舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

あの人の誕生日

2006-11-18 23:23:18 | 徒然話
11月18日はあの「ミッキーマウス」の誕生日だそうです
おめでとうミッキー。って実は私もディズニー・オーソリティの生徒さんに聞いて初めて知ったんですけどね。
お祝いの気持ちを表してミッキー耳付きパーカーを着てみました。これ、一昨年ディズニーともミッキーとも何の関係のない店で発見した(※パチモンじゃないですよ念のため)、自慢の品です。
コレ着てシーに行ったら、すごく珍しがられて嬉しかったですね。

さらにミッキー誕生日を記念し、『海の絵本』(2006、講談社)という本を買ってみました。
巷にディズニー本は数多あれど、これはガイドブックとは一線を画す異色のディズニー本です。
なんたってディズニー本なのにミッキーが欠片も出てきません。
そ、それってミッキー誕生日記念としてどうよってな気がしないでもないですが、私も買って完読してから気付いてしまったのですから仕様がない。
ミッキーどころか主要ディズニーキャラは皆無です。たった一人というか一匹の例外が「ミッキーのテディベア・ダッフィー」なんですから徹底しています。
しかし、ダッフィーというのはミニーがミッキーのために作ったお人形という設定なのに、ミッキーたちと同じようなサイズで園内を闊歩していていいのか...。

ミッキーがいない代わりに、この本にはシーの景色やいろんな場所のエピソードが散りばめられています。
実を言うと私は必ずしもキャラクター会いたさにシーに行く訳ではないんですね(キャラクター目当てのときはランドに行きます。シーにしかいないジャファーは別だけど)。
私はシー的イタリアやニューヨークやアラビアの街並みを歩くのが好きで、ミラコスタでボーッと景色を眺めてるのが好きで、装飾の隠れミッキーを探すより「お、これは実在の橋」なんてことを発見するのに夢中になるタイプです。
そんな私にとっては、なかなか面白い本でしたね。
エピソードにたしょうコジツケっぽいところもありますが、それはまあご愛嬌ということで(笑)。

イベントビデオの楽しみ方

2006-11-17 23:50:39 | ダンス話&スタジオM
ただいま、日曜日の文化祭で撮っていただいたビデオを、レッスンの前後に楽しんでおります
「ビデオありますよ~」と言ったとき、まず半分以上の人は「うわ~怖い!!」という反応をなさいます(あとの人は最初っから「キャー楽しみ!!」なんておっしゃいますが)。
何か思いどおりにいかないことがあった人は不安が脳裏をよぎるんだと思いますが、見てみると意外や意外。個人の小さなミスは、大きな舞台ではそのわりに目立たないものなんですよね。
見ている人は(誰かの関係者をのぞき)たいてい舞台全体を見ていますから、全体の流れや移動のタイミングとかが合っていることの方が重要なのです。
幸い、今回のイベントで踊った曲はみんな全体として揃っていました
なかには自分の失敗が尾を引いて「昨夜は眠れなかったわ」なんて人もいたんですが、ビデオで見ると自分で思っていたほどではないので安心された模様。

というわけで、今回も恒例のビデオ見るたびにメンバー一同自画自賛の拍手は無事健在です(笑)。
まあ、過ぎたことをいつまでもクヨクヨしたってしょうがないじゃないですか。
反省したことは次回に活かせばいいんであって、今回はとりあえずうまくいったことを喜びましょう。些細な失敗など笑い飛ばしてオッケー!!!
...と毎回このように思ってるわけですね(爆)。

今年最後の恒例イベントが成功裡に!?終わったところで、早速準備しますよ来年のイベント。
今回の文化祭ではフラもベリーダンスもお客さまに「おお~」などと盛り上がって頂いたので、ますます調子に乗り、来年の骨髄バンクでもまた客席をどよめかせなくちゃ!!と何か企んでいるわけです。

ちなみに、来年の骨髄バンクチャリティコンサートは2007年5月27日(日)です。
なんだあ、半年も先のことじゃないの。鬼がキャハキャハ笑っちゃうよといいたいところですが、そんなことはありません。
お客さまの鑑賞に堪えうるものをお見せするためには、それなりに時間をかけて準備することが大切です。
第一、自分自身の向上のためにも人に見せてばっかりじゃ絶対にダメです。お酒が美味しくなるためにだって熟成期間が必要ですものね(ボジョレ・ヌーボーってのもありますが、私はじっくりと熟成されたワインの方が好きです)。
人間、向上心があるからやりがいが出てくるんじゃないかと思います。

ということで。
予想以上にうまくいった文化祭の映像を励みに、ますますハイテンションのまま今月中にフラの新曲がスタートします。
じつはなかば曲も決まりました。以前マミちゃんがソロでデモを踊るのに使った、美しい歌声の人の新譜です。
ベリーダンスはひとまずジプシーが佳境に達しました。グッドタイミングである意味スカートよりも重要な小道具が届いたところで、これから踊りこんでいきますね。

そしてボリウッド...!!!今やってる曲があと数回で完成しますが、なんだかかつてなく凄いモノが出来て参りました。コレ踊ってると「私は風!風になる!キャハー」となんか違う世界の扉開いちゃいそうになります。

鬼と一緒に笑い転げながらがんばりましょー

ドリンクバー見聞録

2006-11-16 23:59:36 | 美食礼讃
昨日に引き続きレストランネタをば。

十数年前に廉価ファミレスで「ドリンクバー」が初登場した頃は、大して香りのしないティーバッグがいくつか添えられている程度のものでしたが、今や様々なお店がドリンクバーを導入するようになってます。ラインナップや設備にも各店にいろんなこだわりが見られ、意外とお店によって違うんですよね。

