くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

ヤンゴン着

2020年01月26日 | Weblog
■バスがメーソットに着いたのが朝5時半。バックパッカーが見当たらないので、どうしていいかわからないが近くの案内窓口らしき人にミャンマーに行きたい、というと国境まで4キロだと道路を指さす。そばのトクトクで国境まで行くとゲート前に行列があって聞くと出国管理事務所だというから列に付く。まさか、こんな寒いとは知らなかった。半ズボンでは寒い。出国手続き後長い橋を歩いてわたる。たぶん対岸がミャンマーのミラワディで入管事務所があるはずだ。ずっと先を数人歩いているだけだ。
 ゲートを通過すると呼び止められた。横に事務所ドアがあるのに気づかなかった。中で入国書類を記載するとビザはないのか?と聞くから「ない」というと黙って手続きを続けてくれた。事務所出口付近にたむろしている人の中で工事現場の上着のようなものを着ている2人連れに「ヤンゴン」に行きたいというと1人がバイクの後ろに乗れという。どうもバスの旅行社に連れて行くような気配なので、その前にATMに行ってくれと言ってカードで10万チャットをキャッシングしてバスが止めてある旅行社に行き店の人を起こして13000kyat(1300円)の切符を買う。件の男が2000Kyat欲しいというから、ああやはり旅行社の呼び込みだなと思い一緒に食事することにした。会話本を見ながら紅茶を飲んだり中国の揚げパンみたいなやつ、あぁここでこれがあるんだと思いながら食事を勧めても食べようとしない。そこで何とかやっとSIMの説明をして店に連れて行ってもらう。TenerorのSIMでなんGかわからないが、、500円。安すっ、とおもい1万kのお釣りを彼に渡すとちょっと驚いたようだがポケットにしまい、さっそく僕のiPhonをいじりだした。ケースを外し、シムを取り出そうとするがうまくできない。僕がピンを借りて抜き出し装着すると彼はさっそく製番を打ち込んで稼働させようとするが小さい数字が見えないようだ、いきなり僕のめがねを掛けてみようとする。ぼくも驚いたが彼は僕の眼鏡をかけて飛び上がって驚いた。そうだろ、老眼鏡じゃあないんだぜ!0.01の近視レンズだ!とにかくちゃんと彼の携帯に電話で切ることを確かめて僕の手を握り締めてきた。あとは9時半の出発まで3時間ほどただじっと寒さをこらえて道端の椅子で待つだけ。こんなに順調に進むとはおもいよらなかった。さもないとATM探しだけでくたびれてしまったことだろう。
 30分ほどして昨日の2人組が数人の客を乗せたバンでここに来た。はじめ別のバスで行くのかな、と思ったが同じバスでしかもすぐ後ろの席だとは気が付かなかった。ヤンゴンまでの道のりはそれほどでもないのだが道がとにかく悪い。横揺れが激しく対向車とすれ違うと土煙で前が一瞬全く見えなくなるくらいで道路のくぼみをよけながらゆっくり走るのでちっとも進まない。途中の食事休憩でも件の2人はあまりしゃべらず食べようとしない。後で聞くと最初話も通じないうちに頼みもしない食事を食べさせられて体調が良くないらしい。全然英語が通じないし、、などというから、それは話さないからで、話そうとすることはちゃんとわかってくれてるんだよ、、というのだが、、。近頃の連中は交通機関の安い切符で安宿を探しそこいら中をただ何か国回ったとか、何かレースのゲームでもしてるみたい。各宿1泊だけで飛び回っている。そんなの旅じゃないぜ、と思うが、、。
 1つの休憩所では日本語で話しかけられた。店のオーナーで10年千葉や九州で働いていたという。しっかりした日本語だ。教えてもらって高地の旅飯を経験。そしてもう一つの休憩所でも若いミャンマー人とその母親に日本語で声を掛けられる。日本に興味があって独学したみたいだ。
 うっかり宿の予約を明日にしていたことに気づいた。電話して今晩チェックインの連絡をいれる。
 ミャンマーの高地はベトナムと一風ちがっていて高床式があったりする。黄色い土で乾季のせいか稲が見えない。途中綿の植林かなと思う謎の樹木だったり、ベトナムのダコウ?毛まり風の遊びを子供がしていたり興味が尽きないことばかりなのだが彼ら2人は興味なさそう。
 夜11時にステーションについてタクシーで宿まで17,8キロで18000k、、、ええっ国境からのバス代より高い!!!ぼられたか?!ぼられたか?車中、宿に聞こうとしたが電話が通じず、、ヤンゴンは日本並みの物価なのか?宿はとてもいい。

コメント
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