30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

保存ショウガが無事に冬を越した、こんなの初めて

2023-03-28 | ショウガ

発泡スチロールの箱を開けると、傷なしのショウガが!

2013年から2014年にかけて日本5大桜を巡ったことがある。いずれも一本桜である。いまも心に残っているのが、根尾谷淡墨桜(岐阜県本巣市)と三春滝桜(福島県三春町)の2本。静謐と艶麗という好対照のすがたである。

保存してきたショウガが無事に冬を越してくれた。ほぼ全部が腐敗することなくいい状態で、だ。こんなのは初めて。それだけに素直にうれしい。

ショウガの越冬はむずかしい。かなりといっていい。腐敗で全滅の憂き目にも遭うなどなんども失敗を繰り返してきた。試行錯誤して、なんとかこの5年ほどは全滅することはなく、半分ぐらいが腐敗をまぬがれて、種ショウガとして利用できている。それだけに今回、ほぼ全部が無事に越冬できたのだから、ついニコニコ顔になる。

昨冬から保存してきたショウガ。「種ショウガ」と「食べるショウガ」を発泡スチロールの箱にもみ殻を入れて保存してきた。

3月27日、冬を越してどんな状態になっているのか、期待と不安を抱きながら発泡スチロールの蓋を開ける。もみ殻を取り除き、ショウガを4、5個取り出す。いずれも腐敗していなく、芽もすでに出ている。これはいいぞ。次々と取り出しては確かめていく。念のため折ってみる。パキッと乾いた音がする。まちがいない。

発泡スチロールの箱のふたを開ける。はたして無事か。

腐敗していない! ほぼ完ぺきの保存ができたようだ。すでに芽が出ている。

これまでの悪戦苦闘からすれば、今回うまくいったのは偶然でしかなく、多くの要因が重なっての僥倖といえるだろう。

今回は保存するときに湿気をシャットアウトしてみた。ショウガは保存前日に天日干ししたうえで、乾いたもみ殻に入れた。これだけだ。保温だって箱全体を毛布でくるんだだけであった。

ことしもこの方法でやってみて、うまくいけば・・・、となる。


2023年の読書

2023年3月の読書
・ラスト・チャイルド(下) (ジョン・ハート著、 東野さやか訳・ハヤカワ・ミステリ文庫)
・ラスト・チャイルド(上) (ジョン・ハート著、 東野さやか訳・ハヤカワ・ミステリ文庫)
・笑い神(中村計著・文芸春秋)

・われら闇より天を見る(クリス ウィタカー 著、 鈴木恵 訳・ 早川書房)

2023年2月の読書
・世界は五反田から始まった(星野博美著・ゲンロン)
・地図と拳(小川哲著・集英社)
・しろがねの葉(千早茜著・新潮社)
・戦艦武蔵ノート(吉村昭著・岩波書店)
・戦艦武蔵(吉村昭著・新潮社)


2023
年1月の読書
それで君の声はどこにあるんだ? 黒人神学から学んだこと(榎本空著・岩波書店)
・クロコダイル・ティアーズ(雫井脩介著・文芸春秋)
・底惚れ(青山文平著・徳間書店)
・ウンコの教室(湯澤規子著・筑摩書房)
・木曜殺人クラブ 二度死んだ男 (リチャード・オスマン著, 羽田詩津子訳・早川書房)

⇒2022年、2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


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3月早春の味、食べ損ねたもの、きちんと食べたもの

2023-03-27 | ハクサイ

ラッキョウを若どりしたエシャレットー早春の味、清酒のつまみにくせになる

ウグイスの初音は3月25日だった。例年に比べてかなり遅い。聞き漏らしていたのかもしれない。いつもの春ならまだかまだかと耳を澄ましているのだが。

満開の桜だというのに24日から26日まで連日の雨続き。桜はすでに散りはじめている。今日、明日が見納めか。いつものように春は足早に通り過ぎていく。

この春、3月の早春に食べ損なったものがある。「菜の花どんぶり」と「ふきのとう味噌」の2つ。毎春に作っては食べてきたのに、この春は、どちらも食べることができなかった。わたくしにとっては3月の早春の味である。春が来た喜びを舌で実感できる一品であるだけに、残念というほかない。

菜の花どんぶり(左)とふきのとう味噌(右)

 

 

 

 

 

 

 

菜の花どんぶり(参考2022年3月)は、ハクサイの菜の花を使う。これでなければいけない。コマツナなど別のアブラナ科の菜の花ではだめだ。ところがこのところハクサイはすべて食べてしまい、早春に菜の花を摘むためのものを残しておくことができない。知り合いの農家の畑に残っていないかとさがしてみるのだが、どこにもなく、あきらめざるを得なかった。

