30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

梅雨の晴れ間にブドウの摘果粒

2009-06-30 | ブドウ

畑ではなく、わが猫額庭には日除けにブドウ棚をつくっている。春にやさしい色合いの葉が広がり、夏に実をつける。葉が棚いっぱいに茂り、陽光が葉を透かして、ブドウ棚の下はやわらかな光が満ちている。青いブドウの房を見上げていると自然の移ろいと恵みを実感して豊かな気分にさせてくれる。「今年も実をつけてくれたよな」。

感慨深くブドウ棚を見上げるにはもう一つの理由がある。ブドウは手間がかかる。その苦労が報われたという思いがあるからだ。たえず世話をしていかなければならないのだが、今年は手を抜いた。手を抜いただけその仕返しがある。手を抜くとどうなるか、これまでの長い経験からよくわかる。

今年は重要な作業が後手になった。今月もそうだ。「摘果粒」という作業を先延ばしにしてきた。すでに果粒が大きくなり、房全体がびっしり詰まった状態になっている。果粒を大きくするには、果粒の間隔をとってあげなければならない。房の状態を見て詰まっている果粒を取り除いていく。やっとその作業を終えた。写真は「摘果粒」前のブドウの姿である。

ここまででも大変なのだが、これからも気を抜けない。1つ1つに袋をかけ、さらに防鳥ネットで棚全体を覆う。そうして実りをやっと口に入れることができる。ブドウの栽培は大変だ、手間がかかるといいながらも、続けているのはほかでもない。冒頭で述べた気分を味わいたいからだ。


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生産調整できた?インゲン

2009-06-29 | インゲン

果菜類に続いて豆類ができた。まずはインゲン。インゲンは平年だと2日おきにザルいっぱい取れる。いっぺんに植えつけるから一斉に実をつける。これは取れすぎてさすがに閉口する。今年は不幸中の幸いというべきか、ポットから移植した苗がアブラムシの被害に遭った。一部が無事に生き残り、被害に遭った苗は引き抜いてまき直した。生き残った苗がいま実をつけ、まき直した分はいま成長過程にある。おかげで収穫が分散でき、ほどよい量の収穫ができ、今年は山盛りのインゲンをみて困ることもないようだ。

わがビッグファームでは豆類は小まめに作っている。いま畑にある豆類は、このインゲンのほかにエダマメ、金時豆、ササゲ、ラッカセイがある。エダマメがまもなく収穫できる。


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ピーマンはもう鈴成り

2009-06-28 | ピーマン

きのうからの続き。「こっちのトマトはすごくうまいね」。かみさんは、私の意図を察しての温情なのか、それとも本音なのか、よくわからないのだが、私も自分で作ったトマトを口にしてみた。「なんだよ、うまいじゃないか」。自分の舌を信じることにした。

次々と夏野菜の収穫が続く、いまちょうど収穫し始めたばかりで、その成果をこのブログで紹介するのが間に合わないでいる。ピーマンはすでに初ものを口に入れている。最初の収穫は3個だが、すでに株は鈴成りに実をつけている。ピーマンは4人家族なら2株あれば十分なのだが、2人家族のわが家はいつも4株植えているから、収穫の最盛期は持て余す。それなのに、今年はピーマンのタネをいただいたので、せっかくだからとタネをまき、さらに畑に植えつけた。6株もある。これはまだ小さい。こちらの収穫は8月になるのだろうか。とにかくピーマンはたくさん実がなる。食べきれない。それがわかっていてもつい植えてしまう。


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このトマトなら、どうだ!

