いま心の中に老犬達を思う気持ちの占める割合が50%を超えつつあります。
ラブラドールをブリーディングしてきて、やっとそういう時期に辿りつけたと言ってよいのでしょうか。
明日か明後日なのか、尽きかかっている命を心配する毎日。出来る限り平静でいる様に努めるのもしんどいものですね。
今日も暑い朝がやって来ました。
◇早朝クラウスとベス達を連れて運動場へ。
入院している老いたゴールデンが関西にいて、その子の相談に気をもんでいるK子さんは一足遅れてやってきました。
携帯電話はこういう時に本当に便利なものですね。今年になって、何人かのそう言う飼主のために常に待機する状態が続いています。
クラウス
◇人間に比べてはるかに命の短い犬、健やかに歳をとらせ、安らかに息を引き取らせるためにはどうしてあげたら良いのか?
考えて考えて考え抜いても、、なかなか難しいものですね。
ベスとクラウス
◇人間と同様に、毎日を愉快に暮らすと言うことが一番良いことと判ってはいるのですが、老犬達の表情に一喜一憂する時期が来る
と、なかなか心中穏やかではいられなくなってくるものです。例え寿命と云うものが読めたとしても、同じことが言えるのだと思います。
労わり合う二頭
◇犬は、ある時期(年齢)から本当に良く(正確に)人間の心を読むようになります。
自ら(飼い犬としての)の生き方を達観すると言うのか、人任せではなく自分の方からすすんで飼われ易く、人(飼主)に手を掛けさせな
い様にし始める、とでも表現したら良いのでしょうか、、どんな犬にも必ず「変わったな」と思える時期がやって来るように思います。
誰にも好かれるベス
◇だからこそ、余計明るく暮らすことが大事なことなのだと思うのです。
心配しても始まらないことを、誰に相談するでもなくいつも心の隅に置いておくと、やがてそれは大きく育って犬達に悟られるようになって
しまいます。実は飼い犬のことを心配する飼主の気持ちを、重荷と受け止めてしまう犬も沢山いるかもしれないということなのですね。
威厳を失わないクラウス
◇とくに愛犬が重篤な病気を宣告されてしまった場合など、どうやって心の整理をしていったら良いのか?誰だって悩みます。
人間の場合は、出来るだけ本人に悟られない様に、あるいは気持ちを逆撫でしないように気をつかいますが、さて犬の場合はどうでしょ
うか、、、?
上下関係の確認(ロビンとクラウス)
◇14歳で歩行も困難になっているフラットコートを、入院させようかどうしようか悩んでいる方からの相談では、何日か話をうかがったう
えで、自宅での介護を続けることを進言させて戴きました。
フライングディスクをはじめ色々なドッグスポーツを楽しんできた愛犬、一頭だけで飼われて来た経緯を考えると、例え点滴を打つため
だけに動物病院に入院するということであっても、犬の受けるダメージは計り知れないものが有る様に思えたからでした。
獣医さんと相談して往診して貰うことが可能ならば是非そうして欲しいと、見てはいない14歳のフラットを想像して心配心がつのります。
尽きることの無い
◇犬から教わることは本当に沢山ありますが、年老いたベスとクラウスから影響される事は本当に軽い言葉では言い尽くせないほど
、沢山のことが私達にはありました。
ベスとクラウスの関係は、四回ブリーディングしたベスの四番目の相手がクラウスだった事。
六頭の子育てから始まって、勝気な姉さん女房と優し過ぎる年下の亭主の関係が2001年から今まで続いているということです。
アメリカの犬(クラウス)と半分アメリカの犬(ベス)との関係(夫婦?)は、我が家の犬の群れ全体と、我々夫婦に多くの影響を与え続
けてきました。
そして今もその影響力はいっこうに損なわれる事なく続いています。思えば思うほど「凄いペア」だなぁ~(なのだ)と心から思うのです。
そんな二頭には、一日でも長く楽しい日々をおくって欲しいものですが、果してどんな風に神様は見ているのでしょうか、、、。
優しさ
◇老犬がいてくれて、子犬がいて、子犬の父母がいて、お客さん達がいて、成犬達がいる。
賑やかですが、悲喜こもごもの犬舎の一日が今日も明るく始まって、、、静かに暮れて行きます。
まもなく秋がやってきますね。秋は、なんとなく物悲しいから嫌ですね。とくに、老犬を飼っているとそう思います。
いっそのこと秋と冬をとばして、一気に春になってくれれば良いのですが、、、、、、。
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