川越雑記帳2(川越見て歩き)

枳殻の生垣守る武家屋敷/白き五弁の花一輪(永島家住宅)

川越に唯一残っている武家屋敷がある。
今月10日(土)、その先に用事があったのでちょっと寄ってみた。
以前は毎週土曜日に公開していたが、コロナ禍でどうかなと思っていたら門が開いていた。
公開中の看板もあり、シルバーガイドの赤いブレザー姿も見えた。


門の左側には、新しいタイプの説明板が建てられている。
「永島家住宅(武家屋敷)(市指定・史跡」とある。


門の反対側には、木の板に手書きの説明板もある。

こちらには、次のように書かれている。

 武家屋敷の俤
「坊主、枳殻(からたち)、医者、山伏」
これが古い川越の名物とされていた
外はともあれ枳殻の
 木の多いのは武家屋敷
屋敷の外囲いは
 枳殻の生垣でなければ
 ならぬと、きめられたためである
三久保町は昔武家の屋敷町であり
三十軒程(北久保、竪久保、南久保、
 清水町を併せて)が枳殻の塀を連ね
 ていたのであるが今その俤を遺す
もの僅かにここだけとなり
この生垣の中に
 枳殻が僅かに残っている

現在のこの武家屋敷にもカラタチの生垣があり、その花が気になって寄ってみた。

門近くのカラタチはすでに、新しい葉が出ている。


生垣に沿って歩くと、1ヶ所だけ上の方に花が咲いていた。


花には細い5弁の花びらがついていた。
わずかに咲いた花の周囲は、鋭いトゲで覆われている。
そのとげとげしい感じとはまったく違う花である。
花の最盛期を過ぎたのか、それとも元々ここしか咲かなかったのか分からないが、なんとか花を見ることができた。


見学者と間違われて、シルバーガイドの方に「おはようございます」と挨拶されたが、この日はその時間がなかった。
その代りに、東側の道路から中を覗いた。
庭には樹木が多く、それらに囲まれた中に平屋の建物がある。
家の中に説明用のパネルが見える。


庭には仏像のような立像がある。


右手の角の方には、小さいが竹林もある。


竹林の前には山吹が咲いていて、塀の外からも見えた。


門の傍の掲示には、3月27日(土)から公開を始めたと書いてあった。
こんどは時間に余裕のある時にきて、建物の中も見たいと思う。

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