舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

3月26日(金)のつぶやき

2010-03-27 01:17:30 | 徒然話
01:50 from movatwitter
間もなく『のだめ』最終回です。前回、千秋先輩がのだめのプロポーズを受けようとか言ったとこで終わったんだよな…う~ん、あの折角才能で惹かれ合う二人には、恋愛とか結婚とかは介入させないで欲しいんだけど…ま、個人的な意見は置いといて、締めくくりを見届けましょう。
23:16 from web
『のだめ』とりあえず音楽がんばっていこう、というところで終わって良かったよかった。あれだけの才能を持って、わざわざパリまで留学したのですから、好きな男を追っかけてゲットして終わりとかじゃなくて、「のだめはこれからも音楽の道を邁進します」ってところで終わって欲しかったのです。
23:52 from web
世界中の言葉で「I love you」と書いてあるグリーティングカードを発見。お、これはハワイ語か。なになに...Aloha wau i'a 'oe...!? ちょっと待って、i'aって「魚」じゃん。こんなところで魚フェチを告白されても...。
23:57 from web
ハワイ語の中に散見される「'」(オキナ)というのは、記号でもふりがなでもなく、文字のひとつです。今は発音されないけど、昔は音もありました(音が無くなる前はk音だった)。だから「'」の位置をを間違えると、全然違う語になるので注意が必要です。と、先程のカードのメーカーに伝えたい(笑)
by lanarana on Twitter

NINE

2010-03-27 00:02:32 | 徒然話
2晩空いちゃって申し訳ありません。今夜こそ、一昨日観た『NINE』の話をしようと思います。


『シカゴ』のロブ・マーシャル監督がメガホンを取ったミュージカル映画、しかもキャスティングを見れば明らかに踊れる顔ぶれのオンパレードで、予告編によればみながみな『シカゴ』以上に官能的な衣装と踊り...こうなったらもう、観に行く他ありませんわなぁ(笑)。それも、是非とも映画館の大画面と音響で。

というわけで、例によってレディースデイの水曜日を狙って行って参りました。
春休みという事でファミリーが多いのは覚悟の上としても、明らかにレディーではない紳士が単独でお越しになっているのもかなり目撃し、そんなこんなで映画館は随分混んでいました。
しかし、そのわりに『NINE』の劇場はがら空き。どう見てもファミリー向けではない内容に加え、まだ公開が始まりたてであるおかげで上映回数が多いので、一回あたりの来客数が少ないのでしょう。
こりゃ、上映回数減らされる前が狙い目ですね。


『NINE』は、フィギュアスケート高橋大輔くんのフリープログラムで楽曲が使われた『道』のフェデリコ・フェリーニ監督の作品、『8 1/2(「はちかにぶんのいち」と読むのが正しいらしい)』が元になっています。
それをミュージカル化したものを、さらにロブ・マーシャル監督が映画にした、というわけです。


主人公はグィドという名のイタリア人映画監督です。
かつては名作を生み出し、巨匠と言われていましたが、ここ数年の作品は評価も興行成績もそうとう残念。
更に残念なことに、今まさにクランクインの時を迎える最新作『ITALIA』が、実はまだ一行も脚本を書けておらず、構想さえも思い浮かばないという四面楚歌状態なのです。
何も思い浮かばない事でさんざん苦しんでいるのに、記者会見では内容について問いつめられるし(まぁ当然っちゃ当然だけど)、プロデューサーはプレッシャーをかけまくって来るし、スタッフもキャストも(脚本すら書けてないという事実を知らされぬまま)ばっちり集結して準備万端だし、グィドの苦悩は並大抵ではありません。

むぅ~、グィド監督の気持、痛いほど分ります。というより、経験した人じゃないと分りませんよね。
何たって私もそういうクリエイターの端くれ。いくら〆切が迫ったって、非情に夜が明けて来たって、思い浮かばないものは思い浮かばない。かといって、そんなふうに開き直るなんてもってのほか。
脳味噌を万力で締め上げて、何かが絞り出せるなら、たとえ頭蓋骨を犠牲にしてでもそうします。
このドMな喩えを聞けば、「振付けには著作権ってものがあるんですよ」という切実な訴えも、少しはご理解いただけるのではないでしょうか(笑)。

まぁ個人的な愚痴はさておき、かように同情すべき立場に追いやられているグィド監督ではありますが、決定的に同情できない事があります。
その苦悩のハケ口に、何人もの女性にデヘデへしているのです(笑)。

もうこの人のハーレム状態と来たら、あんたは柾木天地かとツッコミを入れたくなるほどです。
(※編集部注:柾木天地...『天地無用!』の主人公。彼の周囲には異星から来たあえかなる皇女様とかその妹姫とか宇宙海賊とか宇宙一のマッドサイエンティストとかいろいろ目白押し)
いや、妻帯者のくせに他の女性にまで色目を使うんだから、天地くんより遥かにタチが悪いな。


