KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2024

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

末弟子。

2019年03月04日 | 中華料理
市内の有名ホテルで
パーティがあり
お招きいただきました。

ご参加みなさんと
楽しく語らい
美味しいごちそうを
いただきました。

こちらのホテル。

オープン時の名称は
いまとは違いました。

仙台に本社のある
企業が母体だったと
記憶しています。

現在、

館内地階にある
中国料理レストランは
名店「桃花林」ですが

当時は「桃里」
という名前でした。

料理長は麥澤元さん。

今は鬼籍の人ですが

北海道の中国料理を
変えたといわれる
伝説の鉄人料理人です。



30年前、前職を辞して
札幌に戻った私は

まずは麥先生に挨拶を
と「桃里」を訪ねました。

名刺交換をして
お互いのことを
軽く自己紹介してのち

やおら先生は私に、
こう仰いました。

いろんな土地に
住んだんだねぇ。

美味しいもの
なに食べましたか?
・・・と。

私に問うたのは

仕事のことでもない。
家族のことでもない。
遊びのことでもない。

美味しいもの
なに食べた?
・・・でした。

その時、私は面喰らい
緊張と想定外の質問に

満足な返答ができなかったと
記憶しています。

麥澤元さんは

食へのこだわり。
この仕事に臨む心構えを

一瞬にして私に
教えて下さいました。

いま麥澤元さんの
多くのお弟子さんが

北海道や日本全国で
ご活躍なさっていますが

私にまで人生の
方向を示して下さった。

公私ともども本当に
お世話になりました。

私もいま麥さんの
末弟子のひとりだと

自分で勝手に決めています。
kyokukenzo

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