていればすぐわかること。そうとわかっていながらも万全の対策をしていなかった。そこまで徹底してやることもないという気持ちがある。それぐらいのすきがあってもいのではと。しかし食い荒らされた現場を見て、毎年のことながら自分が甘いことを思い知らされる。せっかくここまで育ててきたのだからくやしいにきまっている。

ことしは「万全」を期した。寒冷紗で全体をすっっぽり覆った。これができるのは家庭菜園の狭いトウモロコシ畑だから。これなら、カラス、ハクビシン、タヌキが入る込むすき間はない。ここまでやって被害が出ればお手上げになる。おのれの脳みそを疑うほかない。

トウモロコシが熟してきたら警戒である。ことしは大丈夫と思いながらも一抹の不安。畑に行くたびに収穫しながら被害がないか見回る。まったくなかった。侵入するすき間がないのだから被害がないのはあたりまえなのだが、それでも心配になる。

わが家はひと安心だが、周囲の菜園は被害が続出している。わたくしと同じように全体をネットで覆った菜園をのぞくと無残にも食い荒らされていた。四方は目の詰まったネットで囲っていたが、天井は10センチ四方ぐらいの目の粗いネット。わたくしはここから侵入されるのではないかと見ていたが案の定だ。ハクビシンの仕業か?

知り合いの農家のトウモロコシはほぼ全滅。ここはカラスの仕業。「むかしはこれほどの被害はなったのに」とつぶやいていた。しかし農家のトウモロコシ畑は広いから全体を覆うのは無理と思える。

ここにきてわが家の菜園も被害にあっている。相手はカラス。ことしはカラスが異常に多い。なんと、エダマメ、オクラ、キュウリが食べられている。これらが被害に遭うのははじめてのことだけにカラスの世界になにかが起きているのか。そこまで考えてしまうほどの貪欲ぶり。

とくに目についたのがスイカの被害だ。わが家は作っていないのだが、周囲の畑は食べ尽くされたスイカが転がっている。皮だけ残して、見事としか言いようがないほどの食べ方に感心してしまう。

わが家ではトウモロコシの無事には安心しながらも、ほかの作物にいつもの年よりも被害が出ている。トウモロコシのように対策を施さないといけないのか。面倒だなという思いが先に立つ。それでもいま収穫中のエダマメだけはトウモロコシと同じように全体を寒冷紗で覆った。しかしこれも手が抜けない。少しでもすき間があるとカラスはそこからくちばしを入れるからだ。カラスは頭がいいと感心してはいられない。


        
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梅雨の晴れ間にー大倉尾根から丹沢山を歩く

2015-07-13 | 登山



晴れの予報だったのに。蛭ケ岳、棚沢ノ頭、不動ノ峰(左から)。塔ノ岳山頂手前から眺める

青モミジのなかを歩く。ここは見晴小屋からすぐ上にあるモミジの林。木漏れ日を浴びながら


山行日 2015年7月12日(日)
天気 くもりときどき晴れ
山域 丹沢
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅4:53(千代田線)=6:01代々木上原6:06(小田急線)=7:12渋沢7:29(臨時バス・神奈川中央バス210円)=7:40大倉7:50-8:38見晴小屋-9:17駒止茶屋-9:37堀山の家-10:25花立山荘10:30-11:00塔ノ岳11:10-11:40日高-12:15丹沢山12:40-13:45塔ノ岳13:55-14:58堀山の家-16:25大倉16:30(臨時バス)=17:00渋沢駅=新宿駅(買い物)=19:41我孫子駅


この日は梅雨の晴れ間になった。小田急線渋沢駅から大倉行きのバスは登山者でぎゅうぎゅう詰め。乗りきれず臨時バスが出た。久しぶりに晴れマークがでて、それも週末に重なった。長雨にうんざりしていたから、一斉に家を出てきたのだろう。それはわたくしも同じだった。

かみさんが11、12の両日に谷川連峰の主脈縦走に出かけた。わたくしも夏山が近いことだし、すでに40日ぐらい山を歩いてないからこのあたりで足馴らしをしておかないといけない。それならと毎年歩いて慣れている大倉尾根から丹沢山を往復することにした。このコースはきびしい。休憩時間も含めて「山と高原地図」のコースタイムで歩くようにしている。けれど団塊の老人のわたくしには年々きびしく感じるようになった。それでもがんばって歩く。

この日は高温注意報が出た。水は2リットルを持った。たしかに蒸し暑かった。シャツの裾から汗が絶え間なくぽたぽたと落ちる。これほど汗をかいたのは何年ぶりのことだろう。それほど汗をかいた。炎天下の尾根歩きになるのを覚悟していた。この日の丹沢の天気は雲が多く、予報がはずれた。それでも暑かった。花立山荘のかき氷がよく売れていた。

