KYO‐Gのコラム

大好きなハワイ、トライアスロン、ロードバイク、サーフィン、スキーその他興味があること、そして単なる日記(笑)を書きます。

売れない営業マン、自分で環境を作り出している?

2011年05月09日 07時19分35秒 | サービスコンサルタント

おとといの夜、自宅の電話が鳴りました。

「だれからだろう?」。

最近はケータイばかりで、自宅の電話に着信があることの方が珍しい状況なので、どこからかかってきたのか警戒するようになっています。

電話に出てみると、自動車ディーラーの営業パーソンからでした。(題名は営業パーソンを使いませんでした。題名としてはパーソンよりマンの方が状況的に感じがでるからです)

僕は9年前、メーカー関連の自動車ディーラーから新車で購入をしました。
数年前から、そのとき購入した営業の方は違うお店の店長さんになられて、他の方が担当になっています。

「今月、車検ですが、ご予定はございますでしょうか?」とさわやかに話してきます。

話し方はほぼ完璧で、問題はありません。

ただ、問題なのは、電話してきた時期です。
なぜなら、僕は、まさにその日に車検を済ましてきたからです。

僕の車検期限は5月28日。

車検は一ヶ月前から受けることができることから直前にあわてないように、早く済ますようにしています。

それがおとといだったのです。

電話がかかってきたとき、正直に言いました。
「本日、ちょうど車検をしてきました」と。

彼は「・・・。どのようなところで車検をされたのですか?」と訊きました。

「チェーン店みたいなところです」と僕は回答しましたが、そのとき思ったのは、「店の違いではないことに気が付いてね」ということです。

僕のクルマは、いままでになく長く乗っています。(走行距離が少ないので、まだまだ乗れるので、車検を通しています。あと10年くらいいけるか?)

長く乗っていると、機械であるクルマの調子が心配になります。

「車検を通すのであれば、そのメーカーのクルマを専門にしているディーラーで見てもらった方がいいかな?」と、少々思っていました。

しかしそのディーラーから、車検が可能となる一ヶ月前までに連絡はありませんでした。

これで決心をしました。

「一ヶ月前までに連絡をしてこないようなディーラーなら他の店に出しても技術的に大してかわりがないのではないか」と思い、自動車部品のチェーン店に車検をお願いしたのです。

専門にしているメーカー系の方が技術があると思いますが、こういうことから、その違いを感じさせなくなるのです。

自動車整備の腕がいいか悪いかを判別する方法は、この状況ではないのです。

イメージがほとんどではないでしょうか。


その事実を知っているディーラーの営業パーソンは、新車購入のアプローチもかねて、なんでもっと早く連絡をしなかったのでしょうか。

僕のクルマは新しくないんです。

電話してきても、自動車を買う環境ではないので買いませんでした。
もし、僕が買い替えを検討しているのであれば、アプローチは遅すぎるのです。

少なくとも、車検の手続きが可能になる前に、連絡すべきだったのです。

ディーラーで車検を通すのは、他の自動車部品チェーンより高い。
その価値を知らせるには、サービスの充実が必要なのです。
「さすが!」と思わせることです。

残念ながら、今回は違いました。

もしかしたら(想像です)、「あのお客さんですが、他の店で車検をするらしいですよ。アプローチをしたのですが・・・。」なんて上司に報告をしているのでしょうか。

いま、自動車が売れないといわれています。
自動車が売れている時代ならともかく、いまの時代は売れる営業マンと売れない営業マンの差がひらくでしょう。

売れない営業マンは、自分で売れない環境を作り出しているのです。
今回のケースのように、「実力で売れる、売れないの問題以前」で、土俵に上がっていないことが多いのではないでしょうか。

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こういうことに気づく時って、自分でも他の方になんらかのことを思われている場合の知らせであることがあるので、自分自身、注意していきたいと思います。
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