川越雑記帳2(川越見て歩き)

南天の花につかまるトカゲかな


ナンテンが咲き始めたので、その咲き具合を眺めていた。

上の方はまだ蕾が多かったが、その右側になにやら妙なものが見える。



何だ? トカゲ(カナヘビ)か?

たしかにトカゲで、枝の先にいて、じっとしている。

今年生まれたらしいトカゲを何度が見たが、こんなところに上っているとは思いもしなかった。



朝日を浴びて、体温の上昇を図っているようだった。

細い指で、ナンテンの蕾につかまっている。

トカゲの顔をじっと見ることはないが、この時の顔は、すこし誇らしげに見えた。




ナンテンは咲き始めるとほぼ同時に、花を落とし始める。




その小さな花は、いさぎよく次々と交代して、咲いては散っていく。



ナンテンの葉などにクモが巣を張り、その上に花が落ちる。



同様に地面にも落ちて、白い点々が広がる。

雨でも降ると、下にへばりついてしまい、やっかいな存在になる。

毎年のことだが、この花が咲くと、梅雨だなあと思う。

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