きのうきょうとかみさんは福島の山を歩いている。この雨の中を歩いている。日帰りだ、泊まりだと、毎週どこかの山へ出かけている。毎週というのだからその元気さに感心してしまう。すっかり逆転してしまった。女房元気で留守がいい、そんな生活になった。それでも私はいつでも出かけられるように体力の維持を意識してやっているのだが、「このところめったに山に行かないのにどうしてやっているの」といわれてしまった。この夏はどこの山を歩こうか。しかしいまだに決めかねている。最近は自分が歩いている山が見えない。
レタスは2種類作っている。サニーレタスが終わり、玉レタスもそろそろおしまいになる。この両者が取れ出すと毎日のようにサラダが続く。生で食べるとちっともうまくないのだが、ほかの野菜を合わせたりドレッシングでおやっというほどうまくなる。不思議な食材だ。
サニーレタスも玉レタスも味に大した違いはないと私は思っているのだが、これにも好みあるのを知った。かみさんはサニーレタス派だという。いつもおすそ分けをする近所の人は玉レタスのほうがいいという。これまではサニーレタスばかり差し上げていたのだが、好みを知ってからはうまい具合に玉レタスが取れていたので玉レタスばかりもっていくようにしている。
サニーレタスの食べ方はわが家ではサラダでしかない。ほかに知らない。玉レタスもそうだとばかり思っていた。ところが玉レタスはみそ汁に、チャーハンに、おひたしにしても食べられる。とくにチャーハンにするとうまいと思った。玉レタスはこんな食べ方ができるんだとはじめて知ったと思っていたら、なんのことはない。前から出してきたという。私が忘れていただけの話であった。
玉レタスにそんな食べ方ができるならと、いつものようにスパゲティに入れてみた。なんとかの一つ覚えである。進歩がないとわれながら思うのだが、手軽にできるのでつい作って味を見てしまう。玉レタスのスパゲティはなんか春キャベツのような食感だった。まずくはなかったが、また作ろうという気にはなれなかった。
2014年の読書