最近、スタジオのベリーダンスのクラスで「フィンガーシンバル」の練習をしています。
フィンガーシンバルは「ジル」ともいい、ベリーダンサーが両手の親指と中指につけて踊りながら演奏するものです。
これを使うダンサーは数多くいますが、ベール同様その使い方はフレキシブルで、ダンスの中でときおり思い出したように単純なリズムを叩くだけの人から「コレはダンス? それとも演奏?」と疑問に思ってしまうくらい複雑な演奏をする人まで、ダンサーによって物凄く差があるのが特徴です。
手の動きが制約されるのを嫌ってか、使わない人はまったく使いませんね。
私も手の動きを余すところなくお見せしたいのは山々ですが、フィンガーシンバルも大好きなのでやめられません。
私はこう見えて楽器がけっこう好きなのです。それもリズム楽器ですね。フラのイプやプイリなんかもそうですが、そういう楽器はその踊りのリズム感を養う効果もあるので、実際にステージで披露するかどうかはさておき、身につけておくと役立ちます。
私は理想のフィンガーシンバルを追い求め続けた結果、演奏用スレスレのサイズの代物に辿り着きました。
かなり大きくて重いので、踊りながら使用するにはそれなりの鍛錬が必要です。
そもそも、ミュージシャンとしてのフィンガーシンバルの演奏者自体、決して多くはありません。
いえ、アラブ音楽のバンドを見ると高確率で見つけることが出来ますが、単調なリズムを刻むだけにとどまらず、たった一組のシンバルで変幻自在なリズムを奏でる奏者となるとだいぶ限られます。というか、私は一人しか知りません。
それなのに、私はダンサーの分際でその人を理想と崇め、出来るなら踊りながら複雑なシンバル演奏をしてみたいものだと、ずっと夢見ているのです。
夢見るだけでなく、実際にそういう男性ダンサーに師事したことがありました。
この方はまさに先ほど言ったような「踊ってんだか演奏してんだか分らないようなレベル」のフィンガーシンバル技をお持ちで、一つのムーヴメントに一つのリズムというくらい多種多様な叩き方を、決して簡単でない振付けと同時にやるものですから、レッスンしているそばから生徒がどんどこ脱落していってしまい、最終的に数分の一にまで減ってしまいました。
しかし私はもちろんその残った数少ない生徒の一人です(笑)。
アレは楽しかった。ある程度の基礎力を必要としながらも、身体よりむしろ頭脳を試されるような類のレッスンが好きな私としては、忘れられないレッスンのひとつですね。
(※とはいえ、私が「頭脳を試す」と言う場合「複雑なことを大量に考えるあまり脳が火を噴きそうなレベル」をさしますので、私の言う「楽しい」はあまり鵜呑みにしない方が良いと思います。あれ、もしかしてけっこうMなの?私)
ともあれ、フィンガーシンバルをこよなく愛する私が辿り着いた演奏用スレスレのシンバルというのが、実に珍しい音を持っています。
叩き方によって、限りなく済んだ鈴のような音も出れば、カスタネットのように硬くて乾いた音にもなります。
ですから、叩き方を研究すると左右で音程を変えられたりもします。
ということで、あまり考えないで叩くとえらく雑多な音になってしまうのが、マイ・シンバルの困った点です。
しかし、私はコレが欠点とは思っていません。扱うのが難しい道具を使えるように切磋琢磨するのは、かなりやり甲斐のある作業ですからね。
幸い、今回の曲はとりあえず「指慣らし」ということで、今のところ特にリズムなどを決めず自由に叩いているので、私としてもシンバルの研究が出来て嬉しいです。
ああでも、研究しすぎて肝心の踊りがおろそかにならないようにだけは気をつけよう(笑)。
フィンガーシンバルは「ジル」ともいい、ベリーダンサーが両手の親指と中指につけて踊りながら演奏するものです。
これを使うダンサーは数多くいますが、ベール同様その使い方はフレキシブルで、ダンスの中でときおり思い出したように単純なリズムを叩くだけの人から「コレはダンス? それとも演奏?」と疑問に思ってしまうくらい複雑な演奏をする人まで、ダンサーによって物凄く差があるのが特徴です。
手の動きが制約されるのを嫌ってか、使わない人はまったく使いませんね。
私も手の動きを余すところなくお見せしたいのは山々ですが、フィンガーシンバルも大好きなのでやめられません。
私はこう見えて楽器がけっこう好きなのです。それもリズム楽器ですね。フラのイプやプイリなんかもそうですが、そういう楽器はその踊りのリズム感を養う効果もあるので、実際にステージで披露するかどうかはさておき、身につけておくと役立ちます。
私は理想のフィンガーシンバルを追い求め続けた結果、演奏用スレスレのサイズの代物に辿り着きました。
かなり大きくて重いので、踊りながら使用するにはそれなりの鍛錬が必要です。
そもそも、ミュージシャンとしてのフィンガーシンバルの演奏者自体、決して多くはありません。
いえ、アラブ音楽のバンドを見ると高確率で見つけることが出来ますが、単調なリズムを刻むだけにとどまらず、たった一組のシンバルで変幻自在なリズムを奏でる奏者となるとだいぶ限られます。というか、私は一人しか知りません。
それなのに、私はダンサーの分際でその人を理想と崇め、出来るなら踊りながら複雑なシンバル演奏をしてみたいものだと、ずっと夢見ているのです。
夢見るだけでなく、実際にそういう男性ダンサーに師事したことがありました。
この方はまさに先ほど言ったような「踊ってんだか演奏してんだか分らないようなレベル」のフィンガーシンバル技をお持ちで、一つのムーヴメントに一つのリズムというくらい多種多様な叩き方を、決して簡単でない振付けと同時にやるものですから、レッスンしているそばから生徒がどんどこ脱落していってしまい、最終的に数分の一にまで減ってしまいました。
しかし私はもちろんその残った数少ない生徒の一人です(笑)。
アレは楽しかった。ある程度の基礎力を必要としながらも、身体よりむしろ頭脳を試されるような類のレッスンが好きな私としては、忘れられないレッスンのひとつですね。
(※とはいえ、私が「頭脳を試す」と言う場合「複雑なことを大量に考えるあまり脳が火を噴きそうなレベル」をさしますので、私の言う「楽しい」はあまり鵜呑みにしない方が良いと思います。あれ、もしかしてけっこうMなの?私)
ともあれ、フィンガーシンバルをこよなく愛する私が辿り着いた演奏用スレスレのシンバルというのが、実に珍しい音を持っています。
叩き方によって、限りなく済んだ鈴のような音も出れば、カスタネットのように硬くて乾いた音にもなります。
ですから、叩き方を研究すると左右で音程を変えられたりもします。
ということで、あまり考えないで叩くとえらく雑多な音になってしまうのが、マイ・シンバルの困った点です。
しかし、私はコレが欠点とは思っていません。扱うのが難しい道具を使えるように切磋琢磨するのは、かなりやり甲斐のある作業ですからね。
幸い、今回の曲はとりあえず「指慣らし」ということで、今のところ特にリズムなどを決めず自由に叩いているので、私としてもシンバルの研究が出来て嬉しいです。
ああでも、研究しすぎて肝心の踊りがおろそかにならないようにだけは気をつけよう(笑)。