2009-06-27 | トマト

昨日からの続き。
トマト3品種、大玉、中玉、ミニの初ものをかみさんに味見してもらった。「いずれも普通」だという。まずくなければいいや、と思ってその場は納得して聞いていた。私はトマトよりもキュウリに関心があり、それに初ものは、たいがいうまくないというから、かみさんの感想には淡白だった。ところがしだいに、どうも気にくわない。沽券にかかわる。正直のところ心血をそそいで作ったとは言えないが、それでもほかの作物よりは目をかけてきたつもりだ。それなのにあの言い草は聞き捨てならないなと、ウオーキングをしながらそう思うようになった。

それならばと再挑戦。これももぎるには早いかなと思っていた新たな2品種を収穫してしまった。大玉とミニ。ミニは「アイコ」。食べると怒られてしまいそうな名前が付いている。肝心のかみさんは朝早くから出かけてしまった。帰宅する今晩が勝負のときだ。これで5品種の初ものがとれた。味はともかく・・・。


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トマトの初ものは2個から

2009-06-26 | トマト

これからの季節、日中は暑く、畑仕事は朝と夕になる。先週から気になっていながら、できないでいるのが雑草取りとトマトの管理だ。しかし、そうもいってられない。さあやるぞ。日中の暑さを避けて夕方の5時すぎに畑に行き、汗止めのねじり鉢巻をして、日没の7時過ぎまでフル回転で作業をした。

まずは雑草取り。これからしばらくはこれが主な作業になる。50坪の雑草を一気に三角ホーと鎌で刈り取っていく。三角ホーは立って作業できるので便利だが、狭いところなどは鎌の出番になる。腰を落としての作業だ。先週は腰が痛いのを我慢して登山に出かけてしまい、ばかなことをするものだと思っていたのだが、山の中に入ると不思議に痛みが消えた。ところがこの雑草取りで痛みがぶり返してきた。手を止めるわけにはいかない。雑草取りにも性格が出る。私はやはりおおざっぱである。

それから、今年造ったトマトハウスの中をのぞく。大方のトマトが実をつけ、あとは熟するのを待つだけである。ちょっとばかり目を離して管理を怠ったため、一部に病気が出ている。こればかりはどうしようもない。「困ったなあ」とぶつぶつ言いながら、1株1株見て回ると、なんと、もう赤く熟したものがあった。ちょっとばかり早いかなと思いながらも、初ものだからと大玉と中玉を各1個もぎった。これはかみさんが味見。「うーん、普通だね。今年はいつもより期待していたのに」。といわれても、こちらが困ってしまう。普通なら十分だ。わが家の庭で深鉢で栽培していたミニトマトも収穫できた。こちらも味も、かみさんは普通だという。次のトマトに、乞うご期待だ。

 


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映画「劔岳・点の記」に涙が止まらなかった 

2009-06-25 | その他

このブログでも取り上げた映画「劔岳・点の記」が6月20日から全国ロードショー。きのうは夕方までフリーだったので、いい機会とばかりに有楽町駅に近い上映館の丸の内TOEIに向かった。チケット売り場は長い列だった。全席指定だという。この行列では12:55の上映開始に間に合うのか。そしてそれまでに席が埋まってしまうのではないかと心配するほどだった。

「シニア」一枚。初めて口にする。とうとう「大人料金」を卒業して「シニア料金」になった。窓口からすんなりチケットが出てきた。かみさんに「シニアに見えるかな?」「間違いなく確実に見られるから大丈夫よ」というお墨付きをもらっている。自分でも口髭を生やした白頭老爺だからと思ってはいるのだが、「若く見えるから少し怪しまれるかもしれないわよ」なんてほんとは言ってほしかったのに。

映画の上映が始まってから終わるまで、自分でも恥ずかしくなるほど、周りを気にするほど私は涙を流しつづけた。なぜここまで涙するのか途方にくれるほどだった。悲しい涙ではない。嬉しい涙ではない。静かな感動が連続して襲ってきた。それはあふれる涙ではなく、静かに頰をぬらす涙だった。

なぜこんなにも涙がやむことなく流れるのか、いまこのとき、こんなに涙を流しているのは館内で自分だけではないのか。タオル地のハンカチで眼鏡をはずして顔をなんどもぬぐった。恥ずかしくなり、さらに不安になるほど涙が続いた。

