30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

2024梅干し―7月23日に干しあがり、梅酢も思いのほか多く

2024-07-24 | 梅仕事

干しあがった梅干しー7月20日から4日間の土用干し

<<7月20日に土用干しスタート

7月20日から始めた梅干しの土用干し。使った梅は我が家の庭の白加賀3キロ。

4日間連続の晴天に恵まれて、7月23日の昼に干しあがった。取り込んでガラス瓶に保存した。梅酢も思いのほか多く取れた、

すっかり手慣れた梅干しづくり、今年も順調に作業をすすめることができた。

◇初日の20日、ふっくらと仕上げるため1日目のみ梅酢の入った容器に梅を漬け戻した。必ずしもその必要はないのだが、暇なものだからいつもやる。夜から明け方まで大雨。

◇2日目の21日、夕方に屋内に取り込まずそのまま外で夜露にあてた。

◇3日目の22日、夜に雨の予報。夕方に室内に取り込む。梅酢も日光に当てる。

◇4日目の23日、干しあがった。自家栽培の梅にしてはまあまあの出来でほっとしている。この日に判断するのが好みの乾燥具合。やや乾きめが好きだから昼まで干して取り込んだ。しっとりめが好きなら朝に取り込む。

ガラスの保存容器に入れて台所隣のパントリーに保管する。



梅干しは、とくに夏に食べる。酒のつまみにいい。大量消費しているのだが、それでも6年前に作った梅干しから昨年までのものが手つかずに残っている。今年の梅干しを口にするのは、たぶんあの世に行ってからになるかもしれない。

梅干しづくりで楽しみなのが梅酢。梅干しよりもこちらが目的といってもいいくらい。ことしは例年以上に多く取れた。ろ過してからカラス瓶に。720mlの瓶に入りきらず、ペットボトルにも少々。全部で少なくとも800ml以上は取れたと思う。これがうれしい。

夏はこの梅酢を水で割ったり、炭酸で割ったりして飲んでいる。夏に飲む唯一の清涼飲料水だ。いまは昨年取れたものを飲んでいる。好きなのはその上品な酸味。塩味も18%の塩分濃度だから飲みすぎに注意。この梅酢、夏ののどの渇きを癒してくれる。なによりありがたい。

これで梅干しづくりは完了。あっという間におわってなんか寂しいのである。


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2024梅干しー7月20日に土用干しスタート、今年の梅はわが家の白加賀を3キロ

2024-07-21 | 梅仕事

7月20日に土用干しスタート、今年の梅干しはわが家の白加賀を3キロ

梅雨が明けたとたんに猛烈な暑さ。暑さには強いと自認しているのだが、さすがにこの年になるとまいる。クーラーは苦手で使わない。夏は扇風機だけが頼り。しかしきのうはクーラーを「除湿」にして使ってみた。これならなんとか我慢できそうだ。

7月20日から梅干しの土用干しを始めた。この先4日間はときに夕立がありそうだがおおむね晴れの予報。これを見逃すといつになるからわからない。それっとばかりに始めた。

梅干しは2013年から漬けている。ことしで12回目、それだけに手際よく作業をすすめることができる。

<<6月22日に梅の塩漬けをすませた。

ことしの梅は、すべて我が家の庭の白加賀で間に合わせた。ほとんどが黒星病にかかっている。これまでの経験から、見た目が悪いだけで立派な梅干しになる。その黒星病の斑点も数年貯蔵していると気にならなくなる。

梅酢は2日後にはすぐに上がってきた。これが梅干しづくりのポイントだ。これを確認できれば土用干しまで放ったらかしでいい。

今年の梅は3キロ。

ひと回り大きめの竹ザルで済みそうだ。そこに塩漬けの梅を一つひとつ取り出して並べていく。この作業がいいんだな。穏やかな気分になれる。

7月上旬にかなりのストレスを抱えた。これを発散するには体を動かしてとにかく気分転換する。それでも今回は2週間たっても怒りがおさまらないほどだった。

初日の土用干しで気を付けたいことは、梅がザルにくっついて、無理にひっくり返すと皮が破れてしまうこと。干し始めて、2時間ぐらいたったら様子を見て、くっついてしまわないうちに一度裏返してやる。

