30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

秋のお楽しみ

2008-09-28 | サトイモ

9月22、23の両日は、信州・戸隠のそば祭りに合わせて、 戸隠連峰の高妻山を歩いてきた。頂上からの眺めは、特に至近の北アルプスが抜群に素晴らしい。その展望のなかから一部を切り取った。左から鹿島槍、五竜、唐松、白馬と続く。鹿島槍と五竜の間に立山が、五竜と唐松の間に剣岳が顔を見せている。

春と夏に植えつけてまだ収穫しないものにサトイモと落花生がある。10月に入るとそろそろ収穫できるかなと期待する。
秋といえば、イモの煮っ転がし。大好きである。待ち遠しい。取れたてのサトイモはうまいからね。 今年のサトイモは初期の生育が悪く、これで大丈夫だろうかとだいぶ心配した。暑くなるにつれてぐんぐん大きくなり、ほっと胸をなでおろしたということがあったから、出来具合が心配でもあり楽しみでもある。


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とても気になること

2008-09-27 | タマネギ

油断大敵だなと思い知らされた。ことしはタマネギの発芽がうまくいったと安心して、覆っておいたワラと寒冷紗を取り除いた。家に戻ると大雨になった。か細い苗がこれでは駄目になってしまうのではないかと心配した。どうしようもない。翌日は登山のため朝早く家を出る。なるようにしかならないなと半ばあきらめて信州戸隠の山を歩いてきた。その道中も、時折、このタマネギの発芽が気になった。

たががタマネギのことで、そんなに気にするなんて仰々しいことだと思われる方もいましょうが、長年家庭菜園をやっているとそんなものになるんでしょうか。せっかく山登りに行ったのだから、その間は菜園のことなんか心配するのはよそうと思いたいのだが、長年やっているとそうもいかないらしい。

登山から帰ると翌朝ひやひやしながら菜園に行ってみる。思ったよりも被害は少なくてほっとした。しかし、やはりこれから育つ苗の数が見たところ予定よりも少ない。さてどうしようか。補充するため種苗店に100本ほど苗の予約をしようかどうか。もう少し生育の様子を見てからにすることにした。種まきの中でも、タマネギの種まきから発芽までは一番といっていいほど気を使う。


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食べつくしました

2008-09-26 | ブドウ

きのうの正午ごろ、四谷の街を歩いていると東京消防庁のブラスバンドが街頭行進。ちょうど昼休み時なので沿道には多くの人が出ていた。秋空のもと、天高くに音が響き、秋日和だなと心楽しくなった。この音楽に合わせて私の足取りもスキップしたくなるほど軽やかになった。なんか平和な感じの昼だった。

ブドウはこれでほとんど食べつくした。ポートランドにこのキャンベルアーリー。今年は色が全体にムラがあるようで見た目は悪いのだが味はいい。それにしても飽きずによく食べたなあ、という感想に尽きる。


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とれました ダイコン間引き菜

2008-09-24 | ダイコン

 

9月4日に種をまいたダイコン。私の楽しみは間引き菜にある。条まきしてあるから間引きしながら株間を広げていく 。
この間引き菜も若いうちがうまい。本葉4、5枚のうちが葉も軟らかくみずみずしく、おひたしにすると抜群にうまい。これを待っていた。もちろん今晩の酒の肴になる。


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秋作の種まき本番

2008-09-21 | その他

秋冬野菜の種まきを先週から行っている。
まいたのは、ロケット、コマツナ、ミズナ、ベカナ、チンゲンサイ、赤チシャ、ホウレンソウ。今日はカブをまこうかなと思っていたのだがこの雨だ。畑に行ったところで泥んこだし、先に延ばすしかないようだ。

夫婦二人が食べていくには多品種を少しずつ、時期をずらせながらまいていけばいいことは分かっている。分かっているのだが、時期をずらせて小まめにまいていくというのができない。いっぱい種をまいてしまい、収穫時は食べきれないほどになる。もっと考えろよと自分に言い聞かせる。なんでそんなことができないのだろうか。毎年、今年こそはやるぞと思うのだが、結果をみるとやはり最初だけで続かない。今年も、最初はいつもの通り多品種を少量まいた。はたしてどうなるか。


