30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

冬ネギの育苗

2015-03-10 | 下仁田ネギ

昨年10月にタネをまき育苗中の冬ネギ

この冬も冬ネギ(下仁田ネギ、九条太ネギ、赤ネギの3種)をたっぷり食べることができた。冬ネギの旬は12月から2月まで。冬ネギはやはりうまい。とくに厳寒期の1月中下旬は格別だ。

冬ネギはタネまきから収穫できるまで14から15カ月かかる。この冬に食べていたのは一昨年の10月にタネをまいたもの。手間ひまがかかるのだが、冬ネギのうまさを知ってしまうと、苦労なんかなんのその。

冬ネギはよく食べる。2人暮らしにはどう見たって多すぎるほどを作り、これを食べてしまう。さすがに2月下旬になっても残ってはいるのだが、最後は残さないようにと努めて食べる。すべて食べてしまうわけにはいかない。自家採種するため10株ぐらいずつは畑に残しておかないといけない。

冬ネギは、冬の間は収穫する一方で次の世代のネギを育てる大事な時だ。

ことし12月から収穫する冬ネギは、すでに昨年の10月中旬にタネをまいた。下仁田ネギ、九条太ネギ、赤ネギといつもの顔ぶれだ。無事に冬を越してくれた。冬の間は保温のため穴あきビニールをトンネル掛けしていた。2月下旬に取り外した。いまは10センチ前後に育っている。

ネギは3月に入ると気温の上昇に敏感に反応する。しだいに鮮やかな青さになってきた。これからは、ことし12月の収穫を目指して育苗、春に植え替え、夏に定植する。食べるまでに先はまだまだ長いのである。


        
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下仁田ネギー真打ち登場のはずだったが

2015-01-04 | 下仁田ネギ



寒さで青い葉が枯れてきた。これから下仁田ネギはうまくなる

ブログが10年目に入った。2006年から始めて更新回数は昨年末で2184回になった。同じ回数だけ駄文を書いてきたことになる。あきもしないでよくも書き連ねてきた。内容は趣味の菜園仕事が主で、たまに同じく趣味の登山が入る。内容は一年サイクルの繰り返しだからマンネリになるのは当然で、年々「訪問者数」が減るのはしかたない。それでも日記だからと書き続けている。菜園と登山という自然を相手の趣味だけに季節の移ろいには敏感だ。それが楽しくて書き続けてこられたのかもしれない。

書くことは頭の体操にもなる。団塊世代だからそれなりに、というよりかなりジジイになった。このブログの記事はかならず校正しているのだが、それでも誤字脱字は多い。まあ年だから間違いが多いのはしょうがないとしても、内容がとんちんかんだったり、ちぐはぐだったりしたらこれはれはタイへンなことになる。かみさんには、たまに読んでみておかしなところがあったら指摘してくれと頼んでいる。

あと何年書き続けられるのか。もともと体は丈夫でない。長生きはしないだろう。私の人生70年と思いこんでいる。せめてそこまでは元気に生き延びて、ぴんころりんとあの世に行きたい。キーワードは「元気なうちに楽しもう」。大方は70歳が健康寿命だから、60歳から70歳の10年間は老後を楽しみたい。しかし残りは片手でかぞえられるようになってしまった。それでもわたしの同僚はいまだに会社にぶら下がっているのが多いと聞く。よぼよぼになっては老後は楽しめない。不可解極まりないが人生いろいろ。わたしとは別の人生観だ。

2015年の記事のトップは下仁田ネギ。年始はもっと華やかなものにしたいと思ってネタをさがしてみたがしょせんは野菜たちから選ばなければならないから無理な話だ。

正月は子どもたちがやってきた。子どもといっても中年になる。子どもの友人も加わった。夜はすき焼きにした。主役は肉だが、これに負けないのがわが冬ネギたちである。赤ネギと九条太ネギの根深ネギに加えて下仁田ネギがある。これらの出番準備はとうにできている。

すき焼きなら下仁田ネギだろうと思い込んでいた。意外や意外、下仁田ネギは味が濃いから、どちらかといえばほかの根深ネギの方がいいという。好き嫌いはどうしようもないとわかっていても、せっかくおやじが育てた自慢の下仁田ネギを食べさせてやりたいと思っていただけにがっかりきた。

こんなうまいもんを食べないなんて、日ごろどんなものを食べてんだ、と言いたくなるのをじっと堪えて、ひとりすき焼き鍋の自分に近いところに下仁田ネギを入れて食べた。やはりうまい! 格別だ。とろりとした食感がたまらない。それなのに、とひとりごちながら。

下仁田ネギがうまくなるのはこれからの厳寒期になる。青い葉は寒さで枯れて見た目が悪い。どう見てもうまそうには見えない。しかしそれがうまくなったよというサインだ。厳寒になってますますその真価を発揮する。


