アイリス

　アイリスや瞬きする間のおんなぷり

(　あいりすやまばたきするまのおんなぶり　)

　　　　　仕事で、失敗もしました
　　　　　けっこうクヨクヨする方です

　　　　　そんな時「地球の成り立ちを２４時間として
　　　　　考えてみると、人生なんてほんの一瞬
　　　　　ぴかりと光る間もない僅かな瞬間だ
　　　　　地球の歴史には、何ら影響を与えるものではない
　　　　　だからクヨクヨするな」と慰めてくれる人が、居た

　　　　　随分、スケールの大きな慰め方である
　　　　　一応、慰めには感謝だけれど
　　　　　分かったような。。。

　　　　　写真のアイリス
　　　　　会社で云えば、お局と言われるような人が、お酒の席で
　　　　　新人を捕まえ、自分の来し方、経験を一くさり語っている
　　　　　ように見えました
　　　　　
　　　　　思うに、
　　　　　乙女と言われた時期から今のおばさんまでの私の人生も
　　　　　瞬く間だった
　　　　　いい加減に生きてきた心算は無いが、
　　　　　違う道もあったのではないかと、ちょっと
　　　　　考えることもある

　　　　　これからの人生はどうだろうか？
　　　　　将来と言う言葉よりは、「老後」が正確な表現の時間です　
　　　　　
　　　　　
　　　　　　アイリス：
　　　　　ジャーマンアイリスは、根茎で広がり
　　　　　ダッチアイリスは、球根なのだそうです

アゲハチョウ

　日影道選んで歩く夏帽子

(　ひかげみちえらんであるくなつぼうし　)

　　　　　紫蘭が、綺麗です
　　　　　明るい五月の風を受けて揺れている様子に
　　　　　魅かれました
　　　　　カメラを向けたら、その前にモンシロチョウが
　　　　　なんだか平和な五月、ゴールデンウイークの朝の
　　　　　一コマです

　　　　　モンシロチョウが、紫蘭に止まってくれると
　　　　　完璧なんですが、贅沢は、云えません

　　　　　まぶしい陽光を感じさせる５７５を、と思って
　　　　　作りました
　　　　　帽子は被って出かけたのだけれど、あまりに日差しが
　　　　　強くて、日影を選んで歩きましょうって雰囲気

　　　　　「日陰」なら、夏の季語
　　　　　「日影」は、季語に当たらない
　　　　　日本語は、なかなかに難しい
　　　　　だからこそ、　５７５を楽しんだり出来るのでしょう
　　　　

ユリノキ

　夏来る竜巻を抱くわが身うち

(　なつきたるたつまきをだくわがみうち　)

　　　　　ユリノキの花が咲いています
　　　　　いつもながらに小気味良い
　　　　　上向き、上向き
　　　　　小さいこと気にしない、気にしない
　　　　　って感じ

　　　　　公園のどの木も背が高くなってしまって
　　　　　花の内側を覗くことは出来ません

　　　　　もう実が出来たのもあります
　　　　　＜出来たばかりのようです＞

　　　　　昨日は、夕方から近畿地方にも
　　　　　竜巻注意報が、発せられておりました
　　　　　しかし、未だその直撃を受けたことは、無く
　　　　　深刻にも考えておりませんでした

　　　　　今日の正午前後に遠雷を２回ほど聞いた

　　　　　ところが、夕方のニュースを見て、驚愕
　　　　　家が、丸ごと浮き上がって移動したり
　　　　　大きなマンションの窓が割れて、中の物が
　　　　　巻き上げられた様子

　　　　　最近、関東地方の竜巻の被害を度々目にするように
　　　　　なりましたが、以前からこんなに頻発していましたか？

　　　　　今夜の私は、虚しさと怒りを抱いて眠ることにします

　

端午の節句

　この孫らによき風待ちて子供の日

(　このこらによきかぜまちてこどものひ　)

　　　　　端午の節句。
　　　　　子供の日。
　　　　　そして、立夏です。

　　　　　鯉のぼりの写真、撮りに行こう　

　　　　　地元の堺五月鯉幟工房「高儀」さんの手描き鯉のぼりです。
　　　　　公園の日本庭園の入り口で、たなびいている
　　　　　これが意外と撮影に苦労が、伴う
　　　　　風が、問題
　　　　　凪いでしまうと、情けない姿になってしまう
　　　　　風を待っていたが、今年も、迫力不足です

　　　　　もう私達の余命
　　　　　今更、どうってことないのだけれど
　　　　　今の子供たちの背負ったことって多いのだろう

　　　　　子供たちが、将来に夢を持てる環境となるだろうか

　　　　　正規雇用の割合も、減少
　　　　　結婚もままならない

　　　　　スーパーを走り回る子供を見ては、少々可哀想な思いになる
　　　　　親は、一向に無関心、しかりません

　　　　　まかり間違って、私にぶつかってその子が、転んだら
　　　　　文句を言われるのは、私だろうか？
　　　　　プライベートとパブリックの違いをしつけて欲しい
　　　　　
　　　　　ファミレスで子供連れなのに、喫煙席になだれ込む親は
　　　　　許せません

金盞花

　くりかえす昔のことや金盞花

(　くりかえすむかしのことやきんせんか　)

