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黒田記念館に入った!

東京藝大のお隣にある黒田記念館は、画家・黒田清輝を記念した展示室になっています。
入場は無料なのですが、木曜と土曜の午後にしか開いていないので、
なかなか中に入る機会がありませんでした。

黒田清輝は「日本近代洋画の父」ともいわれるそうですが(パンフレットの受け売り)、
有名な「智・感・情」という3枚セットの裸婦の絵には(レベルの低い話で恐縮ですが)、
「おれは「情」が好み!」
とか、3人の美女の中から自分の好きなタイプを選ぶと言う楽しみもあって一見の価値がありますね。
(わっ、今気がつきましたが右から「智」「感」「情」なんだ!恥かしい~。
 なんか合わないと思ってたんだけど・・・。)
 
さて、黒田記念館ですが、設計は岡田信一郎で、1928年の竣工。
外観はキッチリしてますけど岡田にしては地味な印象ですね。
(実はイマイチな茶系のタイルの色と、妙なお行儀のよさが私のココロにはあまり響かなかったりして)
 
内部が木造の洋館っぽい、明るいブルーグレーとグリーンを使って塗り分けられているのが意外でした。
(東京文化財研究所が管理しているんだから、オリジナルと同じ色だと勝手に信じてます)
展示室内部はトップライトからの光がふんだんに取り入れられるようになっています。
 
外観は地味、と書きましたけど、階段の手摺や玄関の館名プレートなどのアイアンワークには
アールヌーボーっぽい艶かしさがあって、なかなか宜しいですね。
外観のやや余所行き的なツマラナサに反して、内部は上品に居心地が良い感じ、
展示室のスケールと黒田の作品もあっていて、とても良い美術館でした。

あ、それから建物内部の写真は職員の方の許可を得て撮影していますので、
勝手に写真を撮らないようにお願いいたします。
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