ザリガニの写真を撮っていると、橋の下がまた波立ってきた。 その波を起こしていたのは、小魚の群れだった。 十数匹で一つの群れをつくり、それが3つほどあった。 フナのように見えるが、クチボソのようなのもいる。 みんな揃って、水面に口を出してパクパクしている。 その口が一斉にこちらを向く瞬間があって、非常にユーモラスである。 じっとして見ていると、ずっと同じような行動をしている。 こちらが動くと慌てて橋の陰に隠れてしまう。