線路の中央の草は短く、道のようになっていた。木のトンネルを抜けるあたりでは、線路の左側に道が出来ていた。 前方に1本の架線柱があり、その先はコンクリートの壁で遮られていた。八瀬大橋の裾にあたる坂道である。 2週間前は、この上の柵のところから、こっちを見ていたことになる。 線路は架線柱のところで終わっていた。レールは草に隠れてよく見えなかった。 どっちへ行くか迷ったが、壁に沿って川の方へ行く道があったのでそっちへ行ってみた。