ふきのとう味噌(参考2022年3月)が食べられなかったのは、自分の完全なミス。摘む時期にそれをしなかったからですっかり忘れてしまっていた。すでに花が咲いてしまっていてはどうしようもない。

早春にきまって食べるものがもう一つある。それはエシャレット。ラッキョウを若どりしたものだ。この時季になると、いつものことだが、エシャレットとエシャロットの区別を確認する始末。いつまでたっても違いが覚えられない。

薄皮をむいて味噌をつけて食べる。清酒を飲んでは、これを食べて口中をさっぱりさせてまた飲む。酒のつまみに気に入っている。


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2月27日に植えつけたジャガイモ、3月22日に出芽を確認

2023-03-23 | ジャガイモ

2月27日に植えつけたジャガイモ、3月22日に出芽を確認
メークイン(上)と男爵(下)

当地の桜は今週末に満開になろう。毎日、花見を楽しんでいる。曇りの日の桜は心にしみる。

あれっ、もう芽が出てきたのか。昨3月22日になにげなくジャガイモの畝をみたら、芽がわずかに出てきていた。ジャガイモは、浴光催芽したうえで2月27日に植えつけた。

2月下旬から3月上旬に植えつけると、例年だと約1カ月で芽が出てくる。気温が高い日が続いているせいなのか、ことしの出芽がやや早いといえる。

植えつけた品種は、男爵、メークイン、アンデス赤、デジマの4種類。そのなかで芽を出してきたのがメークインと男爵。両者に比べるとアンデス赤とデジマの出芽は遅れて4月になるだろう。

4月初めに遅霜に遭うことがある。出てきた芽は寒さで枯れるが、すぐに新しい芽が出てくる。寒害に遭っても心配することはない。


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収穫が少ない3月、葉物のコマツナがありがたい

2023-03-22 | コマツナ

コマツナー収穫物が少ないいまの時季の葉物は、ありがたく助かる

3月下旬の菜園は収穫するものがなく、ほぼゼロの状態になる。土ばかりの景色となっている。

まの時季は毎年そうだが、細々と収穫して食べているのがブロッコリー。それも頂花蕾ではなく側花蕾だ。取るほどに小さく硬くなってくる。

そんな粗末なものでも捨てることなく、まめに摘んでは食べている。結構な量が取れる。一度に食べきれないので冷凍しては取り出して食べている。こんなものでも収穫できるだけでおおいに助かっている。

この春はもう一つある。コマツナだ。いまの時季の野菜不足を見越して12月から定期的にタネをまいてきた。栽培の手間はかからない。

青々としたコマツナは主に煮びたしにする。鍋にこれでもかと山盛りしたコマツナは茹でると見る間に嵩が減っていく。冷蔵庫に入れて1週間は持つ。

いまの新鮮野菜はブロッコリーとコマツナの2つだが、3月はこれだけでもおんのじものだ。

これに加えて、ほかに保存野菜がある。ジャガイモ、サトイモ、サツマイモ、ニンジン、それに切干し大根。これらを加えると収穫野菜が少ないとぼやきながらも、それなりに野菜を食べている。

4月になると春キャベツが取れ始める。


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3月上旬にタネをまいた石倉太ネギが発芽

2023-03-21 | 冬ネギ


3月初めにタネをまいた石倉太ネギ。2週間ほどで発芽してきた

いやいや驚いた。ウォ―キングのついでに桜公園に立ち寄ったところ、開花したばかりなのにこの陽気で一気に咲いてきた。うかうかしてはいられない。

大好きな冬ネギをすべて食べてしまった。冬ネギといえば根深ネギ。旬は12月から2月の3カ月間。3月に入っても残りを食べてきたが、とうとう食べつくした。畑に残りはない。

この冬は煮込みうどんに入れて食べることが多くかなり重宝した。それだけにないとなると困る。しかしネギは冬ネギしか食べないし、栽培も冬ネギオンリーだ。ことし11月の冬ネギ収穫まで待たないといけない。

その今年11月から収穫予定で育成している冬ネギ。品種は石倉一本太ネギ。昨年10月にタネをまき冬を越した。ところがこの冬に限って幼苗が寒さで枯れ死しているのが多い。防寒に気を付けたつもりだが、こんな事態は初めてになる。

無事に残った苗をざっと数えてみると、これでは少しばかり足りない気がする。そこで補充することにし、3月初めに再度タネをまいた。

まだ気温が低いため、ビニールをトンネル掛けして発芽を待った。2週間ほどで発芽がそろった。タネをまきすぎた。使い切れずに無駄にしてしまうほどかなりの数の苗を得ることができそうだ。

