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「日本の眼と空間」展概要メモ。

「日本の眼と空間」展の図録を引っ張りだして眺めてみました。
インターネット直前の時代だったせいか、あまりネット上に情報が出てこないので、
目次と登場する作家などをメモしておきます。

■第1章 近代の中世主義者たち
 出口なお、出口王仁三郎、今和次郎、西村伊作、柳宗悦収集による李朝工芸
■第2章 「三国荘」の空間
 三国荘写真、青田五良、黒田辰秋、柳宗悦収集による工芸品
■第3章 生活芸術の倫理と総合化
 河井寛次郎、バーナード・リーチ、芹沢介
■第4章 デザインと審美眼
 富本憲吉、北大路魯山人
■第5章 日本のアール・ヌーヴォー
 浅井忠、杉林古香、武田五一、旧鴻池組本店洋館2階書斎
■第6章 日本の空間の発見-近代の住宅建築における「和風」
 フランク・ロイド・ライト、ブルーノ・タウト、アントニン・レーモンド、
 上野伊三郎、今和次郎、藤井厚二、村野藤吾、白井晟一
■第7章 総合芸術としての装飾-インテリアへの視線
 斉藤佳三、今和次郎、中村順平、澤部清五郎、リチ・上野=リックス
■第8章 テクネーとスタイル-工芸の近代化
 河合卯之助、楠部弥弌、六代清水六兵衛、徳山(井上)彦之助、鈴木貞路(二代表朔)、
 山崎覚太郎、高村豊周、杉田禾堂、豊田勝秋、北原千鹿、各務鉱三、磯矢阿伎良、
 広川松五郎、大阪府勧業奨励会出品作品、飯塚琅かん齋(かん=王+千)
■第9章 近代の超克へ-その三つのかたち
 白井晟一、八木一夫、イサム・ノグチ
■第10章 戦後デザインにおける「和風」
 黒田辰秋、柳宗理、剣持勇、シャルロット・ペリアン、内田邦夫

当時は出口王仁三郎に眼を奪われた記憶がありますが、
建築や、これは今更気づいたんですが、民芸分野もかなりの充実度ですね。
西村伊作や今和次郎(セレクトが渋い)、富本憲吉の卒業制作(住宅の設計)など、
セレクトの妙味にも改めて圧倒されました。
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