KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2025

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

酒の値上げ。

2017年12月17日 | 社長のことば
国税庁の指導により

今年の6月1日をもって
ビールなどを始め

すべての酒類の
価格が改定されました。

国税庁からの告示は
例によって難解で

何度も繰り返し読んで
理解できました。

酒の小売店に対する
国税庁主催の説明会も

5月の末になって
ようやく開催されました。

6月1日より実施なので

スケジュールは
超タイトでした。

国税庁からの告示は
わかりやすく言えば

仕入価格に販管費
(販売費および一般管理費)
をのせたものを
商品原価と考えよ。


すなわち

売価を設定する際は
その商品原価を
下回ってはいけない。


ということなのです。

考えてみれば、

それは会社を営むうえで

至極あたりまえの
ことなのですが

現実的には商品原価
下回っていることが多い。

ということなのです。

一般的に

自由競争社会では
商品売価(卸・小売)は
販売者の裁量で決めますが

こと酒類に関しては
販売者が利益を確保し

大型店の廉売を規制し
小型店を保護することで
税収の安定を図る

という大義があり
今回の告示となりました。

消費者や飲食店には
あまりありがたくない
話ではありますが

酒販業の経営健全化が
税収安定につながるという
国の考えなのです。

その話とは別に
来年の3月~4月にかけて

業務用各社ビール等の
値上げが予定されています。

こちらは国税ではなく
ビールメーカーの
生産者価格が上がるため。

いずれにしてもこれも
一般消費者や飲食店には
歓迎されづらい話です。

私どもとして
価格改定はできる限り
抑えるよう努めますが

諸般事情なにとぞ
ご理解いただきますよう
お願い申し上げます。晋南貿易㈱ 曲 健三
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