川越雑記帳2(川越見て歩き)

河岸場跡水面に映る冬木立(仙波河岸史跡公園)

この日は穏やかな天気で、仙波河岸史跡公園には犬を連れて散歩に来ている人もいた。
その中ほどの東屋の近くに、以前とは違う説明板がある。


説明板には、つぎのように書いてある。

仙波河岸のむかし
 むかしこの場所には、「仙波河岸(せんばがし)」という河岸場(かしば)
ありました。仙波河岸ができたのは明治の初めごろのことです。
 これまでにも新河岸川(しんがしがわ)の下流にはすでに数箇所の河岸場があり、
江戸と川の間を船を使って物品を運んでいました。これが「新河岸川舟運(しんがしがわしゅううん)
と言われているものです。
 仙波河岸は新河岸川の最も上流に位置し、一番新しくできた河岸場です。
 しかし、明治の中ごろから東京との間に鉄道が整備されはじめました。また、
大正時代には新河岸川の改修工事が始まり、昭和の初めには新河岸川舟運も終わりをむかえました。
 下の写真は仙波河岸に荷船が並んでいる様子を写した明治時代後期の写真です。



手前の建物の前に船があり、荷物を積んでいるのか下ろしてしるか分からないが、作業をしている人がいる。
建物の中にも人の姿がみえる。
その右後方には、倉庫のようなものが並んでいる。


説明板の脇には、こんな看板も立てられている。
在来種を守るため、鯉、外来種などの生き物を池に放流しないようにと書かれている。


その池は看板と反対側にある。
河岸場の船着き場を想定しているのか、木製の階段とデッキがある。
この傍にも多くの人がいたので、それを避けて撮った。
風がない日で、池の水面は静かである。
周囲の葉を落とした木が、奇麗に映っている。


写真を180度回転すると、幻想的な雰囲気になった。


池は細長く、奥の方へ続いている。

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