くっつくのを防ぐ方法としてキッチンペーパーをザルに敷くという記事をネットで目にした。それぞれ工夫しているのがわかる。

我が家はいつものように。くっついてしまった梅を引きはがすと皮が破れる。どうするか。そのままにして翌朝まで待つ。朝は梅がしっとりと湿った状態になっているからすんなりと裏返すことができる。これも経験です。やっているうちに身につくもの。

実をやわらかくするため、初日に干した後にまた梅酢に戻すのがいいといわれる。わたくしのような暇な老人はそれをやるのだが・・・。やっぱりやりました。実際のところやわらかくなるのかどうなのか。

初日、梅はすべて破れることなく済んだ。真夏の太陽に当てることで、しだいにやわらかくなっていく。まいどのこと不思議としかいいようがない。


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2024梅干しづくりー6月22日にわが庭の白加賀3キロを漬ける

2024-06-22 | 梅仕事


追熟中の梅、わが家の梅だけに黒星病が目につく

6月22日、すべての梅を漬け終えた。

ことしは6月17日から梅干しづくりをスタートとさせた。梅干しは2013年から漬けている、ことしで12回目になる。さすがに手際よく漬けることができる。

ことしの梅干し用の梅は、わが庭の白加賀を使った。

ことしは梅が高い。いつものスーパーで梅干し用の完熟梅を見たらさすがに驚いた。値段が昨年の倍だ。梅が不作だとニュースで知っていたがここまで高いとは。別のスーパーではいつものように1キロ1000円ぐらいで売っていた。これにしようか。しかしどうも鮮度が悪い。これまでの経験がモノを言う。やめよう。

そこで我が家の梅、白加賀を使うことにした。どういうわけか我が家の梅は今年も実をつけた。豊作だ。隔年結果で今年は不作と決め込んでいたのに2年連続で実をつけてくれた。こんなのはははじめてのこと。

庭の梅の木には黒星病が出てくる。防除する気はさらさらなく、こればかりはしょうないなと。その黒星病が出てくる前の5月22日に青梅4キロをすでに収穫している。取り残した分がかなりある。捨ててしまうのはもったいないから大きくなるのを待ってこれを梅干し用に使おう。

いつもは梅干し用の梅は買う。やはり見た目が大事だからだ。しかし2021年は我が家の白加賀で漬けた。もう3年過ぎているから、白干しの梅は茶褐色になり、それほど黒い点々が気にならないほどだ。

完熟まで待っていると梅は病気が広がる。見た目が悪くなる。できるだけいいものを選ぶが、それでもたいがいは黒星病の黒い斑点が目立つ。しかしこれぐらいなら梅干しにするには問題がない。

梅が落ちたとき直接地面に当たらないように木の周りにネットを張った。無理にもぎ取らないで、できるだけ落ちたものを使う。

悩ましいのは一様に熟していないこと。一度にすべて漬けたいがそれができない。青いものもあれば、黄色くなったものもある。熟度に応じて3つのグループに分けて追熟させたうえで順に漬けていった。

塩分濃度は18%。いつもこれだ。

第1グループ6月17日に漬けた。梅が800グラム。塩は144グラム。

第2グループ6月18日に漬けた。梅が900グラム、塩は162グラム。

第3グループ6月22日に漬けた。梅が1300グラム、塩は234グラム。

漬けた梅は全部合わせると約3キロ、塩は540グラムになる。これらを別々の容器に漬けるわけではなく、同じ容器に順に重ねて漬ける。

22日の今朝のこと、最後の梅を漬けるとき梅酢がすでに十分上がってきている。これで第一関門突破だ。

梅干しづくりのポイントは、梅酢を上げること。これを確認できればもう安心である。梅全体が梅酢に浸るようになったら、重石を軽くして梅雨明け後の土用干しを待つだけとなる。

梅干しはカビがはえるのが心配という声をよく聞く。これまでの経験ではいちどもない。ホワイトリカーで容器と梅を消毒してから漬けている。

今年はこれぐらいの分量にしておく。いま食べている梅が2017年もの。それ以後の梅干しはすべて貯蔵中で在庫がかなりあるからだ。

梅干しは食べるよりも仕上げるまでの過程が楽しい。わたくしに梅干しをつくってみようかとその気にさせたのが、以前にも書いたように、水上勉著「土を喰う日々」(新潮文庫)である。


