500mほど行くと、関越自動車道があった。
観越道を潜ってから200m行くと、最初の交差点がある。
その左前方の角に石碑が建っていた。
「散歩」26-5で紹介した、「肥料共同購入組合記念碑」である。
「散歩」の記述を採録する。
「川越地方の畑作地帯は一般に赤土で、地味がやせているため、穀物や野菜を作るのに、大量に肥料を使用しなければならなかった。しかも、堆肥では間に合わず、糠や大豆粕のような有機肥料やアンモニアなどの化学肥料を多量に使うので、毎年多額の肥料代がかかった。そこで今福では明治30年(1897)に串田登名吉ら4名が中心になって、肥料の組織的な共同購入を図った。この記念碑は共同購入組合10周年を記念して明治40年に石川厳撰、志村宣益書によって建てられたものである。川越地方の畑作地帯の農業の特質がわかる貴重な記念碑だ。」
石碑の後ろに小さなお堂があった。
格子戸はが閉まっていたので、すき間から中を覗く。
中には浮き彫りの地蔵さんがあり、赤い前掛けを頭に掛けられていた。
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