KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2024

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

ある日のこと。

2018年06月15日 | 歳時記
久しぶり実家を訪ねました。

門前の道路に
何かが落ちています。

よくみると玩具でした。

トイストーリーに出てくる
緑色の兵隊とか怪獣とか。
なぜか、みな同じ色です。

どこかの子供が遊んだまま
置いていったのでしょうか。

そのままにしておいたら
車にひかれてしまうと
いけません。

実家の塀の上に
並べて置いておきました。

少しして見ると置いたはずの
玩具がありません。

道をみると子供が二人
その玩具で遊んでいました。

あぁ。

この子たちのものだったか。

水玉模様の水色の
ワンピースを着た女の子。

半ズボンをはいた男の子。

顔が二人よく似ているので
姉弟とわかりました。

さて。

あらためて実家を見ますと
玄関の上の方の白壁に
塗料でアルファベット文字が
大きく書かれています。

そしてそれを
何か布のようなもので
拭き取ろうとした感じです。

おとなりはコバヤシさん宅。

コバヤシさん宅の壁にも
同様に文字が書かれています。

でも、

こちらは拭き取ろうとした
跡はありません。

どうやらこの二人の子たちは
コバヤシさんのお宅の子供で

アルファベットの落書きは
二人の仕業のようです。

私は妻とコバヤシさん宅を
訪ねることにしました。

呼び鈴を鳴らすと

インターフォンで
ご主人(と思われる人)が
対応してくれました。

どうやらお宅のお子さんが
イタズラしているようです。
適切な対処をお願いしたい。

しばらくインターフォン越しの
やりとりが続いたあと

宜しければお入りください。

といざなうので

私と妻は中へ入りました。

先ほどの子供たちの
お父さんと思われる方が
私たちを迎えてくれました。

年齢的にもそんな感じです。

玄関には骨董品などが
たくさん並んでいます。

応接間へ通された私たちは
壁にかかるたくさんの絵画や
ポスターを見廻しました。

「私は芸術家なんです。」

話をしているうちに
奥さま(と思われる人)が
お茶を運んできてくれました。

そのオブジェ。
自由にカットしてみて下さい。

みると金属でできた
大きな銀色のオブジェが
ゆらゆら揺れています。

その右下の部分がおそらく
アルミで出来ていて未完です。

そこをカットしてみて下さい。
と奥さまは言うのです。

妻は果敢にも
はさみを持って挑戦しました。

彼女は案外芸術センスがある。
作品は見事完成しました。

なかなかやるもんですね。

奥にロフトへの階段があって
壁にも作品が貼られています。

コバヤシさんの奥さまは
その階段で腕組みしながら
妻のワークを見ていました。

仕上がりを絶賛。
素晴らしいとベタボメです。

それからしばらく談笑して
私と妻はそろそろ失礼します。
と、腰をあげますと

コバヤシさんは

この度の不始末
誠に申し訳ありませんでした。

適切に対処させていただくので
どうかご容赦ください。

とおっしゃる。

二人の子供も両親のよこで
神妙な顔をしています。

靴を履きながらあらためて
玄関の骨董品をよく見ますと

整理ダンスがいくつかあって
そこだけ値札がついている。

これがいちばん高いんです。

と、コバヤシさん。

私たちは外へ出ました。
眩しいくらいの陽光です。


と、ここで目が覚めました。

夢でした。

最近ストーリー性のある

長編の夢を
見ることが多くなりました。

どんな潜在意識があるのか
フロイトに聞いてみたい。笑。

自分で見る夢ですが
自分でも予想できない展開。

いつも
ハラハラドキドキです。kyokukenzo
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