      
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冬を越す野菜たち(1)ー冬ネギの苗

2014-12-17 | 下仁田ネギ

 10月中旬にタネをまいた冬ネギ3種。10㌢程度に育っている。収穫は一年先の来年12月から

苗の冬越しは、穴あきビニールをトンネル掛けしてやる

農閑期である。畑に行くのはもっぱら収穫が目的だ。冬はこのブログのネタも少なくなる。これまで以上にネタをさがさないといけない。それも頭の体操だ。ということで、なんどもつかったネタだが、この冬を越して来春以降に収穫する野菜たちを取り上げることにした。

まずは冬ネギの苗の越冬だ。

冬ネギを食べているところだ。さすがにその味は格別で満足している。12月初旬に試し掘りしてみて、赤ネギ九条太ネギはもう食べてよしと判断した。下仁田ネギだけは今月下旬まで待つことにした。

食べるのと並行して、一年先、すなわち来年12月から収穫する分の苗づくりを忘れてはいけない。すでに10月中旬にタネをまいた今回も赤ネギと九条太ネギと下仁田ネギの3種。自家採種したものだが、下仁田ネギだけは今回更新して新しくタネを購入した。

菜園を始めたころはネギの発芽を揃えることはむずかしく苦手にしていた。それでも経験がものをいってまもなく発芽を揃えることができるようになった。いまも百発百中とはいえない。たまには頭を抱えることがある。今回は赤ネギの発芽がどうも気に食わない。すぐにまき直した。いまどれも10センチ程度に育っている。

この小さい苗のままで冬を越す。防寒対策をしないでは寒さに負けてしまう。このため穴あきビニールをトンネル掛けしてやっている。春先までこの状態で過ごす。しかしたまに中をのぞきこむ。この寒さでも雑草は育つもので、放っておくと苗が埋もれてしまう。それを取り除くのが冬場の大事な作業になる。

冬ネギは栽培期間が一番長い。それに手間もかかる。とくに夏期の世話がつらい。それでも冬ネギの味を知ってしまうと、そんな苦労は高が知れている。


      
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下仁田ネギの試し掘り

2014-12-08 | 下仁田ネギ

試し掘りした下仁田ネギー堂々たる姿はまさに殿さまネギだ

冬ネギの生育具合を見るため試し掘りをしている。赤ネギ九条太ネギに続いて、最後は下仁田ネギだ。

下仁田ネギとの付き合いは長い。私が菜園をはじめてすぐに栽培をしているから30年近いつきあいになる。それだけやっていれば、いくらノウタリンなわたしでもまともなものが作れる。というより下仁田ネギは最初からまずまずのものができた。

今回試しに掘り出した下仁田ネギは、葉鞘部の長さが20センチ、太さが4センチと、葉はまるまると太って、これぞ下仁田ネギといった立派な姿をしている。この一本はたぶん特上の部類だ。

赤ネギ、九条太ネギは根深ネギとして作るので土寄せが大事な作業になる。一方、下仁田ネギはこの2種に比べて土寄せはあまりしない。軽くするだけでいい。根深ネギの葉鞘部の長さは23センチ以上にもなるのだが、下仁田ネギの方は20センチ以下と短い。

栽培した当初から下仁田ネギはあまり土寄せしないでいいと聞いていた。いまでもそうしているだけで、それでいいのかどうかわからないのだが、私の経験でいえばそれで満足している。

しかし待てよ。念のため「下仁田ネギ」の管理のポイントをサカタのタネのHPで見てみた。ー過度の土寄せは品質を損なうから避ける。収穫の30日~40日前に一度おこうなう程度でいいーとある。「過度」とはどの程度を指すのか具体的にはわからないのだが、私の経験でいえば軽くする程度だ。これでもわからない。具体的には下の写真の通りで、隣りの根深ネギと比べると3分の1以下ではないだろうか。クワで両脇の雑草をかき取って寄せる程度になる。

下仁田ネギの姿は特異だ。見てすぐにそれとわかる。12月初旬はまだ太い葉を天に向かってぴんと伸ばしている。見るからに堂々として立派だ。殿さまネギといわれるゆえんだ。これも私の経験なのだが、羽振りがよくて見た目がいいうちは眺めているだけにしている。食べようとはしない。一番うまいくなるのは1月と2月。ほかの根深ネギもそうなのだが、下仁田ネギは特にそうだ。