出足は悪かった。体が重くて切れがない。山頂まで行けるんだろうか。弱気になるほどだった。しだいに調子が出た。コースタイムをまとめてみると、上記のとおり休憩時間を含めて「山と高原地図」のコースタイムで歩けた。やはりきつかった。もっとペースを落として歩くべきだった。年を考えろと自分に言い聞かすのだがついがんばって
しまう。

家に帰ってからはのどの渇きが続いた。水をつづけてのんだ。それでも渇きを感じてまたのむ。何杯のんだことだろう。よほど汗をかいたのだとわかる。

たっぷり8時間は歩いた。これだけ歩くと自信がつく。そろそろ夏山の計画を立てなければならない。


こんかいのコースは、シロヤシオに会いに行くため毎年歩いている。シロヤシオなくしてこのコースは語れない。咲く時期になると、いつ会えるか、そればかりを考える。会いたくて会いたくて、そんな気分になる。だからもう恋なのである。他人に言われるまでもなくジジイの顔してよくいえるなと自分でもわかっているのだが、恋は顔に関係なくやってくる。

このコースのシロヤシオは昨年詳しく書いた。

それなのに、ことしはシロヤシオに会いに行けなかった。九州の山に咲くミヤマキリシマにうつつを抜かした。心変わりがしたのではない。シロヤシオにあきたのではない。たまたまそんな気分になった。だれにだってそんなときがある。

ことしのシロヤシオはハズレの年だった。檜洞丸のシロヤシオを見に行ったかみさんがそういう。シロヤシオにはあたりの年とはずれの年がある。

シロヤシオを見るのはいつも花が咲く時期。花を落とした姿を見るのはあまりない。花が咲いていなくとも、すぐにシロヤシオの木はそれとわかる。葉先が赤みを帯びている。

逢瀬の場所はいつも塔ノ岳の北斜面。下の写真は塔ノ岳から丹波山へ向かう途中のキレット。キレットから塔ノ岳を振り返る。そこがシロヤシオが咲く北斜面になる。冗談ではなくよほど惚れてしまった。わくわくどきどき、毎年会いに行くのが続いている。
 



↑2015年7月12日

↓2014年5月30日

あまたあるシロヤシオの中でわたくしが真っ先に会いに行くのがこの木。こんかいも会いに行った。「遅くなってごめん」。



↑2015年7月12日

↓2014年5月30日

 


         
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たまに辛いのにあたるシシトウ

2015-07-11 | ピーマン

上越国境にやっと晴れマークが出た。かみさんはこれを見逃さなかった。それ急げとばかりに「谷川連峰の主脈縦走」に1泊2日の日程できょうの未明に家を出た。2年前にも同じコースを歩いてるのに、なぜそんなに急ぐのかと思いながらも、自分がなんとも間抜けに見えた。というのは、わたくしの方は「長雨のため6月の谷川連峰主脈縦走計画を断念」とおとといの記事に書いたばかりなのだから。あきらめるのは早すぎた。気を取り直して一緒に出かけることもできたけど、年を取るといったん意欲を失うと再起動までに時間がかかる。わたくしのほうはこんかいは取り止めた。それにしてもかみさんは決断が早い。なんか出し抜かれた感があり、置き去りにされた気分になる。

というわけで相変わらずかみさんは元気で留守が多い。ひとりだとなぜか家事に追われる。久しぶりにいい天気になった。早起きして掃除と洗濯をすませ、布団を干した。今日は暑くなりそうだからと朝食後すぐに畑へ。久しぶりのお天道様の日差しは厳しい。いまの時期は雑草取りが主になる。そろそろニンジンのタネまきかと耕うん機を動かしてウネを用意する。

シシトウを取って帰ってきた。ことしも4連のセルトレイの苗を買って植えつけておいた。シシトウは酒のつまみになる。うまいというほどではないのだが気に入っている。

多くの実を付ける。それだけに4株あれば食べきれないほどできる。食べ方はいたって簡単。たいがいはオーブントースターで焼いてショウガ醤油で食べる。ビールにも清酒にも合う。キュウリに味噌をつけて食べるのと同じくらい手間がいらない。たまに辛いのにぶつかる。そうなると、つぎのが辛くないか、おそるおそる口を付ける。シシトウに遊ばされている感じがある。


        
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枝豆はぷっくり膨らんだサヤをひとつひとつ

2015-07-09 | エダマメ

6月は谷川連峰の主脈縦走を計画、その気になっていた。しかし梅雨の季節、天気予報は毎日変わる。決行日を決めても翌日に予報を見ると、その日が雨の予報に変わっている。ずっとそんな日が続き、とうとう行かずじまいだった。さすがに天気予報を見るのに飽きた。昨年8月の天候不順とよく似ている。いやな予感だ。5月下旬の雲仙岳から1カ月以上たった。夏山に向けて、このあたりでどこかに行って足馴らしをしなければならない。そう思っているのだが。

