30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ジャガイモー浴光催芽を終えて植えつけの準備

2023-02-26 | ジャガイモ

浴光催芽(芽出し)を行ってから1カ月(2月24日現在)。上が男爵、下がメークイン

こちらは左がデジマ、右がアンデス赤(2月24日現在)

歌いながら道路をスキップする後期高齢者、はたから見ると不気味だろうな。自分でもそう思う。

ウォーキングの帰り、家が近くなってのこと、なにを思ったのかスキップをしてみた。ちょっぴり恥ずかしい気もするがやってみた。軽快にはもちろんできない。それでもドタドタと足取りは重いがなんとかできた。

だが長く続けることができない。最後はべたべた歩きになってしまう。繰り返しているとしだいに長く続きうまくなってくる。スキップをやってみよう、そんな気分させたのは春が近いせいか。万物が蠢動をはじめている。

スキップすると楽しい気分になる。スキップのときは、きまって♪♪なにかほんとうにうれしくってうれしくってーとくちずさむ。この歌は「春のシャンソン」。昭和24年発表の古い歌だから知っている人は少ないだろう。小学か中学で習ったのだろうがいまでも覚えている。

作詞が岩佐東一郎、作曲が高木東六。あの高木先生である。
  何かほんとに
  嬉しくて嬉しくて
  たまらぬ様な
  鳥の声、鳥の声
  花咲く丘の向こうには
  ほのぼの浮かぶ
  春の雲、春の雲
 
前置きが長くなったが本題に。年が変わってはじめての作業はジャガイモの植え付けとなる。種イモは2月1日から1カ月の間、浴光催芽(芽出し)を行ってきた。
 
春植えは、男爵、メークイン、アンデス赤、デジマの4種類。芽出しを始めた1カ月前は、いずれものっぺらぼうだったのだが、2月24日現在、芽が出てきた(冒頭の写真)。

男爵とメークインは種苗店で各1キロを買ってきたものではっきりと芽が出てきている。いっぽうアンデス赤とデジマは昨年12月に収穫したものを種イモとして使うのだが、両者はいくら休眠期間が短いからといって、そんなに早く芽が出るものでもないと思うだろうが、これもすでにほんのわずかだが出てきた。

芽出しを確認できたので、2月25日に植えつけの準備。種イモは縦にカットして、1個当たり40~50グラムにする。

男爵とメークインは各1キロある。1個当たり50グラムにカットすると約20個の種イモが取れる。
かっとしないで
アンデス赤とデジマは、収穫物のなかから40~50グラムのものを選んで種イモとする。

種イモは切った表面を上にして1,2日天日に当てて表面を乾かす。
 

これで準備完了。明2月27日に畝幅60から70センチにして、30センチ間隔で約5センチの深さに植えつける。

2023年の読書

2023年2月の読書
・世界は五反田から始まった(星野博美著・ゲンロン)
・地図と拳(小川哲著・集英社)
・しろがねの葉(千早茜著・新潮社)
・戦艦武蔵ノート(吉村昭著・岩波書店)
・戦艦武蔵(吉村昭著・新潮社)


2023
年1月の読書
それで君の声はどこにあるんだ? 黒人神学から学んだこと(榎本空著・岩波書店)
・クロコダイル・ティアーズ(雫井脩介著・文芸春秋)
・底惚れ(青山文平著・徳間書店)
・ウンコの教室(湯澤規子著・筑摩書房)
・木曜殺人クラブ 二度死んだ男 (リチャード・オスマン著, 羽田詩津子訳・早川書房)

⇒2022年、2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


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冬の根深ネギ、そろそろおしまい

2023-02-20 | 冬ネギ

(上)2月19日の根深ネギ。寒さで葉が枯れて無残な姿だ
(下)枯れた葉を除くと真っ白な葉鞘が現れる



下)今年11月の収穫に向け、昨年10月にタネをまいて育苗中の根深ネギ

わが家の白梅はいま3分から4分咲きといった具合。梅は満開よりも咲き始めが好きだ。寒さにめげずしだいに咲いていくのが健気でもあり、一歩一歩春に向かって季節が進んでいると教えてくれる。

そんないい気分でいられたらいいのだが、ことしもすでに花粉症の季節。2月に入ると大きなくしゃみをするようになった。16日には、こんどは目頭が急にかゆくなってきた。花粉症の症状が出てきたのは現役を退いて年を取ってから。かなりやっかいなものだと知った。春は憂鬱な季節でもある。

2月末の菜園は、冬野菜のほとんどを収穫しつくして一面土景色だ。残りはわずかになった。

根深ネギはわずかに残っている冬野菜のうちの一つ。12月はすくっと立ち上がって天を突き、青々としてりりしい姿だったのに、いまは厳しい寒さに遭って見る影もない。

冬ネギの根深ネギの旬は2月まで。いろいろとレシピを探しは食べてきたが、この冬は面倒なレシピを敬遠してうどんとそばに限った。昼ご飯は年中麺類だ。冬はうどんとそばが多い。そこにこの根深ネギがかなり重宝する。惜しみなくたっぷりとネギの入った熱々のうどんとそばは毎日のように食べてきた。

それがいよいよ別れである。ネギは冬ネギしか作らない。ことしの11月までネギは食べられないことになる。慣れてはいるものの、やはり必要なときがある。だがあきらめざるを得ない。

ことしの11月から食べる冬ネギは昨年10月にタネをまき、ビニールトンネルの中で冬を越しているところ。ところがこの冬は寒さで幼苗が枯れるのが多い。念のため補充したほうがいいかなと来月の3月初めに再度タネをまくことにしている。