厳寒期になると青い葉が茶色に枯れる。見た目が悪くなる。食べるのは白い部分だけになる。こうなってはじめてとろりとした味わいになる。店屋の下仁田ネギは12月の見た目がいいものが並んでいる。売る側からすれば見た目がいいものを並べるのは当然だ。どうしても見た目で選びがちだから、見た目が悪くなったもののほうがうまいよとすすめても買ってはくれない。残りものには福がある。“生産者”だけが一番うまいものを食べているのか。幸いに私もその仲間である。


      
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冬ネギはまだか

2014-11-22 | 下仁田ネギ

↑左から赤ネギ、九条太ネギ、下仁田ネギ。収穫は12月中旬まで待つ

文字通り冬が旬の冬ネギ。収穫はもう少し待たなければならない。なんども霜にあたり寒風にさらされてはじめてあの冬ネギらしいとろりとした味わいになるからだ。

ことしも赤ネギ、九条太ネギ、下仁田ネギの3種を栽培している。11月下旬ともなると食べられる状態にあるのだろうが、わたしはじっと我慢だ。たぶんまだ硬さが残るはずだ。12月に寒波がやって来て、畑が、ネギが凍てつくようになるまでもう少しの辛抱だ。例年だと収穫は12月中旬から始まる。一番うまくなるのは厳寒期の1月から2月である。

この冬ネギは昨年10月にタネをまいた。今年に入り、春と夏の2回、苗を選抜しながらに植え替えた。さらに赤ネギと九条太ネギは白い部分を長くする根深ネギにするため土寄せを3、4回繰り返した

土寄せをするたびごとに生育し、白い部分が長くなってきているのがよくわかる。この2つほど下仁田ネギの方は土寄せはしないで育てる。

夏のあいだネギは姿も色もさえない。それが夏が過ぎて秋に入るとしだいに背筋がピンと伸び、色も青々としてくる。この変化していくのを眺めるのが好きだ。青空に青々としたネギ。よく似合う。

ネギはタネまきから収穫するまで長い。14カ月以上かかる。ということで来年12月収穫するネギもすでにタネをまいている。これは次回に。


      
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冬ネギの土寄せをしながら思うこと

2014-10-10 | 下仁田ネギ

きょうで3回目の土寄せー左から赤ネギ、九条太ネギ、下仁田ネギ

「13時に北穂高岳に無事についてのんびりしています」。槍ヶ岳から「大キレット」を縦走しているかみさんからきのうの14時近くにメールが入った。たぶん心配しているだろうと思ってのことだ。悲報でなくてほっとしたが、万が一のことまで考えてしまっていた。返信した。「身の丈に合った登山をしましょう」。

話は変わるが御嶽山のことは身にこたえた。ショックだった。長いことを山をやっているから遭難は身近に見聞きする。明日は我が身だなと自戒していっそう慎重な行動を心がけることになるが、遭難者の心まで思いやることはあまりなかった。今回は違った。ニュースを見ては涙がこぼれ、思うところあって落ち込んでしまった。よもや噴火するなんてだれ一人思わずに山を楽しんでいたはずだ。それなのにこんな目に遭うなんて。さぞかし嘆き悔しかっただろうなと思う。

9月27日、御嶽山が噴火したことを夕方まで知らなかった。夕方6時近くにYahoo!ニュースで「御岳山が噴火」の見出し。「御岳山」といえば奥多摩の御岳山をすぐに思い浮かべてしまう。ここが噴火するはずがない。すぐに違うと判断できたものの、それではどこなんだ。本文を見て「御嶽山」だった。あぜんとした。新字体で「御岳山」と表記していたから惑わされた。御嶽山ならすぐに木曽の御嶽山とわかったはずだ。

私が御嶽山に登ったのは1回だけだ。それまであまり縁がなかった。かみさんのほうは3回登っている。私は田の原から王滝頂上を経て剣ヶ峰に立った。今回の噴火で遭難者が多かったコースだ。王滝頂上から剣ヶ峰を仰ぐと、左上方に噴煙が上がり、火山特有の不毛な光景が不気味だ。今回噴火したところはその左上方あたりだから、噴火口に近い王滝コースを歩いている人を噴石が直撃した。王滝頂上から剣ヶ峰までの間は山頂直下の山小屋をのぞいて避難場所はない。その道をまざまざと思い浮かべることができるから、なおのこと遭難のあり様を想像してしまう。なんとも痛ましい。

御嶽山のことがあったから、かみさんの大キレット縦走をよけいに心配してしまった。こんな留守番は体に悪いにきまっている。

きょうは冬ネギの土寄せをした。3回目になる。夏の間すっかり元気をなくして色あせていたのが、秋になって気候がよくなり青々としてきた。わが家の冬ネギはことしも九条太ネギ、赤ネギ、下仁田ネギの3種。いつもながらたっぷりと作った。このネギなくして冬は過ごせない。12月から2月までが旬になる。その間にこれだけのネギを食べてしまうのかと驚きだ。それだけうまいのである。ネギは冬に限るのである。

