KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2025

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

職人の剪定。

2016年09月23日 | 歳時記
わが家の裏庭のムクゲ。

今年はたくさん花が咲いた。

それには

ちゃんと理由がある。

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この春。

出張で東京へ行った際に
とったホテルは浅草だった。

なぜ浅草?・・・は

過去のブログを見れば
お判りいただけると思うが

それは大した問題ではない。

前夜の深酒で頭が鳴る中
せっかくの浅草なので

早起きして浅草寺へと
私はブラブラ歩いていた。

見ると

歩道わきの植え込みで

若い職人さんが一生懸命
低木を剪定をしている。

立ち止まって眺めていると

眼が合った。

なにか用ですか?と、

その植木職人さんは
眼で 問うてきたので

そうやって適当に
切ってやるといいんですね。

と聞いた。

そしたら、その職人さんは
ムッとした顔になって

適当じゃありませんよ。

と語気を強めて言った。

だって、本当に適当に
切ってるように見えたからさ。

失礼しました。と詫びて

どういうふうに切るんですか?

と、キチンと尋ねたら
キチンと教えてくれた。

要は、飛び出た枝を
切りそろえれば良いのだと。

なるほど。そんなに
むずかしい事じゃないんだ。

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札幌に戻っての休日。

ムクゲの冬囲いを解き
飛び出た枝を切りそろえた。

思ったより大変だったが
その苦労の甲斐あって

今、たくさん花が咲いている。

植物でも愛情を注ぐと
それにちゃんと応えてくれる。

浅草の職人さんに感謝。

これから毎年がんばります。
適当だなんてゴメンナサイ。

でも私の剪定の方は

かなり適当だったと思うのですが。kyokukenzo
コメント (2)
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