
鐘楼門前の露店はまだ営業していた。

一方、慈眼堂下にあった花見茶屋は、すでになくなっている。
桜の下は広く空いていて、一組だけ丸くなって花見をしていた。

花見茶屋のあった所へ行くと、見慣れない花が咲いている。
いままで気付かなかったのが不思議だが、鬱金桜が咲いていた。

枝垂桜ほどではないが、垂れた枝に多くの花をつけている。

八重ではないようだが、まとまりを作って咲いている。
私が写真を撮っていると、別にカメラを向ける人がいた。

多宝塔周辺の桜もまだ残っていた。

その桜を見上げて、熱心に撮っている女性がいる。

庫裏入り口の枝垂桜は、すっかり葉桜になっていた。
そのため、下に咲いているミツバツツジがよく目立つ。

前回、観光客が多くて撮れなかった、水琴窟そばのミツバツツジもまだ見ごろだった。

ミツバツツジ以外のツツジもあちこちで咲き始めている。