九条太ネギと赤ネギは白い部分(葉鞘)を長くする根深ネギ。土寄せしながら長くしていくから土寄せは欠かせない。11月までに3,4回行う。

1回目は8月下旬にした。これを見るとあたりまえだが、ちゃんと育っているのがわかる。11月に最後の土寄せを行い、あとは霜が降りるのをじっと待つ。寒さにあたると格段にうまくなる。


      
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2014丹沢・塔ノ岳北斜面のシロヤシオ(2-2)

2014-06-01 | 下仁田ネギ



見事なシロヤシオ。キレットを通過して塔ノ岳の北斜面を振り返る


山行日 2014年5月30日(金)日帰り
天気 晴れ
山域 丹沢
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅4:53(千代田線)=6:01代々木上原6:06(小田急線)=7:10渋沢7:16(神奈川中央バス210円)=7:31大倉7:38-8:20見晴小屋-8:52駒止茶屋-9:15堀山の家-9:59花立山荘-10:35塔ノ岳10:42-(シロヤシオ観賞・撮影タイム約25分)-11:58丹沢山12:19(シロヤシオ観賞・撮影タイム約35分)-13:50塔ノ岳14:08-14:33立花山荘-15:14駒止茶屋-16:25大倉16:52=17:04渋沢駅17:09=19:36我孫子駅


←2014丹沢・塔ノ岳北斜面のシロヤシオ(2-1)からの続き

いよいよシロヤシオの登場である。塔ノ岳を後にして丹沢山に向かう。3分も下るとシロヤシオがあらわれる。今年はどんな姿を見せてくれるだろう。どきどきしてしまう。待ち焦がれて一年ぶりの逢瀬だから胸が高鳴るのもしょうがない。

すぐに向こうからカメラを提げた人が登ってきた。シロヤシオを見てきたのだろう。「いかがでしたか」「すっごく、きれい」と感嘆していた。それを聞いてうれしくなる。それっ急げ。

かわらぬ清楚で気高い姿だった。これを楽しみにしていた。丹沢の山々を背景に、日差しを浴びて可憐な白い花びらが風に揺れていた。全山新緑の中に咲く白い花、この清々しい風景を目にしただけで、会いに来たかいがあったと満足してしまう。きみはいつ会っても美しい。しかし団塊老人のわたしにはまぶしすぎるようになった。

今年もシロヤシオに会えた。堪能することができた。いつものことだが、うっとりと見とれてしまう。来年もまたと願うばかりだ。


塔ノ岳から丹沢山へのシロヤシオは、おもに塔ノ岳の北斜面に群生してる。キレットを通過してその先の日高あたりまで見ることができる。

きょうも行きと帰りにシロヤシオを見る。いつもは時間を気にしてゆっくり観賞することができない。きょうは少しゆっくりと見て回ろう。毎年見ているからなじみの木々が迎えてくれる。私の恋人たちである。



真っ先に目にはいってくるのがこの大きなシロヤシオ。登山道のすぐわきにある。たいがいの人はこれを見て歓声をあげる。なんとも幸せな木である。私はこの木も気に入っているのだが、一番のお気に入りはすぐ先にある。

 

これがわたしの一番のお気に入りがこのシロヤシオ。登山道からはほんの1,2㍍先の斜面にある。はじめてのひとは見逃しやすい。全体の姿。

 足元に気をつけながらもう少し寄ってみよう。

もっと近くに。 

 この木はこのアングルから富士山を一緒に写すことができる。きょうは雲が邪魔しているが、画面左上に富士の姿が見てとれる。

 

 

キレット。この先にもシロヤシオ。



キレットから塔ノ岳を振り返る。



塔ノ岳の北斜面。わたしのコンパクトカメラではこれが限度。

 丹沢山方面を望む。



ここが日高。

すぐ近くにぽつんとたたずんでいるシロヤシオ。このすがすがしい立ち姿がよかった。きょうはこれが一番かな。なんとも気が多い。

近くへ。登山道からササを分けて。青空に映えるまばゆい白。 いいねえ。

すっかり堪能して丹沢山へ。みやま山荘。

山頂標識を背景に3人組の写真を撮ってやったら、お礼にとわたしも。



帰り道。きょうはゆっくり帰ろうと、来るときにあれだけ見てきたのにまたも貪欲にシロヤシオを見ることにした。自分でもあきれる。しかしだからこそ出会いがある。登山道を離れた先に日差しを受けて一段と輝いているのを見つけた。ササを分けて駆け寄る。初対面だ。これまで見過ごしてきたようだ。これだから注意を怠ってはいけない。前に腰をおろしてしばし観賞。これも美しかった。