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5月22日に青梅を4キロ収穫-男は梅干しを漬け、女は梅酒を作る

2024-05-24 | 梅仕事

収穫した青梅、さわやか、それに美しい

5月22日に青梅を4キロ収穫した。梅は我が家の庭にある白加賀。40年前に苗木を植えつけたからいまでは太い幹に育っている。

花梅ではなく実梅だ。それなのにめったに実をつけない。たまに実がなっても落果してしまう。収穫はあきらめていた。

それが2021年に鈴なりの実をつけた。気でも狂ったのかと思えるほどで、たまげた。果樹は放っておくとたいがいは隔年結果になる。一年休んで翌年にまた実をつける。やはり翌2022年は不作で、2023年はまた豊作となった。

となると2024年は不作とみていたのだが実をつけた。2年連続して実をつけたことになる。

青梅に黒星病が発生してきた。広がる前に収穫(5月22日)

実が大きくなるほどに病虫害が出てくる。とくに黒い2,3ミリぐらいの円形の病斑が発生する。これが黒星病。防虫害の防除はいっさいしていないから、その被害が出るのは当然と考えている。我が家に限らず庭木の梅のたいがいは黒星病が発生しているのではないだろうか。

これが梅農家なら一大事だ。見た目が悪く品質に影響する。薬剤で防除するのだろう。一方、庭木の梅は放任だ。日がたつほどに病虫害が広がってくる。そのため青梅の段階で収穫してしまう。

わたくしは毎年梅干しを漬けている。ほんとうならこの梅の完熟を待って梅干しに使いたいのだがこれができない。それまでに多くが“傷もの”になってしまうからだ。そのため梅干しに使う完熟梅は買っている。

2023年に試しにと黒星病などの傷ものを使って梅干しにしてみた。もちろん症状が軽いものに限った。一年たったいま見るとみると黒星病の黒点がそれほど気にならない。自家消費なら十分に使えるとわかった。ことしも完熟の段階で選り分けて梅干しにするつもりでいる。

青梅を収穫した22日、2軒の大手スーパーでの買い物ついでに、梅酒づくりコーナーをのぞいてみた。梅酒は、青梅1キロ、氷砂糖1キロ、酒1.8リットルが基本。酒と氷砂糖は多く並んでいるが、青梅は1,2袋だけでわずかしかない。見るからに品質が悪い。我が家の新鮮な梅を見たばかりだからなおさらそう感じてしまう。

飲んべえだ。毎晩清酒を飲む。梅酒は清酒に比べたらてっきり安いものと思い込んでいた。ところがスーパーで各値段を見たところ、意外や意外、これが高い。青梅1キロ、氷砂糖1キロ、酒1.8リットル買うと3000円はする。毎晩飲んでいる1.8リットルの定番の清酒より高い、と知った。

かりに4キロの青梅を買って梅酒にすると合わせて12000円から13000円の買い物になる。梅酒に対する認識が変わった。スーパー巡りの成果といえる。


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7月26日に土用干しを終え、梅干しに変身

2023-07-27 | 梅仕事

できたてので梅干し、皮をつまむとくっつくほどのやわらかさ

7月26日午前中で土用干し完了

ガラス瓶に収めて保存

7月22日に梅雨が明け、梅干しの土用干しを7月23日から開始した。25日までの3日間行い、26日午前中に取り込んで保存した。

梅雨明け10日というが、近年はぐずついた天気になりがち。今年はちがって晴天が続いている。夜露に当てるのはこれまでは1日だけであったが、未明の雨の心配がないため3日間ずっと外に出しっぱなしあった。

梅の出来具合は毎年ちがう。一つの目安として皮をつまんでくっつくほどのやわらかさになればしめたもの。

梅干しは乾いたのが好きか、それとも湿ったものが好きか、好みは前者なので、26日の午前中に乾かしてから保存した。

梅干しづくり11年目、過去の梅干しがかなり残っている。2017年以降のものはいまだにまったく口にしないまま保存してあるような状態だから、今年の梅干しを味わうのはいつになるのか。