というわけで、今日は私がよく行くお店のドリンクバーの話です。


◆ココス

先日「比較ファミレスネタ」でも取り上げたココスのドリンクバー。
ココスはたまたまレッスンの合間に寄るのにちょうどいい所にあるので、宇都宮でも今市でも矢板でも頻繁に行ってます。
実はココスの場合、お店によってドリンクバーの設備がまったく違いまして、新しいお店のドリンクバーだとココアもホットミルクも茶葉から入れられる紅茶もそろった充実の品揃えです。
圧巻がコーヒーマシンで、アイス&ホットのあらゆる種類のコーヒーが淹れられます。
アイスティーも香りが良くておいしいですね。なお、デザートのサバラン(ラム酒添え)をとった時は、ラム酒を数滴このアイスティーに入れるとたまりません
旧タイプのドリンクバーのお店でも、同じアイスティーが飲めるのがうれしいですね。
なお、ココスには白いストローのほかに、カラーのストライプが入ったものが用意されています。
「お子様専用ストロー」とか書いてあるところにささっているしたしょう短めですがぜひ使ってしまいましょう。同行者とストローの色を変えておくと、どれが誰のか一目で分かるので便利です。

◆夢庵

昨日の悩殺チゲ鍋が食べられるお店です。
こちらのドリンクバーは、昨日も言ったとおりラインナップ的には普通です。つまり、コーラやジュースといった一通りのソフトドリンクと、アイスティー&コーヒー、そしてごく簡単なコーヒーマシーンですね。
珍しいのがホットドリンクの品揃え。ココアのある店は最近増えて参りましたが、抹茶オレが飲めるお店はまだ珍しいです。味の方も甘さ控えめで美味しいですし。
しかし、このお店のドリンクバーで一番うれしいのは、便利なポットが用意されていることですが。ただポットまで使ったときは絶対に取った分を飲み残さないのがマナーだと思っているので、ポットの最後の一滴までがんばって飲み干すため、けっこうお腹がごぼごぼです。
あと、ここもストローが2色あります。


◆バーミヤン

リーズナブルな中国料理のお店です。お安いのは嬉しいのですが、リーズナブルすぎて帆立とかがまったくないのがチト玉に瑕。チョットまともなものを食べようと思うと、海老ばかりになってしまうからなあ(笑)。
しかし、ここのドリンクバイキング(ここではそう言うらしい)は大好きですね。だって中国茶があるんですもの。
品数としては少ない方ですが、中国料理店で中国茶を出すという発想が嬉しいです。ドリンクにもお店に合わせた特徴を出すのは良い着眼点だと思いますね。
種類は週代わりで、ライチ紅茶やジャワティーなど、いつも異なる組み合わせの2種類の中国茶が楽しめます。
わりかしおいしい野菜ジュースが飲めるのもいいですね。


◆ガスト

バーミヤンの系列店なので(?)こちらでも中国茶が飲めますが、オリジナルの「トロピカルアイスティー」がお勧めです。
香りもいいし、いくらでも飲めますね。
注目すべきはホットドリンクのラインナップです。豆乳ココアごときで驚いてはなりません。ホットレモネード、それからホットアクエリアスなんてのがあったことも。さすがに勇気が出なくて飲んだことはありませんが(笑)。


◆サイゼリヤ

驚くほど安価なイタリア料理のファミレスです。
しかし、私の知る中でいち早く充実したドリンクバーを作ったのはこちらでしたね。
なにしろ昔からアイスティーに紅茶花伝を使っていたのです。当時他店のアイスティーは香りのないものがほとんどでしたからうれしかったですね。
私の高校のそばにサイゼリヤがあったので、放課後家族とここで待ち合わせ、アイスティーにたっぷりのミルクとガムシロップを入れて飲むのが好きでした。
コーヒーも当時にしては品揃えがよく、エスプレッソなどが出るマシンもあります。今となっては珍しくなくなってしまいましたけどね。


とまあ、異常にドリンクバー(のある店)をハシゴしている私です。
なんかドリンクバーに慣れてくると、普通に一杯幾らのドリンクを頼むのが嫌になってしまいますね(笑)。大衆レストランだと、ドリンクバーでも一杯のみでも味はたいして変わりませんからねえ。

私は食事にあたって大量の水を必要とするんですが(※どう考えても辛い物の摂り過ぎだろう)、いちいち店員さんにお冷やのお代わりを頼むのをものすごく申し訳ないと思うタチなので、お冷や代わりのアイスティーなどをいつでも遠慮なく自分で取りにいけるドリンクバーはありがたいです。皆様、いつもお世話になっとります。

悩殺豆腐チゲ

2006-11-15 23:41:02 | 美食礼讃
只今、「夢庵」宇都宮店の豆腐チゲ鍋に脳髄を射られております

コトの発端は、うちのレッスン帰りに数人で食べに行った生徒さんたちから、画像の悩殺写真チラシをいただいたことでした。
写真と「メチャクチャおいしいッ!!」という感想に一発で悩殺された我々は、早速お店に駆けつけたのでした。

注文すると「辛さのレベルはいち辛、に辛、さん辛のどれ?」と訊かれますので、迷わず「さん辛で」と答えます。
ちなみに、初回に用心して中レベルの「に辛」にしたら、およそ辛さが足りず七味を韓国スプーン1杯分追加するはめになりました。それでも美味しかったですけどね。