往復して堪能した。それなのに最後の別れでは後ろ髪をひかれた。あと一年待てばまた会える。思いを断ち切って山頂を後にした。

きょうは一日晴天に恵まれた。暑かったせいかだいぶ疲れた。太ももが痙攣気味だ。それでも帰りはここから標高差1200メートルを2時間で下山してみようとバカな挑戦をした。いけるかもと思ったが、駒止小屋の先で太ももが痙攣した。元気だったのは気持ちだけだったようだ。夏山に向けて体を鍛えるためいまの時期にむきになって登ることが大切だっとわかっているのだが、きょう感じたことはがんばったわりには時間短縮ができなかった。そろそろ団塊老人にふさわしい登り方をしなければならない。しょうがないとはいえちょっとさみしかった。


     
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冬ネギー1回目の植え替え

2014-04-15 | 下仁田ネギ

↑冬ネギの育苗。昨秋10月にタネをまき、冬はビニールをトンネル掛けしていた

↓赤ネギは植え替え時に葉鞘部が赤い苗(左)だけを選び、白い(右)のは捨てる

昨秋の10月にタネをまいた冬ネギ。4月上旬に1回目の植え替えをした。

冬ネギの植え替えはこれまで4月の1回だけですませていた。この2年間は4月と7月の2回植え替えをしている。家庭菜園での自家用なら1回だけで十分なのだが、なぜ2回するようになったかというと、プロ農家のまねごとをしてみたかったのである。

2回植え替えを行うということは、苗を2回選抜することになる。こうすることでサイズが揃う。たしかに手間をかけただけの出来栄えになる。しかし2回目の植え替えとなる夏場の作業はつらい。

繰り返すが、自家用なら大きさや形それに見た目にこだわらないから植え替えは1回だけでいい。菜園が広ければ、極端に生育が悪い苗だけをのぞいて、あとはすべて植え替えてもいい。収穫時にサイズがまちまちになるだけで、味は変わらない。

わたしはことしも手間がかかるが2回植え替えることにした。
まずは1回目。苗を掘り起こし、選抜を行う。生育不良の苗は捨てる。捨てないでこのまま植え替えてもいいのだが、なにせ菜園が狭いから植えつける面積は限られている。大きな苗を選び、一定の間隔で植えつけていく。すべて腰を落としての作業になる。

ことしの冬ネギはいつものように「赤ネギ」「九条太ネギ」「下仁田ネギ」の3種。すべて自家採種で育てた苗だ。隣り合わせて植えているため自家採種を繰り返していると交雑が進む。妙なものが出てくる。九条太ネギの中に葉鞘部がうっすらと赤みがかっているものや下仁田ネギの中に背の高いのものがあらわれたりする。そろそろタネを更新しなければならない。

赤ネギは葉鞘部が赤紫色になる。だから赤ネギである。苗もすでに赤くなっている。白いものも混じっている。植え替えのときに赤いものだけを選んで白いものは捨てる。もったいないのだが、苗は多く育てているので容赦なく捨てる。さらに夏場の2回目の植え替えのときにも選抜をする。こうして農家は“商品”にする。わたしは商売しているわけではないからそこまでする必要はないのだが、自己満足のためにやっている。手間がかかるとぼやきながらも、楽しいのである。


     
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厳寒の下仁田ネギはやっぱりうまい

2014-02-11 | 下仁田ネギ

甘夏(前回の記事)をいただいた農家に、下仁田ネギを少しばかりお返しした。周辺の農家はネギ栽培が盛んだ。そこにわたしがつくったネギを持っていくのだから勇気がいる。しかし農家がつくっているのは夏ネギばかりで、冬ネギを作っているところはめったにない。わたしが甘夏をいただいた農家もそうだ。以前下仁田ネギを差し上げたところ喜ばれた。やはりうまいことを知っていた。

厳冬期のいまが下仁田ネギのうまい時期である。寒さで葉が枯れて見た目がひどく悪い。見た目で判断すると食べられたものではない。しかしわかる人はわかる。これがうまいんだ、と。その価値がわからないひとには贈らない。「こんな粗末なものを、失礼にもほどがある」なんていわれかねないからだ。

うまい、うまいとばかり言ってはいられない。ネギは気温に敏感だ。春に目覚める前に、遅くもこの2月いっぱいまでに食べてしまわなければならない。そうとわかっていても、しょっちゅう食べていると飽きてくる。下仁田ネギは味が濃厚だからなおさらだ。そんな贅沢なことを言っている。日をおいてたまに食べると、そのうまさがよくわかる。寒さでぼろぼろになった不格好な姿からは想像できないほどのとろりとした味わいに満足する。やっぱりうまいな、と。

