KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2024

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

再配達。

2017年03月07日 | 歳時記
いま、国内大手の
宅配会社が揺れています。

2期連続の赤字決算。
従業員の残業代未払い。
運転ドライバー不足。
トラック自体の不足。
通販大手との無理な契約。

結果としての運賃値上げ。
時間指定配達の見直し。


利用者の便を図りに図った
結果が、結局利用者のために
ならなかったとは、皮肉なものです。

「ウィンウィンの関係」と
よく言いますが、実は
どこかにしわ寄せが行っていた。

勝負では
全員が勝つということなど
あり得ないことです。

宅配会社の方で料金体系や
サービス内容を見直すのは
当然のことですが

ここで利用者のほうでも
考え直すべきことが
あるような気がします。

例えば不在者再配達。

私も一人暮らしの頃があって
そのころの宅配物は
ほとんど必ず再配達でした。

だから、利用者として

再配達の約束の時間は
絶対守るよう心掛けた。


そんなこんなで
顔なじみになった宅配便の
ドライバーはぼやきます。

再配達の約束時間を
守らない人が相当いる。
平気で留守にする人がいる


何度でも配達してくれるから。

誰かがそんなことを
言っていた事を思い出しました。

狭い道路を行ったり来たり。

約束の時間に配達して
重い荷物を玄関まで運んで
結果、留守だった時の徒労感。

精神的ダメージ。

人の苦労がわからない。
自分さえよければいい。
何度でも再配達が当たり前。


そんな利用者一人一人の
身勝手が積み重なって

廻り廻って利用者に帰る。

その結果、日本全部が
我慢の国になっているような。

そんなことを思う今日この頃です。kyokukenzo
コメント (2)
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