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そば栽培(その6) 満月の夜に見るソバの花畑はスゴイという

2008-09-20 | その他

ソバの花の満開は20日ごろだろうと予測していた。台風が未明から明け方に通過した。ソバの畑がそろそろ満開を迎えるだけに心配した。夕方にソバの畑に行く。周囲は稲の刈り入れを終えた田んぼだけに遠くから見てもそこだけが白く明るい。

蕎麦咲いて一つの丘を明るくす 小林宵女 

満月の夜に見るソバの花畑はこの世のものとは思えないという。15日は満月。幻想的な景色を見られるかなと期待したのだが、月は夜になると雲の中に隠れてしまう毎日だった。残念ながら満月の夜、月光に照らされる白い花畑の景色をこの目で見ることはできなかった。

やはり台風によって倒伏の被害があった。ウネ間50センチの畑は土寄せの効果があったのか、まったく倒伏していなかった。ところが、ウネ間30センチにすれば土寄せが不要ということで今年初めて試してみたというウネだが、ここは8割以上が倒伏していた。ただ根は大丈夫だ。根こそぎ倒されたのではなく、花が咲いているから実をつけてくれるだろう。ちょっと不安だ。


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新穀と新米ーその2

2008-09-19 | その他

昨日の新穀の続き。
清酒の晩酌のあとは、楽しみの新穀の熱々ご飯が待っている。期待と心配と。期待のほうに軍配があがった。これはうまいよ。かみさんもうなずく。私にとってうまいご飯とはおかずなしに食べられるご飯だ。それが唯一の判断基準となる。というのも晩酌が終わればご飯になるのだがその時点でおなかがいっぱいになっている。ご飯はほんの少し。だからおかずなしでも食べられるおいしいご飯に出会うと、これはうまいと納得する。

きのうの新穀と新米の話に戻るのだが、新米という言葉を物心つくまで知らなかったのではないかと思う。これと同じことがある。「お香香(おこうこ)」と「お新香(おしんこ)」だ。私は前者だった。だからいまでもそうなのだが、お新香という言葉があるんだと意識したのは、たぶん新米という言葉を知ったあともあと、高校か大学になってからだ。それだけ、当たり前だが社会にでるまでは狭い社会に生きていたことになる。「新穀」と「お香香」という言葉をめったに聞かなくなった。愛着があるだけに、どうしてこんなきれいな言葉が(そう私だけが思っているにすぎないことは分かっているのだが)、すたれてしまうのは残念で、ますますこの言葉を大事にしていかなければならないと思っている。頑固ジジイと言われようとも。

いま取れている野菜。端境期だから少ない。
ナス、ショウガ、空芯菜、モロヘイヤ、キュウリ。それだけ。畑もすっかり秋冬野菜に「衣替え」だ。


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新穀と新米

2008-09-18 | その他

この秋にとれた新穀である。母親は「新米」と言わず「新穀」と言っていた。子どものころに覚えた言葉は体の一部になっている。だからいまも新米ではなく新穀だ。たまに自分の口から新米と言うとどうも違和感がある。

晩酌はお米のジュースばかりを飲んでいる。お米そのものにはあまり関心がないというか、かみさんが買っている米を「今日の米はうまいね」とか「今日の米は硬いね」とか言いながら食べている。こりゃまずい!という以外はどうのこうのと注文をつけないで食べている。清酒には人一倍うるさいのだが、お米には淡白である。それだけいま食べている米はまずくなく、当たり障りのない程度の米なのだろう。

そば打ち会のメンバーに専業農家の方がいる。ベテランである。有機農法を実践されていて、有機農法を勉強したいという人たちのために「むそう塾」を開いている。一昨日だろうか、ウオーキングのとき、この方の田んぼでちょうどコンバインで稲の刈り取りをしていた。田んぼも有機農法だ。立ち止まって刈り入れを見ていると、この米を食べてみたいと思った。かみさんがいつもどこから米を買っているのか全く知らないが、ご縁があってこだわり農法で作った米を味わうのもいい。今晩は晩酌を早々に切り上げて新穀のご飯を楽しもう。

