草に隠れて見にくいが、左岸の護岸も出来上がっていた。
川の中にはコウホネが広がっている。

コウホネには花が咲いていたが、小さいのでその気で見ないと見逃しそうだ。

花も半開きで、余計に目立たない。

JR川越線の下は水量が多く、勢い良く流れ落ちていた。

近くには他の草に混ざって、赤いルコウソウが咲いていた。

土手道は舗装されて、草を気にすることなく歩けた。

不老川との合流点は、雑草に覆われて下へ降りることは出来なかった。

ここへ来る途中なにか騒がしかったが、土手の道を戻ろうとして、その原因が分かった。
電柱の上に、3羽の黒い鳥がいた。

カワウで、電柱の上に1羽、横木の左右に1羽ずついる。
真ん中の1羽は婚姻色の白が見える。
右下には、木の枝が見えるので、巣もあるようだ。

左のカワウもオスのようで、さかんに鳴き声をあげている。
2羽は顔を近づけて、にらみ合っている。

電柱のカワウが、威嚇するように羽を広げた。
右端のメスと思われるカワウはそっぽを向いている。

土手の柵にはアレチウリとルコウソウが咲いていた。
ルコウソウは赤が多い。

少しだが、白い花もある。

アレチウリの花にはシジミ蝶が来ていた。

少し目を離している間に、左端のカワウがいなくなっていた。
争いに破れて去っていったようで、川辺は静かになった。

巣のようなものがあるので、2羽のカワウはここで子育てをするのかも知れない。
どんなところで子育てをするのかと思っていたが、これだとカラスと変わらない。