9日は朝から近所が一斉に雪かきをはじめた。いまの住まいでこれほどの積雪を見たのははじめてだ。家の前の道路と駐車場の雪かきを終え、次は畑の様子を見に行った。畑の雪は一様ではなかった。雪がない所もある。それだけ風が強かったのだろう。そして自分の菜園を見て驚いた。わたしの菜園だけが雪が深い。ここに吹き寄せられたようだ。野菜はすべて雪の中だった。とうぶん収穫できそうにない。


     
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冬ネギ苗の冬越し

2014-01-04 | 下仁田ネギ


吉田拓郎の「
今日までそして明日から」にこんな歌詞がある。
♪私は今日まで 生きてみました そして今 私は思っています 明日からも こうして生きて行くだろうと・・・♪

子どもたちが2日にそれぞれ帰ってしまうと正月気分はなくなり、といってもわたしの場合は毎日が正月気分だが、いつもの2人暮らしの日常に戻った。わたしの場合だとこうなる。
ー私は今日まで 生きてきました。そして今 私は思っています。明日からも こうして生きて行くだろうと・・・・。

2日の晩はよく眠れた。8時間もぐっすり眠ることができた。トイレにいちども起きないでここまで眠れたというのはめずらしい。おかげで体が軽くなった。このところずっと続いていてだるさも消えた。やはり疲れていたのか。

年末は大掃除をがんばった。ふだんからかみさんはまめに掃除をしているほうだが、そこはわたしと同じく大ざっぱなほうだから見える所だけで、隠れたところや細部まではやらない。いざ年末の掃除をはじめると、建て替えて3年目の家だが、いやでも普段掃除をしていない細部の汚れが気になって、汚れ落としに精を出した。毎日使う台所、トイレ、浴室、洗面所はいつも掃除しているつもりでもあちこちに汚れが目立つ。日ごろ細部にまで目が行かないからしょうがないのだが、掃除に追われてすっかり疲れてしまった。それに子どもたち(といってもどちらも30代だが)が来て、ますます疲れてしまった。「年末年始はどこかの旅館で過ごしたわ」とかみさんが言った。元気なかみさんが今年に限って弱音を吐くのだからさすがに疲れたのだろう。いや、寄る年波には勝てないといったほうがいいのかもしれない。

それに年末はイヤな目に遭った。自分の知らないところに悪意は潜んでいた。その顛末を書いた。新たな人間関係には気をつけなければならない。

わたしの菜園の冬越しの続きである。サヤエンドウ、キャベツに続いて、今回は冬ネギである。
冬ネギがうまい時期になった。寒さにあたって下仁田ネギも九条太ネギもとろけるような味わいになった。いま食べているのは一昨年の10月にタネをまいたもので、冬ネギはタネをまいてから食べられるようになるまでに14、15カ月かかる。

この冬を越さなければならないのは昨年10月にタネをまいたもので、これが今年の12月から食べらるようにようになる。いつもの赤ネギ、下仁田ネギ、九条太ネギの3種がいま背丈が10から15センチほどに育っている。

冬ネギの育苗は防寒してやらないと寒さにやられてしまうことがある。小さな苗は寒さに弱い。このためビニールをトンネル掛けして冬を越すのだが、今年はビニールがないものだから、白い寒冷紗のうえに穴開きビニールをかぶせてトンネル掛けしている。「大丈夫だろうな」とたまにビニールを開けて見ている。これで寒さに耐え無事に冬を越すはずだ。

冬ネギを育てるには、冬にその味を楽しみながらも、冬は次の冬ネギを育てる大事な時期になる。


    
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準備怠りなく冬ネギの育苗

2013-11-28 | 下仁田ネギ

けさのNHK「あさイチ」をなにげなく見ていたら懐かしい温泉が出てきた。「全国観光ランキング人気第1位の秘湯」。それは「わいた温泉」。熊本県にある温泉だという。温泉が大好きだから「第1位の秘湯」?なんて聞くと、どこなんだと画面を食い入るように見つめてしまう。「わいた温泉」ねえ、聞いたことがあるぞ。しかしどこに位置するのかピンとこない。わたしの頭の中で「わいた」が「涌蓋」に切り替わった。ああ小国町の「涌蓋温泉」のことか。ここは温泉好きにはつとに知られている。わたしは2010年に、涌蓋山登山とセットにしてここの温泉を楽しんだ。「わいた温泉郷」のひとつ、岳の湯温泉の白い噴気に包まれた集落の風景が懐かしく思い出された。「秘湯」は大好きで、山を歩いているから「秘湯」に入る機会は多い。登山のついでにが多いが、たまには逆に秘湯目的の登山もある。同じ小国町にある「奴留湯温泉」もおすすめだ。
⇒2010年涌蓋山登山と涌蓋温泉
⇒2004年くじゅう連山登山と奴留湯温泉