冬ネギの定植は6月末。3月まきの後発組が、それまでに早く生長することを願う。


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せっかちが止まらないー3月16日にサトイモの植えつけ、同月19日にはサツマイモの畝立て

2023-03-20 | サツマイモ

3月19日にサツマイモの畝立てーいくらなんでも早すぎたか

当地の桜の開花は3月19日としよう。毎日ウォーキングする公園内に、観察しているわたくし専用の標本木がある。毎春これを見て決めている。

なにを慌てているのかと情けなくなる。3月上中旬にアップした記事4本を間違って削除してしまった。覆水盆に返らず。
ーーーーー
せっかちが止まらない。3月16日にサトイモを植えつけた。さらに同月19日にはサツマイモの畝立てをした。両方の作業はさすがに早すぎた。

このところの陽気がいいせいもあるのだが、やはりこれは性格によるものだろう。もともと性格がそうで、ものごとは早め早めに対応する。いいときもあれば困るときもある。おおむねいいときが多い。しかし年をとって、せっかちはしだいに手が付けられない状態に入ってしまったかと心配になるほど。

サトイモの種イモの植えつけは、例年だと3月下旬から4月上旬に行っている。保存してきた種イモに芽が出ているのをすでに3月上旬に確認している。無事に冬を越すことができた。このところ高い気温が続くので、まあいいかとやってしまった。植えつけたのはタケノコイモ、土垂、ヤツガシラ、丸系ヤツガシラの4種類。その年の気温に左右されるが、地上に芽を出してくるのは4月の末ぐらいになる。

サツマイモの苗の植えつけは、いつも5月中旬に行っている。畝立ては直前にやればいいものを、忙しくなる前にやってしまった。さすがに早すぎた。昨年は基腐病(もとぐされびょう)で苗の入手に苦労した。今年も昨年同様70本から80本の苗を植えつける予定でいる。それだけの面積を確保し、高畝にして黒色マルチを張った。これで準備万端。

花粉症で苦しんでいる。少しは外出を控えればと思うのだがこれができない。菜園仕事にしても、毎日のウォーギングにしても、花粉を全身に浴びるようなものだと知りながら覚悟して毎日外に出る。いちばん好きないまの早春を楽しまない手はない。


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サツマイモ・一番うまい時期、だが残り少なくなってきた

2023-03-01 | サツマイモ

毎日毎日サツマイモ、いちどに1週間分をふかす

一気に春めいてきた。わが家の白梅にはさかんにメジロが行き来する。その様子を眺めていると心が和む。

「山と渓谷」2023年3月号の特集は〈山と遭難〉。事例としてに大峰山での遭難2件を取り上げて検証している。大峰山は奈良県南部の大峰山脈の主峰・八経ケ岳で、日本百名山である。わたくしが日本百名山を達成したときの最後の百座目。それだけに思い出がある。遭難2件は弥山から天川川合へのコース。同じコースを歩いただけに、どこで遭難したのだろうと、コース状況を思い出しながら読んだ。このコースは長いという印象しかないのだが、遭難はどこでも起こるとあらためて自戒させられた。

サツマイモは、昨年10月初旬に収穫してからというもの、これまでの5カ月の間、毎日昼食後に食べてきた。よくも飽きないで食べられるものだと感心してしまう。

これで驚いてはいけない。朝は毎日ジャガイモを食べる。夕にはサトイモを食べている。なんども書くが、これぞイモじじいと呼ばずしてなんと呼ぼうか、である。

収穫したサツマイモはダンボール箱に入れ、パントリーに貯蔵している。12月からは防寒のためダンボール箱に毛布をかぶせている。これだけで腐ることなく無事に冬を越すことができる。

80本の苗から収穫できる量はどれくらいか。もちろん豊作か不作で異なってくるが、平年だと大きなダンボール箱2つが必要になる。

これをふかしては食べ、ふかしては食べていく。約1週間に食べる量をいちどにふかす。ふかしあがるまで40分から50分を要する。これを冷蔵庫に入れて食べていく。

サツマイモは年が明けると、味が激変する。えっと思うほどうまくなる。甘さがぐっと増すのである。さらに2月ともなるとさらに甘さが増して、滑らかな食感と極上の甘さで、いまの時季のサツマイモは、まさにスイーツ、和菓子となる。

毎日食べてきたサツマイモ、さすがに在庫がなくなってきた。予定した通り3月いっぱいまで食べられそうだ。


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