エダマメが7月2日から取れ始めた。4月21日と5月のGWの2回に分けてタネをまいた。いま収穫できているのはもちろん4月タネまきのもの。飲んべえはこのときを待っていた。ゆでていると、部屋いっぱいに茶豆の風味が満ちる。むんむんするほどの濃厚な芳香に驚いてしまう。

ことしも品種は「湯あがり娘」。話はコロッと変わるのだが、湯上がり娘と聞くと、ある温泉で正真正銘の湯上り娘とのたったの1、2秒のことだが 「接近遭遇」を思い出してしまう。目を見張るほどの完ぺきな造形だった。いまでも目に浮かぶ。こんなことをいうとエロおやじがといわれてしまうが、こんなにも美しい肉体の持ち主がいるんだなと感心するばかりだった。

軌道修正。ことしエダマメは多くのタネをまいた。いま100株ほど育っている。いつもの倍はある。種苗店で「湯あがり娘」のタネの大袋を見つけたからだ。エダマメは、株全体のサヤが一斉に膨らめば株ごと抜いて収穫できるのだが、そうはならない。生育具合に差がある。株を残したまま、充実したサヤだけを選んで収穫していく。未熟なものは数日経てば実が入ってくるから順次収穫していく。手間はかかるのだが、2人暮らしだから取る分量は高が知れている。

5月にまいたものもサヤを付けてきた。この夏はたっぷりとエダマメを楽しめそうだ。


        
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夏のあいだ間断なくナスを食べるために

2015-07-07 | ナス

ことしのナスはどうも出来が悪いと思いながらも、ここにきてやっとまともなナスが取れ始めた(下の写真)。なんかひと安心といったところである。ナスは好物、いや大好物だから、どうしてもきちんと育てて収穫できるようにしなければならない。

ナスは、ほかの果菜類と同じく市販の苗を買う。4月に4連セルトレイのものを、さらに3株を加え7株を植えつけた。連作を嫌うからとことしは違う畑のほうへ植えつけた。そこまで気を使ったのにそれからの生育がよくない。6月上旬から取れ始めたのだが、どうも品質が悪く形も悪いのである。困ったなとつぶやくばかり。

それがどうなってこうなったのかわからないのだが、やっと形がよくて見るからに美味しそうなものが取れはじめた。これらの株は7月下旬から8月上旬にすべて「更新剪定」する。しばらくは実がならない。

その間にも好きなナスが食べられるようにと、1カ月近く前にこんどはタネをまき、育苗したものを10株以上植えつけた(上の写真)。これが1カ月後に実を付けてくれれば目論見通りになる。キュウリもそうだが、好きなものを間断なく食べるためこうして育てている。

話は変わるが、「間断」をずっと「まだん」と読んでいた。小さいころに間違った読みを覚えてしまうと、ジジイになってもついそう口にしてしまう。自慢じゃないがほかにもすくなからずある。 たとえば順風満帆だって、わかってはいるのだが「じゅんぷうまんぽ」とつい読んでしまう。間違いだと知っているのならまだしも、間違いだと知らずに口にしていると赤恥をかくのだがこればかりはどうしようもない。注意したくてもつい遠慮してしまうからいつまでたっても本人は間違いだと気がつかないままだ。


        
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インゲンのかき揚げーサクサクほくほく感が堪らない

2015-07-05 | インゲン

 

現在収穫できている夏野菜は、ニンジン、トマト、ナス、ピーマン、キュウリ、トウモロコシ、インゲン、青じそ、加えてシシトウ、オクラ、エダマメが取れ始めている。あとはモロヘイヤとカボチャを待つ。これがわが菜園の夏野菜のラインナップ。スイカは? 作るのは数年前にやめた。わたくしが食べないからだ。かみさんは食べるにしても1個か2個。それならとたまに買うぐらいだ。

いま盛んなのはツルありインゲン。4月中旬にタネをまいた。面倒を見ないで放ったらかしにしていたのだが、ふとみるとすでにサヤが付いていた。うかつだった。6月26日から収穫をはじめた。

きのうの7月4日は最盛期だった。一斉に大きくなるから一気に驚くほど取れるた。袋いっぱいになった。インゲンは虫に食われる。その前に取らなければならない。

インゲンは茹でてかつお節をかけ醤油を落として食べる。これがシンプルでいい。炒めものもいける。たいがいこれで食べるのだが、ふとかき揚げにして食べたいなと思った。かみさんにはそのことを伝えなかったのだが、夕方台所をのぞくと、なんとなんと、かみさんがこのインゲンをはじめオクラ、ナス、ニンジン、タマネギなどをかき揚げにしてくれていた。

うまい! うまいものはこの一言に尽きる。インゲンはかき揚げにするとホクホク感が出てくる。これがいい。つい食べすぎた。


        
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