ともかく梅干しができた。これまで経験からすればいいできで、これなら合格といえる。

梅干しづくりに晴天はなによりもありがたい。いまそれを終えて、こんどは雨を待ち望んでいる。雨がまったく降らない。菜園は砂漠状態だ。渇水期とはいえ、ひどい状態になっている。日照りでも週に一度ぐらいは雨があるとありがたい。雨よ降れ降れ、雨よ降れ、雨乞いの時季だ。


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さあ梅干しの土用干しだ、7月22日に関東甲信で梅雨明け

2023-07-23 | 梅仕事

7月23日から始めた梅干しの土用干し。じつにきれい

7月22日に関東甲信の梅雨が明けた。さっそく23日の朝いちばんから梅干しの土用干しを始めた。6月12日に塩漬けした梅を天日に干す。庭のセミの声がやかましい。

梅干しづくりは11年目に入り、すっかり段取りは身について、スムーズに作業がすすむ。今年の梅干し用の梅は、結局は2キロプラス1.3キロ、合わせて3.3キロとなった。

前者の2キロは「南高梅」でスーパーで買ってきたもの。後者の1.3キロは「豊後梅と白加賀の混合」。これには少しばかり説明が要る。豊後梅は知り合いの農家のものでいつもは梅ジャムに使っている。これを梅干しにしてみた。ただし落ちている梅なのでかなり傷んでいる。白加賀はわが家の梅。これは1昨年梅干しにした。しかし今年のものは豊後梅同様傷んでいる。見た目は悪いがこれまでの経験からすれば梅干しになるはずだ。

前者の南高梅組はシミひとつないほどきれいな梅、後者の豊後梅と白加賀の混合組は傷んだものばかり。どちらもサイズは3Ⅼ。塩分濃度は18%。後者もまともに梅酢が上がったのでひと安心。

じつは後者の豊後梅と白加賀の混合は先行してすで土用干しをして梅干しづくりを終えている。梅雨明け前だというのにあまりにもいい天気が続くので、待ちきれずにあわててやってしまった。やはり見た目が悪いものの、梅干しになった。出来は悪くない。

ガラス瓶に保存した「豊後梅と白加賀の混合」の梅干し



23日からは前者の南高梅の土用干し。こちらが本番といえる。塩漬けした梅の副産物が梅酢。これが梅干しづくりの愉しみ。夏の飲料になる。水や炭酸で割って飲む。

サイズが60個。3日3晩、太陽と夜露に当てる。きれいにならべるとうつくしい。それにこの光景はいいですね。たまらない暑さなのにのんびりした気分にさせてくれる。これから日一日と皮がふにゃふにゃとやわらかくなっていくのだから、これが不思議だ。どうかこのさき3日間は雨が降りませんように。


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梅干しづくりスタートー6月12日に塩漬け

2023-06-13 | 梅仕事

6月10日に南高梅3Lを2キロ買ってきた

梅仕事のハイライトは梅干しづくり。6月10日に梅干しを2キロ買ってきた。品種は南高梅。サイズはいつも2Lなのだが今回は3L。

梅干しを作り始めたのが2013年だから10年前になり、梅干しづくりはことしで11回目を迎える。だがその間に1回さぼっているので、実際に作るのは10回目。

最初の2、3年は、はじめてだけになにかと慎重になったものだが、しだいに慣れてくる。なにごとにも勘所があり、梅干しづくりもそうで、そこを押さえると失敗なくスムーズにできるようになった。最初の2、3年が修行といったところ。

品種もいろいろで、最近では2020年が〈曽我十郎〉、2021年がわが家の庭で取れた〈白加賀〉、2022年と今回は〈南高梅〉となる。

ことしはわが家の白加賀が2年ぶりに実をつけ、5月18日に1本の木から青梅が6キロ取れた。熟するまで待って梅干しに使いたいのだが、それまでにどうしても病虫害の被害に遭う。そこで青梅の段階で収穫してしまった。

