川越雑記帳2(川越見て歩き)

44-12 氷川神社(2)

 「また、桜の花の下で行われる万作芝居も残っている。五穀豊穣を祝う芸能で、明治時代中期に川島町出丸中郷の者から習ってはじめられたのが最初だといわれる。伊勢音頭くずしなどの手踊り、笠松峠などの段者、芝居、茶番など豊富な内容をもっている。かつては農家の庭などで行われたが、後に神社や寺の縁日、秋の運動会などに行われ、県の無形文化財に指定されている。」



 この日は、「万作」の行われる前日で、舞台の設営が行われていた。
昨年は、ちょうど桜が満開で、花びらが舞い落ちる中で行われていたが、今年はすでに散っていた。



 境内の更に奥、一段高いところに社殿がある。
「弓取式」はこの社殿の前で行われる。

  

 参道の両側に、灯籠と並んで狛犬がある。



 右側(北側)に石碑と並んで、武運長久を祈る砲弾の碑が建っていた。
軍明神と呼ばれていたことを裏づけるものであろう。

  ・老袋の万作

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