ちなみにお米の食味試験の内容は次の通りだという。これらの項目を意識して食べると、食べている気がしないだろうね。
外観: 色は白く、艶(つや)が見られ、粒(つぶ)の形が良い
香り: 風味がある
味 : 喉ごしの感じの良い滑らかさと、噛んでいるうちに感じる、僅かなあま味
粘り: ご飯を噛んで、離す時の歯や口腔の感覚
硬さ: ご飯を噛む時の歯ごたえ

いまのソバ畑の状況。ソバの花が8分咲き。週末まで見ごろだ。


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お尻がかゆい ニンジンの間引き

2008-09-16 | ニンジン

一昨年あたりから畑に蚊が多くなった。そう思うのは私だけではなく周囲の人も嘆く。以前は畑に蚊はいなかった、と断定するには自信はないのだが、蚊の存在を気にした記憶はない。蚊が多く発生する原因だが、自分の畑を見渡したところでは思い当たるところはなく、どこ蚊がわいてくるのか不明だ。
畑に行くのが気が進まなくなるほど、蚊にくわれる。半ズボン、半そでは言うに及ばず、長ズボンに長そででも、服の上からくわれるしまつだ。特に朝夕がいけない。
しかし、畑に行かざるを得ない。この2週間ほどニンジンの間引きに追われている。ニンジンは7月中旬から時期を少しずつずらしてまいてきた。一気に間引きすることもできず、成長を見ながら間引きしていかなければならない。腰を落として作業に精出していると、お尻がくわれてかゆくなり、さらに体のあちこちがかゆくなってくる。こりゃたまらない。途中で作業をやめて退散する毎日だ。


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真剣勝負 タマネギの種まき

2008-09-15 | タマネギ

 

昨晩の中秋の名月。いつの間にか雲の中に隠れてしまっていた。今日の満月も雲の中だ。

9月中旬は決まってタマネギの種まき。育てた苗を11月条中旬に定植する。貯蔵期間が一番長い「ネオアース」をこれまで使ってきたが、今年は「O・P黄」にした。

いつものように種まきは真剣勝負だ。この種まきがうまくいくかどうかで苗の数が決まる。まき溝を作って種をまき、覆土してたっぷりと水をやる。タマネギの種は発芽するまで土を乾燥させてはいけない。そのため水をやってから、上からワラをかけ、さらに黒い寒冷紗をかけてやる。ワラはなかなか手に入らないのだが、今はお米の取り入れ時期だからワラは田んぼに行けば分けてくれる。1週間後に発芽する。吉と出るか凶と出るか。こればかりはいつも心配する。まき直しがきかないからだ。


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苦手意識 ハクサイの植えつけ 

2008-09-14 | ハクサイ

なんともあわただしい。秋冬野菜の種まきや植えつけで追われていて落ち着かない。きのうもきょうも汗だくで野良仕事だ。きょうは中秋の名月。お月見なのだが芒を取ってくるのを忘れた。かみさんが気を利かしたのか、野良から帰るとすでにお月見の支度ができていた。季節の果物を置いてそれらしい。雲に隠れてはいまいかと心配になって外に出てみる。間もなく茶の間から目を上げるとこうこうと輝く月が現れるはずだ。猫額庭の虫の音を聴きながら待とう。いよいよ秋だ。

やっとハクサイの植えつけをした。ハクサイの種まきから植え付けまで、ハクサイには毎年手を焼く。どうも苦手意識がある。ポットの種をまいて育苗して、それを定植するのだが、これが一回ですべてすんなりといかない。なにがうまくいかないのかというと、虫にやられるのである。定植してから防虫ネットをトンネル掛けするのだが、それでも虫に食われて欠株が出る。それを補充していく。だから苗は植えつける株数の倍近く用意する。
ほかの野菜はともかく、ハクサイだけは絶対にりっぱなものを作らなければならない、そんな気持ちが強い。そう、自分でそう決めている。冬の「お香香(おこうこ)」に白菜の塩漬けが欠かせないからだ。