　　私が子供の頃、故郷の淡路島には、「花とミルクとオレンジの島」との
　　　　　キャッチコピーが付けられました
　　　　　温室で金盞花が盛んに栽培されるようになりました
　　　　　その後は、カーネーション、ストックなど様々な種類の花が栽培されております

　　　　　　　歳時記をくっておりましたら
　　　　　　　＞ 金盞花 淡路一国晴れにけり (作：阿波野 青畝)
　　　　　　　見つけました
　　　　　　　その頃の淡路島を訪れたのでしょうか？

　　　　　紀淡海峡に面して水仙郷
　　　　　大きな道路の路側には、コスモス街道
　　　　　そして、平成１０年の春「淡路花さじき」と云う広大な公園も出来ました

　　　　　ミルクは、「島そだち」って牛乳が、人気です
　　　　　オレンジは、温州みかん
　　　　
　　　　　他に、淡路の玉葱、枇杷も美味しさで人気です

　　　　　　　ＴＶ番組で、特に美味しい玉葱を作る人って
　　　　　　　高校時代、試験の時　隣に座った男の子、今はおじさんが
　　　　　　　登場したのには、びっくり
　　　　　　　いつも、物静かに優しく微笑んでるのが、想い出の彼
　　　　　　　彼が作る玉葱だったら甘味も深いだろうな・・・。

　　　　　「都美人」って地酒屋さんが、あります
　　　　　こちらのお酒は、ＡＮＡ国際線の機内サービスにも提供されております

　　　　　ふるさとウンチクでございました

　　　　　写真の花壇は、こちらの公園内です
　　　　　金盞花は、ふるさとの、
　　　　　ルピナスは、北海道の旅の想い出です

葭切

　ダンボ耳おしゃべりの声潜まりぬ

(ハナミズキの花：　　　だんぼみみおしゃべりのこえひそまりぬ　)

　　　　 今日は、久しぶりに公園まで出かけた
　　　　　生憎の曇空だが、相変わらずバーベキューのグループが、彼方此方に
　　　　　陣取っていた

　　　　　小さな御陵から聞こえてくる喧しい鳥の声
　　　　　野鳥界の明石屋さんまか　
　　　　　　　　　
　　　　　お笑い芸人のように煩い
　　　　　「ウルサイなあ！！」って突っ込みたくなる

　　　　　その煩さに定評のある”葭切（ヨシキリ）”かしら？
　　　　　肝の据わった囀りです

　　　　　歳時記に、波多野爽波さんの
　　　　　「行々子殿に一筆申すべく」って句が、載ってます
　　　　　行々子とは、♂が“ギョギョシ、ギョギョシ”鳴くことから
　　　　　葭切の又の名だとか
　　　　　“作者は、「少々煩すぎるのでは！」とクレームをつけたかったようです”とある
　　　　　全く同感


　　　　　因みに、さんまさんやタモリさんのように
　　　　　他人さんから上手く話を引き出して、盛り上げる
　　　　　これもなかなか上級な才能なんだそうです
　　　　　ＴＶで活躍していると思える方が、
　　　　　さんまさんのその技を凄く褒めていらっしゃいました
　　　　　彼は、喧しいだけでは、無いのです。

　　　　　※　隣のグループ、急に声が小さくなると
　　　　　「なに？？」
　　　　　耳がダンボになりませんか？

　　　　　パート先に居ました
　　　　　３人集まって放していると、必ず
　　　　　「どなした～ん」と云って擦り寄ってくるおばさん

　　　　　彼女の事、私は、けっこう頼りにしていたんですけど

羽化

　けさの夢うまれかわって五月空

(　けさのゆめうまれかわってごがつそら　)

　　　　　沢山、紫蘇の赤ちゃんが誕生
　　　　　紫蘇大好き家族です
　　　　　専用のプランターに纏めて植えつけましょう
　　　　　と土を運んでいたら
　　　　　イタリアンパセリに変なものが
　　　　　ゴミ？？
　　　　　一体何が落ちているのか、さっぱり想像も付きません
　　　　　触ったら動く、逃げる
　　　　　蝶が、羽化の途中だったようです
　　　　　それ以降パセリの枝で、ジッとしたまま
　　　　　羽化途中の事故になったら、良くないので
　　　　　邪魔をしないように、自制しておりました
　　　　　平均、蝶の羽化は、１１時３０分前後に起こるようです、　我が家の場合。
　　　　　「どうしているかな？」様子を観察に行ったら
　　　　　目の前で飛んで行っちゃいました
　　　　　一宿一飯のお礼もありません
　　　　　一周くらいしてから飛んで行くもんでしょう

　　　　　
　　　　　ドライバーの居眠りが原因の大きな車の事故が続きます
　　　　　高速道路の運転を続けると、眠くなります
　　　　　私も、　田舎に帰る時は、一つ手前で、高速をおりて、地道を走ります
　　　　　それ以遠、そのまま走ると必ず眠くなるコーナーがあるもので

　　　　　ある日、事務所の最寄のバス停からターミナルまでバスで
　　　　　出かけた時のこと、　
　　　　　混み合っていたので、私は、ドライバーさんの隣に立ってました
　　　　　最初の信号で停車したまま、発信しない
　　　　　ン！！
　　　　　なんと、ドライバーさんこっくりこっくり
　　　　　咳払いしたら、何事もなかったように、発信しましたけど
　　　　　終点に到着するまで、ドライバーを観察してました