KYO‐Gのコラム

大好きなハワイ、トライアスロン、ロードバイク、サーフィン、スキーその他興味があること、そして単なる日記(笑)を書きます。

「SANKEI EXPRESS」について。

2006年12月03日 07時13分21秒 | マーケティング・サービス
新しい朝刊のカタチ、「SANKEI EXPRESS」を読んでみました。

この新聞の3つのコンセプト(サイトから抜粋しました)

・コンパクト
電車内でも簡単に広げられる、使い勝手のいいタブロイド版。IT時代に沿った横書き、大切なニュースがすぐにわかる紙面構成とレイアウト。「選択と集中」を考えて編集しています。上質紙を使い、手にしたときのやさしい触感や見やすさも大切にしました。

・ハイクオリティー
  「時代を読み、次代を拓く」。グローバル化する時代に合わせ、政治も経済もスポーツも、世界を視点にしたニュースを届けます。国際性や知性を備え、ステッ プアップしたい人をターゲットにした新聞。「品格ある攻撃性」を理念にした言論路線も特徴で、読んでなるほどーとうなずけるコラムや解説記事を縦横に展開 します。

・アートな香り
“アート”なニュースは毎日16ページ、トレンド情報から、芸術、文化、エンターテインメント、そして歴史や古典まで、バラエティに富んだ“香り”は、カラー写真をふんだんに使ったビジュアル重視の紙面です。

 時間を大切にしたいあなたへ
「EX」は、新しいライフスタイルを提案します


このようなコンセプトで作られています。


読んでみた感想は、このコンセプト通りにつくられていると思います。
誌面の数も想像より多く情報の「量」としては良いと思います。

キレイで手が汚れない、横書きで読みやすい、そして宅配でき、だらに値段が安価です。

広告もSMAPの木村拓哉さんを使って、30歳前後の新聞を取らないもしくは他の新聞をとっている層を取り込もうとしている戦略に思えます。


そのくらいの年齢にはこの新聞は物足りないと思います。
やはり日本経済新聞をメインの新聞として読むべきと思います。

この「SANKEI EXPRESS」は、ちょっと物足りないんですよね。
日本経済新聞を読んでいる層としては。

内容が軽いっていうか、表面的っていうか、情報として考えるとインターネットの記事と変わらない印象を受けます。

安くてもいらない(読まない)という可能性があります。


この新聞イチバン良い層は、中学生・高校生、そして主婦ではないかと思います。
ビジネスとしての知識は要らないが、社会一般の常識や知識は入れておきたい。
文章としてしっかり書かれたニュースや記事を読み込むことのメリットを受けることができる層です。

日本経済新聞を購読しているが、仕事に行くときに日本経済新聞を持っていってしまい、家には新聞がのこらないというケースにとてもよいと思います。


新聞を取らない層に新聞を取らせるのは大変です。
いらないと思っている人にモノを売るのは労力が要ります。生命保険業界では「生命保険に未加入のひとより、なんらかの保険に加入している人に追加販売するほうが容易(たやす)い」といわれています。

先ほども書きましたが、ターゲット層は「日本経済新聞」をとるべきですし、新聞を取っている層は日本経済新聞が多いと推測されます。

それなら現在新聞を取っている層で需要があり、そして購読に対してのハードルが低いところを狙うべきです。


思い切って日本経済新聞の誌面広告に、「家庭用の新聞として「SANKEI EXPRESS」をとってはいかがでしょうか」と宣伝をするのはどうでしょうか。(日本経済新聞社が受けるかどうかはわかりませんが)

ビジネスマンは新聞を数紙読みますので、多くすることに抵抗はないはずです。(僕も、産経新聞をWEB購読しています。産経新聞を315円で読む方法


どうでしょうか。
コメント
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