原作は読んでいるのであらかじめストーリーは分かっている。だから物語に感動したというよりも、山の美しさに感動したのだと思う。四季をめぐる山の姿に。美しかった。登山をやっているだけにこのような景色をこれまであきるほど見ているのに、この映像にこんなに感動するんだろう。ふと、思った。登山を通して、それらの景色を長い年月にわたって見てきた、いや見ることができた自分に感動しているのかもしれない、と。


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キュウリの初ものは3本から

2009-06-23 | キュウリ

今年初めてのキュウリが3本とれた。初ものを味わうのはうれしいものだが、キュウリはいったん実をつけ始めると、こんどは収穫が大変になる。2日に1回は畑に足を運ばなければならない。この時期からキュウリの成長は著しい。赤ちゃんキュウリがあっという間に大きくなる。とり忘れて大きくなり過ぎたものはうまくない。株への負担も大きい。キュウリは朝どり、若どりがうまい。朝起きると自転車をこいで畑に行く。楽しみ半分、つらさ半分である。

「わが家のキュウリを食べる量は異常だね」
かみさんはそういう。
なぜかとえば、私が好きだからである。
朝と夕に毎日食べても飽きない。といえば大げさに聞こえるかもしれないが。実際にそんな感じある。

夏の果菜類といえばトマト、ナス、ピーマン、キュウリが定番だ。この中で大方の人気はトマトだろう。しかし私はトマトよりもキュウリが好きなのである。かみさんが留守のときに冷蔵庫にトマトとキュウリがあれば、確実にキュウリを選ぶ。その食べ方だが、至極簡単で味噌をつけてそのまま生で食べる。これだと手間が要らず、夕は晩酌のつまみにもなる。

驚くなかれ、今年はキュウリを3品種14株植えてある。家族4人でもキュウリは4本あれば十分なのにわが家は2人。これからの1カ月、どういう事態になるのか想像はできる。

まずは「地這キュウリ」と「四葉キュウリ」だ。初ものは3本だが日に日にとれる数は多くなる。最盛期には1日に何十本という数になる。毎日食べてもあきないなんていったければ、数をこなすことになるとさすがに辟易する。食べるのが間に合わなくなる。それでも自転車をこいで収穫に行かなければならない。

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ニンジンは姿も形も合格だ

2009-06-22 | ニンジン

収量が最悪だったジャガイモ。その隣にニンジンが植わっている。春3月にタネをまいたこのニンジンが絶好調だ。こんなに一様に形も大きさもそろったのは初めてのこと。というよりニンジンの春まきは初めての経験だっただけに、この出来には満足している。ここまでいい出来になるとはねえ。望外であった。

ニンジンのタネまきはこれまで7月か8月に行ってきた。この夏まきは梅雨が終わる前にタネをまけといわれる。発芽するまで土を乾かしてはいけないので、梅雨の間がいいというわけだ。

たしかに8月にタネをまくと手がかかる。土の乾き状態に気をつけなければならないからだ。まず表面が乾いてしまっては発芽は望めない。ニンジンは発芽がそろうこと。これが一番である。そうなればしめたのだ。もうニンジンができたようなものである。あとは間引きのタイミングに留意すればいい。

それだけにニンジンの発芽をいかにそろえるか。その工夫をするのが面白い。まずは指導書に従ってやってみる。たぶん100%成功したなんて言う人はいないと思う。多くの人が失敗する。万全を期しての失敗なら、相当がっかりするはずだ。この野郎と思う。それなら再挑戦だ。こんどはほかの指導書の通りやってみる。試行錯誤する。その繰り返しで自分なりの発芽方法を作り出していく。栽培方法は農業者の数だけあると私は思っている。このBIGFARMは怠けもので研究熱心でないからいまなお試行錯誤中だ。まき直しなんてしょっちゅうだ。それでも長年やっていると、しだいにコツをつかんでうまくなるものである。

ニンジンは収穫が遅れると根が裂けてくる。いつまでも畑に置けない。せっせと食べなければいけない。それにしてもまたニンジンのタネまきの時期を迎えた。横着な私を野菜は待ってくれない。