きのうはこの冬に食べる「冬ネギ」の収穫を取り上げた。
冬ネギは栽培期間が長いから、これから収穫する一方で、一年先、来年の12月から食べる冬ネギの苗も育てている。

いま育てている苗は、ことし6月に自家採種し、10月にタネをまいたもの。今年は「赤ネギ」も自家採種できたので、来年のわが菜園の冬ネギは赤ネギ、下仁田ネギ、九条太ネギの3種になる。これらがわが菜園の定番の冬ネギである。

10月にまいた自家採種したタネ。発芽率が極めてよかった。残してもしょうがないのですべてまいた。多くの芽が出た。これを育苗する。かなりの数の苗ができる。多すぎる。狭い菜園ではこれらをすべて定植できるはずがない。毎回のこととはいえバカだなと思いながらも芽が出たものはしょうがない。ここまま育苗する。

苗はこの冬を越す。小さな苗は寒さに弱い。いつもはビニールをトンネル掛けする。ことしはビニールが見当たらない。買いに行くのが面倒なのでの、穴開きのビニールで間に合わせることにした。これでも冬を越せるのではないかと思ってのことだが、結果はわからない。


    


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待ちきれなくて…冬ネギ

2013-11-27 | 下仁田ネギ



九条太ネギ(左)と下仁田ネギ(右)

 ↑下仁田ネギ

↓九条太ネギ

待ちきれなくて …あなたを、なんて言いたいのだが、この時期は色気より食い気だ

「冬ネギはまだかな」
きょうはすき焼きだから冬ネギを入れたいという。冬ネギを収穫するのはまだ早い。そう思いながらも、味見のつもりで食べてみるのもいいかなと、下仁田ネギと九条太ネギを掘ってきた。

下仁田ネギはやはりというか早かった。まだかたい。九条太ネギはなんとか食べられるのだが、はやりまだだなという味だった。

この冬に食べる冬ネギは、昨年の10月にタネをまいたもの。収穫までに14、5カ月ほどかかる。冬ネギは寒さにあたってうまくなる。わが菜園の冬ネギは、12月中旬ごろから収穫をはじめる。あの、とろりとした味わいは格別だ。待ちきれない。その気持ちを我慢してしばらくは辛抱しなければならない。

味は別にして冬ネギの見た目はいまごろが一番いい。とくに下仁田ネギの姿は青々として颯爽としている。かっこいい。葉はまるで剣のようだ。この姿に惚れて食べてみようかなんて気を起してはいけない。見た目に惑わされてはいけないことは、野菜ばかりでないことはとうに承知のはずだ。

下仁田ネギの一番うまいのは1月だ。厳冬期だ。そのときの下仁田ネギの姿といったら、見られたものではない。わたしのふだんの姿のようにまるでボロぞうきんだ。しかし一番うまいころの下仁田ネギは姿が悪いから、なかなか市場に出ない。それを食べるには自家栽培するしかないのである。


    


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不撓不屈の冬ネギ

2013-10-17 | 下仁田ネギ

昨16日の台風26号を含め、9月中旬から台風がたびたびやってくる。ことしは多い、そんな印象だ。昨日は午前4時過ぎから大雨になった。次々に雨雲がわたしの住む千葉県東葛地方にやってくる。気象庁のレーダーを見ているとまるで集中攻撃だ。雨が峠を越すとこんどは強風が吹き荒れた。

夕方に畑を見回る。
近所の掘立小屋のような物置や灌水施設の建物は傾いたり、倒壊していた。作物はいずれも北からの風で南側に傾いていた。強風で、葉ものは千切れたり、こすれたりしている。見た目は悪いが壊滅的被害はなかった。ほっとする。作物にとっては雨よりも風のほうが手ごわい。

冬ネギは台風が来るたびに葉が折れたりちぎれたりする。なんともかわいそうな気がする。それでもすぐに姿勢を立ちなおして元気になる。冬ネギはもともとが丈夫なのだろうが、それでも見るたびにその生命力に驚く。まさに不撓不屈である。いまどき不撓不屈なんて、力士が昇進伝達式で口上に使うくらいなものだが、冬ネギにはその言葉がぴったりする。

冬ネギは順調に育っている。この冬は下仁田ネギと九条太ネギの2種類だけだ。12月になると食べられる。これらは昨年10月にタネをまいたのだがら、収穫までに1年と2カ月かかる。

このため、来年12月から食べる冬ネギのタネまきはこの10月だ。すでに済ませた。ことしはいつもの3種、赤ネギ、下仁田ネギ、九条太ネギのタネをまいた。まもなく芽が出てくる。秋にタネまきを忘れても春まきができるのだが、わたしはいつも秋まきしている。

