ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

☆☆☆ シャンプーなどしてみませんか?~木曜日・・・

2010年04月22日 | ショーイング

  
今日も雨、濡れずに済んだのは午前中だけでした。
昨日は気温25度を超える夏日の一日でしたが、今日の寒暖計の赤い柱は8度以上に伸びません。
一昔前には、「ドカタ殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の三日も降れば・・・・・」などとよく言ったものですが、今年のこの気候では
ポンコツのようなヨタヨタ爺は生きて行くのさえやっとの有り様です、ほんとの話し。
とにかく、毎日365日休みなしのWanたちの世話となったらもう、、、はい、これって青息吐息の状態と言うんでしょうね~。 


     
◇25日の日曜日にドッグショーがあるんです。
ラブラドールだけのショーなんですが、これには関東一円のラブラドールブリーダーが参加義務を命じられているんですね~。(ほんと?)
なので、我が家の面々の中からもどうにか人目に立っても恥ずかしくない様な躾けの入った何頭かが出陳される事になっています。
     
◇思い起こせば、私達が怖いもの知らずで(当時魑魅魍魎が棲むと言われていた)ドッグショーなるものに出たのは、15年前の1995年
だったでしょうか。最初にハンドリングしたのは、ペットとして飼っていた牡のフラットコートでしたね。
次にショーに出してみたのは、盲導犬をリジェクトされてペットとして迎え入れる事になったブラックで小さ目の牡のラブラドールでした。
ショーイングドッグとして迎え入れたわけではありませんでしたが、下の写真のベスが、マナーを学ばせるために出したショーで思わぬ
活躍をしてくれて、何回か目立った結果を出した記憶があります。
     
◇何十回となく壁の花状態が続いて、余り楽しいその頃の記憶がありませんが、要するに犬と遊べる事が楽しかったんでしょうね~。
その辺にハイキングに行くように、いそいそと椅子やテーブルをそろえて、お弁当を作って出掛けたものです。
好き者同士と言うか、何人かの知り合いも出来て、今までとは違った世界で遊ぶ楽しさを味わってきました。
     
◇ほどなくブリーダーとなってからのショーイングは、勉強の連続だったような気がします。
チョット変な格好はしていても、マナーに厳しく思いやりのある先輩達に恵まれたのは、幸運だったのかもしれません。
本当の意味で、「人は見かけによらぬもの」と言う言葉の意味が、その頃初めて理解できたような気がします。
そんなわけで、ブリーダーとしての任務の一つを遂行する意味もあって、ときたまWan達をドッグショーに出す機会が続いています。
     
◇今回のショーでは、イギリスからジャッジを招く事になっています。
日本人のブリーダーの一人として良くない印象を与えない為にも、触っても手の汚れない犬を出陳(ショーに出す事)しなければなりません。
いつもは泥に汚れて犬本来の姿が保たれている我が家の面々。ヒンシュクをかわない為にも、綺麗にシャンプーする事にしました。
     
◇ここで弱ったのは「換毛」ということです。
我が家のワン達は、いまが換毛の真っ最中でした。
茶色い泡が白い泡になるまで洗うと、物凄い量のアンダーコートが抜けてしまいます。
どんなに丁寧に洗っても、こればっかりは防ぎようがありません。
もっと早めの対応を心掛けておけばよかったと思っても、「後の祭り」とはこのことでした。
     
◇素人目には、一見綺麗な犬に見えて良いと思われますが、毛の無い犬はラブラドールとは言えず評価の対象としてはなのです。
たぶん関東以南から参加される方々は、皆一様に同じ悩みを抱えての事と思われますが、縦長のニッポン、仕方の無いことですね~。
     
◇これからラブラドールを飼おうと考えていらっしゃる方や、既に飼っている方も含めて、是非一度はドッグショーを観戦される事をお勧め
いたします。
特にラブラドールだけの「単犬種」のドッグショーは、100頭以上の様々なラブラドールがいっぺんに見られて、楽しいだけではなく何かの
勉強になる事だけは確かです。
同好の知り合いが出来たり、多くのブリーダーとも顔馴染みになれるチャンスもありますから、その場で色々な犬のことを質問されるのも
良いこと(ラブラドールを理解する上で)だと思います。
また、ハンドラー達の犬を扱うハンドリングの技術にも、一般の方々が学ぶべき点が多くあるように思います。
時間に余裕のある方は、是非お出かけになったら宜しいのではと思いますよ、、、。JKC
     
◇イギリスのドッグショー、特に単犬種に限ったショーでは一般の観客はきわめて少なく、殆どがブリーダーの世界となっています。
若い方を見掛ける事も少なく、後進の育成や犬舎の継続(後継者不足)に悩む声も多く聞かれます。
それだけブリーダーの仕事って、大変だと思われているんですね~。


 ◆イギリス獣医師の動物日記「バスター先生と小さな仲間たち」より抜粋
イギリス人とペット・高貴なペット愛好家たちの生態⇒ドッグショー・ドッグショーの真実
※以下は、1950年代のイギリスのドッグショーの様子を面白おかしく描いている一節である。
先生は38歳の頃にはジャッジとしてリンクに立ち、ダックスフントのオーソリティーとして、やがてクラフツでもジャッジを経験した、、、、、、。
☆ドッグショーに出る様な純血種の犬たちは、不思議な世界に生きている、、、、、、、、、、、、、、
いつもこぎれいにトリミングされ、訓練に明け暮れ、長くてつらい準備をへて、ようやく檜舞台に上がる事が出来る。
だが、花の命は短く、栄光は一瞬の出来事だ。
しかもショーにおいては、尻尾の僅か1ミリの長さが、あるいは犬がどちらを向いて歩いたかというようなことが、栄光のチャンピオンシッ
プを決することになる。
そして勝った飼主は飛びあがって狂喜し、負けた飼主はムスッと押し黙ったまま家路を急ぐのだ。
ショーでチャンピオンになると言うことは、カップやロゼッタをもらったり、観衆から喝采を浴びるだけではない。じっさい1ミリの尻尾が、
どちら向きに歩いたかが、巨額のお金を飼主にもたらす事になる。
チャンピオンになれば、オスでもメスでも交配料が跳ね上がり、子犬の値段も上がる。だからドッグショーにはお金と名誉の両方が掛かっ
ているわけで、ショーのリンクにただならぬ緊張感が漂っていたとしても不思議はない。
犬はその場その場の「空気」に敏感な動物で、空気によっては全く違った反応を示す。いくら美しく由緒正しい血統の犬でも、その場の
異様な空気に興奮して、とんでもない失態を演じる事もある。だが、ほとんどの犬たちはショーの雰囲気を楽しんでいるようだ。

 皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
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