■最初からトラぶる。早朝カウチャオの入管で出国を拒否される。どうもオーバーステイのビザの期間にベトナムにいたという記録がないということらしい。ビザ更新を終えてオーバーステイの罰金も支払い済みだと言っても聞かない。前回ここで賄賂50ドルを払って通してもらったと同じ様相を呈してきたが今度は1日5ドルの1か月分を払えということらしい。やむを得ず賄賂を払うことにした。25日分で125ドルだが、旅行者は皆いなくなってから100ドル札を渡し、ベトナムドンでいくらかときくから2チュウだというとスタンプををしてくれた。
時間がかかった上に外は霧がひどく方向がわからない。ラオ事務所はどこだ?出口どこだ?と走り回って出国手続きを終えた時にはもうバスは出発してしまっていた。
入管職員が次にくるビエンチャン行きのバスを止めてくれたので乗り込む。ラッキーだったのはバスを離れるとき荷物検査のことが頭をよぎったので荷物を持ってでたことだ。荷物がバスに置き去りだとえらいことになったはず。
その韓国語表示のバスには客が少なく、旅行者は乗ってなかった。またも賄賂トラブルに直面したことにより車中ずっと社会主義国の賄賂問題について考えていた。その若い職員は質問を携帯に英語で打ち込み迅速に処理していて優秀だろうと思うけどこんな山の中で安い給料でつまらない仕事に集中するには何か難癖をつけて賄賂をとることでもしないと仕事に集中できないだろう。逆に言えば賄賂があるから仕事の精度が維持されている。国が貧しい時そのつけを外国人旅行者にも振られてると理解するといいだろうか。富裕層にとってはお金でなんとでもなる世界は得難い。貧富差が激しい社会にとって賄賂というのは貧者、富者双方に利益がある。貧しい国の公務官僚の食い扶持を社会の外に転換するシステム、、、。法治主義が不完全。法律を守れば自分の利益を守れるという社会のありがたさはまだこの国では程遠いということだろうか?ベトナム人は規則を守らないというとすればこういうことなんだろうか?
ヴィエンチャン着が4時ごろで時間があるのでバスステーションのATMでkipを引き出しバスで1時間かけてシティセンターまで行って(40円)バンコク行きバス時間をチェックしてトクトクでホステルまで(400円で5分)行く。
久しぶりのバックパッカーズホステル。受付の彼しかいない。スタッフ皆ベトナムのテトで帰ったいるみたいだ。