そうそう、私は無闇矢鱈に激辛を愛するタイプの人間ではありません。
辛さの中に旨味があることが一番のポイント。だから、味もしないほどの辛さよりは、刺激がなくても美味しい方が好きです。

その点このチゲ鍋ときたら、辛いのに旨味もしっかり出ているというまさに理想の味です!!
さん辛にティースプーン1杯程度の七味を入れ、鍋にご飯を入れて煮込んでおじや状にすれば、その美味たることさながら桃源郷に居るが如し。

この魅惑の鍋は辛い上に熱いので、十分な水分も必要です。
そこで活躍するのがドリンクバー。ここのドリンクバーは、ラインナップこそ「抹茶ミルク」を除けばいたってフツーですが、なんとサービスの日本茶用としてポットが完備されているのです。
親切すぎます。せっかくですからその親切に甘えて、これにアイスティーを汲んで客席に置いときましょう(烏龍茶でも可。いずれにしても鍋だからアイス推奨)。
ポットには約3~4杯分のアイスティーが入りますから、しばらくはいちいちドリンクコーナーまでお代わりしに行く面倒もなく、鍋のそばにつきっきりでいられるのです。

さらに、ICEE(と私は呼んでいるが日本名は分からない、ゆるいシャーベット状のグルグル回ってるドリンク)も手もとに置いておけば、熱い鍋でオーバーヒートした時にひと匙で小休止できます。デザート代わりにもなりますぞ(って、どれだけセコイんじゃ!?!?)

鍋の水分があらかた飛んだら(この頃には豆腐はグズグズになっておじやと融合してますがそれがまた美味)、MYコンロの火を止めて鍋底のお焦げももれなくさらっていただきます。
お肉も火を通しても固くなり過ぎず、最後に行けば行くほど味がしみ込んでおいしさが増してゆく魅惑のチゲ鍋でございます。

なお姉妹品に「海鮮牡蠣チゲ鍋」もありますが、こっちは牡蠣以外の魚介類はあまり美味でないし豆腐の量も少なくなってしまうらしいので、王道の豆腐チゲの方が、よりお勧めですね。

エリザベス・テイラー『クレオパトラ』

2006-11-14 23:44:19 | 徒然話
映画史上屈指の艶女(と勝手に思っている)エリザベス・テイラー主演の『クレオパトラ』を観ました!!
クレオパトラが大好きでマーガレット・ジョージ著『追憶のクレオパトラ』なども愛読している私としては、ぜひとも見たいと思い続けていたのです。

長い長い映画を観て、やっぱり麗しいリズ様にウットリしつつ一番に思ったことといえば...「うわ、王家の紋章そっくり」。
『王家の紋章』とは、古代エジプトを舞台に美青年ファラオと現代の金髪小娘の恋愛を描いた超長編漫画のことです。
コマ割りが唖然とするほど大ゴマで、結果的にストーリー展開がアメン神をも恐れぬ遅さなのですが、その分一コマの衣装や背景の描き込みが凄いです。
人物の大写しであれば細部にいたるまで衣装が描き込まれているし、群衆を鳥瞰で見ているコマなど、うっかりヒロ・ヤマガタ画伯と間違えそうです。

私はこの漫画の文庫版を既刊全巻揃えているんですが、ストーリーだけ追っていくとコミックス2巻分くらいなのに20分程度で読み終わりますので(笑)、まずはとりあえず最後まで一気に読みます。それから再び最初に戻り、じっくり衣装などの細部を見直していくのですね。

正確には『王家』の方がこの映画をモチーフに描いてるんでしょうけれど。
とにかく浴室の内装も建物も衣装も徹底的にそっくりです。
『クレオパトラ』の廟などまんま『王家』の神殿ですし、パレードの余興にいたるまで「おお、これは『王家』のあのシーン!!」なところ頻発です。
その辺りの正確な出典は既に私よかディープなファンの方々がとっくに解明済みでしょうから、詳しい分析はあえていたしませんが。

そして、リズ様演じるクレオパトラそのものといえる『王家』のキャラが女王アイシスです。
名前からしてアイシス=クレオパトラの母といわれるエジプトの女神ですね(しかし、多神教文化に一神教が流入し定着したあたり、エジプトとハワイの信仰の歴史にはどうやら共通点がありそうですね。神話も比べてみたいなあ。って学問ヲタクはこのくらいにして)。

女王アイシスは、主人公のファラオ・メンフィスの姉君です。
このメンフィスがまた、今までの「白馬の王子様」と違ってセクシーで素敵なんですわ。アイシスがそんなメンフィスに思い焦がれ、結婚を心待ちにしていた(古代エジプトの王家では近親婚が当たり前だったのです)のもうなずけますね。
なのにメンフィスときたら現代からタイムスリップしてきた小娘キャロルに夢中なんですから、おもわずキャロルを暗殺したくなるのにもうなずけます。

ってオイィィィィ!!!うなずけないってソレ!!暗殺はマズイでしょ暗殺はァァァ!!!
...と、至極真っ当な理性でもって引き止めたいところですが、アイシス様の神々しい美しさと炎のような激情はあまりにも魅力的で、ハッキリ言ってヒロインより好きと思っている人は、私だけではありますまい。

もともとアイシスはさほどいい女でもなかったのです(美人という設定ではあったけど)。
なんだか絶対に振り向かない男にいつまでもすがる未練たらしい女という感じで、ヒロインに対する企みも陰険な昼メロの悪役めいていて(※それはそれで面白いが)、魅力的というタイプではなかったのですね。
それが「おおメンフィス、どうしてもわたくしを愛さないというのなら、わたくしがあなたを滅ぼしましょう」とか言い出したあたりから却って吹っ切れたらしく、その頃から絵の描かれ方もめきめきと艶やかになっていったのです。