ではここで、天地...いやグィドを取り巻く魅力的な女性たちをご紹介しましょう。

まずは奥さんのルイザ。元々女優志望でしたが、グィドに見初められて結婚してからは、表舞台でのキャリアを棄てて献身的に旦那を支えてます。

そんな健気な奥さんがいるくせに作った愛人がカルラ。しかもこの人も既婚者です。ダブル不倫かぃ。
しかし正直、それを演じているのがペネロペ・クルス嬢となると、私も(不倫でなければ)付き合いたいものです(笑)。

そしてグィドの映画のミューズ、クラウディア。グィドは彼女の女神のような美しさにすっかり虜ですが、あまりに憧れるあまり、実際に手を出してはいない。

もうこの時点でウハウハな彼のもとに新たに近づいたのが、アメリカン・ヴォーグ誌の記者、ステファニー。イタリア文化すべて、特にグィドの作品を深く愛する彼女は、格好のお近づきのチャンスに乗じて、積極的にグィドを誘います。

かように男としてはダメなグィドですが、彼の監督としての才能を高く評価し、長年一緒に組んで来たのが、衣装担当のリリー。グィドも良き理解者である彼女を深く信頼している模様。

さてイタリア男と言えばママンです(笑)。それもグィドのママンはソフィア・ローレンですから、すでに亡くなっているのに未だに彼の心のよりどころになっているのもうなずけます。苦境の直中にあるグィドにとって、彼女の存在は心の支えです。

もう一人、幼い頃から彼の心を捉えて離さないのが、少年時代に出会った娼婦のサラギーナです。「イタリア男ならこう生きろ」という彼女の教えが、今も彼の根幹を形作っています。


...なんだこりゃ。どう考えてもそうとうひどいぞ、この男(笑)。
グィドは苦しみの中の癒しを欲して彼女たちを求めるんですが、どうも彼が求めれば求めるほど、事態は泥沼化し、更なる頭痛の種を増やしている気がしないでもありません。

そしてじっさいに、
この映画では、女性関係の清算は一切行われません。
まぁ仕方ないですね。こんだけハーレムを作ってしまったら、それを綺麗に収拾できる方が異常です。
だからといって、光源氏御殿あるいはギャルゲーのハッピーエンドのようにみんなと調子よく仲良くして終わりというわけでもなく、奥さんには愛想を尽かされ、愛人との関係も終わり、女神と崇めるミューズとはやっぱり何も発展せず、ようはグィドは誰一人手に入れられません。自業自得でよろしい。

だからといって暗礁に乗り上げている映画『ITALIA』が無事撮れたかというと、これもダメだったんだな。
一応物語は別の新たな映画を撮り始めるところで終わるんだけど、それが前途洋々なのか多難なのか、さっぱりわからないままです。


つまり、私の言いたい事としては、
この映画は何らかのストーリー展開を求めて観てはいけません。
「もしかして進展するんじゃないか」「どんなオチがくるんだろう」なんてところを期待しながら観ていると、すっかり失望どころか絶望するハメになります。
それでは、この映画の魅力が一切理解できないまま終わってしまいます。それを危惧するゆえに、私はこうしてミもフタもないネタバレ話を書いているのです。


ならこの映画には価値がないかと言ったら、決してそうではありません。
この映画の魅力はひたすらダンスです。それに尽きます。
ダンスシーン以外は寝ていたとしてもおつりが来るくらい、ダンスシーンのクオリティは最高なのです。

まず、最初に述べたとおりキャストが踊れる人ばかりなのが素晴らしい。
ステージ演出として一番良かったのはファーギーのパートですね。最高にエロくカッコ良く、瞬きも惜しいほどです。

ダンサーとして魅力的なのは、ペネロペ・クルスです。
彼女がこんなに踊れるとは知りませんでした。調べたら、女優よりダンスの勉強をしていた時期の方が長いくらいなんですね。
しかも技術だけでなく、魅せるのに必要な「間」もニクいほど心得ています。
そのおかげで、一切脱いでいないにも関わらず、彼女の踊りはひたすら官能的。グィドでなくても骨抜きにされそうです。

その他の役者さんたちも踊れる人揃いで、そのうえ舞台演出も素晴らしく、古き良きショウを彷彿とさせる華麗な舞台といい、やっぱり脱いでないのにエロい振付といい、優秀なバックダンサーたちといい、心から酔いしれられる質の良さでした。

このダンスシーン目当てに、DVDを買う気になりそうなくらいです。
そうだ、インド映画みたいに、ミュージカル・シーンだけまとめて再生できるようにして売った方が良いんじゃないかね。
私だったら、そこばっかり観てストーリーがどんなだったか忘れそう(笑)。

ブログランキング参加してみました。クリックして頂けると幸甚の至りです。