いずれの品種でもサイズでも、当たり前だが梅干しになる。出来具合はその年によって微妙に異なりそれもまた楽し、である。

6月10日に梅を買い、丸2日追熟させた。
6月12日に塩漬け。塩分濃度は毎回18%。2キロの梅に360グラムの塩を使う。梅をホワイトリカーで湿らせて塩をまぶし、軽く混ぜ合わせて重石をして漬け込む。それだけ。梅の完熟具合にもよるが、早ければ2日ほどで梅酢が上がってくる。

梅干しは食べるよりも作るほうが楽しい。5月18日にすべて青梅の状態で収穫してしまったわが家の梅。ほんのわずかだが枝に残っていたのが色づいてきた。もったいないので、傷がないものだけをえらんで1キロでもあれば、これも梅干しにしたいと思っている。

土用干しは、梅雨明けに行う。梅雨明け十日というが、昨今はこれがあてにできなくなってきた。山をやっているから夏山は梅雨明け十日を狙うが、この言葉のような晴天にはなかなか恵まれなくなった。

土用干しもしかりで、梅雨明けを待たず晴れの日が3、4日続くようならやってしまいたい。それには天気予報を信用するかどうかにかかっているのだが、やっぱり踏ん切りがつかずに梅雨明けを待ってしまう。


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6月7日に3年ぶりの梅ジャムづくり

2023-06-09 | 梅仕事

<わたくしの好きなジャムづくり

6月8日に関東甲信地方が梅雨入り。これからは梅干しづくりとジャムづくりが楽しい時季だ。

6月7日に
梅ジャム、6月8日にアンズジャムを作った。

好きなジャムづくりは以前ほど作ることが少なくなった。しかしこれまで作ってきた中で、好きなジャムはいまも作る。

ベスト3は、ラズベリージャム、アンズジャム、それに梅ジャム。ラズベリーは自家栽培している。アンズと完熟梅は知り合いの農家の庭から拾ってくる。アンズは不作が続き、ジャムに使う大粒種の〈豊後梅〉も不作続きで、残念ながらこの数年作る機会がない。

ことしは2020年以来3年ぶりに豊後梅とアンズが実をつけた。熟した実が多く落ちている。知り合いの農家は梅とアンズに見向きもしない。放ったらかしだ。なんとももったいない。

まずは梅ジャムづくりから。
豊後梅は
大実でジャムに向いている。この農家の梅は病虫害の防除は一切していないから落ちている梅はかなり傷んで見た目が悪い。このため面倒でも一個一個皮をむく。豊後梅は大粒のため皮をむきやすい。この作業で見違えるようなきれいなジャムができる。

拾ってきてすぐにジャムづくりだ。3年ぶりでも手順は覚えている。作り方はいつも同じ。
1、一つひとつ皮をむく。完熟よりは半熟のほうがむきやすい。
2、たっぷりの水でゆでる。アクがどんどん出てくる。びっくりするほど出てくる。
3、アクがほとんどなくなったところで、濾し器で濾す。残ったタネは捨てる。
4、砂糖を加えて煮詰める。梅ジャムは煮詰め過ぎるとがちがちに固くなる。緩めで火を止めるのが肝心。

250mlのジャム瓶に3個と、プラス7分目のジャムができた。

3年ぶりの梅ジャム、せっかくだからもう1回ぐらい作ろうかと迷う。しかしアンズも手に入れることができてジャムができるから、このあたりでやめておこう。

ジャムは冷凍保存する。問題はわが家の冷凍庫の容量。この先、7月にはラズベリーとブラックベリーの収穫がある。とくにブラックベリーはかなり取れそうだ。これをジャムにして冷凍保存すれば、わが家の冷凍庫はジャム瓶に占領されてしまう。


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5月18日に青梅を6キロ朝どり

2023-05-18 | 梅仕事


5月18日朝に青梅を6キロ収穫

きのう17日は登山の予定でいた。ところが17、18の両日は気温が急上昇して真夏日になり、熱中症に注意と盛んにテレビは呼びかけている。後期高齢者はかなり悩んだ。結局はこの日はパスすることにした。この日のために体力づくりに励み準備万端のつもりだったのに、年を取って慎重になり、弱気になったものである。