冬ネギのタネまきは10月と3月。毎年10月まきでやっている。3月にまくのはじめて。うまく生育してくれるのかこれも遊びである。


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収穫物が少なくなる2月に、ブロッコリーのありがたさ

2023-02-13 | ブロッコリー


2月11日収穫のブロッコリー。かなり立派な頂花蕾だ

1週間ぶりにブログを更新した。更新の間隔があまり空くと、どうしたんだろう、あの世に旅立ってしまったのだろうかと思われても仕方のない年になったのだが、この冬は例年になく更新の筆がすすまない。

冬は農閑期。菜園の作業を記録するこのブログにとって、農閑期はどうしてもネタ不足になる。ブログをはじめて、ことしで18年目に入った。冬はきまってネタ不足になる。なんとか小さな脳みそをフル活動して毎冬を乗り越えてきた。

ネタは冬に限らずいつも探している。ネタがないから書けないというのは避けたい。ネタ探しには努力が要る。それがおもしろい。頭の体操になる。しかし加齢とともに書く意欲が減少してきたとわかるものの、格好のネタが見つかるとうれしいもので、駄文でも筆はすらすらと滑るものである。

2月と3月は菜園から収穫物が消える。いま収穫できる新鮮野菜は、キャベツ、ハクサイ、コマツナ、ブロッコリー、根深ネギ。いずれも残り少なくなった。これだけあればなんとか間に合うのだが、いかんせん種類が少ない。

その不足を埋めてくれるのが貯蔵している根菜類だ。ダイコン、ニンジン、サツマイモ、サトイモ、ジャガイモ。これで大いに助かっている。

いま、とくにありがたいのがブロッコリーだ。これが唯一の新鮮野菜となる日も近い。

ブロッコリーは、平年のいまの時季は頂花蕾が終わって側花蕾だけの収穫となるのだが、いちぶタネまきが遅れたことで、年が明けても頂花蕾が取れ続けている。

この先も収穫が続くが、ブロッコリーがうまいのは2月まで。しだいに花蕾が緩んで大味になってくる。それでも収穫物がなくなる菜園ではじつにありがたい存在となっている。


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コマツナ・厳寒期に目が覚めるようなこの青さ

2023-02-06 | コマツナ

(上)1月まきコマツナ
(下)12月まきコマツナ
(2月5日現在の生育状況)

厳しい寒さが続いているが、立春を迎えるとなんとなくほっとする。もうすぐ春だなという気分になれるのがいい。昨5日にわが家の小さな庭ではタイミングよく白梅が数輪ほころび始めた。1月に目を楽しませてくれたロウバイは色あせて、交代の時期を迎えている。

2月の菜園はすっかりさびしくなった。収穫物はわずかで、3月にかけてさらに少なくなり、収穫ゼロになる日が近い。少しでもあれば助かる。そこでこの厳寒期でも収穫できるものがないかと考えていた。ヒントが周辺の農家にあった。

それがコマツナだ。毎年9月末から数度に分けてタネをまく。好きで重宝するからまめにまく。それでも10月までだ。ところがこの農家は冬にタネをまき、ビニールをトンネル掛けして育てている。

これまでの経験からすればやればできるはず。そこで11月と12月にタネをまいた。ビニールをトンネル掛けした。11月まきの発芽は確認できた。12月まきはかなり発芽が遅れるだろうと踏んで確認するのを怠っていた。昨5日にビニールをめくってみると、12月まきがなんと発芽していた。

無事に発芽してくれたという喜びはもちろんだが、この厳寒期での青々とした葉は目が覚めるような眩しさで、気分をよくしてくれる。これで2月と3月はなんとかわずかながら新鮮野菜が食べられる。

いいきなもんで、がぜんやる気が出てきた。菜園はまめに世話すれば応えてくれることはわかっているものの、寒いとつい面倒になり手を抜きがちになる。


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2月1日にジャガイモの浴光催芽をスタート

2023-02-01 | ジャガイモ

ジャガイモの種イモ
上=種苗店で買ってきた男爵とメークイン。
下=アンデス赤(左)とデジマ(右)、こちらの種イモは昨年12月に収穫したのを使う

毎日夕方にウォーキングしているから、日が長くなっていくのがよくわかる。12月なら5時を過ぎると暗いのに、いまは明るく。寒さもあとひと月の我慢だ、と思うと縮こまった心身もいくぶん伸びてくる。

あたらしい年の菜園の仕事は、いつも春作ジャガイモの浴光催芽から始まる。植えつけの2月下旬から3月初旬の1カ月前から、種イモを室内に置いて日光に当てて出芽を促していく。種イモの表面はいまはのっぺらぼう。ここからしだいに小さな芽が出てくる。これを確認したうえで分割し植えつけるという段取りだ。

用意した種イモはことしも4種。男爵、メークイン、アンデス赤、デジマ。

前の二つの種イモ、男爵とメークインは買ってきた。それぞれ1キログラム。いま種苗店では多くの種類の種イモが山と積まれて売られている。

後の二つの種イモ、アンデス赤とデジマは昨年12月収穫したものを使う。こちらは食べるというよりも、主に秋作ジャガイモの種イモとして育成している。

ジャガイモは春と秋の二期作。春作ジャガイモの収穫は6月。秋作ジャガイモは12月。半年ごとに新ジャガを食べることができる。

この浴光催芽ははたしてやるべきか、効果のほどはどうか、といつも思うのだが、毎年やっていることなので、それに面倒でもないので、あまり考えることなく習慣でやっている。


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