ジャガイモの種イモー男爵、メークイン、キタアカリが各1キロ
この1カ月、これほど脚の痛みに耐えた人生はない。今回の痛みを「これまでに経験したことがないようなが激痛」と書いたが、それがどの程度なのかは本人しかわからない。たまたま朝日新聞・生活欄の20日付「患者を生きる」を読むと、その患者の痛みは「想像を絶する激痛で、死んでしまうかと思ったほど」だったという。それがどれほどの痛みか。今回の激痛を経験したことで、「このまま死んでしまう」ほどの痛みがわかる気がする。でも想像しただけでぞっとする。
安静にしているのがいちばんだとわかる。痛みが消えていくのをただ待つだけである。そうと分かっていながらまたやってしまった。脚の痛みを我慢しながら自転車で遠出してジャガイモの種イモを買ってきた。やっぱりこれがいけなかった。無理したせいで翌日から痛みがかなりひどくなった。やめとけばよかったとなんとも悔いた。
種イモはいつも1月下旬に買い、浴光催芽して2月下旬から3月上旬に植えつけている。ことしは脚の痛みで2月下旬になっても外出できない。さすが焦ったのだろう。一大決心するみたいに自転車で買いに出かけた。この1カ月は運動をしていないから息が切れる。体力が落ちているのを実感する。
種イモはいつものように3種ー男爵、メークイン、キタアカリを各1キロー合わせて3キロ。昨年はこの3キロから54キロの収量があった。豊作といってよい。
3年ぐらい前から2期作をするようになった。年に2回、春作と秋作をする。半年ごとに収穫できるから、新鮮なものを食べらえるようになってきた。
春作は、植えつけ3月上旬、収穫は6月上旬、それから貯蔵する。11月ぐらいなると、芽が出てくる。芽かきをすれば問題なく食べられるのだが、皮に張りがなくなり、たるんでしなびてくる。見た目が悪い。春作のジャガイモの質が悪くなる年末に秋作が収穫できるようになり、年中新鮮ジャガイモが食べられるというわけである。
購入した種イモはすぐに浴光催芽をはじめる。家の中において日光を浴びさせ芽を出させる。芽が出たのを確認して植えつける。ことしは種イモの購入が遅れたから、植えつけもいくぶん遅くなる。
春作ジャガイモは、上記の3種の種イモ3キロで十分の収穫があるのだが、2期作品種のアンデスレッドとデジマも植えつける。この二つの収穫はあてにしない。秋作の種イモを取るために植えつける。この2品種は昨年12月に収穫したものでこの2月から浴光催芽を始めた。他品種に比べて休眠期間が短いとはいえ、それでも芽出しに時間がかかるだろうと思っていたら芽が出てきた。この調子なら3月初めに植えつけられる。
昨年12月に収穫したアンデスレッド(左)とデジマ(右)。種イモとして使うため浴光催芽を始めている。