とりあえず、ポットで育てた苗を定植した。株間45センチの千鳥植え。今年も10メートル近いウネを用意した。えっ、そんなにと思うかもしれないが、これだけのハクサイを食べてしまう。虫が入らないように防虫ネットの裾に土をかけて外から虫が入らないようにする。そこまでやっても、大丈夫という自信はなく、これから毎日のように虫にやられていないか見回る。

防虫ネットの中をのぞきこむ



ポットで育苗したハクサイ(1)

ポットで育苗したハクサイ(2)


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そば栽培(その5)ソバの花が咲いたよ

2008-09-13 | その他

13日に花が咲き始めた。といってもまだ大半がつぼみの状態だ。種まき後、20日ぐらいで花を咲かせるというから10日開花を予想していたのだが少し遅れた。背丈も伸びてだいぶ大きくなった。


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ダイコンの発芽

2008-09-12 | ダイコン

9月4日に種をまいたダイコン。発芽がきれいにそろった。ダイコンのウネの長さは12、3メートルある。緑のラインが途中欠けるところなく続く。雨上がりの黒い土に緑が一直線。眺めると気持ちがいい。これから注意するのは害虫。特にシンクイムシにネキリムシ。そして土寄せ。畑に行くたびに土寄せすると考えたほうがいい。


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トウガラシの収穫

2008-09-11 | その他

三笠フーズが事故米を食用に転用というニュース。あいかわらず食品偽装が続く。何を食べさせられているのかわからなくなる。野菜だけは安全を確保できるが、他はなすすべがない。今回の事件で、おやっと思ったのが酒造業界に波及したことだ。焼酎に清酒。健康に害はないというのだが、飲兵衛の私にちょっとショックだった。

夏の終わりはトウガラシが真っ赤に熟する。トウガラシはふしぎと絵になる。赤に緑。菜園の赤はトマト、ピーマン、ついで夏の終わりにトウガラシ。この赤が菜園にあるだけで彩りが豊かになる。鮮やかで深い赤が目に飛び込んでくる。これがなかなかいいもんだから毎年植えつけている。
収穫していま天日に干している。トウガラシは調味料としてなくてはならないのだが、使ったところで大した分量ではない。今年は4株育てたが、家庭で使う分には多すぎる。2株で十分なのだが、わかっていながらつい多く植えつけてしまう。赤い実を触っているだけで皮膚も目もちかちかしてくる。


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そば栽培(その4)ソバのつぼみ膨らむ 

2008-09-09 | その他

9月8日のソバ畑。
8月21日に種をまいたソバに蕾がついて、白い花をもうすぐ咲かせようとしている。
種まき後、20日ぐらいで花を咲かせるというから今週末には咲き始めるのだろうか。ソバは初期の成長が速いと聞いていたが、まさしくあれよあれよという間に大きくなる。油断していると見逃してしまう。

隣のソバ畑を見ると咲きはじめていた。こちらは別なソバ同好会の畑。私たちよりも4日早い、8月17日に種をまいている。ということは、私たちの畑のソバの開花も予定どおり今週末になる。ソバの花をこんなによく観察するのは初めてだ。可憐だ。花が小さいので、私のカメラでは焦点を合わせるのに苦労する。

 月冴えり  ツクツクボウシに そばの花
日が短くなっていくのを実感する。ウオーキングを兼ねてソバ畑に行ったのは夕方の5時半すぎ。ソバの花を見た帰りにはすっかりあたりはうす暗くなった。空には上弦の月がかかり、林はツクツクボウシの合唱でざわめいている。夏は月に無関心だが秋になると月に見入る。秋だね。しっとりとした情緒にしたるのも悪くない。 

■そば栽培を一覧できるページを作成しました。

  


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