5月18日のきょうは朝から青梅をもぎとって、6キロを収穫できた。小さな庭にある1本の〈白加賀〉からで、豊作といえよう。

果実は隔年結果。一昨年は狂ったのか思えるほど多くの実をつけた。ところが昨年はほとんど実がならなかった。放っておけばたいがい一年おきの収穫になる。わが家だけでなく菜園近くの農家には必ずといっていいほど実梅の木があるが、観察しているとこちらも隔年結果となっている。

梅は青いうちにもぎ取っている。完熟するまで待って梅干し用にしたいのだが、それまでに病気や害虫の被害に遭う。農薬を定期的に散布すればいいのはわかっているのだが、かなりの抵抗がある。梅干し用の梅はあきらめざるを得ない。被害に遭った梅だって梅干しにできるのだが、できあがった梅干しは見た目がかなり悪い。

そこで梅干し用の梅はいつも6月に入ると買っている。虫食いひとつないきれいな梅だ。梅栽培の農家は、とうぜんがら農薬で病虫害の防除を行っているが、この現場が見えないせいからだろうか、そんなことは気にせず手に取ってしまうから不思議だ。


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ブロッコリー・厳寒期の1月下旬が旬の野菜たち

2023-01-17 | 梅仕事

ブロッコリーの頂花蕾(上)と側花蕾(下)

冬野菜は1月の厳寒期が一番うまいと思う。だが寒害に遭って見た目は悪くなる一方だ。だいがいは年末年始に食べてしまい、残り少くなっているものの菜園にはほどほどに確保してある。

根深ネギに続いてはこんかいはブロッコリー。この時季が旬で花蕾がぎゅっとかたく締まり、ゆでると青々としていかにもうまそうだ。

野菜嫌いな子でもブロッコリーとなると好きだというから、なにがうまく感じるのかわからないがうちの孫もそうだという。

タネはいつも8月末にまく。発芽してまもなく害虫に食べられてしまい、かなり被害に遭い予定の半分も育苗できなかった。そこで再度2回目のタネをまいた。

1回目のものは、12月から頂花蕾が収穫できて正月に間に合う。おせちを食べ飽きた口中をさっぱりさせてくれる。

2回目にまいたものは、生育が遅れて1月中旬のいまも頂花蕾は収穫できていない。これを幸いと見るべきか、これからも頂花蕾が食べらる。

頂花蕾を収穫すると、こんどは側花蕾が出てくる。これが楽しみだ。どちらかというとわたくしはこちらを好む。2月に入ると側花蕾は次々と出てくる。

2月中旬からの菜園は空っぽ状態になる。ブッロコリーだけが残る。唯一の野菜となるから、それだけになんともありがたいのである。

しかし春に向かい気温が上昇してくると花蕾はゆるんでくる。食感だっていまひとつとなる。だが、ゆるんだ花蕾が好きだという人もいるのだから、好みというものはわからない。


      
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2022梅干しづくりー土用干しの梅を7月28日朝に取り込み、保存

2022-07-28 | 梅仕事

3キロの梅から112個の梅干しができた


(上)土用干し最終日の7月27日


(下)土用干し開始日の7月23日

2022梅干しづくり
1、塩漬け(6月14日)
2、土用干し(7月23日に開始)
3、完成と保存(7月28日朝、保存)

7月23日から始めた梅干しの土用干し。7月28日朝に取り込んでガラス瓶に移し保存した。移すときに数えたら3キロの梅は112個の梅干しになった。忘れてはいけないのが白梅酢。これもあわせて保存した。

天気予報を見てこれならと7月23日に始めた土用干し。23、24、25の3日間は天気が良かった。25日は夜露にあて26日朝に仕上げという段取りであった。ところが25日の夜はどうも天気が良くない。雨にあてたら元も子もなくなるから軒下に取り込んだ。26日未明に雨の音で目を覚ました。時計を見たら午前3時。念のため室内に。26日は天気が悪く、土用干しを27日まで延ばし28日の朝に取り込んだ。

年によって出来不出来がある。ことしは良くもなく悪くもなくふつう。ということはわたくしのなかでは「まあいい」といった出来となる。

ただし不満がある。土用干しを終えても一部の梅に硬さが残った。それもあって土用干しを延ばしたのだが、塩漬けのときに未熟な梅が混じっていたのだろうか。

10年ほど梅干しづくりをやっているが、出来不出来は一に梅の質にかかっているというのが実感。いい梅なら初心者でもまず失敗することはない。



台所横のパントリーに保存。これまで作った過去の梅干しの瓶が並んでいる。毎年少量を作っているだけなのにかなりの量がある。古いものから順に食べていかないと、わたくしの生存中に食べきれない。暑い盛りのいま、ビールや酒のつまみに梅干しを1個食べている毎日だ。


