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その坂の途中で、右を見ると学校の裏庭が見えた。
川越西小学校で、山の形をした遊具が目を引いた。
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市境は公園通りを離れ、鉄塔を囲むフェンスの脇にある小路に斜めに入って行く。
公園通りと小路に挟まれた三角地には、小さな公園があった。
地図には境公園とあった。この端っこめぐりで、初めて出合った、市境を示す施設名である。
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この公園には、3面に手すりの付いた幅の広い斜面の遊具があった。すべり台の一種であろうか。
その手前には、箱ブランコがあった。多くの公園では、危険だとして撤去されてしまったと聞いていたので、残っているのは嬉しかった。
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川越西小の脇には川越西中があり、二つの学校と小路との間は緑地帯になっていた。
自動車の入らない道なので、ゆったりした気持ちで通ることができる。
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市境は小路を出るとすぐ左折する。
その道は緩い上り坂になっていた。