そんな美しくなったアイシスの装いというのが、まさにリズ様のクレオパトラなのです。
古代エジプトっぽい黄金装飾過多の仰々しい装いではなく、メリハリたっぷりの身体のラインを引き立たせるシンプルでゴージャスなドレス。髪型も重い飾りで固めず、豊かな黒髪を活かしています。
よく見たらお化粧道具までそっくりそのまま。作者の細川さん、よほど映画を丹念にご覧になったんでしょうな。
でも、正当なヒロインよりアイシスの方が明らかにチカラ入れて描かれているというのはなにごとでしょう。
細川さんも私同様、リズ様のクレオパトラやアイシスのような強く美しい女がお好きなのかしらん。

フラ&ベリーダンス番組

2006-11-13 22:57:28 | ダンス話&スタジオM
先週の土日は、二日間連続でフラとベリーダンスがテレビで取り上げられました♪
文化祭準備&本番の忙しい最中ではありましたが、しっかりチェックしておきました

まず土曜日は、日テレで芸能人の異種ダンスバトルが夜7時から生放送されました。
この番組は普段芸能人の社交ダンス大会をやっているのですが、今回はその特別版。いつもの社交ダンス大会に出ている芸能人たちが、ジャンルの異なる様々なダンスで覇を競うという趣向です。
そして、そのラインナップの中に「フラ」も「ベリーダンス」も入っていたのですよ、うれしいことに!!
うちに関係あるダンスが2つもあるなんて、嬉しいじゃないですか。
いえ、ほんとは2つじゃないですね。過去まで遡ればヒップホップも社交ダンスもやっていましたから4種類、フィーチャーされたジャンル(全8種)の実に半分はウチと関係していたということです。
しかし、数多あるウチのラインナップの中でもよりによって一番マニアックそうな「フラ」と「ベリーダンス」がこんなにもメジャーになるとは....。世の中わかりません(笑)。

しょっぱなからフラ、しかも踊り手は番組本編では素晴らしい社交ダンスを見せてくれたパパイヤ鈴木さんの登場です。
私はパパイヤさんのダンスのセンスが大好き。彼の社交ダンスを見ていても思いますが、ダンスの特徴をつかむのがうまく、どんなダンスでも自分の味を出しつつ「それらしく」踊れるところが才能ですね。

そんなパパイヤさんだから結構期待していたのですが....
な、なんじゃその格好は....ッ!?

パ、パパパ、パパイヤさんときたら、あのくりくりパーマをレイポオ(頭のレイ)の上にはみ出しておっ立て、暑苦しいアロハにスラックスに謎の腰ミノという不審極まりないいでたち。
これじゃまるっきり悪質なフラダンサーのカリカチュア(戯画)じゃないですか。おいおい、三島由紀夫が『鏡子の家』で「布哇(ハワイ)の腰振りダンス」といってた時代じゃないんだぞ。
だいいちパパイヤさんがまじめに踊れば、実力からいって絶対に「かっちょいいカネ(男性)ダンサー」を目指せたのに、なんでそうイロモノ方向へ行こうとするかねえ!?!?

フラには踊り方で笑いを取るという方法だってあるんだから(高度ですけど)、何も服装まであんな下手物(といっちゃうぞ)にするこたぁなかったんです。せめてその髪、後ろで縛りなさい。
あぁあ。日本にもカネ・ダンサーを知らしめる絶好の機会だったのに。まあ、バラエティ番組の品を考えると、パパイヤさんが女装して出てこなかっただけでも、ありがたく思うべきなのかもしれません。

しかし一緒に踊る先生役の人、ビキニにパレオ巻いてるみたいなさまは湘南あたりのビーチで灼いてる姉ちゃんに見えこそすれ、どう見てもフラの装いではありません。
司会の人も同じ疑問を持ったとみえ、パパイヤさんに「これは...フラですか?」とごもっともな質問を投げかけました。
するとパパイヤさん、「フラだけでなく、ポリネシアの踊りですね」と返答しました。
今日はフラとタヒチアンの二部構成で踊るためにこのような会話になったらしいです。

偉い。偉いよパパイヤさん。よくぞ「フラとタヒチアンは別」であることに言及してくださいました。
最近映画『フラガール』効果であちこちの番組でフラが取り上げられてますが、私の知る限りフラとタヒチアンが異なるものであることを説明してくれる番組はなく、これでは一般の誤解が助長されてしまうと嘆いておったのです。

そんなことを思ってるうちに演技がスタート。
前半はフラ、それも「ホロホロカー」でした。おお、「カウルヴェヒ・オケカイ」と並んで(と私が勝手に思い込んでいる)カネの定番曲。
でもいかに踊りがうまいパパイヤさんとはいえ、フラらしい動きはあまり見せませんでしたね。
フラは難しいのです。踊りの経験さえあれば楽勝なわけじゃありません。まあ、パパイヤさんは「踊りにおける力の抜き方」を分かっている人だから、しばらく勉強を続ければいい踊り手になれるかもしれません。その際は私が良い先生を紹介しますからね。

