川越雑記帳2(川越見て歩き)

シラサギ


古谷神社の裏の道を抜けた所で、突然足元から数羽の大きな白い鳥が飛び立った。
道の側の用水路で食餌をしていたらしい。
用水路は道からかなり低かったので、その姿に全く気づいていなかった。
それは、向こうも同じで、突然現れた人間に驚いたようだ。
かなりあわてて、大きな羽音とともに飛び去った。
二羽は100メートルほど離れた水田に降り、もう一羽はさらに遠くへ飛んだ。
稲刈りの終わった水田に降り立ったのはシラサギのようだった。
あわてて、カメラの準備をした。
レンズを向けたが、遠すぎるのと、午後の遅い逆光でいい画にならない。
近づけば、また逃げるだろうし、しばらくチャンスを待ったがあきらめた。

伊佐沼へ行き、東岸から左周りに西岸まで来てびっくりした。
沼の北寄りに島があるが、その周りの水面が真っ白になっている。
何のことは無い、シラサギの群れがそこにいた。
最初からここに来れば、シラサギの写真は撮れたのだ。
三つの島に合わせるように、ほぼ三つの群れになっている。
手前のハスの辺りにもいくらかいるが、ほとんどは島の西側に集中している。
シラサギの中のコサギだろうか。西陽を浴び、より白く輝いている。

「埼玉四季の鳥」では、伊佐沼についても紹介しているが、シラサギの集団については書かれていない。
昼間、これほどの集団を見ることはないので、夕方になるとここに集まり、ねぐらにしているのだろう。
東岸には、夕景を撮ろうとするカメラマンが数多くいるが、西岸にはいない。
彼らにとって、この光景は見慣れたものなのだろう。
私は、はじめて見たので深く印象に残った。

動物誌と伊佐沼については、
川越原人のホームページ:動物誌
川越原人のホームページ:川と沼
をご覧下さい。

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