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速報:「金袋山のミズナラ」に会い行ってきました

2009-06-21 | 登山

このタワ尾根の落葉広葉樹の森はお勧めです。こんな森が奥多摩に残っていたなんてうれしいですね。「ここの新緑や紅葉のころはすばらしいな」と、この秋に再訪するぞと自分に約束するほどでした。

きのうの梅雨の晴れ間を逃す手はなく、奥多摩のタワ尾根を歩いてきました。タワ尾根の登山道は私が持っている「山と高原地図2004奥多摩」には記載されていません。

なぜタワ尾根なのか。そこの1150㍍付近にミズナラの巨樹があると聞いたからです。「金袋山のミズナラ」といわれています。

うかつでした。奥多摩はほとんどのコースを歩いていると自負していましたが、あるんですね。考えれみれば当たり前のこと。私が歩いてきたのは広大な山域の一部にすぎません。

すばらしい自然林が残っていました。杉の植林ばかりが目につく奥多摩に、そこに身を置くだけでわくわくするような落葉広葉樹の森が広がっていました。ミズナラの巨樹までの登山道は明瞭でしたが、その先は踏み跡が薄くなります。



その「金袋山のミズナラ」です。幹回り7㍍50㌢だそうです。

 

 


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最悪の収量だったジャガイモ

2009-06-19 | ジャガイモ

今年のジャガイモは最悪だった。25年も菜園をやってきてはじめての経験だ。写真(上が男爵、下がメークイン)を見る限りでは、今年もいいジャガイモができたなと見える。たしかに大きさや形は平年とかわらない。しかし、最悪なのはその収量である。要は一株につくジャガイモの数と量が少なかった。

ジャガイモの状態は、5月に入ってからおかしくなった。初期生育の問題はなかった。それがしだいに元気がなくなってきた。いつもなら生育旺盛で猛々しく大きくなるときなのに、土寄せしても茎が倒伏してしまい、しまいには茎が溶けるように消えてしまうのである。茎が倒伏してきたときから、おかしいなと思いながら、どうしていいのかわからない。その原因がまったくわからない。「種イモ」が悪かったのかなと思いながらも、ほったらかしにして置くほかなかった。

ジャガイモの不作はわが畑だけではなかった。「ジャガイモがどこの畑でもおかしいよ」。農家の奥さんがそのように言っていた。そう言われてあらためて周辺の畑を観察してみると、たしかにそうだ。

収穫時期を迎えた。出来が悪いというのはわかっていたから、ショベルを土の中に入れる時も期待感がない。まずはメークインから。いつもなら掘り起こすと土の中から次々と顔を出して、こちらの顔も満面に笑みが広がるのだが、出てくるのは小さいものばかり。「やっぱりな」という思いで順に掘り出して行く。なかには程よい形のものが出てくるのだが量が少ない。「最悪だな」。

メークインのウネを掘り起こした後は、男爵だ。男爵も収量が少ない。それでもメークインよりは良かった。少なからずほっとしたものだが、こうなると現金なものでしだいに掘り起こす元気もなくなる。

家に持ち帰り、乾かすために物置に広げた。
「ことしはこれだけ?」
かみさんのこの一言が今年のジャガイモの収量を物語っている。
原因がわからないというのも困るので、農家の人に尋ねてみよう。 

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ほかに食べ物がない昔だったら飢饉だね


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近くオープンする農園、そのリポートです。

2009-06-18 | その他

いま開設準備中の農園を見てきた。水道、トイレ、倉庫など付帯施設も含めて、オープンに向けて着々と工事が進んでいる。

驚いたことには、いち早く農園開設の情報を得て、割り当て区画ですでに野菜づくりを始めている夫婦がいたことだ。松戸市から車でやってくる。もっと広い菜園がほしくてこの農園を利用することにしたという。サツマイモの苗を植えつけたようで、もうしっかり根付いている。雑草取りに忙しい様子だった。

