久しぶりに下仁田ネギの登場だ。この夏を無事に乗り切った。もう少しで出番になる。収穫の12月まであと2カ月。この夏はちっともかまってやれなかったが元気そうだ。この冬もうまいネギが食べらる。
下仁田ネギはもう20年近く栽培している。失敗したという記憶はない。自己流ながら栽培の勘所を心得ているといいたいところだが、ネギ自体に生命力があるから、なんとか育ってしまうのだろう。
下仁田ネギは殿様ネギといわれるだけあって、見た目もいい。私の菜園の下仁田ネギに触発されて、下仁田ネギに挑戦する人が少なくない。「栽培は簡単ですよ」といってあげるのだが、結果はどうもうまくいってないようだ。試行錯誤するしかない。立派に育っているわが菜園の下仁田ネギを眺めては、これも野菜作り20年の経験の差だなと余裕の構えだ。
□ビックリした。こんなことがあるなんて。用事があって作家・森まゆみさんの「谷中スケッチ・ブック」(ちくま文庫)を書店で立ち読みした帰り、なんとエスカレーターでその本人とすれ違った。人違いではない。たしかに本人だ、と思う。噂をすればなんとやら、というが最近はとみにそれを感じることが多い。ユングの共時性というやつだ。