      
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2022梅干しづくりー7月23日から土用干しをはじめる

2022-07-23 | 梅仕事

7月23日、梅干しの土用干しを開始、朝から青空だ

2022梅干しづくり
1、塩漬け(6月14日)
2、土用干し(7月23日に開始)
3、完成と保存(7月28日朝、保存)

梅干しの土用干しを7月23日から始めた。梅雨が早く明けたわりには、戻り梅雨のような毎日に、ことしは土用干しができるのかと心配になっていた。

週間予報を見るとやっと当地では22日から雨マークがなくなり、曇りが多い日もあるがおおむね3、4日間は晴れの予想だ。

やっと土用干しのチャンスがめぐってきた。ここで土用干しを始めるか、それとも様子を見て先にのばすのか。ここは賭けである。延期したものの天気に恵まれず立秋を過ぎてやっとできた年もあったからだ。

6月14日に2キロを塩漬けした。それから1週間後に1キロを追加して、全部で3キロの梅を漬けている。塩漬けして3,4日後には梅酢は順調にあがってきた。あとは土用干しを待つだけとなっていた。

さてどうしよう。きょうからやることにした。

梅干しはこのところ1キロを作っている。作っても食べない。登山のときのおにぎりに使うぐらいなものだから、在庫は増える一方だ。それなのに今年はなにを思ったのか3キロを作ることにした。食べるよりも作るほうが面白いのが梅干しづくり。気まぐれとしかいいようがない。

3キロの塩漬け梅を竹ざるに並べて、3日のあいだ天日干しする。それだけである。ただそれだけの作業なのだが、夕立ちにあって雨に濡れないよう気を遣わないといけない。

梅干しづくりはことしで9回目。すっかり板についた。初日は梅がざるに張り付いてしまうことがある。無理に離そうとすると皮が破れてしまう。干してから3時間ぐらいすぎたら面倒でも裏返せばいいのだが、それを忘れたときは翌朝まで待てばすんなりとはがれる。それとも干す前にざるにあげてすこし乾かしてから干すのも手である。

お天道様にあてると、皮が赤ちゃんのほっぺのようにやわらかくなっていく。これがなんともふしぎだ。これからの3日間、いい天気でありますように。


      
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2022梅干しづくりー6月14日に南高梅2キロを塩漬け

2022-06-14 | 梅仕事

ことしの梅干しづくりは南高梅2キロ、サイズは2L

2022梅干しづくり
1、塩漬け(6月14日)
2、土用干し(7月23日に開始)
3、完成と保存(7月28日朝、保存)

6月14日に梅干しづくりを始める。ことしで9回目。すっかり作るのに慣れた。はじめたころはうまく作れるものかとかなり心配したものだが、いまや経験を積んだおかげで楽しい“梅仕事”になっている。

梅干しは食べるよりも、どちらかといえば作るほうが楽しい。塩漬け、土用干しを経てしだいに梅干しになって行くのをながめるのは楽しい。

作ったもののなかなか減らない。これまで作った梅干しがかなり残っている。登山のときにおにぎりで食べるのが主だが、年を取って山行が少なくなり残るばかり。いつまでも保存していてもしょうがないので、最近は古漬けのものから“梅かつお“を常備菜として作っている。これが酒のつまみにいい。

ことしは南高梅の2Lを2キロ買ってきた。梅干し用の梅といえば南高梅が有名だが、これまでは白加賀を、最近では曽我十郎を使ってきた。昨年はわが家の白加賀が豊作でこれを漬けたのだが、ことしはまったく実をつけない。

