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カタブツ 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2004-07 |
今日読み終わった本は沢村凛『カタブツ』です。
初めて読む作者です。
わりと、本そのものは薄いので、なんとなくなめてかかっていた。
しかし、読み終わった後は、してやられた感というのか
良い意味で裏切られて、また一人の作家を知って良かった。
薄い本だったし短編集だからサクサクって読めると思っていた。
結構、時間がかかってしまいました。
端折って読むような事が出来ないんだよなぁ。
で、一篇の短編を読んで
その主人公同様に
私は友達に恵まれているなぁって思ったんですよ。
本音が言えちゃうっていうかさ
同じ目線で物が見られるし
合わせるとかする必要が一切無いんですよね
判っちゃうって事なんですよ。
多分、じっと黙っていても何時間も過せるな
空気みたいで自分がここにいるぞ!って主張する必要が無い。
同じものを観たり聞いたりして
それぞれの個性で表現するわけで、同じじゃないんだけど
芯に流れる気持ちが同じ安心感が持てる。
友達という枠だけに囚われず考えても同じかもしれない。
って、これもしかしたら、自分の特性なのかなぁ
かなり心強い特性だけど
思い過しだろうけど、信じられる私は幸せさ。