パパイヤさんのポリネシアンダンスの才能の片鱗は、後半のタヒチアンで見ることができました。
なんと彼、あの暑苦しい宴会芸用フラダンサーコスプレをするッと脱いだのです!!!
そうしたらなんかサモアンファイヤーナイフダンスでもしそうないでたちに。ホッ、こっちの方がずっといいですね。
そして踊りの方も、腰ワザはさすがにあの方のお得意分野。力が抜けててイイ感じです。特にアミなんて先生役の人よか上手かったですぞ(笑)。
ああいう振り方&回し方をすれば腰を痛めないですみますね。


その後何組か出演した後、もう一つの本命ベリーダンスが始まりました。
でも...ああ、ゴメンナサイ、私ベリーダンスやった芸能人の名前知らないです(爆)。ハッキリ申しまして、タレントなのかお笑いなのか歌手なのかグラビアアイドルなのかも判然としません。ついでに申しますと、記憶の中で先生役の人との顔とか踊りがゴッチャになってます(笑)。女性だってことだけは確かってことで。どれだけ無責任なのさ。

ただ残念なのは、ベリーダンスはぜひとも松坂慶子さんにやっていただきたかった!!
きっと松坂さんのベリーダンスなら妖艶でふるいつきたくなった(オイ)ことでしょうなあ。
あ、雪路さんでもオッケーよ。げに羨ましきは津川雅彦さん哉。

ベリーダンスに必要なのは、若さではないんです。女性としての色気あるいは魅力です。
本来ならそれはベリーダンスを学んでいくうちにだんだん身についてゆくものなのですが、残念ながらこういう番組は短期決戦でしょうから、魅力を備えた女性であることがなにより重要なのです。コムスメより艶女。あなたに必要なのは「若さ」じゃなくて「テクニック」(←どっかで聞いたな)。それがベリーダンスの真髄です。

そういうわけで演技スタート。
ってこのBGM、女子十二楽坊じゃないですか。思わず激しくこけたのはいうまでもありません。
しっかし、前にも目撃したけどなんでコレ使いたがるベリーダンサーが多いんでしょう。知らない人には、アラブ音楽と同じように聞こえるのかなあ。ちょうど私が北京語と広東語を聞き分けることが出来ないように。でも、素人なりにスペイン語とポルトガル語は聞き分けられるけどなあ。

踊りの方はまあ、まだ時間的制約もあって艶女になりきれてないってことで、許してあげましょう。
そうそう。ベリーダンスに必要なのは「艶女的セクシーさ」ではありますが、逆にいえば踊り方如何で若くても艶女の魅力を備えることは可能です。
だから読売ベリーダンスのある方が「年を取っても出来ると思ってベリーダンスを始めた」とおっしゃってましたが、これじつはもの凄く的を射たご意見です。
アメリカは日本よりベリーダンスの歴史が長いので、子供もいれば白髪の人もお腹出して踊ってます(ANEENAさ~ん、元気~?)。
なんたって人が立っていられるスペースさえあれば踊れるダンスですから、飛んだり跳ねたりもしませんし、無茶なストレッチもスタミナも必要ありません。危険がない上にとっても健康的なのです。


そんな効果が日本でも注目されたのか、翌朝日曜にはダイエット番組に登場しました。
お笑いコンビ、クワバタオハラの眼鏡の方の人が、公表プロフィールのウェストサイズ目指してシェイプアップするという筋書きです。だから、ベリーダンスといってもヒップツイストばかりしてましたけどね(しかし曲がタルカンなのには鼻息が荒くなりました)。

それでもベリーダンスにとって非常に重要な「骨盤をまっすぐにする」基本姿勢が繰り返し説明されていて、とてもいい企画でした。
いくら健康にいいはずのダンスでも、姿勢が悪ければかえって健康を損ねることになりまねません。そこをしっかり取り上げるあたり、じつに親切な番組です。

挑戦している芸人さんは、仕事の合間にもヒップスカーフをつけてせっせとツイスト。
よくみていると、おおお、だんだんムダな力が抜けてきたじゃないですか!!
これは艶女への道も近い!!...ただ、魅惑的なダンサーに相応しい力の抜き方を覚えちゃうと、ダイエット効果は薄くなるけどね(笑)。

もう一つハッキリさせておきますと、痩せる目的のダンスは魅惑的にはなり得ません。
落ち着いて考えれば、カロリーをたっぷり消費するチカラ入りまくりのダンスより、楊貴妃の入浴シーン(艶かしすぎて一人で立てないほど力が抜けてるそうな。いくらなんでも行き過ぎである)のごとく力の抜けたダンスの方が色っぽいのは、火を見るより明らかです。

だから、フラやベリーダンスで痩せたいと思うのであれば、ひたすら量を踊りまくるとか、常に姿勢の良さを心掛けるとか、重心をしっかり落とすとか、指先まで気を(「力を」ではない)抜かずキメ細やかに踊るとか、そういう小さな工夫が効くと思います。

2006日光市民文化祭

2006-11-12 22:22:19 | ダンス話&スタジオM
日光市民文化祭、おかげさまで無事終了いたしました
画像はフィナーレの模様です。ビデオから採ったものなので、あまり鮮明じゃなくてごめんなさい。でも、実際のビデオはとても綺麗に撮れていました


長い一日は、起きて早々顔も化かさないままに会場入りし(※グラサン必須)、バミリ=立ち位置の目印となるテープを貼ることから始まりました。
一旦演目が始まると休憩を挟まずノンストップなので、朝一にバミってしまうしかないのです。