梅は2日前に買ってきた。これを追熟させたうえで塩漬けした。塩分は毎年18%にしている。梅が2キロだから、塩は360グラムを使う。

梅干しづくりを10年ほどやってきて思うことは、失敗しないためには質のいい梅を求めることにある。1キロ1000円ぐらいのものを買っている。安心して使える。

重石をして、2日ぐらいで梅酢が上がり、3、4日で梅全体が梅酢につかれば第一関門突破、である。

つぎの作業は、梅雨明け後の土用干し。わたくしはこれが一番楽しい。梅がしだいに柔らかくなるから不思議だ。梅雨明けがいまから待ち遠しい。


      
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2021梅干しづくりー土用干しをすませて完成、保存

2021-07-20 | 梅仕事

2021梅干しづくり
塩漬け(6月24日)
土用干し(7月17日~19日)
完成と保存(7月19日)


わが家の梅が梅干しになりました
ガラスの瓶に入れて保存

梅雨明け早々の7月17日から19日までの3日間、土用干しを行い、わが家の梅が梅干しになった。茶色い斑点やキズが気になったが、出来上がってみるとほとんど目立たない。これなら来年からは、といってもわが家の梅は気まぐれだから来年も収穫できるとは限らないのだが、自家梅が使えるのがわかった。これなら上出来といえる。

ことしはすべてがスムーズにいった。これまでの経験の成果なのだろうと思う。

せっかちが功を奏した。雨の心配がない猛暑日が3日のあいだ続き、土用干しにはうってつけの3日間となった。
強烈な日差しを浴びて、果肉がしだいにやわらかくなる。



土用干し最終日の19日は、甕の梅酢も日光にさらして消毒。ろ過して瓶に詰めて保存。梅酢はわたくしにとっては貴重なもの。夏のドリンクになる。酸っぱいのが好きだから、水と氷を入れて飲む。すっきりする。

梅干しをそのまま保存するか、梅酢に入れて保存するかは好み。わたくしはいつも前者で見た目がさっぱりした感じが好きだ。

それにしても楽しみはあっという間に終わってしまった。少し惜しい気もしないではない。


      

 


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2021梅干しづくりー7月17日土用干しをはじめる

2021-07-18 | 梅仕事

2021梅干しづくり
塩漬け(6月24日)
土用干し(7月17日~19日)
完成と保存(7月19日)


土用干し初日(7月17日)

7月17日に梅干づくりの土用干しを始めた。これから3日のあいだ続ける。

土用干しは、梅干しづくりのハイライトで、なによりの楽しみにしている。早く梅雨が明けないかと待っている。

関東の梅雨が7月16日に明けた。さっそく土用干しに取り掛かる。そんなに楽しみにしていたのなら、あわててやることもないだろう、楽しみは後に取っておくもんだ、とわかっている。だが、この先3,4日は晴天が続くようなので、いまのうちにすませておきたい。というのも、天候不順の夏があるからだ。何年前になるのだろうか、天気のいい日が続かず、土用干しが8月下旬にずれ込んだことがある。

塩漬けしてきた梅、梅酢のなかに浸っている(7月17日現在)

6月24日に2キロの梅を塩漬けした。すぐの2日後には梅酢が上ってきた。極めて順調だった。ことしの梅は自分の庭の梅で、品種は白加賀。買ってきた梅と違って茶色い斑点や小さな傷がある。気になるがまあとにかく漬けてみることにした。梅干しづくりは大人のお遊び。じつに楽しい、と思う。家の梅を梅干しにするのは初めて、どんな梅干しができるのか。きっと手前味噌ならぬ手前梅干しになることだろう。

竹ざるを用意して一つひとつ並べていく。この時間がなんともいいのである。一昨16日付のブログに書いた煩わしい問題を抱えているだけに、束の間すがすがしい気分になれる。

2キロの梅は全部で56個。一つひとつがいとおしく、けっして大げさな表現でもなく自然とそんな感情がわいてくる。この3日間、大事に育てていきたい。

1日目のポイントは、干し始めて2時間後ぐらいにひっくり返すこと。そのままにしておくと皮がざるに張り付いしまう。無理に裏返すと皮が破ける。これは絶対に避けたい。皮が張り付いているようなら翌朝までそのままにしておく。翌朝にすんなりち裏返すことができる。

きょう18日は土用干し2日目。昨日に続いて日差しが強く、土用干しにぴったりの天気予報だ。果肉がしだいにやわらかくなっていく。


      
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