九条太ネギを食べてみた。食べられないことはないが、冬ネギのやわらかさに慣れた私の舌にはまだ硬く感じられる。もうしばらくの辛抱だ。


    


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青みを増した冬ネギ

2013-09-19 | 下仁田ネギ

台風18号が通り過ぎると急に朝晩涼しくなった。よく寝られるようになった。そして日が短くなってきているのに気がついた。たしかに秋だ。このところだるい。いつもこの季節の変わり目は調子が悪いのだが、この年になるとどこか悪いのではないかと心配してしまう。夏の疲れが出てきたのだろう、と思いたい。

きょうは仲秋の満月。わたしの寝室からは月の動きがよく見て取れる。カーテンを開けたままにしておくと部屋に月の光が満ちて明るい。寝ながら月を追っているうち寝込んでしまう。

わたしと違って、冬ネギが秋の到来とともに元気になった。これほど敏感に季節の変化をとらえることができるんだと感心してしまう。ネギは丈夫だ。それでも猛暑にはさすがにぐったりきて精彩がない。当然だ。色つやは褪めてしまい、姿もなんとなくしまりがない。

それがである。9月に入るときりっと背筋を延ばし、青みを増してくる。その変化がよくわかる。秋空に、きりりとした姿がよく似合う。

2人暮らしにしては毎年驚くほどの量の冬ネギを作っている。こんなにも食えないよなと思っていても、冬のあいだに食べてしまう。冬ネギを食べたら夏ネギはまずくて食べられない。

冬ネギは12月から収穫できる。6月末に土を深く掘って定植した。これから徐々に土寄せしながら白いところを長くしていく。1回目の土寄せをしたばかりだ。11月まであと2回ほど土寄せをする。

冬ネギを育てたいのだがと尋ねられた。タネをまいてから収穫まで1年以上かかり、その間、春から夏にかけて1,2回植え替えなければなりません。そんなに手間ヒマがかかっては狭い菜園では冬ネギは無理だなという。それでもやりくりして作ることをすすめた。力を込めて。うまいからぜひ、と。


   


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冬ネギの定植ー下仁田ネギ

2013-06-27 | 下仁田ネギ

九条太ネギの定植に続いて、下仁田ネギの定植を行った。

下仁田ネギも九条太ネギと同じく2回移植している。昨秋にタネをまいて苗を育て、5月に仮植し、さらに今回の定植となる。

2回移植するようになったのは昨年からだ。それまでは4月~5月に一回移植するだけだった。2回選抜を繰り返すとたしかに大きくて形が揃うようになる。農家がこうするのは分かるが、家庭菜園でそこまでやるのかという疑問がある。やってみて気に入ればやればいいし、手間ヒマがかかるからそこまでやることはないと思えばそれでいい。形が不揃いでも味は変わらない。わたしは移植は一回でもいいかなと思っている。しかし2回移植するとたしかに大きく形が揃って育つ。そうなるとことしもやってみようという気になる。

下仁田ネギは根深ネギと違って白い葉鞘部を長くすることもないから土寄せは必要ない、とこの四半世紀やってきた。ところが生産地である群馬県のHPを見ると、土寄せを行っていることが分かった。不勉強であった。これまでの経験からいっても土寄せをしないでも下仁田ネギはそれなりに立派になるから土寄せにこだわることもないのだが、土寄せを行うことで「殿さまネギ」らしく、さらに立派になることは確かだ。

そこにはこう書いてある。
「定植 畝幅65~75cm、株間9~12cm、深さ8~10cmで植えます。葉の方向を畦に対して45°にそろえると、日照や通風が良くなり後の管理作業もやりやすくなります。
定植後の管理 土寄せは一度に多くの土を寄せるのではなく2回程度にわけて土寄せをします。1回の土寄せ量は5~7cmで最後の土寄せで葉の分岐部の所までになるようにします。収穫予定日の30~40日前までには終わらせます」

さあ作業開始だ。仮植えしたものを掘り出し、選別する。育ちが悪いものは捨てる。やはりもったいないと思いながらもしょうがない。それを2本の畝を立てて定植した。根深ネギに比べたら作業はいくぶん楽だ。根深ネギ用の九条太ネギの隣りに下仁田ネギが並ぶ。ネギ畑は畝が4本だ。これだけのネギを冬のあいだに食べてしまう。

これで冬野菜の定植はすんだ。夏の盛りにこの定植作業はきびい。その前に済ませたのでほっとしている。これからは土寄せと追肥をしていくだけとなる。

夏野菜の収穫本番前なのに、もう冬ネギのことを考えている。

↓左に根深ネギ用の九条太ネギ、右に下仁田ネギ


   


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