バミリを終えて家に戻ってきた我々を待っていたのは、何より恐れていたドタキャンの報せでした。
ああああ.....、今回もやはりドタキャンの人が出てしまいました。前日まで何も言われなかったので、もしや今回は穴空き無しで出来るのではないかと望みを持っていたのですが、やはりダメでした...。
世の中甘くないなあ...とか嘆いてる場合じゃありません。自分達の準備の合間を縫って、空いた穴をフォローする方法を考えなければならないのです。

なんとか時間に間に合わせ、会場に駆けつけた時には、既にたくさんのメンバーが顔を揃えてました。
我々は受付や照明・音響のスタッフの方と打ち合わせを済ませると、楽屋をひとつひとつ覗いて声をかけ、みんなで集合しました。

今市文化祭はわりかしアバウトで、もちろん楽屋も決められておりません。好きなとこをテキトーに使うことになってます。
その結果うちのメンバーも、ある小部屋にギュウギュウに詰まっているかと思えば、ある部屋を貸し切り状態で使っている人もいて、誰がどこにいるのかまったく把握できません。だから各部屋を回って声をかけるわけですね。
しかし、一人カラオケで出演する皆さんだってそれぞれのグループに所属しているんだから、グループごとに割り振りを決めてもよさそうなものですが。せめて男女の区別はあった方がよくってよ(笑)。

アバウトといえば、タイムスケジュールも凄まじくアバウトです。
当日になってばたばたとキャンセルが出るのは日常茶飯事。この文化祭にはそれこそ20年出てますが、一番激しい時など、キャンセルが重なりに重なって時間が大幅にずれ、リハーサル真っ最中のスタジオに「もうすぐ出番です!早く来て下さい」という電話がかかってきたなんてこともありました。
だから、早めに会場入りしたら常に進行状況に気を配っておかねばなりません。
今回も予想どおりキャンセルが続出し、だいたいカラオケなどは5分取ってあるところを3分くらいで終わってしまうのですから、進行が早まりまくっておりました。

予定時刻より早く始まることは火を見るより明らかだったので、全員の到着が確認できるとメンバー一同直ちに支度を済ませました。
一曲目の衣装になるだけでなく、着替えがある人はその場所を確保し、少ない時間でスムーズに着替えられるよう、準備万端整えておきます(さすがに毎年出ているメンバーは慣れたもので、毎回お決まりの場所にセットしているようです)。


案の定、本番は予定より30分以上早まってスタートしました。
一曲目は初っ端から例のフラの新曲、今回の目玉です。
衣装も振り付けもめいっぱい場所をとる踊りですが、今市文化会館大ホールの舞台の規模は県総合文化センターのメインホールに勝るとも劣らないため、この新曲の初お披露目にはまさにうってつけ。
進行はわりかしというかそうとうアバウトですが、一地方の文化祭としてはとにかく舞台が豪華なのがこのイベントの良さなのですね。

それなのにこの文化祭にはなぜか少人数の出演が多く(ほとんどは一人)、そこへもってきて突然34人の大所帯が現れて踊り出したものですから、お客さまたちは騒然となりました。
照明がつくと同時に客席はざわめくし、前方の席の人に「きれ~い」とか言われるし、ザッとスカートを翻して向かい合っただけで拍手がもらえるし、踊り終わったら「良かったよぉ~」とか客席から声をかけてくださるし、これ以上望むべくもなくノリのいいお客さまたちでした。

こないだの東武みたいに舞台と席が密着しているときはお客さまがノッてくださることも多いのですが、これだけ大規模な舞台で客席から声をかけてくださるほどノリのいいお客さまには、なかなか巡り会えません。

初お披露目のフラも無事終わって、入れ替わりにJAの皆さんが踊りながら入場してくると、もう出てきただけで拍手喝采です。
なんというノリのよさ!!踊り屋冥利に尽きるとはこのことです。
JAの皆さんは踊り慣れた曲でリラックスしているおかげもあってか、全員綺麗に息の合った踊りでしたし、隊形移動も正確に決まりました♪

三曲目は最初に出たフラ組の一部の皆さんが早着替えして登場です。
もとから一番少ない人数だったのにここでキャンセルが出てしまい、どうなることかと祈るような思いで見つめていたわけですが、隣近所のメンバーがうまいことフォローして移動もつつがなくこなしました。ホッ。
だから、後でビデオで見たら当初の企画とは違う隊形ではあるんですが、穴が空いている印象は微塵もありませんし、これはこれでバランスが良かったからいいかなと。

などと悠長に見学ばかりしていたわけではなく(笑)、この間私も必死に着替えてました。
何しろフラからベリーダンスへの着替えです。ジャンル変更は忙しいのです。
でもさすがに早着替えに慣れたメンバーが多かったため、皆さん余裕で早々と出来上がってました。

さて、ベリーダンスです。
今朝もとあるバラエティ番組で取り上げられたばかりで、まさに今が旬のベリーダンス。
しかし今市文化祭においてベリーダンスはズバ抜けて特異なネタです。いや、たとえ東京辺りでも、30人近いショッキングピンクのベリーダンサー集団が出現したら驚かれるかもしれませんが(笑)。

とにかく一人だけ見ても十分派手な鮮やかなピンクと光り物(※コインブラ)のベリーダンス衣装をまとったダンサーが次から次へと舞台に登場してくると、客席は未だかつてない喧騒に包まれました。

わははあ、フラでも十分凄まじいノリの良さだと思っていたのに、上がる一方の客席のテンションはなに...!?!?

.....!!!!

そりゃもう、モノの見事にノセられましたわよ。
だって胸を上下させただけで悲鳴のような歓声と拍手が巻き起こるんですもの...!!