区画割り当ては30平方メートルが基準。この面積だと野菜づくりを十分楽しめる。不足ならばさらに30平方メートルを増やすことができる。契約は1年ごとだが、利用年数に制限がないので土づくりからじっくりと取り組めるところがいい。

共同圃場には、エダマメ、サトイモ、トウモロコシが芽を出し、最近植えつけたサツマイモも活着してきたようだ。8月にはソバをまく。ここまで準備が進んでいるとは知らなかった。私の小さな菜園と違って全体が広い農園だから気持ちがいい。
「農園らしくなってきたな」なんて思いながら眺めている。

共同圃場は、すでに種をまいたり苗を植えつけたりで、こちらはすでに本番モードだ。

若いスタッフもいるんだね。

水道、水洗トイレ、用具置き場、倉庫といった付帯施設も工事が進んでいる。



共同圃場はイベントを想定しての作付?
これはサツマイモ。きっと秋には焚き火を囲んでの焼き芋になるんだろう。



エダマメと大豆。前者はイベント用の酒のつまみ? 後者は定番の味噌づくり用である。



こちらはサトイモ。これはイモ煮会の主役になる。


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アヤメ満開の水郷潮来

2009-06-17 | その他

きのうはアヤメ祭りでにぎわう水郷潮来を訪れた。11日に紹介した農園の集まりが現地であったからだ。帰りにいまが満開の潮来のアヤメ祭りを見物してきた。潮来の町はこのアヤメ祭りが一番の人出で、これが終わるとひと気のないさびしい町になる。年一度の大にぎわいだ。

高校のときだろうか、国語に北原白秋の「水郷柳河」が出てきた。白秋の故郷を語ったもので、その冒頭が気に入っている。
<私の郷里柳河は水郷である>
<水郷>はスイキョウと読むのだと教わった。これをいまも妙に覚えていて、このような読み方があることを知った。というのは、私は茨城県出身だから水郷潮来はなじみがあり、潮来のほうは<スイゴウ>と呼んでいたから、てっきり白秋の<水郷>も<スイゴウ>と読むものと思っていた。ところがこちらは<スイキョウ>だという。こんな読み方があることを知り、なんかかっこよく耳に響いた。水郷潮来に行くと、この45年前の授業のことをよく思い出す。

アヤメ園からすぐ近くに[長勝寺]がある。いつも潮来を訪れるたびにこのお寺に行こうと思いながらも、なかなか実現しなかった。なんのことはない。すぐ近くだった。潮来観光協会の案内に次のような紹介がある。

源頼朝、松尾芭蕉、水戸光圀

人々を魅了する潮来の伝統的な美しさ

 

1185年創建の臨済宗の寺。

源頼朝が建立し、水戸藩主の水戸光圀が再建した長勝寺。庭には松尾芭蕉の句牌もあり、人々を魅了してきた潮来の伝統的な美しさを再確認することが出来ます。頼朝の菩提の為に寄進したといわれている銅鐘は国指定重要文化財にあたり、山門、仏殿も県指定の文化財として珍重されております。また境内には松尾芭蕉が鹿島紀行での帰路に詠んだ句碑があり、歴史の深さを感じることが出来ます。

こじんまりしたお寺だが、なかなかのたたづいまである。観光シーズンだけに参拝客が多かったが、ふだんはきっと静かなのだろう。お気に入りスポットになりそうだ。



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どれがどれーアヤメ、ハナショウブ、カキツバタ

2009-06-15 | その他

    

永年の謎が解けた、なんていうと大げさになるのだが、この年になってようやくアヤメ、ハナショウブ、カキツバタを区別できるようになった。
5月から梅雨のさなかの6月中旬までこれら3種の花があざやかに、あでやかに花を咲かせる。しかし、花の形といい、葉の形といいどれも似ている。どれがどれだか同定できない。不思議なことに気が付いた。毎年「わからない、わからない」と同じことをつぶやいている自分にである。