そして、クライマックスの待ちに待った変身タイム。
ダンサーの息がピッタリ合い、みんな同時にがばッと変身した瞬間、会場を揺るがすような歓声でもって迎えられました。
2階席で撮っていたビデオにまでハッキリ入っているのですから、さぞ凄まじかったのでしょう。

最高潮に達したテンションのまま、全員が舞台に舞い戻ってフィナーレになだれ込みました。
クラップしつつ皆で踊っていたら、客席からもコンサート会場のような手拍子が。
見れば出演者一同このうえなく幸せに浸りきった顔をしております。浸り過ぎて振り付けなんかテキトーになったってよいのです。スタジオで練習しているときから結構ノッている人も多かったですが、やはり本番でのフィナーレが最高でした。

「目の醒めるようなすばらしい舞台でした」という素敵なアナウンスに見送られ、夢見心地で退場した私達。
しかしどうやら夢見心地にトリップしたのは出演者だけではなかったようです。荷物をまとめて帰ろうとしたそのとき、女性のお客さまが舞台裏に駆けつけてあるメンバーの腕をガシッとつかみ、「素晴らしかった~今夜は眠れないわ~~!!」とおっしゃってくれたのだとか。

舞台で踊るのは出演者にとって楽しいことですが、それは楽しんでノッてくださるお客さまがあればこそですよね。
また来年も舞台と客席をともに興奮の渦に巻き込むような文化祭を目指しますね。

新スカート!!

2006-11-11 03:04:52 | ダンス話&スタジオM
日曜日の文化祭直前、昼レッスンの最終日でした。
毎回のレッスンでドレスを着てたっぷり練習を重ねたおかげで、私達のドレスさばきがだいぶエレガントになりまして、スカートの動きも揃うようになりました。
実際に広い舞台に立った時どうなるかは未知数なものの、今回の文化祭で一度踊ってみれば、来年のもっと大きな舞台に向けてさらに完成度を高められるのではないかと思います

完成度を高めるといえば、来年のためのさらに大きな課題はフォーメーションです。
今回は何はともあれドレスの扱いに慣れるべく単純な移動しか企画しませんでしたが、来年のイベントではもっと大規模なフォーメーションを増やし、出入り用の曲も一新しようと思います(文化祭ではとりあえず慣れた曲を退場用に持ってきました)。
出入り用の新曲はどんな曲がいいか、今から模索中です。
移動重視なので、振り付け自体はメインの曲ほどは難しくならないと思われます。

先々のことまで考えてるのはベリーダンスの方も同様です。こりゃもう、鬼にげらげら笑われそうですね。
昨日、ついに新作ジプシースカートが到着しました。この曲もおそらく年内には上がるはずです。
いずれにしても、ジプシースカートは見た目よりスカート遣いが難しいので、曲の完成前にまず扱いをマスターせねば...。それも素材感によって微妙に扱いが違うのです。

じつをいえば今回の裾用の素材は、軽くて動きが綺麗で発色のいい布地を探し求めてようやく巡り会ったものです。
無地の部分は柄の色に合わせなきゃならないですしね。かといって無難にまとめ過ぎると、舞台映えしなくなってしまいますし。よく理想の色でいい素材が見つかったものだと思います。
だから裾の布の分量は前作より倍以上多いんですが、驚くほど軽いんですよ。
今日もテーラーをやってるウチの生徒さんに「先生よくこんな布地を見つけてくるわねえ」なんて褒めていただいちゃいました。えへへ。

スーパーチャンプル

2006-11-10 02:59:34 | ダンス話&スタジオM
毎週木曜はDA PUMPが司会を務めるダンス番組「スーパーチャンプル」の日です。
しかし芸能人社交ダンス大会といいこの番組といい、日本にもずいぶんダンス番組が増えてきましたよね。
こうして日本人にあまねくダンスが広まれば、梅沢富美男さん以外にも尊敬できる日本人プロダンサーが現れてくれる日も近いかもしれません。

さて、この番組にもそんな将来有望なダンサーが登場します。
私が好きでたまらないのは、「ひとりでできるもん」さんと「TOZAWA」さん、そして「はむつんサーブ」のお二人です。
彼らが踊るのはすでに私が撤退してしまったジャンルのダンスではありますが、畑違いのダンスであっても共通しているところがあるのです。

私が挙げた皆さんは、とにかく音のつかみ方がすばらしい!!
ダンスが音楽と切っても切れないものである以上、「音との融合」はダンスの最大の命題です。
以前、ある前衛ダンサーの流れを汲む一派が「音に隷属しないダンス」というのを提唱した舞台を見たことがありますが、音とダンスは張り合うべきものではなく、共存し融合するべきものだと私は思います。

その持論に従えば、「ひとりでできるもん」さんや「TOZAWA」さんの音への反応のしかた、あれは最高ですね。まさに音と一つになってます。
彼らのダンスがそういう(=音に合わせることを主眼においた)ジャンルなのでしょうが、ダンスと音の究極的に理想の関係があれではないかと。

たとえば私の踊るジャンルに翻って考えますと、ベリーダンスはまさしく音に合わせるダンスです。
だからきょくりょくカウントを頭から排除し、音に合わせて踊るよう心掛けてはいるのですが、前述の二人のダンスを思うと私の反応はまだまだ精度が悪かったと反省しきりです。
振り付けをこなしつつもいかにそれを音に合わせていくか。ううむ、文化祭まであと2日というのに、また本番直前に重い課題にぶちあたってしまいました。
なんだかいつも直前になって自分の踊りに重大な問題を見つけてしまうんだよなあ。
ダンス歴20年は短いですよ。天才ギタリストCharさんも「自分はまだギターのすべての音を見つけてはいないし、一生見つけられないだろう」とおっしゃってましたが、心から共感いたします。

フラもそうですよね。つい「音との融合」がないがしろになりがちな(「歌詞との融合」は必要ですが)踊りなので、メリモに出ている有名どころでも、よく見ると音取りの精度がかなりハラウによってまちまちです。
一般に、精度が上がれば上がるほどカウントに合わせにくくなりますね。


さて、もう一組のダンサー「はむつんサーブ」とは、二人組の超絶カムエラダンサーズです。

(※スタジオM用語解説:「カムエラダンス」...一挙手一投足が完全無欠に揃っているダンスに対する尊敬語。)

しかも、微妙な動きまでおそろしく揃っているという点で、「揃えやすい/あるいは揃ったように見えるための振り付け」が多用された本家カムエラより精度が高いともいえます。

マミちゃんと私が取り組んでいることの一つに「カムエラダンスの追求」があり、追求し過ぎているせいで「双子みたいだわ」とかヒドイことを言われることもままありますが、目指すはカムエラよりむしろ「はむつんサーブ」ということで、ハンドモーションまでおそろしいほど揃ったフラを踊りたいと思います。

というわけで「将来の夢は?」と聞かれると「フラ界のはむつんサーブ」と答えると思われますが、かような由来ですのでどうぞ意味不明の言葉にドン引きなさらぬよう、お願いいたします。

ぶっかけ女ですみません

2006-11-09 01:50:04 | 美食礼讃
今日のレッスン終了後、初めてのレストランへ行きました。
宇都宮の環状線にあり、メインはお菓子屋さんですが、一角で小さなレストランも開いているお店です。
こないだお菓子を買いにいったらレストランメニューに「前菜5品盛り合わせ」「デザート3品盛り合わせ」とあるのをみて、是非是非行かなきゃと思っていたのです。

セットはメインが選べるようになっていて、マミちゃんはウニのクリームパスタ、私は帆立とサフランのクリームリゾットをチョイス。
一口の3分の1くらいずつの前菜と、試食と見紛うばかりに量の少ないニンジンのポタージュをいただいた後、メインが来るに及んでもちろんタバスコをお借りしました。

私にとって洋食にはタバスコ、アジアンフーズにはコチュジャン、生春巻きや揚げ物にはスウィートチリソースが欠かせません。
そうそう、昨日の夕食「ほっかほっか亭の牛すき重」に七味唐辛子とエリンギキムチとキムチ胡麻をドッサリ入れたら、最高に合いましたよ。色が何かケチャップライスっぽくなったような気もしましたが。

そんな辛いモノ狂歴もだいぶ長くなり、一口食べればタバスコが何滴(あるいは十何滴か何十滴)必要か瞬時にわかるようになってきた今日この頃。
今日も嬉々としてリゾットの表面全体が朱色に染まるまでぶっちゃぶっちゃとタバスコを振り、「うおお、辛いだけでなくこのビネガーがたまらないのよう」等とのたまいながら楽しんでいると、さっきまで片隅に控えていた(狭いお店なのでほとんどお見合い状態)店員さんが突然何やら赤い物体の入ったショットグラスのようなモノを手に我々のテーブルに駆けつけました。
彼女曰く、「あの、タバスコだけだと酸っぱくなっちゃうんで、良かったらコレどうぞ」。
差し出されたのは大量のトウガラシの輪切りでした。

本当は前述の通り、私はあのビネガーからくる酸っぱさも含めてタバスコを愛しています。
タバスコって酸っぱいんですよ。だからかけると「辛そうな香り」より「酸味の香り」を強く感じます。もしかすると私のかけてる量のせいかもしれませんが。
それがまた食欲をそそるわけですが(つまりビビンバに混ぜたキムチや酢大根と同じ効果があるのです)、今日お借りしたタバスコがまた、封を切りたてなのか馥郁たる薫りがことのほか強く、これをほんの2~30滴ほど投入しただけでリゾットが華麗に変身したのですよ。

でも、店員さんの気配りはとても嬉しかったので、遠慮なくいただきました。
ただ私の場合、あんな間近で見てられると見張られてるみたいで辛いんだけどね(笑)。
本当は見ていないようなフリ(できれば存在しないフリ)をしつつ客に気をくばるのが、接客のプロだと思います。
たまに凄いお店がありますよね。例えばお水、最後の一口になった丁度その時に、絶妙のタイミングで汲みに来てくれるところがありました。
なのに普段食べてる間は店員さんの気配を全く感じないのです。大好きでしたね、あのお店。ランチを安くして質を落とすまでは毎週行ってました。
だから安いものは最初から安いとこで食べるからいいんだってば。今日のお昼なんて二人で1,300円でしたぜ。でもちゃんと美味しいです「F亭」の照焼きハンバーグ。

ちなみに一番褒められないのは「ほったらかしなお店」ではなく、「ちょっかい出し過ぎるお店」です。
つまり、食べ終わった食器をいつまでも残しておくお店の方が、食べ終わるや否や飛んできて片付けたり、もっと酷いときは会話とかで食事の最中に箸が止まったと見るや勝手に判断して下げようとしたりするお店よりは、いくぶんマシだと思います。
今日もマミちゃんと「下げるのは次のお皿が来たときで十分だよね」なんて話しておりました。
邪魔だったら、こちらから言って下げてもらえばいいのですしね。

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