しかし今年は違った。というのもいまの時期、ウォーキングコースにこれらの花が咲いている。そこはアヤメ園だというから咲いているのはアヤメだろうと思っていたのだが、これは本当にアヤメだろうかと。いいチャンスである。ほっておくとすぐ忘れるから、すぐさま調べた。このすぐさまがなかなかできない。そして結論を出した…。

それぞれに特徴がある。開花期、花と葉の特徴、そてに適地である。アヤメは花弁の弁元に虎模様の網目があり、ハナショウブは葉の中央に突起した脈がある。少なくともこの二つだけ覚えれば、3種を区別できることを知った。

この知識を仕入れて再度ウォーキングコース上にあるアヤメ園の花を見た。決め手は葉の中央部に突起した脈があったこと、花弁の弁元に虎模様ではなく黄色い斑紋があったことだ。さらに開花期である。アヤメは5月初旬から中旬、カキツバタは5月中旬から下旬、ハナショウブは6月の上旬から中旬だ。

そして、これらを総合すると、アヤメではなくハナショウブだ、とわかった。明日は11日に紹介した潮来農園に行くから、ついでにいまが満開だという潮来のアヤメ祭りを見てくる。せっかく仕入れたこの知識、きっとに講釈して、知ったかぶりを発揮すると思うよ。自分の姿が見えるようだ。 


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冷やしそうめんには欠かせない野菜3種

2009-06-13 | ショウガ



青ジソ↑

ミョウガ↑

ショウガ↑

暑くなると私の昼食は冷やしそうめんだ。大好物である。午前中の農作業で汗だくになった体をシャワーでさっぱりしたあとのそうめんは格別うまい。清涼感がたまらない。これだけ簡単な料理?で幸せを感じ、感激してくれるのだから、作るほうのかみさんは楽なものである。

ただし、そうめんだけではいけない。薬味としてショウガ、ミョウガ、青ジソのうちいずれか2種類が置いてなければならない。私の食べるそうめんの量はかみさんがあきれるほど多い。そうめんの味は単純だから途中であきる。だから薬味がいる。そしてたまに揚げたてのかきあげなんかが出てくるとそれはもう最高だね。

この薬味となる3種の栽培は忘れない。ミョウガと青ジソの収穫はそうめんの時期に重なる。今年はミョウガの地下茎を買って畑に植えこんだ。裏庭のミョウガの育ちが悪いためである。
問題はショウガである。わが菜園の新ショウガは早くて8月になる。それまでは市販のショウガを使わざるを得ないのだが、待てないで若どりの新ショウガを使うことがある。大きさは葉ショウガ程度のときもあるし、新ショウガの大きさのときもある。新ショウガは驚くほど肉質が瑞々しく、筋が少なく香りがやさしい。この新ショウガのフレッシュさが清涼感をいっそうもたらしてくれるのである。 


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トウモロコシで夏の菜園に衣替え

2009-06-12 | トウモロコシ

「そんなこともやっているとは知らなかったよ」
「そう、そんなこともやっているの」
農園開設を案内した昨日のこのブログを見て、知人から早速にメールが届いた。趣味は趣味として自分だけの楽しみとするのか、それとも経験を買われて社会に還元したほうがいいのか、むずかしいところである。 

トウモロコシに雄花が出て、次に雌花が出てきた。雄花の花粉を雌花が受けるのだが雌花は少しおいてから出てくる。この時間差をみていると、自然はうまくできているなと感じ入ってしまう。

トウモロコシがこの姿になると、畑も衣替えしたように夏の姿になる。ほかの果菜類も元気になってくるときだ。夏の野菜といえば、いの一番に挙げられるのはこのトウモロコシになるのか、それともスイカになるのか。私の感じでいえば、前者は夏が来るのを期待させてくれる野菜であり、後者は夏本番だと実感させてくれる野菜になる。

雄花が出てきたときに、アワノメイガの駆除をすませた。これでやるべきことはやった。あとは収穫を待つだけなのだが、背丈が伸びてきたのでテープを周りに張るか、支柱を横にして倒伏を防ぐ作業をしようかどうか迷っているところだ。


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